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2011年7月 8日 (金)

「ブルドクター」 今後がなんとなく気になるようなならぬような…(笑)

 江角マキコサンがアメリカ帰りの法医学者に扮するドラマ、「ブルドクター」。
 帰国早々警察の捜査に次々と口をはさむのですが、その彼女と対立する刑事役に石原さとみチャン。
 初回を見る限りでは事件ものとしては展開がすぐ読める。
 そして主役周囲(法医学教室、捜査課内部)の人間の体温差がかなり低く、ただの揶揄役の域を出ていない。
 江角サンの思想と対極にある偉そうな人に稲垣吾郎クン、この役割もありがち。
 さらに江角サンにはひとり息子がいるのですが、その子と意思の疎通を図れないことで、何か物語的にこの問題を引きずっていくのかな、と思ったら、第1回目で早々に解決。

 要するに結構ダメドラマの匂いがぷんぷんしているのですが(失礼)、なんか次回も見ようかな、という気にはなっています。
 その原因は、江角サンとさとみチャンのキャラに安定感があって、ちょっと今後このふたりがどう物語を泳いでいくのかに興味があるため。 作り手の興味もまさにこのふたりにしかないような気がする。 江角サンをアメリカから呼び寄せた、とても人格者っぽい小日向文世サンがアル中気味だとか、あんまり興味はございません(笑)。
 江角サンの夫役である市川亀治郎サンも、彼が出てくると一筋縄ではいかない役が多いために、何かあんのかな?という気にもなるのですが(笑)、んー興味ないかな(爆)。

 その江角サンは、「ショムニ」 を彷彿とさせる(と書きながら私このドラマ見ておりません)オレ様キャラで、一部の受け手のかたには、ちょっと食傷気味に映るかもしれません。
 でも結構、やっぱり安定感があるんだよな。
 彼女みたいな突っ張った感じのキャラって、女性が社会進出しだしたひとむかし前まではその象徴的な役割をかなり担っていた気がするのですが、社会進出が当たり前となりつつある現代では、その個性が埋没しがちな傾向にある気がします。

 でもあらためて、彼女みたいな自分を前面に出す女性キャラというものは、同性たちに求められているのかもしれない。

 不景気なうえに大災害によるかつてない危機的状況で、近頃の女性たちは堅実な方向に生きかたをシフトしようとしている気がするんですよ。 結婚相談所が盛況になったりとか。
 そこに江角サンのようなひとむかし前の先進的女性という存在を再びクローズアップさせる意味はあるんじゃないのかな、そんな気がするのです(ややこしいこと考えとるな相変わらず)。

 そしていっぽうの石原さとみチャン。

 若くてキャワイイ彼女が捜査課での腕利きだ、というのは、んまー昨今のテレビドラマでは腐るほどある気がするんですが、はじめ江角サンといきなり衝突するその方法論が、かなりステレオタイプを意図的に、彼女なりに自己演出している気がするんですよ(買いかぶりかもしれませんが)。

 そしてそのさとみチャンが江角サンの考えに触れて自分を変えていく。
 その過程もドラマ的には実にありがちですが、どう変わっていくのかは、なんとなく興味があと引く感じがする。 …よーするにさとみチャンファンなんですけどね、ブッチャケて言えば(爆)。

 まあ今後の展開次第では大いに失望することもありえるドラマですが、ちょっと付き合ってみようかな、という気はいたします。

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コメント

連投で〜す。

「ブルドクター」脚本が橋部敦子さんなので面白いかなあと思ってみましたが、う〜んって感じでしたね。(すすめておきながら、ごめんなさい)

役柄的には江角さんも、石原さとみちゃんもいいと思うのですが、あまりにブルドクターが猪突猛進なのが・・・
タイトル通りなので仕方ないのですけれど、ちょっとひいちゃいます。
でも次回も一応見るつもりではいますよ。

次は日曜の夜の「華和家の4姉妹」かな?
柴門ふみの漫画が原作みたいですけど、どうかなあ?

投稿: rabi | 2011年7月 8日 (金) 16時23分

rabi様
コメント連投下さり、ありがとうございます。

rabi様のお勧めもあって見たドラマでしたが、私も橋部サンが脚本、というのにちょっと淡い期待を抱いておりました。 近作では 「不毛地帯」 でしょ、「フリーター、家を買う。」 でしょ。

初回を見た限りでは安易に結論を下せませんが、何か今までのドラマにありがちな部分を寄せ集めながら、実はその先に言いたいことがあるんじゃないのかな?なんて、ちょっと期待が残っていることは確かです。

あとは 「JIN」 の後番組ですネ。
観月ありさチャンは前回の 「天使のわけまえ」 がかなりよかったので、ちょっと期待しています。

投稿: リウ | 2011年7月 8日 (金) 16時57分

 ドラマだと仕事の出来る女性はどうしてアメリカ帰りで空港で携帯を耳にポーズを決めるのでしょう?(笑)

 江角さんが帰国するシーン、どっかで見たようなと思ったら、つい最近終わった「BOSS」の天海さんも同じようなシーンがありました。(笑)(天海さん好きです。)

 まだ初回ですが、期待したほど新しさを感じる作りにはなっていなかったかなと思いました。だんだんに面白くなる事を願って次回も見てみます。

 大体刑事や法医学者がいつでもピンヒールを履いて「かつかつ!」と歩いたり走ったりするのは現実味ないなあなんて重箱の角をつつくようなこと思っちゃいました。(笑)

 「華和家の~」が日曜の夜に楽しいドラマだといいと思います。

投稿: ゆみ | 2011年7月 8日 (金) 20時55分

ゆみ様
コメント連投下さり、ありがとうございます。

ん~私もドラマってそんなにあれもこれも見ないんですが、どっかで見たシーン、どっかで見た設定のオンパレードだった気がしますね。 事件性のない事件、事件性のあるただの事故、という対比もあえてしてしまうことで、犯人推測しやすい大きな原因になってるし。

でもこのドラマも、「それでも、生きてゆく」 やほかの夏クールドラマと同じく、震災後に企画されたものなんじゃないのかな、という気がするんですよ。 犯人探しがこのドラマの主眼ではない、ということを、第1回では強調した気もいたします。

この浅そーな作りがニュートラルなのかわざとなのか、という勝手な憶測は、いつもダメドラマを見続けてしまう大きな原因となってしまうのですが(爆)、ダメドラマではないことを祈ります。 さとみチャンファンなんでcoldsweats01

投稿: リウ | 2011年7月 9日 (土) 06時41分

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