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2012年1月 8日 (日)

「平清盛」 第1回 大河ドラマが戻ってきた

 大河史上最悪とも目される去年の何とかいうドラマが終わって始まった、今年の大河ドラマ。

 第1回を見た正直な感想を申し上げると、「懐かしい大河ドラマが帰ってきた」。

 私が大河ドラマに対して持つイメージは、「出演俳優がみんな殺気立っている」(笑)。
 いちいちセリフを言うのにダミ声は張りあげるし、いちいち目をひんむいて演技するし、怒鳴んなくてもいいところで怒鳴りまくるし(笑)。

 それでもそうした大げさな演技が、「自分たちが歴史の中心にいる」 という臨場感を、見る側に感じさせてくれるのです。

 去年の某ドラマは、同じカテゴリーの大げさ演技を有しながらも、やっていることがあまりにもホームドラマで、そんな下世話な話は要らん、というレベルのものばかりだったような気がします。
 歴史上の話をしているのに、なんかすごくパーソナルな感覚。
 それはもともと作り手が目指したものだったにせよ、かえってそれで 「ホームドラマを目指してるから、人物たちの心理描写もホームドラマレベルでいい」 という落とし穴にはまってしまった印象がある。
 というより、主演の女の子を7歳児の設定から出すとかいう時点で、そのホームドラマレベルの話をどの程度の意気込みでやるのか、という作り手全体の姿勢が丸見えになってしまっていた。

 今回の 「平清盛」 でも、ベースとなっている話に 「清盛は白河上皇のご落胤だった」、という下世話な説が設定としてあります。
 それでも去年の某ドラマと決定的に違うのは、設定が下世話でも、作り手が人間の真理を深いところまで洞察して物語を書こう、としているところが見える点にある、そう私は考えます。

 さらにこのドラマ、スタジオの外に積極的に飛び出して撮影をしている。

 草むら、川岸、大海原。

 特に中井貴一サンが幼い清盛を抱いてすすき生い茂る草むらの中をゆくシーンでは、私はなんだか、大昔に見た大河ドラマのシーンを思い出してしまいました。
 こういう戸外の撮影を重視することで、話が勢いアクティヴになっていくんですよ。

 このような動きのあるドラマが展開していくと、こちらの気持ちも自然と高揚していきます。
 懐かしい大河ドラマが戻ってきた!という感覚に包まれていくのです。

 ただし気にならないところがないわけでもない。

 冒頭部分、平清盛が死んで平家が滅亡した時のシーンで、源頼朝が喜びに沸きたつ家来衆を諌めるシーンがある。
 そしてこの頼朝が、清盛を讃える、という立場で、ナレーションを展開していく。
 私の個人的なイメージで恐縮ですが、頼朝ってすごく冷酷な印象があるんですよ。
 そんなにナレーションを担当するくらい心が広かったかなーなんて(笑)。

 それに、清盛の父となる中井貴一サン。 平氏の棟梁です。

 どぉ~も、源頼朝のイメージがまだ払拭し切れてない(笑)。 数年前、大河で弟役のタッキー(源義経)を理不尽にいじめてましたよね(笑)。 この人源氏だろ、とか(笑)。 中井サンのせいで、頼朝もかなり冷酷なイメージが私にはこびりついてしまったのですが(笑)。

 まあこれは、ドラマを歴史の教科書として見ようとする、要らぬ知識であります。

 ドラマの体裁から申し上げれば、全体的なディティールは 「平忠盛(中井貴一サン)が白河法皇(伊東四朗サン)の愛妾・舞子(白拍子、吹石一恵サン)を匿った→それがばれて舞子は殺され、忠盛はそのご落胤(のちの清盛)を譲り受けた→少年になったその子が自分の正体を知り、グレた(笑)」 という、なんとなく振り返ってみるとよくある話よのう、つー感じなんですが(笑)、見ているあいだ、それを 「よくある話よのう」 と思わせない何かが、ドラマの語り口に備わっている。

 それは、セリフや設定の端々に見られる、見る側に共感を強いてくる思想なのだ、と感じます。

 舞子が忠盛に歌っていた 「遊びをせんとや生まれけむ」。
 これを、天皇家(ドラマでは現在の天皇家に配慮しているのか、「王家」 という表現を使っています)からただ命じられるがままに治安維持をしていることにむなしさを感じている忠盛に、舞子がその意味、意義を語るシーンがあります。

 「けれど、苦しいことばかりでもありませぬ。
 子供が遊ぶ時は、時の経つのも忘れて、目の前のことに夢中になっておりまする。
 生きるとは、本当はそういうことにござりましょう。
 うれしい時も、楽しい時も、また、つらい時や、苦しい時さえも、子供が遊ぶみたいに夢中になって生きたい」

 「夢中に、生きる――」

 「いつか、分かるのではございませぬか、夢中に生きていれば――なぜ、太刀をふるうのか、なにゆえ、武士が今の世を生きているのか」

 この世には遊び楽しむために生まれてきた、というのは仏説にその一部がありますが、私はどうもひねくれ者のせいか、そう考えられないところがある(笑)。
 遊び楽しむのはほんの一瞬。 あとは苦労ばかりではないか。
 何のためにこの苦労をしているのか、という目的さえあれば、その苦労も意味があるが、ただマイナスにならないためだけの苦労なのであれば、これほど虚しいことはないではないか。
 けれども、苦労することを苦労だ、と思ってしまうから、苦労になるとも思う。
 目の前にあることを、ただ一生懸命になってこなしていけば、それはけっして苦労と呼べるものではなくなるのではないか。
 つまり、舞子が語っていたように、夢中になって生きていれば、それが遊ぶ、ということと同義なのだ、ということです。
 一生懸命になって生きていれば、それが遊んでいることと一緒なのではないか、ということです。
 それを 「苦労」、などと呼んでしまう 「レッテルを張りたがる心」「醒めた目で決めつけたがる心」 が、人を虚しくさせるのではないか。 人を不幸にするのではないか。

 そんな思想が、このなにげないシーンに凝縮され、分かりやすく提示されている。

 この舞子、吹石一恵サンは、ドラマのなかでもあくまでもみずみずしく、まっすぐで無垢な存在です。
 その舞子が、どす黒い見栄で物事の本質が見えなくなってしまっている白河法皇に討たれてしまうシーンは、限りなく悲しい。
 ドラマとしてのつかみがここで発生している気がします。
 そしてその舞子を、あくまで正直に守っていこうとしていた忠盛。 中井貴一サンの演技が、私のなかにある源頼朝のイメージ(笑)を、払拭させるほどの力強さをここで発揮している。

 また、少年になった清盛(平太)に、なぜ友人の鱸丸が船の上でも倒れず立っていられるかを忠盛が語るシーン。

 「繰り返し繰り返し船に乗って、揺るがぬ足腰を鍛えあげた。 つまり、体の、軸が出来たのだ」

 「体の、軸?」

 「船に乗り魚を獲ることは、漁師として生まれた鱸丸にとって、…生きることだ。 それはな、鱸丸にとって、心の軸だ」

 「心の軸…」

 「おのれにとって、生きるとはいかなることか。

 それを見つけたとき、――心の軸が出来る。

 心の軸が、体を支え、体の軸が、心を支えるのだ」

 体と心とは、一身同体である、というこれも、仏説によるものですが、これはなにも人間だけに限らない話である、と私は思うのです。
 為政者が心を亡くした時、国は滅びる。
 国をつかさどる国民たちの心が乱れるとき、国も乱れる。
 国が栄えれば、国民の心も豊かになっていく。
 すべての現象はつまるところ、みな密接につながっているのです。

 そして自分の正体を知ってグレる(笑)平太に、忠盛が言い放った言葉。

 「今のお前は、平氏に飼われている、犬だ!

 俺のもとにおらねば生きてゆけぬ、弱い犬だ!

 死にたくなければ…

 …強くなれいっ!」

 ここでオーケストラが、ジャーンと仰々しく鳴り響きます。

 これが大河なんだよ。
 やりゃ出来るじゃん。 三味線弾いてたのかコンニャロ~。
 いくら話が 「よくある話よのう」 でも、セリフに込められた脚本家の、役者の、気迫で、見せることが出来るんだよ。

 そのセリフによって見る者が深い思索にふけることが出来る。
 そしてそれを引っ張っていくドラマ自体の強烈な力がある。
 タイトルバックにもあったふたつのサイコロ。
 まるで源氏と平家を象徴しているようにも思えます(違うかな?武士と貴族かな?)。

 限りなく重厚さを前面に出した今年の大河ドラマ。

 うーん、こりゃ面白くなりそうだ。

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コメント

 椎間板ヘルニアになってしまって(正月明けに判明)歩くのがままならないのですが、とりあえず一話は見ました。予告どおり面白かった。お話も映像も妖しさや躍動感や懐かしさがいっぱいで。大河ドラマだわ。

 頼朝の清盛への賛辞は、私も「源の棟梁が言っちゃまずいでしょ。」と思いましたが、私の場合、頼朝は石坂さんで、政子は岩下さん(杏ちゃんがかわいく見えましたから)なので、「若い頼朝はハンサムさんなのね」で違和感を飲み込みました。「義経」は山を降りた頃くらいまでしか見てないので、中井頼朝は思い出しもしませんでした。武士階級が血と汗で戦っているのに、雅な方達のお苦しみの質の違うこと!でも微妙に重なっていくのでしょうね。白川法皇の絶対権力凄い!
これだけ威圧感があると、清々しいです。

 去年戦国時代の仮装をしたホームドラマを見た私からすると、これを見続けるのはかなり気力がいるかもです。最後の息子への忠盛の愛情ある言葉、しびれました。今後しばらく展開が期待できるかもしれません。(中井さんも信玄やってた頃からすると上手になりましたね。ついエラソーですいません。)

 独特の世界観が万民向きかどうかがちょっと心配です。今日は楽しかったです。

土日は富山から上越に戻って、雪掘りでした。体中が痛いです。crying

大河ドラマよかったです。happy01
中井貴一さんも良かったですが、舞子役の吹石さんも良かったですね。
リウ様のおっしゃるように屋外での撮影があると画面が生き生きしてきますよね。
舞子の歌声も素敵でしたですね。

清盛の子供時代はこれで終わりで、次回からはいよいよ主役の登場でしょうか。
楽しみな番組になりそうです。

今日は夕方から「開拓者たち」の再放送を見て、BSで「平清盛」をみました。
9時からは「花嫁の父」を視聴。この番組も丁寧に作られていて良い番組でしたね。
(「開拓者たち」の2回目が見られなかったので、また来週は再放送を見て、今日と同じルーティンになりそうですcoldsweats01

リウ様はカーネーションと大河ドラマ、そして冬クールの番組と忙しくなりそうですね。
体調と相談しながらupしてくださいませね。

ささ様
コメント下さり、ありがとうございます。

椎間板ヘルニアですか!coldsweats02 心より、心より、お見舞いを申し上げます。 単なるぎっくりではなかったのですね…。 単なるぎっくりならば1週間くらいで収まるかと思ったのですが…。 くれぐれもお大事になさってください。

どんな話でも去年以下なことはないだろう、とは感じたのですが(ハハ…)、初回を見る限り気持ちが高ぶりました。 久々に。

歴史的な蘊蓄を言い出せばいくらでもイチャモンがつけられる、とは思うのですが、ドラマとして骨太だ、ということに感動したことは確かです。
まあ去年のやつみたいに片手間に気軽に見ることは出来そうもありませんが。 去年は半分寝てましたもんねぇ…。

第1回のドラマを覆っていたのは、「血の匂い」、だったような気がいたします。 雅なかたがた(國村サンうまかった)はあからさまにいやな顔をし、射殺された舞子の血の匂いを嫌って、「さっさと片付けろ」 という伊東四朗サン。 伊東サンの怪演は最高でした。 こういう対立構図が面白いんですよ。

中井サンも昔は、演技が行儀よすぎると私も感じていました。 今はあれだけ気迫のこもった演技もできる大役者になった気がいたします。 お父上は完全に超えた、と私は考えています(私もささ様同様、上から目線ですね…笑)。

rabi様
コメント下さり、ありがとうございます。

あれ、rabi様って富山じゃなくて上越にお住まいなんですか? まあ詳しい詮索はご遠慮させていただきますが、いずれにしても大雪のご様子、こちらもくれぐれもお体を大切に、そして雪掻きにはご注意くださいませ。

「花嫁の父」 は見ませんでしたが、昨晩は祝日絡みで久々にリアルタイムで大河を見ることができました。 「開拓者」 と合わせて2時間半の長丁場でした。 まあ私の場合、大河もBSで見ていたので、ブランクはあったのですが、そのブランクを利用してレビューを書かせていただきました。

で、パソコンも開かずすぐ寝たので返信がこんな時間になってしまいました。 どうも睡眠時間がワヤワヤであります(笑)。

来週からですか、「運命の人」 は。 おそらく 「開拓者たち」 と初回は時間が少しばかり重なるでしょうから、両方一緒にレビュー、ということにはならないと思いますが、「カーネーション」 に全力投球している状態なので、ちょっとキツイかもしれませんね。 お気遣いいただき恐れ入ります。 無理しないように頑張りますwink

実はリウさまのレポを読んでから、録画していた本編を見ました。
予告で期待した通り、いや、それ以上の出来でしたね。

この躍動感、野性味。
黒澤映画を思い出しました。

史実を言えばだの、通説はどうのといった能書きはどうでもいいんです。
フィクションが説得力あれば、そして娯楽としても成立していれば、ドラマって十分じゃないですか。

忠盛が海賊と戦う場面では「パイレーツオブカリビアン」を思いだし、忠盛が地面に刺した剣を必死で引き抜く平太には、「アーサー王」のエクスカリバーを思い出しました。
大陸からの名刀のようですね、
これから彼の人生に、エクスカリバーのように絡んでいくのでしょうか。

これら名作を思い出しても、「パクリ」と言われるレベルじゃない、きちんとオマージュになっていて、しかもドラマに溶け込み、説得力がある。

今年は期待できそうですね。

マーシー様
コメント下さり、ありがとうございます。

実は前日の 「とんび」 を見ていても思ったのですが、「どですかでん」 とか 「まあだだよ」 とか、黒澤映画の影響を、私も 「平清盛」 には感じました。

それと、武士たちがすごく、地べたにはいずり回って生きているのが分かる。

天皇家をはじめとして公家たちは、自分たちは手を汚さずに、日本を動かしているのは自分たちだぐらいの傲慢さで権力の奪い合いをしている。
まるで現代の政治家と同じじゃないですか(どうも 「開拓者」 のレビューとか、話がそっち方面に行ってしまう)。

それにしても清盛の子供時代の男の子、松ケンによく似てたなあ(笑)。
まあ私も、歴史にそんなに詳しいわけではないので、あまり知識に頼らないレビューをしていけたらな、と考えております。

以前コメントに今回の大河には期待するものが大きいと書いたのは、古代から中世への転換点を平清盛という人物を通じてダイナミックに描いてくれそうな気がしているからです。
貴族中心の政治・文化が爛熟し行き詰まったところに勃興してきた武士集団が、番犬の如く蔑まれながら力をつけ、やがて貴族を凌駕していく時代です。これまで源平時代を扱ったドラマでは、貴族階級の権謀術数は描いても、そういう時代の気分みたいなものがまったく感じられなかった。
科白回しが現代的だとか、時代考証がどうだとか(「王家」という言葉にはいろいろ議論があるようですが)そういうことより、その時代の匂いが画面から漂ってくるような新鮮さを感じました。

いま、長女と一緒に録画を見直していたのですが、
>マツケンそっくりの男の子、見てみたい!
というので・・・、

「わあ、確かにそっくりだね!」といった長女、しばらくして、
「あれ、この子、前田前田だよ!」と。
「盗賊の息子、お兄ちゃんのほうじゃない?」。
で、全部見終わってから巻き戻して(じゃない・笑)、スキップでタイトルロールに戻ったら、
確かにマエダ兄弟でした!!
持つべきは、「お笑い」好きの娘ですね・笑

マツケンの、リアルご子息よりも似ていたりして・爆
いや、この子が成長して清盛にどう絡むんでしょうね。

改めて見直すと、「羅生門」や「ラストエンペラー」を思い出す部分もあり、でも、
いいですねえ・・・。

虎児様
コメント下さり、ありがとうございます。

この時代の歴史的意義から注目されているとの由、歴史にご精通されていらっしゃるとお見受けいたしました。 いつぞやは 「JIN」 脱落の理由を邪推してしまい、大変申し訳ないです。

私はこのドラマ、初回から 「対」 になるもののイメージが重複していたことに気付きました。
「ふたりの父」 というのはサブタイトルでしたが、この対となるイメージをはじめとして、吹石一恵サンと和久井映見サンのふたりの母、源氏と平家、貴族と武士、そして中井貴一サンが殺した盗賊の息子とのちの清盛である平太。 それらのイメージが、ふたつのサイコロに投影されていたような気がします。

「王家」 というのは特に朝鮮方面でよく使われる言葉らしくて、妙に拒絶反応をする方々もおりますが、天皇家も昔はいろいろとやってたわけですし、視聴者が現在の天皇家とイメージを同一にしてしまうよりも、この言葉でぼかしたほうが得策である、と私は考えます。

セリフが現代的なのも、これはこれでありかな、と。 なにしろ相関図が難しいですから…。

マーシー様
再コメント下さり、ありがとうございます。

まえだまえだ、って、そもそも知りませんでしたcrying。 ウィキで調べたら漫才師だとか。 びっくりです。 マーシー様のコメントを読んでいて、私はてっきり 「てじなーにゃ」 のご兄弟かと思いました(爆)。 全然違うっての(笑)。

でも、兄弟だというのは結構重要なポイントだと感じました。 この平太と兎丸は、今後も対となる存在になっていくわけですネ。 それが分かったので、先の虎治様へのコメントも思いつきました。

あの雨の大門でのシーンはまさに 「羅生門」 でしたね。 犬も死んじゃってたし(作りもの…当たり前か…笑)。 どうも 「龍馬伝」 の時も黒澤映画との類似点を挙げられていたような気がいたしますが、そんなのオマージュだから目くじら立てなくてもいいのにね、って思うんですけどね。

 視聴率が厳しいことに。みんな初回はご祝儀で見るんじゃないのと思っていたので痛みに耐えて私なんか見たのに。びっくりです。

 どっかの知事さんは画面が汚いとかNHKに文句つけたとか。龍馬伝よりましだし、あの時、高知も長崎も知事が文句つけなかったけど。こういうクレームもあって江ちゃんの明るい能天気画面プラス内容の大河が去年出来上がったと思っているので、そういう狭い心はやめてほしいです。

 「王家」もね、名指しで天皇家を呼べないでしょうが。天照から?今まで続く天皇家を、直接的に呼べるか、冷静に考えてほしいです。多少ぼかさないと、ご落胤説もいれた事だし。現在も続く天皇家とはどこか別の意味もあると思って使用している言葉だと思います。(韓国の事は詳しくないので、あちらがどう呼んでいようと私は気にしません。)だいたいないんだもの。天皇家の呼び名。やんごとなき過ぎて。天子様、帝、お上、だけど、他に院だの法皇だの上皇だの。ご一族まとめて「天皇家」とは当時呼んでないはずだし。朝廷というのも少し違うし。武士が傭兵ぐらいでしかなかったという立場がわかればいいのじゃないかと思っていたのですが。NHKも恐れずに王家という言葉を便宜上使うしかない理由を番組上はっきり申し開きした方がいいかもしれません。

 久しぶりに大河っぽいと思ったので、もっと期待して迎えられたのかと思ってました。

 中井さんの芝居が良かったのに。どこか優等生過ぎるとずっと思っていた人が、あんな強い愛情ある父ちゃんに化けるとは。ラストの迫力に感動したくらいです。

 松ケンくんのハードルがかなり高くなりましたね。でも視聴率に捕われないで、のびのび海賊王目指して突き抜けてほしいかなとも思っています。源氏の方がみんな好きなのかしら?

ささ様
お体が悪いなかコメント連投下さり、恐縮でございます。

視聴率、うーん悪かったんですかぁ…。
まあ、「坂の上の雲」 もそんなじゃなかったんでしょうし(知らないので滅多なことは申せませんが)大河の初回というのはたいがい人物関係がにわかには読み取れなくて難しい部分はありますけどね。

難しいドラマ、というのは、視聴率が悪い。 たぶん 「坂の上」 もそんなに行ってない、と思います。 難しいから。

これは、みんな馬鹿だと言ってるわけじゃなくて(言ってるもどーぜんか…汗)、テレビを見ながら難しいことを考えたくない、という人が一般的に多い、ということじゃないんでしょうか。

これって内容が難しい、っていうことじゃなくて、さほど思い入れもないのに中井サンと誰かさんが親子とか誰かさんと敵対してるとか、矢継ぎ早に出てしまうと、ついていく気がなくなっちゃう、ということなんじゃないか、と。

「王家」 という言い方に関しては、私もささ様と同様の考えです。
昔の大河なんかでは、ささ様が挙げてくださっていた 「朝廷」 という言い方をよくしていたような気がするのですが。 「帝」 とか。

ただ、いいものはきちんと評価して、そして見てあげないと、テレビの質というものはますます低下していく、と感じます。

というより、物事全般に対して、「きちんと本質を見極めることが出来る」 という能力が養われる場だ、と思うんですよ、テレビドラマとか映画って。

自分の人間の資質が低い(誤解を招きやすい表現ですが)と、自然とそれに見合ったドラマにしか感動できない。

つまらないものをつまらない、と言って忌避するのではなく、どうしてつまらないのか、ということを考えながら見ていれば、本質を見極める目は育っていく、と思うのです。 忍耐もつくし。 「我慢していられない」、というのは、人としての性質上とても損をしている、と思う(このことについて論じると限りなく長くなってしまうのでやめますが)。

自分を磨く作業なんですよね、何事も。

横から失礼します、
私も「王家」の件は、皆様と同じ意見です。
でもNHKって、大河では通説と違うことをいろいろやってきて、その都度、物議を醸しているんですよ。
だから、これもその伝統(?)かな、と。

>物事全般に対して~
そうです、
そして、テレビドラマや映画は、その国民の文化の成熟度を表しているものとも思うので、
しっかりした作品ができない、ということは、ほんとは非常にヤバいことなんだと思うんです。

人間関係は、ちょっとわかりにくいですよね。
永井さんの小説を読み返しました。
これは鳥羽上皇がなくなったところからで、これからはこうなっていくんだ~~~と、
とにかく、怨念どろどろの世界です。

意外だったのは、清盛は39歳で保元の乱が、初陣なんですって。
むしろ経済方面の知識が豊富で、だから海外に目を向けて貿易に力を入れたかったのでしょう。

おじいちゃんの代からの財テクが清盛の代で実り、
地方出身の成金が、お金にものを言わせて子どもを慶応の附属に入れたけど、代々慶応の幼稚舎上がりあたり(これが貴族ですね)が、妬み嫉みで清盛をいじめる、って感じでしょうか。
清盛は附属からの慶応経済卒、対して源氏は地方の公立高校からの早稲田、それも教育学部体育学科って考えれば、わかりやすいかも・爆

武士平家と貴族平家の流れがあり、夫人の時子は貴族平家の出身で、平家一門は、時子の一族のほうが強かったそうです。

という史実はさておき、
このドラマでは海賊王としての硬派なイメージを強調する方針のようで、これもひとつの見方だと思います。
永井さんの見方では、常盤御前の話も実はなかったこと、ということですが、これも視聴者としては楽しみなエピソードなので、このドラマでどのように料理されるか、期待したいです。

視聴率に関しては、前のドラマの影響が大きいと思います。
しかい今は、視聴率よりも視聴質を重視するのだそうです。(長女の話)
>視聴率
はテレビをつけっぱなしにしていても、カウントされるけど、
>視聴質
は、録画してみる人、ワンセグなど、多岐にわたっている見方のことなのですって。

「ちりとてちん」なんかは、視聴率悪かったけど、DVDの売れ行きは良かったので、視聴質がよかった、となるのでしょう。
こういうドラマが評価されなければ、作り手はやる気をなくしますよね。

長くなったので、一度切りました。

大河にはいろいろなところからクレームがつくのだそうです。
「竜馬伝」では、岩崎弥太郎があまりに汚すぎるというので、某大企業からクレームが入り・笑、
「篤姫」では、元華族の誰それから・・・・、
というように、

ご先祖をどう描かれるかに過敏な人たちが多いのだそうで。
特に徳川家には、気を使うこともある、と聞きました。
一番、出番が多いご一族ですもんね。

だからNHKも、そのあたりの対処の仕方は、慣れていると思います。

私的には、マエダくんが初回のみの登場ではもったいなかったと思うのですが、子役の出番が多すぎるとマツケンがそれこそ大変になるので、(「天と地と」では、石坂さんが気の毒でしたもんね)これも仕方ないかな、と。

 腰は長く立ったり歩いたりできなくてですね、足まで痛みがあると幸い右側だけですが、日常生活が不便でして、家族のお荷物状態です。家の中だけの生活でして、引きこもりと同じです。病院に外出するけど。ただ心じゃなくて体が痛いですけど。生まれて50年近くなるとガタもきますよ(笑)

 視聴率と番組の質は比例しないでしょうけど、20パーセントいかなかったらしいです。初回ワースト3位らしいです。画面は龍馬伝よりちょっとましになったコーンスターチ画面で、暗いけど、私は汚いとは思わなかったです。凝った画面ですから。美術とカメラの技術の結晶なのに。

 お話も時代背景を厳しく描きすぎだったかもしれませんが、どろどろした雅な方々、白川法皇化け物ぶり、三上さんの鳥羽天皇の狂気、関白さんもクセ強いし、お偉い方達、血で汚れてなくて邪念で汚れているし、ある意味目に見える武士の汚さよりもっと汚い、平安末期の姿がとっつきにくかったかもです。でもお話の主軸は、「生きるためには強くなれ」という男の子ストーリーですから、これからに期待します。来週も私はこれで見限られなくなってしまいました。頑張って見てやらないと、主役が出る前から叩かれては可哀想ですから。あまのじゃくを発揮してしばらく見ます。(笑)ちょっと芸術的というか、凝って作ったのが、嫌われたのかも。ついていけるか私も不安ですが、見守ってあげたいです。スタッフさんとキャストの奮闘を。

 

 

 

リウ様

ここ数日、天気予報とは違い、降雪もなかったのですが、今日からまた雪が降り始めました。明朝は雪かきかも?です。gawk

私は今は富山に住んでますが、上越に自宅があるので、冬場は雪かきをしに帰らないと不安な状態ですね〜coldsweats02

>つまらないものをつまらない、と言って忌避するのではなく、どうしてつまらないのか、ということを考えながら見ていれば、本質を見極める目は育っていく、と思うのです。 忍耐もつくし。 「我慢していられない」、というのは、人としての性質上とても損をしている、と思う(このことについて論じると限りなく長くなってしまうのでやめますが)。

本当にそうですね。本を読むというのも同じだと思います。今の子供たちは本が面白くなるところまで読むことができないんですね。最初から面白くないと読まないみたいです。
最初から最後まで面白いものなんて存在しないと思うんですけど・・
基本的に忍耐力が養われていないのですね。

もっとも私たちの世代と違い、生まれた時から満たされている世代だと当然なのかもしれませんね。

人は、不便や不都合、不具合、不条理な状況を経験して「耐える力」や「工夫する力」が養われていくのだと思います。
現代では、そういう場面が減っていますから、今後はある意味、そういう状況を意図的に作り出すということが人間形成に必要になってくるかもしれないかなぁ?なんて感じてます。


マーシー様
コメント下さり、ありがとうございます。

確かに弥太郎は財閥の始祖としてはあまりにもキッタナすぎましたよね(爆)。 まああそこまでキッタナすぎると 「それはネーダロー」 という気にもなりますが(笑)。

ただ今回大河にクレームを付けた知事さんも、却って自分の鑑識眼の低さを露呈してしまったみたいで、ご愁傷様であります。

映画でもドラマでも、何かを見て感想を述べると、そこに自分の良識とか人としての幅が如実に反映されてしまう。 私も他山の石として気をつけたいものです。 何かって言えばおちゃらかしちゃう癖があるからなぁ~…(笑)。 自分に良識があまり備わってないことを、このブログを始めて思い知りました(トホホ…)。

「きっと大河を見ていて難しいと思っている人々も多いのだろう」、という視点で描かれていたのが、去年の大河だ、と私は思うんですよ。 初回から分かりやすかったし。 最後まで分かりやすかったし。

けれどもそれで、結局簡単なものしか視聴者は食いつかなくなり、作り手は簡単ものをますます作るようになる。 もし 「江」 が世間的にもっと受け入れられていたら、今年の大河はもっともっと分かりやすくなっていたかもしれません。 これが私の考える 「悪しき相乗効果」 です。

でも視聴者は、作り手が見くびるほどバカじゃなかったですね。 「江」 も結局視聴率悪かったらしいし。

逆に作り手が視聴者の質の高さを完全に信頼しきっているのが、「カーネーション」 だと思うのです。

このドラマ、必要以上のことを一切描写しません。
でも賢明なる視聴者たちは、割愛されたシーンを自分で思い描くことが出来る。
このブログにいただく皆様からのコメントを読んでいると、このドラマのそんな奥深さに気づかされることがとても多いのです。

作り手が質の高いものを作っていれば、視聴者たちはそれにインスパイアされてますます視聴者自体の質も上がっていく。 理想的な相乗効果だと感じます。

今回の 「平清盛」 でも、中井貴一サンが演じた忠盛のことを、私ドラマが終わってからウィキで調べましたもん。 ドラマがいいから、忠盛に関して調べたくなってくる。 ドラマがどうでもよければ、別にウィキになんか手は伸びません。 「江」 を見ていてウィキを調べたことなんか、一度もなかったですから(失礼)。 「龍馬伝」 の時もかなりウィキを見たなぁ。 土佐勤王党って?とか。

やはり作品の質が高いと、こちらもそれに合わせて知識をつけたくなってくるんですよね。

で、その知識と違うことをやったりすると、「史実と違う」 とか(笑)。 これってドラマを見るうえで、結構瑣末な問題なんですよ。
要は、ドラマとしてどう成立しているかが問題なんですからね。

マーシー様の慶応と早稲田のたとえ、まことに分かりやすかったですhappy01。 こんなにエリートとして育てられたんなら、白河法皇のご落胤、という説もあながち荒唐無稽とも思えなくなってきました。

視聴質、という娘さんのお話も、なるほどなあ、という感じです。 録画率とかいうこともあげつらわれますが、私のように 「録画しても見ない」 という者もおるのですから、それもまことに的を外した論議なわけですネ。

やはり物事の本質を見極める目が、マーシー様にも娘サンにも脈打っている、という気がいたします。


ささ様、rabi様

ちょっとコメントを返信している時間がなくなってしまいました。 また明日の朝にでも返信いたします。 ご了承ください。

楽しみなドラマですね。
骨太で、男臭くて、勢いがあって。

生まれた直後の赤ん坊や、犬の死骸の描写には確かにギョッとしましたが。
「カーネーション」と同じく、モンスター視聴者は相手にしていないような気概があると感じました。
どっかの知事さんは「ドラマは時代考証を学ぶために見るんじゃない」っておっしゃったそうですが、それを言うなら大河ドラマは観光客誘致のための宣伝じゃないんだよっ!って言いたいですねぇ。(そういう意見も多く寄せられたみたいですね)

これだけ韓流に押されている日本のドラマがこれから盛り返していくには、作品(脚本も演出も美術も)の質を上げていくことしかないのでしょうね。私は韓国ドラマは今まで一つも見たことがないのですが、以前たまたまチャンネルをザッピングしていた時に見かけたドラマでは、セットや照明がペラッペラで安っぽく、コント番組のような画質でした。横から志村けんや松っちゃんが出てきても不思議じゃないような・・・(苦笑)
もちろん韓国ドラマでもしっかりした美術のドラマもあるでしょうし、日本の昼ドラなどでは割とチープなセットだったりするので、国がどうこうではないのですが、良質の日本製、として差別化していくにはこういう「画面のリアルさで見せる」という努力もますます必要だろうと思いますね。プログレッシブカメラは本当に素晴らしいと思います。

テレビに分かり易さを求めて、こういう画面を嫌がるのは若者よりむしろ年配の方々だと思いますけどね。うちの親なんかも70歳を超えていますが、きっと知事さんみたいに「画面が汚くて見る気にならん」って言ってると思います(笑)その世代にとってテレビは夢の箱であったので、美しいものばかりを見せて欲しいんだろうなと。汚いものを実際にたくさん見てきた世代だろうし。
逆に若者たちはもうテレビの軽々しさに飽き飽きしているわけです。若者向けと称された番組はみんな内容が軽くて親切過剰なものばかり。制作人が本気で情熱を持って面白いものを作り続ければ、みんなちゃんと付いてきますよ。そこまで今の日本の若者たちを見くびってほしくない。


話が脱線しまくりました。しかもドラマの内容に全く触れていない・・・いつもいつもほんとにすいません。
とにかく、楽しみなドラマです。NHKにはぜひ、雑音に紛らわされないで頑張ってほしいと思います。

ささ様
あらためて返信いたします。 コメント下さり、ありがとうございます。

50年近く生きているとガタが来る、ほぼ同感です(笑)。 最近疲れがなかなか抜けない(笑)。 あと20年も働けるのかな?という気になってきております。 やれやれ、あとン年、と思ってたら、政府にどんどんゴールを先延ばしにされるし(爆)。 「年金、ここじゃありませんよ~、ほら、ずっと先に見えるでしょ?あそこがゴールです!」 とかshock。 そこに行ったら 「いやいや、手違いで実はここじゃなくって、ほらあのずっと先…」shockshock

時代的には幕末より平安時代のほうがコーンスターチに、いや違った(笑)砂ぼこりにまみれているような気もいたしますが、「龍馬伝」 のやりすぎを学習してあそこまでの土煙になったんだ、と感じてました。 なかなか格調あふれる画面でしたよね。

ただまあ、今のご時世、視聴率って20パーセント前後が合格ラインとしては普通、という気はいたしますね。 だいたい15パーくらいでホクホク、という感じだし。 「家政婦のミタ」 が行きすぎてたからそれに匹敵するものを期待しちゃう、という側面もあったりするかも。

それと、松ケンクンが結婚しちゃった、というのも大きいのかな(邪推が続いてます…笑)。 独身だったら向井理クン並みとは言えないが、もっと視聴率も上がってたかもですね。

私の注目ポイントは、あれだけ慕っていた父親だったのに、「父のようにはなりたくない」 と言い放っていた清盛、どこでどう間違っちゃったのかな?という点と、そんなに反目するような関係に思えなかった中井サンと小日向サン…もとい、平家と源氏が、どうこじれていくのか、ですネ。 火種がすごい転がってるから楽しみ(ハハ…)。

rabi様
あらためて返信いたします。 コメント下さり、ありがとうございます。

今年一番の冷え込み~とかで、東京は空っ風が吹きすさぶ程度ですが、またドカ雪がやってきたのでしょうかsnow。 テレビじゃ寒い寒いなんてやってますが、昔はこんなもんフツーだったような気がします。 いずれにしても、お大事になさってください。

「我慢」 ということを論じると限りなく長くなってしまう…、と書いたのに、そこツッコミますか(爆)。

「どうして我慢しなきゃいけないのか」 と言われてショックだったことがあります。 自分より若い世代に。

考えてみれば、我々の世代は、もうなんか頭ごなしに 「我慢」 ということが身についていたので、「なぜ我慢をしなきゃいけないのか」、なんて考えたことがなかったんですよね。

個人的に申しますと、今は利益も上がらないので再び我慢、の時代に突入しておりますが(爆)。

ただ、我慢ということを避け始めると、人間なにひとつ実を結ばんのですよね。 「絵を描こう」、で描いてみる。 うまくいかない。 あきらめる(笑)。 うまくなりませんcoldsweats01。 「賢くなろう」、で勉強する。 わかんない。 あきらめる。 バカのまんまです(爆)。 「サッカー選手になろう」、…もういいか(笑)。

つまらないものって、なんだかんだ言って世間にあふれているとは思うんですよ。 読書にしても、「何か崇高なことがこの先結論としてあるのかもしれない」 と思いながら読んでいくと、抽象的なワケのわかったような分かんないような結論でお茶を濁されたりすることって、結構多い(ああ、自分の文章がそうなっていないことを切に願います…笑)。

大衆的に受けている本って、やはり内容的に分かりやすいけど、たいしたことが書いてないことも多いし。 だから自分の場合なども、現代の作家より100年以上読み継がれている漱石や芥川に食指が伸びっぱなしになってしまうのかもしれない。

それを読むのは、結構我慢を強いられます。 なにしろ言葉が古いから、よくわかんなかったりする。

でも我慢して読んでいるうちに、その様式美とかその時代の空気とかが読み取れてきて、楽しくなってくる。

やはりワケが分かんなくてもとりあえずとことん付き合ってみる、というのは大事なことのようです。 ビンボーした時も、我慢できる、というのは役立ちます(爆)。

ひゃく様
コメント下さり、ありがとうございます。

私は韓ドラ、結構見ておりますよ(笑)。 ここ数年は見ておりませんが。

確かにライティングがちょっとヘン(笑)。 特に夜とか、やたらと青いライティングを使いたがるし。 おそらくそれがあちらの様式なのでしょう。

ただ、特に時代劇などは、「水戸黄門」 の8時45分の印籠、みたいな、形式化されてないのが刺激的なんですよ。
続きものとしての完成度も高い。 悪者がホントに悪いから、そのワルモノが仕掛けてくる無理難題を、主人公がどう切り抜けるのかに、目が離せない。

つまり、 「続きはまた明日~」 とやってすごく先を見たくて仕方なくなるような話の作り方がうまいんですよ。 例えは古いですが、紙芝居屋さんや見世物小屋みたいな感覚、といいますか。 民衆レベルのパワーを感じさせるし。

玉石混交ですけどね。 それはわが国にしても同じだけれど。

「カーネーション」「平清盛」「とんび」 などは、そんな韓ドラパワーに対抗しうる、実に日本的なドラマの良さを前面に押し出した高品質を誇っているような気がいたします。 他国に出しても恥ずかしくない出来のドラマだと私も思います。

今の若者にとって不幸なのは、お笑いが楽屋落ちばかりで終わっている点だと感じています。
いいドラマを見ようとすると、いくらでも見ることが出来る気もするけれど、バラエティの質が限りなく低い。

これって近年の、テレビが持っている資金力の低下がもろに影響している部分だと感じます。 お金がないから、つまらない芸人をたくさん出すしかない。

それを若者が見て、限りなくテレビに失望している。

「家政婦のミタ」 にしても、視聴率が段階的に上がっていったのは、途中から見ても分かるから、という部分が大きかった、と私は考えています。

そんな、途中から見ても分かるドラマを見て、「こんなドラマがこんなにお化け番組のように取り扱われているのか」、と考えて、ますます失望する向きもある、と私は考えるのです。

別に 「家政婦のミタ」 を否定するわけではないのですが、視聴率という 「なんかよく分かんないけど世間の物差しになっているもの」 と実際の出来との乖離が、新たな 「テレビに対する失望」 を生み出している、そんな気もする。

私も 「平清盛」 とは全く関係のない話になってしまいました。 長文乱文、失礼いたします。

相変わらず賑わっておりますね。
リウ様、皆様、お久しぶりでございます。

録画しておいたのを観て大感動!こういう大河を観たかった!!

きっとこちらにはレビューをあげてらっしゃると(笑)飛んで参りました。
「強くなれ」と突き放すラストは、男の覚悟に胸が熱くなりました。

今年は楽しめそうだとワクワクしております。

またお邪魔いたしますので、一年間宜しくお願いします(笑)

ちゃも様
コメント下さり、ありがとうございます。 お久しぶりです。 「それでも、生きてゆく」 では、お世話になりました。

男ドラマ、という感じですよね(笑)。
この力強い脚本を女性のかたが書いているのは、とても意外な感じがいたします。

まあ、傑作 「ちりとてちん」 の脚本家さんですから、私も期待しないわけにはまいりませんです。

初回から、いろんな意味が込められた話だった気がいたします。 期待です。

またまた横から失礼いたします。

時代考証等の話題についてですが、
例の「新撰組」の「香取大明神」の話、友人から聞いた時には、クレームつけたほうがギャグかと思いました。
「香取大明神」と「鹿島大神宮」は、武道の道場の定番の神様じゃないですか。

昨日歴史大好きの友人と会い、「清盛」の話で盛り上がりました。
リウさまのウイキじゃないけど、いろんな小説を読んだり、番宣とはいえ、NHKの歴史番組を見たりして、さまざまに楽しめますよね。
そういうきっかけになれればいいと思うんです、ドラマって。
目くじら立てるほどのことじゃないですよ。


腰の話ですが、私も定期的にぎっくり腰になります。
私の場合は、外反母趾が原因です。
マッサージと、自彊術という体操で、だいぶ良くなりました。

寒いので、余計に腰は危うくなりますよね。
みなさま、ご自愛くださいませ。

 松ケンくんはパパになったらしいですから。でも純粋に演技で勝負すればいいだけかと思います。が、「とんび」の堤さんの演技を見たので、松ケンくん、かなりがんばってくれないと、私が見続けるのは苦しいかも。堤さん凄くいい演技で、昭和の肉体労働者の役にはまってました。「平清盛」よりこっちのドラマの方が正直私は感動しました。大河じゃないけど。

 向井くんのようにかっこいいだけ(ごめんなさい。どうしても見目麗しい人には辛口で)では、今年の大河の主役として画面に存在感をだせないと思います。画面を舞うコーンスターチに負けないようにしないと。凝った画面の中で彼がどんな野良犬ちゃんから、権力者までの演技をしてくれるか見ものだと思います。松ケンくんはただそこにいるだけで存在感が出せるスタータイプでもないようですし。

 清盛がパパに反発するのは、かつてのパパと同じで、犬扱いに甘んじている平家の棟梁としての父への反発かもとか思っています。それでも源氏よりましみたいに頼朝は言ってましたが。

 清盛が死んだら終わりなのかしら、このお話は。初回最初のシーンが最終回のラストとか。プロローグとエピローグが繋がってみたいな。ぜひ、そうじゃない事を祈ってます。とりあえず、来週は見ます。コーンスターチ画面好きですから。

 

マーシー様
コメント下さり、ありがとうございます。

「香取大明神」 の件、ハテ?と思ったのですが、私も香取クンが大明神になっているとは知りませんでしたcoldsweats01。 番組を見ているときは別に気にならなかったかもしれないです(記憶にないので…catface)。

ただそのー、時代考証をどうとらえるか、という話ですが、「ここは史実通りにやったほうが面白いんじゃないか」 というのは、大河では散見されますね。

まあドラマで史実と違うことをやり始めると(私自身歴史に関しては疎いほうですが)作り手の独自の解釈がどのようなものか、そしてそれをどうドラマとして昇華していくのか、ということに普通注目しますよね。

それって結構失敗している場合が多い気がします(笑)。

だからなんとなく、「ああここは予算の関係上この重要人物はご出演できなかったのだ」 とか、「きっとこの脚本家は花の慶次が嫌いなのだ」 とか(爆)勘ぐってしまうんですよね。

自、なんとか…術? なんか効きそうですね(笑)。
もしお金がかからないのであれば、どういうものなのか、腰痛持ちの私にも教えていただきたいですcatface

ささ様
コメント下さり、ありがとうございます。 ちょっと先のコメント返信中に力尽きてしまいまして(笑)、時間差の返信となってしまいました。 申し訳ありません。

「とんび」 なんですが、堤サンの演技は実に激しくてよかったです。 激しすぎて、最初の10分くらいは何を叫んでいるのかが分からず…(爆)。

ただ物語の体裁としては、結構ストレートなんですよね。
子を思う親の気持ちも子が親を思う気持ちも。
気持ちがうまく伝わらないで屈折するようなところもあるけれど、みなさんとてもまっすぐに生きてらっしゃるんですよ。

こういうまっすぐな気持ちのものに感動できないでいる自分がいる、ということに、ほかならぬ私自身が失望しています。

まっすぐな生きかたが、まぶしく見えてしまうんでしょうね。 どうもたびたび感じるんですが、自分って冷血人間だ。

向井クンも、どうも出るドラマを間違え続けている気がする(笑)。
倉本聰サンの 「歸國」 みたいな硬派なドラマでも、なんとなくスタイリッシュだった気がするのですが、彼はもっとコーンスターチにまみれる必要があると私も感じます(笑)。 このままでは才能がもったいない気もします。 「ゲゲゲ」 でお気に入りになってしまったから、彼には成長してほしいと思っています(またまた上から目線であります…)。

ホントは清盛が死んでからが面白いんですけどね、栄枯盛衰は(爆)。 でも面白くなる前に話をぶった切るしかないでしょうから、それをいかにして見せていくか、に注目です(期待度のレベルが、去年とそもそも違う…)。

>さささま
じきょうじゅつ、と読みます。
私が通っているお教室は、入会金、年会費、月謝ともに3000円です。
大体そんなものだと思います。
全国にお教室があるので、ネットで調べてみてください。

大正末期、天才マッサージ師と唄われた中井房五郎という人が、実業家の十文字大元の難病を直しました。
中井がじかに治療できる患者は限られているので体操を編み出し、それにほれ込んだ大元は、普及のために学校を作り、自彊術を正課にしました(十文字学園)。
また後藤新平も自彊術によって健康を取り戻し、各大学や政界、財界にも紹介、当時は大ブームを呼びました。
が、戦後は自彊術を基にしたラジオ体操にその座を奪われ、いまでは知る人ぞ知るという体操になっています。

>向井くん
は、端正な二枚目をどう崩そうか、試行錯誤している最中のように見えます。
ここを乗り越えれば、また別な境地が見えてくるんでしょうけど、
なかなか難しいですね。

>香取大明神
は、武道の神様なのですよ。
時代劇に出てくる剣道の道場には、正面に神棚があり、その両脇に「鹿島大神宮」と一緒に、掲げてあります。

これを知らない視聴者が、「香取君の名前の大明神なんて、ふざけている」とNHKにクレームをつけ、
三谷さんも「僕がこういう人間だからそういわるのかもしれないけれど、心外だ」とおっしゃったそうで・苦笑

意図したキャステイングでないことはもちろんなんでしょうが、時代劇を知らない人が増えているということでしょう。


マーシー様
コメント下さり、ありがとうございます。

ただいま 「カーネーション」 のレビューが終わりまして、ちょっとヘロヘロになりながらの返信になってしまいます。 申し訳ありません。

香取大明神については、クレームをつける以前に気付かなかった(気づいてたどうかも忘れてますが…笑)。 ただもし気づいたとしても、NHKがそんなアホなことはしないだろーと勝手に思っちゃうのかもしれません。

自彊術、そんな由緒あるものだったんですね。 月謝とかかかる時点で私にはアウトなんですが(爆)、地道にストレッチや背筋の強化でぎっくりには対処していくしかないですね。

ぎっくりって、私も年末年始によくやるんですよ。

あれって、緊張感が途切れるからなんでしょうかね(爆)。 「もうすぐ正月だぁ」 とか、それまで緊張していたものがふっと途切れる瞬間、ピキーッ!(笑)。

ではでは。 またしっかり睡眠を取らなければ…。 「カーネーション」、つくづくレビュワー泣かせだ…。

 3回目まで頑張って見ています。「王家」表現はフィクションであるために必要です。だって、このお話で一番性悪なのが、帝の母上なんですよ。白川、鳥羽上皇より最悪の美しいそして怖い女です。王家の方々は妖怪です。現代にまで続く皇室と一線引かないと。権力と欲と陰謀の朝廷、面白いです。

 正直平家のお話の方はいまいちだったりしますが、松ケンくんもはまっていたりはまってなかったりですが、クオリティは高いドラマです。万民向けじゃないですけどね。腰が治って、仕事に行くようになったら、見なくなるかもしれません。江ちゃんのように叱咤激励しながらけなすようなドラマじゃないから。でも、平安の不良御曹司が心入れ替えるとか、どっかの暴走族の漫画のようなお話はときめかないです。オバサンとしては。
清盛がんばってね。リウ様もたくさんのドラマのレビューがんばってください。

ささ様
コメント下さり、ありがとうございます。

何なんでしょうかね、やはり安心感というものがあると、どうしても見よう、という気にならなくなってしまうのかな。
いや、ホントはとても見たくてうずうずしているんですが。
まだ第2回を、見とらんのですよ。 「平清盛」。

しかし先週私が見たテレビは、仕事から帰ってきたときに見るNHKおはよう日本と、「カーネーション」 のみ。 「テレビ中毒者」 が聞いて呆れます。

自分の多忙を理由にしてしまい誠に申し訳ないのですが、このところ疲れがなかなか取れないなあ、と思うことが多くて、年なのかなあなんて感じています。

いや~でも、面白そうだよなあ、ささ様の感想を読んでるとhappy02。 見たい見たい見たい!(笑)

リウさま、前回のコメントでは韓流ドラマを解説いただき、ありがとうございました。
なるほど、人気の秘密がよくわかりました。やっぱり構成が巧みなのですね。見たい見たい!という欲望を煽る作り方は大事ですね。それに、王道の展開という安心感もありますしね。
ちなみに自分が韓流ドラマを見ないのは、単に時間がないからです(笑)長いでしょう?韓ドラって(よく知らないけど)見たらハマりそうなんですけどね。それがコワイので・・・coldsweats01

なんか兵庫県知事サンがまた批判しているようで・・・。もう止めとけばいいのになあ。
ここまでくると逆に、注目を浴びるための高度な(でもないか)戦略かなと思うほどですねえ。いま流行りのステマってやつ?(違う)

ところで、「平清盛」私も第2回を見てなくて、そのまま第3回を見たのですが、う~~ん中井貴一さんカッコイイ!貫禄あります。この大きな大きな父上を超えていけるかが、清盛としても松ケンとしても課題になりそうですねえ。毎回見るのは無理そうなのですが、まったり見守っていこうかなと思っています。

ひゃく様
コメント下さり、ありがとうございます。

「平清盛」 のレビューが滞っており誠に心苦しいのですが、鋭意制作中であります(ただいま第2回の執筆中)。 ただ、やっぱりその週のうちに出さないと、先を見ている方々にってはマヌケな感想になってしまいそうなので、アップするときは次の回も見てまとめて一気にアップしたいと存じます。

韓国時代劇は、ご指摘の通り実に長い。 長すぎるcoldsweats01。 大河ドラマの2倍3倍の回数はざらで、放送時間も実際は1回につき1時間以上、それを週2回あちらでは放送している、というのだから、恐れ入ります。

あ、懲りずにまた再び批判しているのですか、知事さん。 まあ分からないでもないですが、それについては執筆中の第2回レビューで軽~く言及いたしました。 お楽しみに。

中井サンは実に存在感のある役者さんになりましたね! 伊東四朗サンが早くも第2回で退場してしまったので、中井サンに寄せる期待は膨らみます。

まあちょっと、執筆中のものは批判混じりのレビューに今のところなってはおるのですが…(気をもたせるなあ…coldsweats01ゞ)。

来月からCSで放送だそうです。
NHK会長も変わってツイッターでイチオシ要望が
やっとこ通った形でしょうか。

巨炎様
情報下さり、ありがとうございます。 って、CSですか? 「武田信玄」 の後番組かと思ったのですが…。

しっかしこの記事、コメント多いですよね(笑)。 昔はこんなににぎやかだったんだな~、このブログ。

こんな感じで。

https://www.ch-ginga.jp/feature/kiyomori/

>「武田信玄」の後番組
BS民放はマニアックな作品の再放送を結構、やっていますがNHKは相変わらずの視聴率&知名度重視ですからね。
何もやらないか、今年の女性大河に併せて「春日局」といったところでしょう。

巨炎様
ご回答くださり、ありがとうございます。

「春日局」 言うたらかなり昔ですね。 女性主役の大河はあまり傑作というものを思い出せません。 「花の乱」 はよかったかな。 どちらとも三田佳子サンでしたかね。

「春日局」は大原麗子さんでした。

三田佳子さんは同じ橋田脚本「いのち」。
今春からの朝ドラ繋がりで、こっちもありうる?
昭和30年代の集団就職とか今までは、あまり
描かれていないというか当時でいうところの
現代モノ朝ドラ映像が殆ど残っていないので
ノウハウが無かった感じであり
どんな作品になるか再来年大河より興味津々。

巨炎様
ご指摘下さり、ありがとうございます。

そうでした…って、「春日局」 はリアルタイムで見てなかったので記憶自体がありませんでした(笑)。 三田サンが大河で主役を3回とったことがある、なんて記憶違いがあって、「いのち」 ともうひとつは 「春日」 なのだろう、という憶測をいたしました(笑)。 ウィキを見たら私の完全なる思い違いでした。

巨炎様はクドカンの大河にはまったく期待されていないみたいですね(笑)。 私は結構いろんな仕掛けがある楽しめるものになりそうな予感がしています。

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BOOKS

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下

    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

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  • ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白

    ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白
    まず驚かされるのが、表紙のポールの写真です。 よくこんなのが採用されたな、というくらい、刻まれた年輪が顕著に分かる 「年老いたポール」。 飾り気のないその写真に、「素のポール」 をあぶり出そう、という心意気が見える。 そして実際、著者のその目論見は、成功しているように思えます。 何より大きいのは、「NME」「Q」「MOJO」 など音楽メディアで長年記者を務めてきた著者がポールと同じリバプールの出身者である、ということ。 さらにポールと同じファースト・ネームであること。 だからポールはまるで自分の分身に話しかけるかのように、時折同郷人にしか分からない言葉で気さくに著者に話しかける。 この本を読む者は、まずその 「不思議なリラックス感」 に包まれるはずです。  本の構成は大きく二つに分かれます。 前半ではビートルズからウィングス、ソロに至るポールのたどってきた長い長い歴史、後半ではポールの人格に迫る試みがなされていく。 そのインタビューは、一気に行なわれたものではありません。 著者がNMEの記者だった1979年のものから、明示はされていないがおそらく2013年、「NEW」 の発売前後が最新のものではないか、と思われます。 実際読んだ感覚では 「キス・オン・ザ・ボトム」 あたりが最新のような気もする。 その30年以上にわたる膨大なポールへのインタビューを、項目によって構成し直しているようです。 ですから、今年(2016年)亡くなったジョージ・マーティンについてのポールの見解であるとか、最新の情報が提示されているわけではない。 ポールの情報というのはこの歳になってもなお日々更新型ですから、その点については物足りなさが確実にあります。 さらに、30年以上というとポールのものの考え方にも変化変遷があってしかるべきだと思うのですが、30年以上をリミックスにかけているからその変化というものがつかめてこないもどかしさがある。 表紙を飾ったポールの 「老い」 という問題にも、この本はきちんと答えてくれているわけではない。 さらに言えば、ジョン・レノンの死について多くが割かれているのとは対照的に、2001年に亡くなったジョージ・ハリソンの死についての記述はない。 正直なところ、このような本を読み漁ってきた身としては、衝撃に値するような情報が書かれているわけではありません。 しかし前述したような、リラックスしたムードのなかでポールと語らっているような疑似体験を共有できる強みが、この本にはある。 この本全体に貫かれているのが、この心地よさなのだ、と思うのです。 その心地よさが乱れるパートがあります。 自身の失敗作、どうでもいい作品について語るときのポールは多分に感情的になりがちであり、イライラした様子を隠しません。 特に 「シークレット・フレンド」 を語るポールのくだりはポールファンなら一読に値する部分でしょう。 しかしそのイライラも、ポールの人間性が垣間見える瞬間としてこの本にとっては必要なパートなのです。 3000円以上と、この本は決して安くはない部類の本です。 ただその値段に見合うパフォーマンスは兼ね備えています。 この本と付き合った1か月足らずの間、心地よい体験をすることができました(アマゾンの自身のカスタマーレビューより)。

  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

  • 山口 百恵 -

    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

  • 桜田淳子 -

    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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