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2011年5月29日 (日)

「高校生レストラン」 第3回 感謝の気持ちを大事にしろ!

 開店2日目で早くも食中毒の疑いがまき起こった 「高校生レストラン」。
 けれどもそれは、病院に担ぎ込まれたその老人の狂言と判明します。
 このことがきっかけとなり、「高校生レストラン」 は老人向けメニューの開発に着手、週のうち一日を高齢者限定の日としてその名も 「まごの店」 として開店することになるのです…って、マイティ様、あなたの予想通りです(爆っ!)。

 あ~展開がそのまんまやがな…と思いながら見た今回のドラマですが(笑)、展開が分かっていてもドラマとしてきちんと深みを見せることには成功していたと思います。

 この仮病を使った老人を演じたのは織本順吉サン。 個人的には 「3年B組金八先生」 のいつぞやのシーズンで生徒たちからひどいことを言われその後亡くなってしまうという、3B生徒たちに大きなトラウマを残した役が印象的でした。
 それから一貫してこの人は社会におけるいろんな老人の役をこなしてきた気がするのですが、今回の老人の姿は金八先生のころと比べるとまたさらに現実味を帯びていて。

 このご老人は奥さんを数年前に亡くされていてそれ以来ひとり暮らし。 台所もきちんと片付けられず、娘も寄りつかない状況です。
 たまたま松岡昌宏クンの父親役、住職の原田芳雄サンの抱える檀家で、原田サンは食中毒騒ぎを聞いたそばから娘役の吹石一恵サンを伴って迅速に織本サンの家を訪ねるのですが、そのときはフランクにしゃべっていたけど役場の職員である伊藤英明サンが訪問すると、けんもほろろで 「食中毒のことなどワシャ知らん」。

 ひとむかし前までは 「気難しいお年寄り」 というくくりで描写されていたかに見えるこの老人像ですが、老人どうしの集いに嫌悪感を覚える人って、結構多い気がするんですよ。 かく言う私の父親もそんな感じで。 自分ももし高齢者になったらそうなるような気がします。 もし自分だったら、「年寄りどうしでチーチーパッパしやがって」 と思うな~。 ゲートボールなんか誰がやるか、みたいな感じで。 若い人と触れ合っていたほうがよほど気持ちも活性化される気がするんですよ。

 そんなお年寄りがいた、ということは生徒たちに知られるところとなるのですが、そのとき川島海荷チャンは 「もし仮病を使うお年寄りがうちの店のお客さんやったら、うちは気になる」 と言い出します。 彼らはその積極性でもって、先に掲げたような 「お年寄りのための企画」 を発案し大人たちにぶつけてくるのです。

 伊藤英明サンなどは、この 「高校生レストラン」 を町おこしの一環として考えたときから、「若者が根付く町、若者が帰ってくる町」 をイメージし、年寄りだけの町にしたらアカンと主張すらしていた。
 この考えについては全く正論なのですが、それゆえに高齢者の視点に欠けていた。
 伊藤サンは大型スーパーを誘致して路線バスを廃止し、結果的に高齢者の不便を増していった、というマイナス面に、自ら直面することになったのです。 この構図は面白い。

 途中経過は省きますが(笑)、松坂牛(ドラマでは 「まつざかぎゅう」、と言っていましたが、昔はこう言うのが一般的でしたよね。 最近ことに 「まつざかうし」、とよく耳にしますが、ブランドイメージとしてなんか統一がなされたのかな)のお茶漬けが高齢者向け新メニューとして開発、高齢者限定の 「まごの店」 もスタートします。
 ただ雨降りのせいもあってかその滑り出しは好調とは言えず、今回特に口をはさんでくる金田明夫サンのウザったさも最高潮(笑)。 「利益利益」 って、公務員がそれまでのお役所仕事を返上して妙に民間企業みたいなマネをすることで現れるステレオタイプの会社人間、みたいな感じでしたけどね。

 とにかく客入りが悪かったことで高校生たちはやはり、必要以上にショックを受けます。
 壁にぶつかり跳ね返された時も、緩衝材がなくってモロに落ち込むのって、…青春だなあ…(ホントしつこくてスミマセン)。

 ここで松岡クンは励ましの言葉を生徒たちにかけるのですが、この言葉をありきたりなものにするかその先を行かせるかがドラマのカギです。

 「『ごちそうさま』 っていうのはな、『ありがとう』 なんだ。

 『ごちそうさま』…。
 今日来てくれたお客さんで、これ言ってくれなかった人はひとりもいなかった。
 みんな、おまえたちに 『ありがとう』 って言ってたんだ。

 いいか、『いらっしゃいませ』 っていうのも、『ありがとう』 だ。

 確かに今日は、お客様の数は少なかったかもしれない、けど、おまえたちはみんな心の底から、『いらっしゃいませ』 って言えた。
 接客している者、厨房に立つ者、それぞれがみんな、『おいしく食べてもらいたい』 って頑張ってた。 それも 『ありがとう』 だ。

 感謝と感謝が行き交う店。

 それって理想の店だと思わないか?

 ああ、そうだ。 おまえたちがそういう店を作れたんだ。

 今日オレにとってこの店は、まさしく理想の店だった。
 自信がわいてきた。
 この自信は、明日につなげなきゃダメだ」

 深夜に入った牛丼屋(何の話だいきなり?…笑)。

 食べ終わって 「ごちそうさま」 と言い、料金を払っても元気のないマニュアル通りの受け答え。
 なんか食った満足さえそれで消えてしまうような気がします。
 彼らにしてみりゃワンコインでおつりがくる取るに足らないお客なんでしょうけどね。
 でもたとえ元気いっぱいに 「ありがとうございました、またお越しくださいませ」 と言われても、なんかマニュアル臭さが抜けないことは事実。

 感謝の気持ちは、出しても出しても減るもんじゃありません。
 かえって自分が 「ありがとうございます」 と言うことで、自分が元気になれる気がする。
 感謝の気持ちは、すべて自分の栄養になって帰ってくるんだと思うのです。
 予想通りの展開でかなりベタに思えた今回のドラマでしたが(笑)、そんな大事なことをあらためて考えさせてくれましたね、最後には。

 さてここから、話がどう広がっていくのかなあ?

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コメント

リウ様

ほんとに、べたで、次回どうなっていくのかな?
と自分も思いました。

マイティさんの予告通り。
てっいうか、それが頭にあったので、「食中毒」は間違いと頭から信じてみてたりしました。

お茶漬けってさらさらと流し込めるので
お年寄りには食べやすいのだけれど
実は消化に悪いのだよ、と突っ込んでみたりして。。

マナーとか感謝って
付け焼き刃じゃばれちゃうから
使い方よりその動機の方が大事だってこと
改めて気づかされました。

みり様
コメント下さり、ありがとうございます。

このドラマ、なんとなく最後の45分あたりで松岡クンの説教が水戸黄門の印籠ばりに出てくる、というワンパターンに陥りつつある感じがします。 次回からは変えていってくれるのかな~?

ただ松岡クンと伊藤サンの掛け合い漫才?が回を追うごとに面白くなってきている気はします。

第3回で本当は堪能した部分、実は原田芳雄サンと織本順吉サンのやり取り。 原田サンは織本サンの腹を探り、織本サンは言いたい部分と言いたくない部分を逡巡しながら話をしている、とても深い大河ドラマ並みの味わいがありました。

それにしても、お茶漬けは確かに消化に悪そうですネ!(笑)

みり様

きゃ〜すみません
消化不良じゃなくて仮病だった〜!!
あ、お茶漬けは消化に悪いんですか。
すでに柔らかくなってるから胃に優しいと思い込んでました。


りう様

「おっ!織本さん、ご存命だったか。」と
大変失礼なことを最初に思ってしまいました。
織本様、もうしわけございません。

行政が大型スーパーを誘致したおかげで街の機能が崩れたという話で
やっとこのドラマに奥行きを感じたんです。
おかしいですかね?

マイティ様

お茶漬け、ってそのまま噛まずに
さらさら流し込むことが多いので
唾液と混ざらず粒のまま胃に到達するので
あれを体内に取り込むための分解に時間がかかるようで
車酔いするような人は、乗車前に食べちゃダメだって
聞いたことがあります。

でも、口内の唾液量の減っているお年寄りには
飲み込みやすく食べ易いそうです。

食べた後は、ゆっくりするのがよいのかも。
(牛になる?)

マイティ様
コメント下さり、ありがとうございます。

私の場合はお茶漬けを食べると、結構物持ちがいい気がするんですよ。 なかなかそのあと空腹にならない。 だから消化するのに時間がかかってるのかな~なんて、考えてしまいました。 お茶漬け、別にお茶をかけなくてもご飯に水やお湯をかけるという形式って、歴史的にかなり古くからあるって聞いた覚えがあります。 由緒正しいメニューなんですなー。

確かにこのドラマ、奥行きがないですなー。 金田サンの存在が話を薄っぺらくしている気がします。 柴本幸チャンや吹石一恵チャンの使い方がもったいなくて、立ち位置もあいまいだし。 生徒たちもステレオタイプっぽいかな、いちいちの反応が。

ただオッサンといたしましては(笑)高校生たちのフレッシュさに心が洗われ、松岡クンの説教に思うところが多いのであります。

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    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

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  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

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    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

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    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

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