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2012年4月24日 (火)

「ATARU」「鍵のかかった部屋」 それぞれの第2回を見て

 「ATARU」 と 「鍵のかかった部屋」。
 このふたつは主人公の設定がかなり違っているけれども、内容的にとても似通ったドラマです。
 このドラマが相手にしているのは、警察が事件性なし、と判断したコールドケースです。 それをあとからあーでもないこーでもないと横やりをつつきまくる(笑)。
 その主人公の設定も、かなり違っているとは書きましたが、エキセントリックという点では共通している。
 そしてその主人公についている、男女ふたり。 刑事と弁護士の違いはありますけどね。 こうして主人公とのトライアングルの関係が成立している、という点はまるで一緒です。

 そしてそれぞれの第2回を見たのですが、どうも 「ATARU」 のほうがもたついている印象があった。 「鍵のかかった部屋」 は、初回のもたつき感が多少薄れた気がした。

 それは第2回において展開する 「事件」 そのものの持つ吸引力が主な原因であるように感じます。 「ATARU」 では、死亡直前に 「青いバラ…」 とつぶやいて死んだ男性の事件。 「鍵のかかった部屋」 では、中から完全に密閉された部屋で練炭自殺?を遂げた引きこもりの少年の事件。

 「ATARU」 で事件の吸引力を下げているのは、そもそものとっかかり。 チョコザイ(中居クン)と栗山千明サンが、その事件がまさに起こった瞬間に遭遇するわけですよ。 「いくらなんでもそりゃねーだろう」 と、見ている側は思ってしまう。

 そして個人的に事件の吸引力を著しく低下させた要因は(笑)、この死亡した男性俳優。
 記憶力が極端に悪いせいで、「どぉ~っかで見た顔だよなあ…」 と、ドラマ途中まで考え込みながら見てしまった(笑)。 「あ、そーだ、『仮面ライダーW…じゃなかったオーズ』 のドクター・マキだっ!」(ここでも記憶違ってました…爆)。 人形が一緒じゃないから分からなかったんだ(ハハ…)。

 そしていっぽうの 「鍵のかかった部屋」。 事件への興味という点では大したことはないのですが、話のとっかかりの部分から、佐藤浩市サンが結構くすくす笑わせるんですよ。 自慢の腕時計のコレクションが盗まれた、というエピソードから、3段階の鍵をつけることを大野智クンに勧められ、そして真ん中のひとつだけは鍵を開けておくことで、ピッキング犯罪を手間取らせるという防犯をレクチャーされる。 これが今回の謎解きの大きな布石となっていたことも、話のパッケージングとしては良好な感じです。

 対して栗山千明サンと北村一輝サンは、かなりのカリカチュアを持ってコメディチックにドラマを展開しようとしているのに、こちらのほうは先週も書きましたが、ちっとも笑えない。 だから事件に関しても興味が乗ってこないのです。
 この表現方法は、ドラマの登場人物を変人ぽく見せるのには効果があると思うけれど、それで視聴者を笑わせるに至るには、かなりの技が必要になる気がするんですよ。
 事件への興味を導入する、栗山・北村ラインと佐藤浩市ラインとの役割の違いが、これほど如実に出ていることも珍しい。

 そんなときドラマへの興味を増大させると思われるのが、チョコザイを演じる中居クンの役割だと思うのですが、このサヴァン症候群という特殊な性格設定、第1回目を見た時点でもうかなり説明されちゃってる。 この第2回ではあまり出番自体がなかった気がするのですが、そのことも相まって、どうも失速気味に感じてしまうのです。

 ドラマの全体的な体裁を考えた場合、「ATARU」 の大きな興味は、このチョコザイの過去にあることは明白な気がする。 ドラマはそこを突っ込んで展開していかなければならないのですが、その前に数個の事件をチョコザイによって解決させる必要性がある。
 その数個の事件を興味深く見せていかなければ、このドラマ自体の吸引力は大幅に低下していくことは避けられない、と感じます。
 事件に興味を持てないのであれば、さっさとチョコザイの過去をやってくれよ、という気になってくる。
 でなければ、チョコザイをもっと前面に出してそのスーパーぶりを手を変え品を変え、そして彼の能力をレベルアップさせて見せていくことで、視聴者のドラマへの興味をつなぎとめるしかない。

 対して、「鍵のかかった部屋」 では、佐藤サンのそこはかとない練達したコメディ演技によってドラマへの吸引力が高められたうえに、大野智クンの無表情の演技のなかに、事件当事者たちへの 「心」、感情に対する興味が、ちょっと芽生えてきていることに、見ている側は気付くのです。 事件犯人だった高島政宏サンが自分の犯罪手口をわざわざ公開授業で披露するのも間抜けだよなあと思いながら見ていましたが、それってもしかするとこの公開授業を見に来ていた大野クンと戸田恵梨香チャンへの挑戦状だったのかもしれない。 知能犯の隠れた欲求、ということも考えられるのです。

 そしてそのトリックの、二重三重になっている構造。

 「ATARU」 において弱い、と感じられるのは、チョコザイが放ったヒントによってしか、栗山サンと北村サンが動いていけない、という、なんとも窮屈さを感じる部分です。 この構造が第1回とほぼ同じだったために、第2回ではなんか物足りなさを感じた。

 両ドラマとも、今後に期待したいところです。

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テレビ」カテゴリの記事

コメント

こんにちは^^早速、第2話の感想を楽しく拝見させていただきました。

「ATARU」仲居くん演じるチョコザイと「鍵のかかった部屋」大野くん演じる榎本の謎解きの際の指の動きが似ているという記事を見て第2話からATARUを見たんですが、私の中では全く違うと..表現しにくいんですが、大野くんの指の動きは、脳が回転中?チョコザイの方は、ひらめきみたいな。

今クールのドラマが、ほとんど推理ものなので見せ方が本当に難しいと思います。
久しぶりの人間以外の役を演じる大野くんドラマも始まるまで本当に心配でした。が、佐藤浩市さんの存在で安心して見ていられます。

2話は、冒頭の佐藤さんと大野くんのやり取りが楽しかった。表情変えずに防犯対策300万円なら安いものと言って帰っていくあたり(原作の)「榎本」でした。

この原作は読んでいませんが、原作の「榎本 径」とはどんな人物なのか知りたくて榎本径、青砥純子が始めて登場する「硝子のハンマー」という長編の推理小説を読んでみました。映画や深夜枠のドラマならば原作通りの榎本でいいかもしれないけど、21時からのドラマでは、やっぱりマズイんだろうなと思う人物設定でした。でも、絶対原作の設定の方がリアリティがあって説得力もあるだろうなって。大野くんなら原作の榎本でも十分演じきるだろうと思いました。

私は、松本清張の推理小説で「黄色い風土」がお気に入りなんですが、前々から思っていたのがこの小説の犯人役を大野くんに演じてもらいたいなぁ~って。最初読んだ時は、最後まで犯人がわからなくて、2回目は犯人の気持ちになって読んでって、かなりの長編なんですが5回も読んだくらいです^^数十年経ってまた、2回ほど読み返したほどです。

話が逸れてしまいましたが、第2話で印象深かったところ、「人の評価なんて当てにならない」と言い放つ無表情の中の感情、密室を解くだけでなく犯人に向ける感情が見え隠れしたところでしょうか。今回は、戸田さんの印象が薄かったのかなぁ~
次回は、どんな風に楽しませてくれるのでしょうか。

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

初めまして。最近このブログを見つけまして、楽しく拝見しております。

私はATARUの第2回を見忘れてしまったのですが、第1話を見る限り、ツライです…笑えない受け狙いが。
コメディ要素なしの方向性は考えなかったのかと疑問に思います。
重厚でミステリアスな作品にもなりえる要素はたくさんあると思います。

3話目、ちょっと頑張って観てツラかったら私はATARU、脱落するかもです。

全部観ている訳ではありませんが、リーガルハイが一番好きです、今のところ。

きんぎょのあくび様
コメント下さり、ありがとうございます。

大野クンの手の動きは、ピッキングの手つきのように思えますね。 そして彼のなかで二重にも三重にもなっているロックの輪が完全に一致した時、彼は鍵を開ける仕草をしますね。 テレビ的な視覚重視の演出だと感じます。

チョコザイの手つきは、彼の頭脳の中にあるデータベースをピックアップさせている作業のような気がします。 そして絵の具をぶちまけるようにそれをヒントとして提示していく。 テレビ的に、サヴァン症候群をまるで超能力のように見せている、という演出方法は面白いのですが、それを生かせる事件に出会っていない。 第2回の事件に吸引力がない、と感じたのはそのためです。

興味深いのは、母親が自殺したという栗山千明サンがなぜチョコザイをこれほどまでにケアしたがるのか。 その部分をもっと前面に出せば、第2回はもっと面白くなった気がします。

「鍵のかかった部屋」 で、栗山サンほどのエキセントリックな芝居をしてないのに浮いてしまっているのは、やはり戸田恵梨香チャンだと感じます。 こっちのほうが原作にいらっしゃる人らしいのに、原作にいない佐藤浩市サンより存在の必然性を感じない。 でもまあ、これからなんでしょうけどね。

「鍵のかかった部屋」 では、ふとしたひとつのセリフに、ヤケに心に残るフレーズのものがあります。 いかなるドラマでも、見る側に共感できるようなそんな言葉がひとつでもあれば、説得力がものすごく増してくる、と思うのです。

「ATARU」 にはその可能性がとてもつまっている気がします。 健闘を祈る(ドカーン!…って、ギャグが古くて分かんないか…笑)。

ビジネスマナー様
コメント下さり、ありがとうございます。

このような拙い記事をおほめ下さり恐縮です。
読み返していたらさっそく間違いに気付いた…(仮面ライダーWじゃなくてオーズだった…笑)。

GR様
こちらこそはじめまして。 コメント下さり、ありがとうございます。

「ATARU」 はあのコメディタッチが受け入れられるかどうかが視聴の鍵となる気がいたしますね。
私はこうした 「SPEC」 系のブッ飛んだ笑いというものに、あまりついていけないたちなのですが、ブッ飛び過ぎていて感情移入をさせてくれない登場人物たちに、どのように感情のアクセスができるのか、今回は少々期待しております。

第2回を見る限り、「第1回と同じことをしていたんじゃダメだ」、とは感じましたけどね。
「序盤の数回は助走の段階で」、などと製作側が考えていては、視聴者に飽きられてしまう時代だと思うんですよ。

「リーガル・ハイ」、第1回目の印象ではいちばん面白かったですね、私も。

リウ様
「ATARU」と、「鍵のかかった部屋」の比較考察、
ありがとうございました。

本当に、推理ドラマとしての質、演出、構成など、そのとうりだと思います。(笑)
いつもながら、深い洞察の文章に、感服です。

私、「鍵のかかった部屋」1,2回も、「リーガルハイ」1回目も、視聴しています。
佐藤浩市、堺正人、二人とも好きな俳優ですので、それなりに楽しめました。
でも、1回見れば、十分なんですね。

「ATARU」は、推理ドラマとしても、警察関連コメディーとしても、穴が多すぎますが、
それらを超越して、いつもと違う中居を楽しむドラマとして、秀逸です。(笑)

新感覚、可愛い中居探しドラマ、とでも言いますか。(笑)
私もですが、ファンの間で、このドラマのリピート率、すごいんですよ。
中居の仕草は勿論、お遊び部分の発見や、これも伏線で、次に繋がるんじやないかとか、・・・

一般視聴者の方が、これを面白いか、ふざけ過ぎで、つまらないと感じるかは、半々か、不評がいくらか多いかな、と思います。
あんな、ま抜けた刑事が、いるか~?
スタッフが、意識して、(テンポ良く見せるため)そういう作りにしている感じがします。

私は,「SPEC」は見ていませんが、一部番宣などで見た部分からすると、好きな種類では無いみたいです。(苦笑)

では、なぜ「ATARU」に嵌まり、次回まで、リピート三昧なんでしょうかね、不思議です。(笑)

殺人事件の解決の過程よりも、チヨコザイの過去から現在の経緯が、気になり、次回が待ち遠しいです。
3話,4話は、違う監督ですので、また雰囲気がちょっと変わるかも、と、期待しています。

勇者様
この、中居ファンへの挑戦状のようなレビューcoldsweats01にコメントを下さり、ありがとうございます。

ただ文脈を読んでいただければご理解いただけると存じますが、今回物足りなかったのは、実は中居クンがあまり前面に出てこなかったことによるところが大きい。 彼の役割が第1回と同じなのが見ていてちょっと歯がゆかったのです。

「ATARU」第2回のキモは、栗山千明サンが、戻ってこないチョコザイを、とても心配する場面だった気がします。 彼女はどうも、母親のことを思い出しながら、チョコザイの不在を不安視していた。

それに比べて事件のほうは、なんか結果を知ってしまうととても安易な感覚。 こうした1話完結のような推理ドラマで事件をめぐる人間模様を出すのはかなり困難が伴います(阿部寛サンの 「新参者」 がそうだった)。
それに主たる登場人物のアクが強すぎて、あれもこれもという感覚でドラマ自体が散漫になってしまう副作用もある。

どちらかというと、私はチョコザイの、ひょうひょうとした中にある 「哀しみ」 というものを、早く見てみたい気がいたしますね。 勇者様とその点では一致しているかと思います。

それと、FBI?と村上弘明サンの関係。
思惑が一緒なのか、裏で敵対してるのか。
なぜ彼らがチョコザイを泳がせているのか。

チョコザイが 「捜査開始」「捜査終了」 とつぶやくのも、これってチョコザイのただの興味でやってるのか、それとも彼らと何らかの方法でコンタクトを取りながらやってるのか。

ツマラン事件を見せられるより、そっちのほうが興味あります。

りうさん。

ドラマとは関係ない話で恐縮です。

実は先週末、ひったくりに遭ってしまいました。
なんで私が?!まさか自分が?
ホント何がおこるかわからない。バッグには一切合財入っていたためとにかくパニクってしま

りうさん。先ほどは慣れないスマホでの投稿で、糸が切れた凧みたいになってしまいすみません。それにしても私がひったくりの被害者になってしまうとは思いもよらず人生初めてパトカーに同乗し犯人追跡したり事情聴取を受けたり。

幸い怪我もなく、また取り返しがきかないことにならなかつたのは不幸中の幸いでした。被害者になって感じたことは、全く現実感がないこと
ほんとの恐怖は数日後にやってくること。

ただ被害に遭ったのが、他の家族でなく私で良かった。
これから、ドラマを見る時は今までとは違う気持ちでいる気がします。

それにしても、この年で新しい物、つまり私にとってスマホとの格闘は想像以上にツラいものがあります。もっとサクサクできると思っていたので(*_*)

みち様
仕事前なので取り急ぎ返信いたします。 ビックリです。 心よりお見舞い申し上げます。

キャッシュカードなどはすぐに対応すれば被害は防げますけど、世の中怖いものですね。

どうもこのところ、車を運転していても、変にハイになってる車が多くて。 去年大震災で楽しめなかった分、今年のゴールデンウィークは何やら気分が高揚気味なのかもしれません。 ひったくり犯もそこを狙っていつもより多く出回っているのかも。

みち様の心の痛みに寄り添うことはできないかもしれませんが、どうぞお力落としにならぬよう。 気をつけて外も歩かなくてはならないですね。

りうさん。

ご心配おかけしてすいません。
励ましの言葉になんだか涙が出るほど嬉しかったです。

よもや、自分がとは誰しも思うことでしょうが、実際遭ってしまうと、なんだか夢の中みたいなんですよ。一時的に現実逃避しないと感情の振り子が振り切れてしまうんでしょうね。よくドラマで事件後すぐパニックに陥って喚いている場面がありますが、実際は至極冷静というか

またまた、すいません。
続きです(@_@)

冷静というか淡々としてるものだなぁなどと、自分ながら不思議でした。

盗むという行為に対して、ここでは盗まれる相手が必ずいます。盗まれたら相手がどう思うかなど、どうでもよくてただただ自分の欲望に、いいも悪いもなくなっているんだなぁ
かわいそうになぁ…と優しい私は(~o~)同情してあげました。

なんて、被害が最小限で済んだから、そんな悠長なこと言えるんですが

バッグはまだ見つかっていません。
帰って来いよ~帰って来いよ~帰ってこいよー
(笑)
ケータイ、買ったばっかし
ピンクのバッグは、一番のお気に入り
老眼鏡、無いと困るのよー
定期入れ、子供からのプレゼントだったのよー

やっぱり、悔しい!

いろいろ聞いていただき、ありがとうございました。

みち様
レス下さり、ありがとうございます。

先だっての返信では急いでいたせいか、少々見当外れの例を出してしまいました。 運転でハイになってる、のではなくて、繁華街でハイになってる人が去年よりもかなり多い、と書いたほうがよかったです。 大震災から1年、喪が明けたと思っている人が多いのかな。 そういう浮かれ気味な人を狙うひったくり犯に、すごく防御堅そうな(イメージです…笑)みち様が餌食になってしまったのかな。 …と、文脈を訂正させてください。

それにしてもひったくり犯に慈悲の心とは、みち様は菩薩サマですかhappy02
私も自分がなったら、逆に自己嫌悪に陥ってしまうかも、ですが、「クッソーザケンナバーロー」 ですよcoldsweats01。 でも結局、「アイツ、かわいそうな人なんだろうな」 と、上から目線になるしか自分を慰める方法がない気がいたします。

ケータイが盗まれた、って、スマホがケータイじゃないのかな(よく分からない…笑)。

老眼鏡、これは困りますね…。
個人的に話をすり替えて恐縮ですが、私、47になる癖に未だ老眼になってなくて。
近眼だからでしょうね。 ハタチの時から度が変わらない眼鏡をかけ続けています。
「老」 眼という呼び方はなんとかならんもんでしょうか。 早い人は40そこそこでなるっていうのに。

思い出の品は、やはり落ち込みますよね。
でもまた、子供さんに買ってもらいましょう! ゲン直しの意味も込めて。

今回のことで、身近な人がこんなことになるなんて、日本って油断できない国になってるんだな、と気を引き締めることができました。 すっごい無防備ですからね、鍵かかったまま車を離れたり。 お互い、気をつけましょうね!

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BOOKS

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  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

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    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
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    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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