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2012年4月21日 (土)

「コドモ警察」 笑えるけど、どこまで笑えるのかなァ?

 はじめに ちょっとこの記事、書き足しました。

 悪の組織レッドヴィーナスを追い詰めた特殊捜査課の敏腕刑事たちが、そいつらの作った特殊ガスを吸ってしまったことにより、全員子供になってしまった!…という設定のドラマ、「コドモ警察」。
 「タモリ倶楽部」 の裏番組であったためにほぼ完全に見逃し、個人的には忸怩たる思いでいる 「勇者ヨシヒコ」 を作った、同じ監督の作品とか。

 捜査課のボス鈴木福クンはまんま 「太陽にほえろ!」 の石原裕次郎サンだし、捜査課の刑事もそれぞれあだ名がついており、タイトルロゴは完璧に 「西部警察」 のパクリ。
 元ネタを知っている人には抱腹絶倒の作りであることは間違いがありません。
 ただの1回だけ見た 「勇者ヨシヒコ」 と、その笑いの質が同質であることはすぐに分かります。

 つまり、心の底から笑わされているのとは違う。

 「オレこれ、知ってるのっ、知ってるのっ!」 とまわりに誇示したくなるような笑いの質なんですよ。

 「勇者ヨシヒコ」 の場合、それは 「ドラクエ」。 今回はそれが石原プロの刑事ドラマなわけです。

 それにしても、体型が子供になったのだけれど、頭のなかは元のまんま。 だったらその姿のまま刑事活動にいそしめばよかろうものを、「世間体が悪い」 とかなんとかそーゆう理由で(笑)彼らはフツーの家に入れられ(フツーでもなかったけど)小学校に通わされる羽目になってしまう。
 その設定自体がまた面白くて。

 で、ガキの体型になったのだから、子供用の服を着させてりゃいいのに、背広とかジーパンとか(ジーパンって、元ネタがすぐに割れますよね…笑)女性用の服とか、わざわざ子供サイズに作り直して彼らに着させてる(ジーパンは違うか)。 ただだからこそ鈴木福クンが裕次郎ボスだというのが瞬時に分かるんですけどね。

 …今の若い人には 「ゆうたろう」 の格好している、と説明したほうが分かりいいのかな…。

 で、思考形態が元のまんまで、みんな小学校に通ってるから、こーゆーギャグができる。

 「張り込みだ」

 「すいませんデカ長」

 「どうした?」

 「明日は算数の先生に居残りだと言われてるんです」

 「んなんだとぉぉっ!」(ハハ…)

 「昨日テストで落第点を取ってしまって…」

 「(デカ長、デスクを思いきり叩き)小4の算数だぞっ?!」

 「今の算数は難しいんですっ!」

 「実は…オレも…劇の会の練習なんです…」 横からおずおずと話し始めるジーパン刑事(笑)。

 「劇の会だとっ?!…何をやるんだ…?」 ってボス、そーゆー問題かよ?(笑)

 「『ロミオとジュリエット』 です」

 「休ましてもらえ」

 「無理です…オレ、ロミオなんスよっ」

 「んなんでそんなデカイ役を引き受けたんだぁっ!」(ワロタ…)

 「推薦されたんですっ! 仕方なくですよっ!」

 「ウソをつくなぁっ!」 口を挟んでくるゴリサン(役名違ったと思うけど…)。

 「…ウソなのか?」

 「……どうせなら、…ロミオやりたいじゃないっスかっ!」

 驚愕する一同(爆)。 なるほど…ガキの頃できなかったのね…(爆)。

 絞り出すように口をひらくボス。

 「…分かる…分かるがな…捜査中のロミオはイカン…」





 …腹痛ぇ…。




 この鈴木福クンの同僚で愛人?なのが、吉瀬美智子サン。 毒ガス吸ってないから、匂い立つような女性のままです。 ただなんか理由もなく、「こんなドラマになぁ…」 とかわいそうになってくる(ハハ…失礼)。
 いや、逆に役者冥利だとは思いますけどね、こんな抱腹絶倒の傑作ドラマに出ることができるのは。

 「…最近…全然来てくれないのね」

 「フッ…こんな体じゃな」

 「子供になる前から、ご無沙汰よ」

 「レッドヴィーナスを追い詰めたんだ…それどころじゃなかった」

 「こう見えて、アタシ、モテんのよ?」

 「知ってるさ…」

 「いつまでもひとりにしとくと、酷い目に遭うわよ」

 「分かったよ…今度ファミレスでオムライスでも食べようか」(笑)

 「アタシ、保護者じゃないわよ? …ホンット勘弁」

 「本当にわがままな女だな、君は…フッ」

 こーゆーきわどい会話を鈴木福クンにさせるとは、言語道断だ(笑)。
 しかもこの会話、「ファミレスのオムライス」 というのは、子供になってしまったその体型が言わせているのではなく、あくまで自虐的な皮肉として発せられているのがさりげなくすごい(褒めてんのか?)。

 そして捜査課の紅一点には、「家政婦のミタ」 で末っ子を演じていた女の子。
 元がとてもクールで口の悪い女刑事だったためか、とてつもなくナマイキな(笑)こまっしゃくれたガキになってます。

 さらに後追い情報ですが、どうもこのコドモたちの中に、私の妹の息子の友達が含まれているらしい(誰だか言ってしまうとまずいか?)。 こんな子供のうちから頑張っているのだから、自分も頑張らなければ(ヘンなところで励まされとるぞ)。

 そのコドモたちの中に入ってきた新人が、勝地涼クン。 新人なのにいちばん年上という奇妙な現象が起こってます。
 この新人がドラマの中でいちばんのスパイスになっている。 彼は 「リバウンド」 でもかなりコメディが出来るところを証明したのですが、今回はそれがさらにいかんなく発揮されている。

 とりあえず初回は笑わせていただきましたが、どうやって手を変え品を変えてこちらを笑わせてくれるのか、その引き出しの多さを期待したいと思います。 「ヨシヒコ」 でも毎回飽きさせなかったみたいだから、杞憂だとは思いますが。

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» コドモ警察 視聴率 [るり色ダイアリー]
コドモ警察 視聴率がすごい! って言っても、視聴率が低いんです。 すっごく残念。 中年の刑事が特殊ガスのせいで子どもになるって設定はともかく、 キャストだって、人気の鈴木福・本田望結、 さらにSexy Zoneのマリウス葉が顔を揃えてるのに。   ★★ 鈴木福くんと似…... [続きを読む]

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BOOKS

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下

    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 上

    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 上
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ記事より抜粋)。 この上巻ではビートルズの祖先から遡ってリバプールで人気に火が付き始めたところまでが書いてあります。

  • ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白

    ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白
    まず驚かされるのが、表紙のポールの写真です。 よくこんなのが採用されたな、というくらい、刻まれた年輪が顕著に分かる 「年老いたポール」。 飾り気のないその写真に、「素のポール」 をあぶり出そう、という心意気が見える。 そして実際、著者のその目論見は、成功しているように思えます。 何より大きいのは、「NME」「Q」「MOJO」 など音楽メディアで長年記者を務めてきた著者がポールと同じリバプールの出身者である、ということ。 さらにポールと同じファースト・ネームであること。 だからポールはまるで自分の分身に話しかけるかのように、時折同郷人にしか分からない言葉で気さくに著者に話しかける。 この本を読む者は、まずその 「不思議なリラックス感」 に包まれるはずです。  本の構成は大きく二つに分かれます。 前半ではビートルズからウィングス、ソロに至るポールのたどってきた長い長い歴史、後半ではポールの人格に迫る試みがなされていく。 そのインタビューは、一気に行なわれたものではありません。 著者がNMEの記者だった1979年のものから、明示はされていないがおそらく2013年、「NEW」 の発売前後が最新のものではないか、と思われます。 実際読んだ感覚では 「キス・オン・ザ・ボトム」 あたりが最新のような気もする。 その30年以上にわたる膨大なポールへのインタビューを、項目によって構成し直しているようです。 ですから、今年(2016年)亡くなったジョージ・マーティンについてのポールの見解であるとか、最新の情報が提示されているわけではない。 ポールの情報というのはこの歳になってもなお日々更新型ですから、その点については物足りなさが確実にあります。 さらに、30年以上というとポールのものの考え方にも変化変遷があってしかるべきだと思うのですが、30年以上をリミックスにかけているからその変化というものがつかめてこないもどかしさがある。 表紙を飾ったポールの 「老い」 という問題にも、この本はきちんと答えてくれているわけではない。 さらに言えば、ジョン・レノンの死について多くが割かれているのとは対照的に、2001年に亡くなったジョージ・ハリソンの死についての記述はない。 正直なところ、このような本を読み漁ってきた身としては、衝撃に値するような情報が書かれているわけではありません。 しかし前述したような、リラックスしたムードのなかでポールと語らっているような疑似体験を共有できる強みが、この本にはある。 この本全体に貫かれているのが、この心地よさなのだ、と思うのです。 その心地よさが乱れるパートがあります。 自身の失敗作、どうでもいい作品について語るときのポールは多分に感情的になりがちであり、イライラした様子を隠しません。 特に 「シークレット・フレンド」 を語るポールのくだりはポールファンなら一読に値する部分でしょう。 しかしそのイライラも、ポールの人間性が垣間見える瞬間としてこの本にとっては必要なパートなのです。 3000円以上と、この本は決して安くはない部類の本です。 ただその値段に見合うパフォーマンスは兼ね備えています。 この本と付き合った1か月足らずの間、心地よい体験をすることができました(アマゾンの自身のカスタマーレビューより)。

  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

  • 山口 百恵 -

    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

  • 桜田淳子 -

    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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