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2012年5月12日 (土)

「梅ちゃん先生」 第6週 とりあえず、またしてもさらに、ヒンシュクを買い罵倒されながらも、性懲りもなくもう1週見た感想です

 まず、このドラマのレビューを続けることについて、言い訳じみた話をしなければなりません。

 私はこのドラマに対して、けっして擁護している立場の人間ではないことを、ここに断言したいと思います。 大袈裟ですけどね。 断言です。

 それはこのブログのレビューをきちんと読んでいただければ分かることだと私は思います。

 評価できないうえで、私はこのドラマの作者がかつて私を大いに楽しませてくれたドラマの作者と同一人物であることを、いぶかしく思っています。

 このドラマの作者、尾崎将也サンがかつて書いたドラマ、「結婚できない男」 が、いま関東地方の午後に再放送されている。
 こないだチラッと見たのですが、やはりかなり面白いんですよ。

 これって主演の阿部寛サンの力量によるものなのか?

 「梅ちゃん先生」 では堀北真希チャンが、脚本の中にあるギャグ的要素を汲み取っていないからこれほどまでにスベリまくっているのか?

 どうもそうじゃない気がする。

 堀北真希チャンは今回、このドラマの中では 「おっとり」「のんびり」 という女の子を演じ切ろうとしている。
 今週の梅子を見ている限り、私はそのことを強く感じます。

 私は、「おっとり」「のんびり」 という主人公を演じることって、すごく難しいことだと感じます。

 要するに、ドラマを見ている側は、彼女が主人公であるがゆえに、長いこと彼女ののんびりさ加減に付き合わねばならなくなる。 見る側をイライラさせずにそれをやりきる、ということには、かなりの困難が伴うと私は思う。 彼女は、苦闘している、と思う。 ともすれば、彼女自身の演技力がないように簡単に見えてしまうからです。

 つまり。

 今回、こうした、のんびりとした人間を見てイライラせずに笑って見守ることができる、視聴者側の寛容を、このドラマは見る側に突き付けている。

 難しく言えばそういうことになる。
 自分の狭量、寛容を、試されているドラマ。

 ただ、当然このドラマを見る権利も見ない権利も、視聴者の側にあります。

 だからこんなふうに難しく考える必要なんか、ちっともないと私は思います。 見ていて不快ならば見なければいい。 簡単なことだ。 フジテレビみたいなこと言ってますけど(笑)。

 私の場合はただ、このような、内容的にもかなり抜けたような二流、三流と評価されても仕方のないような出来のドラマを、尾崎サンがなぜ作っているのか、に興味がある。

 そして先週、コメントを下さったかたから、「このドラマは 『笑点』 の大喜利に似ている」 というご意見をいただきました。
 つまりこのドラマは、「お約束」 を武器にして分かりやすい笑いを導こうとしている。
 なるほどと溜飲が下がった思いがしました。

 ここでまた、「私はこのドラマを擁護しているわけではない」 といちいち断りながら書かねばならないのですが、「梅ちゃん先生」 というドラマは、お約束の分かりやすい笑いをまぶしながら、気楽に見てもらえるドラマを目指している、と私は考えるのです。

 そしてそのなかで、毎週心に残るフレーズは、ひとつかふたつでいい。

 世の中には、ライト感覚でドラマを見ているかたが大勢いらっしゃいます。

 そんなかたがたは、このドラマを気楽に気軽に視聴されている。

 そしてたまに発信される真面目なメッセージに、「そうだよなぁ」 と思ってもらえればそれでじゅうぶん。

 このドラマのスタンスは、そこにあるのではないでしょうか。

 そして見る側は、それが義務だなんて辛気臭いことは言いっこなしですけれども、肩の力を抜いてこのドラマを見る必要がある。

 確かに私も、質のいいドラマをお勧めしたい気持ちのほうが強いです。
 ただ世の中、質のいいのもあれば悪いのもある。
 質の悪いドラマに関して今回私をレビューに走らせるものは、先ほども書いた 「脚本家の意図に興味がある」 という点に尽きるのです。 そしてそれを解明しようとしている。

 で、今週強く感じたのが、先ほども書いたように、「堀北真希チャンがやろうとしている梅子の性格は、反感をもたれずに演じようとするとかなり難しい」、という点です。

 今週の話。

 梅子たち医専の学生がダンスパーティを開こうと奔走する、という話自体、「何やってんだか」 という話です。

 そのパーティに梅子は、頑固な父親を連れ出そうとする。

 梅子という人間は、かなりおっとりでドジな性格だから、ここでも見る側は 「そんな余計なことをして、そんなリアリティのない話で親子の絆を描こうというのか」 と簡単に考えがちです。

 でも私は、別のことを考えます。

 梅子は何をやるのにも後先考えず、ずれたことばっかりやっている。
 だけど、悪気があるわけではない。
 ということです。

 悪気がなければ何をやってもいいのか、という議論になりそうですが、いまの世の中、もっと 「悪気のない、罪のないこと」 に対して人々は寛容になる必要があるのではないか、と感じるのです。

 少なくとも梅子には、「父親が心配してくれるからこそ、自分たちは前に進める」、という自覚がある。
 そしてそれを感謝する心がある。

 その気持ちを実際に行動に出して形にできないケースばかりじゃないでしょうか? いまの世の中って。
 ここではたんに家族の絆とかを表現しようとしているのかもしれないが、作り手の意識は、その先を見据えている気がするのです。 こんな論ずるに当たらないようなドラマを構築しながらも。

 あ~あ、へらへら笑って気楽に見てりゃいいのに。 めんどくさい人間だよオレも。

 そうだ、書き忘れた。

 今週のラスト、ダンスパーティであぶれてしまった松坂桃李クン。

 かつての自分を見ているようで身につまされました。
 先週も、へらへらと安易に 「あきらめちゃダメだ」 と転向してしまった父親の鶴チャンに、「なんか違うんだよなぁ」 という表情をしてましたし。

 彼の心の動きには、かなりのリアリティを感じている私です。

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テレビ」カテゴリの記事

コメント

善作とは違う形の不器用な厳しさと優しさを持つお父さんの描写はいいと思います。そういう見所が週一回ぐらいあって、後は総じて「アホな事をやってるなー」という感じ。骨格模型を相手にダンスの練習をするぐらいはまだしも、献体の場面の漫画的演出はさすがに批判が殺到したでしょうね。

投稿: 巨炎 | 2012年5月12日 (土) 22時16分

巨炎様
コメント下さり、ありがとうございます。

解剖(前後)の場面、私もひやひやしながら見ていました。 いかにして死者を冒涜せず、ギャグに持ち込むのか。

なにより、これを笑い話にすることで、梅子だけではなく解剖実習をするすべての医専生たちの、「お前ら本当に医者になるつもりがあるのか」 度が揺らいでしまう。 まあ実際にも、初めて人間を解剖するなんてなったら、かなり気後れするとは感じるのですが。

けれども、この笑い話は、「そのうちになんとも思わなくなること」 を問題視していた田中要次サンの存在によって、奇麗、とは言わないまでも、うまいこと着地したような気は、いたしました。

あとは、そうですねー、たいていは 「何やってんだか」 で見てますね。 「ツッコミどころがあるほうが朝ドラとして成立する」、という思想があるような気がする(爆)。 「カーネーション」 とは真逆です。

投稿: リウ | 2012年5月13日 (日) 03時22分

リウ様、おはようございます。

先回のコメントで、思わぬ波紋を生じさせてしまい、微妙な責任の一端を感じております。

只、ネット上の意見と、最高20%台の視聴率に貢献している、一般視聴者の捉え方のギャップは何処にあるのか?
自分の無い知恵を絞って、考えた結果である事を、ご理解頂けたらと考えております。

「梅ちゃん先生」実際自分にとって、スルメ染みた味わいの番組になっており、麺類に例えれば塩ラーメン風味の味わいになっております。リウ様的に、この番組の味わいは如何に?
番組的には演出に、もう一工夫加わったら重畳かと思います。

梅ちゃんのダンスパートナー対決。アニメ・特撮が主な守備範囲の自分としては、
「シンケンレッドVSボウケンレッド」のレッド対決
が、二重映りとなっていました。
信朗にリベンジのチャンスは有るのか?

次週予告、あかね結婚? に衝撃を受ける竹夫。
「金色夜叉」の勘一宜しく、人生の無情に涙しつつも、愛してくれた女性を護ってやれなかった反動から、訪れる経済成長の波に乗って守銭奴人生に向かう、裏成長潭を垣間見せられたら。
父の望まぬ生き方も、息子の成長の証という事で。

投稿: M NOM | 2012年5月13日 (日) 04時02分

M NOM様
コメント下さり、ありがとうございます。

M NOM様を巻き込んでしまい、私も少々心苦しく思っておりました。 お詫び申し上げます。

ただやはり、こういう評価しにくいドラマに対して、どういう位置づけなのかを考察したい、という気持ちは、人間やはりあるものです。
その波紋として私は読者をひとり失いましたが、「いたしかたのない範囲」 として許容するしかすべはありません。 人の世は難しいものです。 その人の機根に合わせて話をするというのは、とても難しい。

このドラマが何味なのか、というご質問ですが(笑)、とんこつベースのしょうゆ味でしょうか(考えてない…笑)。
いや、とんこつかと思うとしょうゆ味だったとか、なんか見ていてはぐらかされることが多い気がするんですよ。 「ふざけた話だなぁ」 と思いながら、「ムリヤリな話を作るなよ」 と思いながら、実は梅子のホンワカさ加減に救われていた、みたいな。

視聴者的にはノブに花を持たせてやりたい気がいたしますが、たぶん今週出てきたライバルに梅子を取られながら、一生梅子の良きサポーターとして生きていく、みたいなスタンスになる気もいたします。

投稿: リウ | 2012年5月13日 (日) 04時40分

 今、総合テレビでダイジェストを見てこれを書いています。今回の記事がとても気になったので。
 お久しぶりです。当方、なかなかドラマに復帰できませんが、こちらにはいつも寄らせてもらっています。やっと、他のブログにコメントできる余裕ができました。」お元気ですか? コメントを寄せる方の顔ぶれは変わられたのでしょうか?

 私が視聴した近年のテレビドラマ最高傑作は「Mother」「ハゲタカ」そして「結婚できない男」で止まっております。「カーネーション」を見てもはたしてどうですかね。朝ドラのシチュエーションにはまらない激しいスタンスがすきなのはリウ様も私の傾向を覚えていらっしゃると思います。
「結婚できない男」そちらでは再放送ですか。ぜひ最後まで見てやってください。関テレがつくった最高傑作ですからね。これから書くことはリウ様も御存知かもしれませんのでお知りでしたら無視してください。尾崎将也氏にとって「結婚できない男」はおそらく生涯の最高傑作だと思います。主人公・桑野信介がみせる、たとえば部屋でクラシックを大音響でかけて指揮をする、とか結婚なんてできるとおもえない(むしろ結婚しないとうそぶくところ)などは、尾崎さんの実体験であり実感のようです。日経エンタテイメントで読んで記憶しております。あの話が私の実人生の心模様を突き刺したことも書き添えます。
 こうした自己投影でできた傑作はそう簡単には並ぶような作品はつくれないのでは? そして未見ですが「アット・ホーム・ダッド」で阿部寛さんとの出会いも当然大きく、相乗効果でできた傑作でしょう。ですので「白い春」は面白いかもしれないと思ったのですが、「結婚できない男」の自己投影による傑作を期待する私としてはどうしても食指が動かずザッピング程度に終わりました。「白い春」が「結婚できない男」より面白いかはなんともいえませんが、私自身とのつながりなどで後者に判定をあげます。
「梅ちゃん先生」はドラマにはまっていたとしても私は視聴しなかったでしょう。理由は3つ。

 1、女性主人公のドラマはどうか?
 2、戦後とはいえ時代劇より現代劇に向いている?
 3、「只野仁」のセンスが朝ドラには厳しい?

 1と2はドラマをキチンと見ていないので批評しません。で、3、は御存知でしたでしょうか?テレビ朝日の23時過ぎに放送していた、高橋克典主演のものでパターン化されたコメディで、尾崎さんは何人かの脚本家と担当する回を分けながら書いておられました。もちろん「結婚できない男」とはは違い、シリーズの法則に乗っ取ったコメディを書いています。馬鹿馬鹿しさを醸したドラマでしたが、エンタテイメントに徹した脚本も書けるのだと妙に納得しました。技術で書けるのでしょう。「梅ちゃん先生を」今日見た限りでいえば「只野仁」シリーズの路線に乗っ取っているのかなというのが素直な思いでした。阿部寛シリーズの良さを求めるのは無理だろうな、とも。

 繰り返しになりますが、自己投影の傑作は1作だけのような気もします。プロとして技術で書いているということですね。そう考えると坂元裕二氏は恐ろしい。「Mother」と「チェイス 国税査察官」まさか実体験じゃないでしょ。今回の朝ドラに堀北真希は素直で余裕がなくてコメディにははまってないなあ。「花盛りの君たちへ」ってタイトルだったかな、男に成りすましたドラマでも余裕がなかった。今回は脚本家の業を味わうよりパターン化コメディを腐すのがいいのでは? 正直、見ないほうがいいと思いますよ。私のドラマ復帰は次回のクールの井上真央主演物(演出は「Mother」の水田監督)でできるかなあ。でもブログには書けるかな……。

投稿: リーン | 2012年5月13日 (日) 12時18分

リーン様
お久しぶりです。 コメント下さり、ありがとうございます。

私もリーン様のブログには、たま~によらせていただいております。 リーン様の問題意識に比べると、私は故郷が福島なのにもかかわらず、こんなにノーテンキで申し訳ないくらいです。 ただこういう時こそ笑っていただきたくて書いている、フツーにしていることで励まされる向きもあるのではないか、と思いながら書いております。

で、「梅ちゃん先生」 ですが。

私の場合、「阿部寛三部作」 をすべて見ての視聴です。 それ以外は見ておりませんが、 「阿部三部」 はやはりすべて出来がよかったと感じております。 言われてみれば、「結婚できない男」 はそのなかでも完成度的にいちばんよかった気がします。

その印象からいけば、「やはり尾崎サンの脚本は阿部寛サンとは相性が良かったのかな」、と思います。

「白い春」 に関しても、正直このシチュエーションからいけば、コメディになんか到底なりえない題材を、ものの見事にそれに仕立て上げていた、という点で、感心しまくったものです。
私個人の 「思い入れ」 という点では 「白い春」 がいちばんだったかもしれない。

人情話をコメディに組み込んでいる、という点では、「白い春」 と 「梅ちゃん先生」 のベクトルは似通っています。

番組HPでも、梅子の隣の工場の片岡鶴チャンを 「男はつらいよ」 のタコ社長的な存在にしたいと語っていた尾崎サンですが、「白い春」 でも阿部寛サンを寅さんみたいな存在として描きたがっていたようなフシがうかがえます。

リーン様のご指摘のように、「結婚できない男」 が最高峰だとすると、私が青筋立てて(笑)このドラマに執着する意味もなくなってしまう気がしますよね(笑)。

ただなんと言いますか、このドラマを見ていると、なんとなくやはり、肩の力は抜けてくるような気は、するんですよ。

ここで私は去年の 「おひさま」 を思い出すのですが、あのドラマも結構 「まったり系」 だった気がします。
ただ個人的には、見ていて退屈だった。 出来が悪かった、と申しているわけではないのですが。
自分の場合、1週間分をまとめて見る、という視聴方法なのが影響している、とは思うのです。

今回の場合、シチュエーションのあり得なさ、プロットの人を食ったようなところに気を取られ(笑)、1時間半そのまま寝ないで見てしまう、ということが多い。

スベリまくっているようなコメディ部分も、最初のうちのぎくしゃく感が取れてきて、だんだんよくなってきたような気もするし(単にこっちが慣れただけの話かもしれない…笑)。

まあ、どのドラマがいちばんか、という点につきましては、やはり個人差はどうしても付きまとう気がいたしますが、「カーネーション」 は私の見たドラマの中では、「北の国から」 以来の傑作です。

投稿: リウ | 2012年5月13日 (日) 15時02分

 自分のブログの記事を書き終えてやってきました。私は性格的に深刻ぶるところがあるので、自分のブログもあんな小難しいものになってしまいました。ただアメブロの中から訪問してくださる人は私の震災関係の記事を読む方が多く、その方々を大事にしたいということで今の形になりました。アメブロの外から来るアクセスは山下達郎ばかりですけどね。ドラマを見なくなってしまったのは、ブログに書く記事をドラマと震災の二本立てにしようとして無理をし、昨年ブログを完全休止したからです。どんな記事であっても昨年はひとつの記事に4,5時間かけていましたからね。今でも2時間かけていますが。そんなわけでドラマから遠のいてしまいました。そして読書の時間をとるためにドラマを選んだということもありました。「おひさま」も5月放映分より見ていません。
 でも、ここに来るのは里帰りするような気分になります。ここにコメントをしたことが「リーンのガラパゴス批評」につながりましたから。だから、ぜひともリウ様のスタンスでブログを書いていただければむしろこちらは嬉しいです。私のようなブログが氾濫したらそれこそ日本の危機ですよ。

 私のドラマの最高傑作、あれは「私だけの」と書いておくべきでした。あの3本のドラマはどれもつむじ曲がりですよね。

 誘拐犯という人道の敵、日本経済の敵、少子化問題の敵、いやあ黒い人間ばかり大好きですね。「ハゲタカ」なんて民放でやっていたら「家族のうた」と同じ運命をたどっていたでしょう。私が好きなのは映画で言えば単館上映されるインディペンデント作品といった趣ですからね。「カーネーション」と比べてもこちらの作品は一般的には無名すぎます。こちらに分かっていただける人がいればいいので、母の日の花と比べる気にはなりません。でも、いい作品は演出と脚本とキャストの奇跡的相乗効果によって生み出されたのは同じだと思いますよね。でも、意外だったのは「JIN-仁(名前の書き方、合っていますか?)」を挙げなかったこと。不思議な気がします。

「梅ちゃん先生」はおそらくドラマフリークの面白さではなく朝ドラを習慣的に視聴している人に受け入れられる面白さなのでしょうか。こういうのは考えすぎないように見ないと、きっと私は激怒してしまうかも。リウ様も葛藤がおありでは? でも堀北真希ははまっていない気もしますし、「平清盛」もアンちゃん体質(と私のブログを読んでいる方が書いていました)の主人公、主役に共感できないのではないかと危惧しています。NHK大丈夫?

 というわけで、ほっこりしたいときに帰ってきます。はやく私にとっての4本目の最高傑作を見つけたいんですけどね。求む、グロい主人公!?

投稿: リーン | 2012年5月13日 (日) 22時05分

リーン様
レス下さり、ありがとうございます。

原発問題よりもドラマの良し悪しを論じるほうが、はるかにノーテンキであることはいうまでもありません。
やはりリーン様のように、深刻に考える人がいなければこの国の行く末は危うい、と感じます。

かく言う私も、自分の詩の中ではもうキヨシローサンが歌にするずっと前から(後出しジャンケンみたいで甚だお恥ずかしい話ですが)「原子力などというわけのわからないものに頼って電気を享受していることの愚に気付かねばならない」 などと書いてはおりました。 核廃棄物が何十万年も有害物質のままだ、というニュースを見て書いた詩でした。

でも結局それは、自分のノートの中のまま。

なんにもできなかったのと同じなのです。

次の世代の子供たちのために書くべきことを書いているリーン様を、私はだから尊敬します。

で、

ノーテンキなドラマ批評なのですが(笑)。

「カーネーション」 は、私がそれまでいいと思っていた 「JIN」 とかその他もろもろの傑作ドラマを、いっぺんに吹き飛ばしてしまうほどの完成度の高さを感じさせました(くどいようですが感想には個人差があります…笑)。

レベルが、違いすぎたんですよ。 自分にとっては。

このドラマで私の心を鷲掴みにしたのは、「人間、人生の中で必ず、取り返しのつかない過ちを犯すものだ」、という思想でした。

これって別に崇高なテーマでもなんでもなく、ごく身近にあるテーマですよね。 このテーマだけを見ると、このドラマはインディペンデント系の性格を有していると思われます。 実際パーソナルなメッセージが込められた作品だと思いますよ、「カーネーション」 って。 もしお時間があれば目を皿のようにして隅々まで堪能していただきたい作品です。

リーン様にとって 「結婚できない男」 の思想がご自分にジャストフィットしたのと同じように、いままでの人生で取り返しのつかない過ちばかりを繰り返してきた私にとって、この 「カーネーション」 の思想は、まさにジャストフィットしました。

で、また今回、「梅ちゃん先生」 をレビューし続けることによって、またひとつ取り返しのつかない過ちをしているような感覚が、現在自分のなかにはあります(笑)。

でも、気楽に見ていいドラマもあっていい、と私は思うのです。

人によっては 「梅ちゃん先生」 を見ているとムカムカしてしょうがなくなるかたもいらっしゃいます。

そんなかたに 「気楽に見ましょうよ」 と言ってもますますカリカリさせるだけです。 せかせかしている人に 「のんびり行こうよ」 と言っても、却って怒らせるだけです。
私のコメント返信で、そのかたは相当傷ついたと思う。 私も、なんで分かってくれないかな~と少々もどかしい思いで返信したりしました。

自分の中では 「梅ちゃん先生」 のレビューをすることに葛藤とかは、あまりないのです(笑)。

ただ、このドラマを見てカリカリしているようなかたたちに、どうやって解説したらいいのか、そこを苦慮するのです。

ひるがえって、このドラマ自体が、そんなヒートアップしている人に、クールダウンを求めているようなドラマなんだ、と感じるのです。 堀北真希チャンののんびりぶりは、よくそれを演技に転化している、と私は感じます。

投稿: リウ | 2012年5月14日 (月) 07時50分

脚本家の話で思い出しましたが「江」の田淵氏は朝ドラで「さくら」(2002年)という作品を手掛けました。帰国子女のヒロインが自己主張の欧米と和を尊ぶ日本の価値観のギャップに苦しみながら周囲と折り合い成長する一方、外国人の婚約者と別れる事になるという割とまともな内容でした。やっぱり畑違いだと力量を発揮できない(後、クリエイターの力量もピークの時期があるという事?)ケースがあるのかもしれません。

後、朝ドラ視聴者の中にはヒロインが可愛ければ中味は深く考えずに楽しめる人もいるそうです。私の父は朝ドラ最悪作品と言われる「天花」(2004年)でさえヒロインの演技の下手さを初々しいと肯定的に捉えていたぐらい。一方、尾野真千子さんが脇役出演していた「芋たこなんきん」(2006年)は主人公がぽっちゃり系のおばちゃんだったためか内容は肯定的意見が多いものの視聴率はさして振るわず、近年の作品にも関わらずDVD化もされてません。私もTOKIOのリーダーがレギュラー出演していたぐらいしか覚えてなくて、こんな事ならちゃんと観ておけば良かった…。

投稿: 巨炎 | 2012年5月15日 (火) 16時48分

リウ様、こんばんは☆
また久しぶりのコメントになってしまいましたが、梅ちゃん先生、私もずっと見続けています。
…が、最近、あまりにも全体が子どもっぽすぎて、見ていてかなり脱力気味です。どうしましょ~~(笑)

「伝わらなければならないメッセージも伝わっていかない」
前回のレビューに書かれていたリウ様のこの言葉の通り、ホント伝わりにくいでしょうね~、第5週や6週のような調子でずっとドラマが進んでいくと。
この先も、基本がかなり寒いコントで(笑)所々にマジメな話を差し込まれても、白々しく感じられて却って反感を買ってしまうだけで、逆効果…じゃないかなぁ。

解剖シーンのキャーキャーの後は、せめてその日のうちに先生とのあのやりとりを見せてくれていれば、あんなにメチャクチャに批判もされなかったでしょうに、その見せ方ももう少し視聴者側の気持ちになって工夫してもらえたらなぁ~って、すごく残念に思ったし。。

醤油やらヨードチンキやら有り得ないものを入れてのコーラ作りも、江美さんがいないとみんなが気づいた時、「ばかばかしくて帰ったんじゃない?」…って、この言葉を主人公たちに言わせちゃいかんでしょ~!尾崎さん!とも思ったし。
あのシーンを放送するのに一生懸命作り上げたスタッフの人たち、そして視聴者に、失礼だよ~!尾崎さん!
…って、あの場面は仏のほとりん(誰…)もムッとしてしまいました。。

“星いくつ”の感想欄を見ていると、日頃のウップンを晴らすいい場所を見つけたと言わんばかりに、喜んでムチャクチャな感想を書いているような人が多くて、気分が悪くなるほどなんですけど、中には頷ける意見も多かったりします。
(でも、なぜ、見てもいないのに星ヒトツの評価を付ける人がいるのか不思議すぎます…)

カーネーションの時は「糸ちゃん、この先どうなるんだろ…」とワクワクして見ていたのが、梅ちゃん先生では「尾崎さん、この先どうするんだろ…」と、そっちがメインで、純粋にドラマに入り込んでない自分がいるのがよくわかるんですよね。
なんか、それって、ドラマを見ながら居心地悪くって(笑)
「脚本家の意図に興味がある」というリウ様の言葉、私も全く同じなんですが、やっぱりまずは次の回が楽しみで仕方ない気持ちにさせてもらいたいかな。

自分がホントにドラマを楽しんでないと気づいたら、ちょっとビミョーな心境になってきたほとりんです(^^;

投稿: ほとりん | 2012年5月15日 (火) 23時48分

巨炎様
「カーネーション」 ではなく(笑)こちらのドラマへの再コメント、ありがとうございます。

同じ脚本家でも才能のピークとか出来不出来があるとか、題材に相性があるとか、ホントに巨炎様のおっしゃる通りですね。
私の場合今回は、その要因を取っ払って(面倒なことをしてますが…笑)「どうしてここまで突飛な話を設定するのか」、という感じに、ここのところはなってますね。

それと、やはり 「カーネーション」 後遺症で、朝ドラを見なければならないという呪縛にかかっているのかもしれないです(まだ…笑)。

だって普通、朝ドラって、ホントにリタイアすることばかりなんですよ、私の場合。

「芋たこなんきん」 はリタイアせずに見てましたが、結構気楽に見てました。 今回(「カーネーション」)はすごすぎた。 春ドラマを見倒しているのも、「梅ちゃん先生」 を見続けるのも、全部後遺症です(簡単に言うなあ…coldsweats01)。

投稿: リウ | 2012年5月16日 (水) 12時41分

ほとりん様
コメント下さり、ありがとうございます。

ほとりん様が苦慮するのも、とても分かる気がいたしますcoldsweats01

コーラ作りとかダンパとか、話がなんか突飛過ぎますよ、このドラマ。 ダンパに家族を呼ぶなんていうのも、普通あり得ない(しかも場所がキャバレーだし)。

しかも堀北真希チャンだけならまだしも、ミムラサンの入浴シーンまで入れてるし(笑)。 視聴率目当てみたいなことも平気でやってる(私は入浴シーンくらいで喜ぶような、水戸黄門好きのジジイではありません…爆)。

私やここのブログに集ってくださるかたがたのような、「ドラマを真面目に見よう」 という者たちの出鼻を、このドラマはくじきまくってる、と感じます(笑)。

脚本家の意図、として現在私が考えるところはですね…。

まず①話をあくまで分かりやすく子供向けにして、俗的なものも大いに盛り込み、高視聴率を 「単純に」 狙っている(笑)。 大衆の愚につけこんでいるんですよ、悪く言えば。

そして②、設定を思いきり突飛にすることによって、私や皆さんのような賢明な視聴者をケムに巻くことを楽しんでいる(笑)。 私は言わばその術中にはまり、設定の突飛さに目を奪われてこのドラマを寝ないで毎週1時間半見てしまう(爆)。

そんな高度な意図が隠されているとは思えない話のおバカさなような気がいたしますが(ハハ…)。

だからこのドラマの楽しみかたといたしましては、やはりですね。

なにも考えないでへらへら笑い、たまに繰り出される真面目なメッセージを、なるほどと言って見てあげる(笑)。

自分が衆愚のひとりになってしまうことなんじゃないのかな~。

死体ネタで笑う、というのも、思い返してみればドリフのギャグに結構あったし、伊丹十三サンの 「お葬式」 なんかも、こういう不謹慎な笑いのパターンを踏襲していた。 自分もいつの間にか、そういうギャグに 「不謹慎だ」 と言って目くじらを立てる大人になってしまったのかな~、とも思うし。

そのうちにまた、この考えすぎる傾向にある私が、そんなノーテンキドラマの意義を見つけたら、ご報告いたしたいと思います。

投稿: リウ | 2012年5月16日 (水) 13時01分

 私は朝ドラとして、ヒロインの成長物語としては、王道のドラマだと思います。でももう少し時代が落ち着いてからのドラマにしてほしかったです。梅ちゃん恵まれすぎてるし、医者になるのもラッキーって感じだし。

 出来の悪い子が一念発起で医者になるのは戦後すぐじゃなくてもいいのじゃないかしら。まあリアルに戦後すぐを知ってる視聴者は小数です。

 でも私の父は終戦の年小学3年生。父親は招集され、特攻の飛行場の整備をしていて、一番上の姉の小学6年生を頭に乳飲み子まで6人の幼い子供を祖母は抱えて、終戦2ヶ月前に空襲で焼け出されて、祖父の実家に居候する羽目に。分家が本家に居候する惨めな生活だったらしいです。戦後も祖父が帰ってくるまで、カツカツの生活だったらしいです。梅ちゃんのように開放感あふれる戦後生活なんて物不足でありえなくて(梅ちゃんも苦労していて明るく振舞っているだけだろうけど?)、伯母は小学校までしか生活のために行けなかったくらいです。父より2歳下の母は田舎に大阪から一家で引き上げていたので、食料事情は良かったらしいですけど。(父と母では戦争に対して考えがかなり違います。)
 
 だから、家族はみな無事で家もあって(お姉さんの婚約者は戦争に行ったけど)、医学生になれる梅ちゃんは恵まれすぎてるとつい思ってしまいます。おまけに、のーてんきな学生生活。戦後の開放感だし、自由さだし、受け入れてあげたいと思いますけど、我慢がきかないです。これが戦後10年ぐらいしてからだったら、全然違和感ないのですが。震災と戦後は似ていて、震災の復興に希望をという作り手の意志があるのかもしれませんが、出来の悪い不器用な子でもあきらめないで頑張ればなせばなるという事の方に私はこのドラマの意味があると思います。

 だからダイジェストでも見ようと思っても、続きません。リウ様のように脚本の先生の真意を慮るなんてとても無理です。朝ドラは明るい方が好きなんです。さらっと見れる方が。「おしん」のような忍耐ものは嫌いなんですけど、時代を茶化されているように心の狭い私などは受け取ってしまうのです。ダンスパーティ素敵ですよね。それでカンパを集めて大学の設備の修繕にあてるって、尊い考えだと思います。戦後のダメージから、すぐ回復できた恵まれた人たち。江ちゃんより見ていて、むかついてしまいます。主題歌は最近癒しに聞こえてきたのですけど。梅ちゃんが無事医者になった頃から見たら、もっと優しく見られるのじゃないかと目下おサボり中です。リウ様の丁寧な感想でお勉強します。リウ様がんばって梅ちゃんの成長を見守ってください。(笑)

 

 

投稿: ささ | 2012年5月16日 (水) 22時00分

初めて書込みします、失礼します。

はじめまして、そうですね、闘病中の者、と名乗らさせていただきます。

ここでは、今作の朝ドラのネット評価と数字評価があまりに乖離してるので、いろんな方が書き込まれ、また管理人さんが苦心されて回答されているのを拝見しました。かなり丁寧に回答されているので、信頼させて頂き、私見をお伝えしようと思いました。

テレビ番組の感想を述べるサイトは結構ありますが、中立的に書いても、乗せてくれないのがおおいですから、特にF-CAST、とかいう、どこからか視聴率を持ってきているサイトやテレビガイドのサイトなどは。

私も、今作の自分の評価・ネットの評価と数字の評価にあまりに乖離があるので?と思いいろいろと調べて見ました。最近は上記のような、比較的今の朝ドラに好意的だったサイトでも少々の批判が掲載されているくらいですからね。

以下はある方にそれを説明した文章です。長くなるのでリンクだけにさせてもらいます。この解説はいろんな方・自分の分析をまとめた物です。朝ドラ、ドラマ、という枠をとっぱらったものです。ですから少々ビックリされるかもしれませんがよろしければお読み下さい。長いので、うっとおしかったらスルーしてください。

その1
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1387303168
その2
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1287303392
その3
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1287303552
その4
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1087303735
その5
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1087303865
その6
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1287303962
その7
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1287304172
その8
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1187304286

これが絶対の真実とはいいませんが、でないと他の民放ドラマの低迷、朝ドラだけの数字のズバ抜け状態が説明できなかったので。

ついでに言うと、朝の7~8時のNHKのニュースって数字高いんですね、知りませんでした、10~15、このあたりも影響していると思います。

もし、どこかのスレが消えていたら残っているスレに回答していただければ再掲します

あと、途中で投稿欄の計算式の話が出てきますが、ここでは詳細な事を書いていないので再掲しておきます。

朝ドラのように投稿が多いヤフー感想欄ですが、

総投稿数÷番組の放送開始から感想欄を見た総日数÷24(1日の時間数)=約10

一度計算してみてください、だいたい合うはずです。どうやら1時間の掲載数が約10程度になるようにサーバー側で調整しているみたいですよ。

いじょう、はじめてですが失礼いたしました。

スイマセン、コチラのサイトですがいつも見たいのですが、非常に開くのが重く遅いのであまり見られません、あとその8にも書きましたが、闘病中の者なので、ご容赦ください。

投稿: 闘病者 | 2012年5月16日 (水) 23時07分

ささ様
コメント下さり、ありがとうございます。

別スレで申し訳ないのですが、「平清盛」 について若干(つーか相当)思い違いをした返信をしてしまいましたcoldsweats01
確か西行と信西を間違えた…(爆)。 ダメですよささ様、役名じゃ分かんない(ハハ…)。 阿部サダヲサンと言ってくれなきゃ(ささ様のせいにしとる…shock)。 重盛とか特盛とかでも分かんないですから、念のためsmile

それと、祇園の偽造事件だとかなんとか書いちゃったけど、「騒乱事件」 だった(笑)。 見ましたよ。 鳥羽チャンが父親と一緒に蟄居中の清盛のもとを訪ね、「私を伊代!」 じゃなかった(どうもふざけ過ぎててスミマセン)キリストよろしく、両手を広げて 「朕を射てみよ!」と叫んだ場面。

すごくあり得ない話だったけど(笑)、鳥羽チャンも清盛も、共に伊東四朗サンいや違った白河法皇の呪縛が解けないことをドラマ的にデフォルメしていて、見ていてシビレました。

そんな高度すぎる話には視聴率が集まらないくせに、このお気楽朝ドラは視聴率がすこぶる良いみたいですね。

ささ様が戦後の親御さんたちの苦労を考えるように、私は自分の両親の戦後をあまり考えておりません。 どうも自分は冷たいです。

私の父も母も、戦後は結構貧乏で苦労したようです。

そのせいもあってか、「自分の子供にはそういう思いはさせまい」 という気持ちが、父親母親ともに強かったといえます。 この世代のかたがたは、そんな思いで戦後の高度経済成長を支えてきたかたばかりだったと思います。

その結果もあって、自分はかなりのほほんと生きてきたような気がいたします。 だからなのか、今回の主人公のいる下村家の 「ユルさ」 には、「まあ父親が医者だとある程度は裕福なんだろうな」 という感想くらいしか浮かばないんですね。

このドラマをダイジェストで見るということは、ことこのドラマに否定的な見解を持っている人にとってはよくないことのように思われます。

なぜなら、ダイジェストで見てしまうと、(おそらく)梅子は全然勉強してないように見えてしまう。

見てると梅子は、ギャグみたいに全然勉強してないように描写されてますけど、実はドラマ外のところで結構勉強しています(しっかり見ていないと分からないのはつらいですが)。

梅子が恵まれている、と私が感じるのは、父親が医者だ、ということ。 分からないところがあればその場で訊けばいいんですから。 つまりあの時代、すでに手元にパソコンがあるようなものです(笑)。 「生き字引」、ですね、昔風に言えば。 それって梅子にとってアドバンテージな気がする。

いずれにしても、このドラマのレビューをすることで、私自身、このブログの昔からの読者のかたがたががかなり引いているのを実感しています。

記事タイトルを5行でも10行でも長くなる限り続けたかったのですが(笑)、今週はどうなることでありましょうか…。

投稿: リウ | 2012年5月17日 (木) 08時26分

闘病者様
こちらこそはじめまして。 コメント下さり、ありがとうございます。

とりあえずリンク先のヤフー知恵袋はすべて読ませていただきました。 視聴率の質、そしてヤフーテレビ感想欄のかなり的確であろう実態も把握できました。

ヤフーは、テレビ感想欄だけでなく、いろんなところの感想、意見欄が、恣意的に推移しすぎている、と実感します。

つまりある特定の 「不合意のもとによる集団」 によって世論操作が行なわれている。

今はどうか知りませんが、ヤフーというのは日本のネット業界ではいちばんの支持率とか聞いた気がします。 パソコンに詳しくないのでそこらへんの事情は分かりません。 ただ 「日本で一番」 とかいう認識でもって、ヤフーのなかの意見・感想を鵜呑みにしてしまうのはだいぶ危険だろうな、と感じます。 かなり偏ってますよ、あそこのポータルサイトは。

テレビ感想欄でいちばん目に余るのは、評価の星を操作しようという愚かな連中があまりに多いことです。

ヒマなんでしょうけど。

星ゼロ、というのがないから余計に操作したくなっちゃうんだろうな。

ドラマウォッチャーの私の見解を述べさせていただければ、ドラマというのは難しいとみんな見ません(笑)。 闘病者様がご指摘になった、時間帯的時期的なめぐり合わせ、というものもある気がいたします。

「梅ちゃん先生」 は分かりやすいから、みんな見てる。 たまたまのめぐり合わせ、という気もする。

でもその視聴の質を考えた場合、ただテレビがついてる、というほど極端ではないにしろ、みなさん真面目に見ていらっしゃらないんだと思いますね。

真面目に見たら腹が立ちますよ、普通の神経の持ち主ならば(笑)。

堀北真希チャン萌え、というのもあるでしょうね。

だから別に、表面上の内容が面白ければいい。 

先ほどヤフーが信用ならない、と書きましたが、そのなかでもきらりと光る感想は、これまたたくさんあるのです。

個人ブログでも、的確な感想を述べていらっしゃるかたは、多いです。

こういう玉石混交の世界で、どれが優れているのかを見分ける能力、というのも、これからのネット社会では大事になってくるか、と思われるのです。

追記
当ブログがサクサク進まないとのこと、大変申し訳ありません。 ただ私もどうやって改善したらいいのか分からないので、何卒ご容赦いただきたいと思います。 ヘンなアフィリエイトとかやってるからかな~。 文章が長すぎるからかな~。

申し訳ないです。

投稿: リウ | 2012年5月17日 (木) 08時56分

 西行が黒化、いいかもしれません。出家する時、すがりつく幼い娘をつき飛ばす逸話を再現してましたが、西行はモテモテのいい男のままです。阿部ちゃんの信西と違って。阿部ちゃんの楽しそうに大乱を導く様も評価は様々のようですが、阿部ちゃんはお国を建て直すには邪魔なものは退け(上皇様だろうと、鳥羽ちゃんが上皇様にわびたい気持ちだろうと)利用出来るものは利用する、信西をうまく演じていると思います。

 梅ちゃん、今朝は久しぶり15分ちゃんと見ましたよ。明るいですね。梅ちゃんが勉強していないとは思っていませんよ。(笑)一応弟が医者ですからね。それにしたくても戦争中、その機会を奪われていた世代ですよね。梅ちゃんは。頑張っているのはわかっているつもりです。心狭い私ですけど。それとリウ様のレビューには惹かれることはあっても引くことはないです。物事への捉え方は人それぞれだし。大河ドラマでの「江」に比べたら、まっとうな朝ドラのレビューですから。

 でもダイジェストは今後見ない方がいいかもしれません。「大雑把に見てしまうと小さな積み重ねを見失う」そうかもしれません。世間は明るい希望を求めているのかもしれまえん。視聴率としては。

 清盛もこのところ画面を明るくしたり、解説をわかりやすく冒頭にしたりして、保元の乱に向かっています。崇徳上皇様が御労しい、可哀想で可哀想で。

 後、清盛を育てた池禅尼。和久井さんがどこか、心に苦しみを抱えた演技をしています。清盛を愛しているけど、どこかで拒絶しているような。彼女の立場で考えると、正室の自分が産んだ家盛は嫡男になれず、乳母として育てた崇徳上皇の子の重仁も帝になれず。源氏は、三男でも正室の子の頼朝を嫡男にしていて、その子が家盛に面影が似ていたら、命乞いもしてあげるだろうなと思いました。たとえ、頼朝が平氏を滅ぼす危険な芽だったとしても。頼朝が最後に残るのは、彼女の中のある種の正義がなされたことになるのじゃないかと。和久井さんを見てると優しい表情の裏を考えてしまいます。梅ちゃんのところなのにすいません。
 
 梅ちゃんのレビュー、とっても楽しみなので、リウ様頑張ってください。視聴率だけじゃない良さを明らかにしてください。(丸投げしてごめんなさいです。)


 

投稿: ささ | 2012年5月17日 (木) 09時37分

ささ様
レス下さり、ありがとうございます。

和久井サンは民放でいま、南ちゃんカットでカワイくも切ないアラフォー役なんですが、「平清盛」 ではまったく違って、複雑な心情を抱える母親役ですよね。

えーと、ナニ盛だったか(笑)、大東俊介クンが決起するところはまだ未視聴なので、それを経た和久井サンの心情というものをじゅうぶん論じきれない橋本ですcoldsweats01

ささ様にダイジェストは見るなとか、視聴方法を強要してしまい申し訳ないです。 ただダイジェストで見たら、それでなくともアラだらけのドラマが、ますます抜けベンベンになってしまいそうで…(ナハハ…)。

ホントに、どんなドラマでも、何が許せて何が許せないのかは、その人によって違ってきてしまうものなんですよね。

私の場合、あまりそういう基準は自分に課さないで見ているつもりです。 「ここまでやられたらもう我慢できない」 とか(笑)。

そのドラマを見なくなるのは、単純に見る気が失せたときだけですね。 「この人たちのことは別にもういいや」 と感じた時。

見ているドラマが多過ぎると、必然的にだんだんだんだん録画がたまっていって、「是が非でもみたい」 という気にならなければそのままゴミ箱、そして全削除、となってしまいます。

今回のような、「あまりと言えばあまり」 という内容のドラマに対しては、あまりにひどすぎて却って興味が持続してしまうのかもしれません(なにソレ?…笑)。

自分では興味ないつもりでも、実はどこかで堀北真希チャン萌えなのかもしれませんし(いや~、…それはやはりないな)。

「梅ちゃん先生」 を見ていると、「つばさ」 を思い出します。 多部チャンがやってた朝ドラ。

あの朝ドラを見なくなった同じ理由が、今回の 「梅ちゃん先生」 にはゴロゴロしています。 「シュッ!役は私」 とか「あずき2号」 とか、笑えないギャグがてんこ盛りでしたよね、あのドラマでも。

やはり 「つばさ」 を見なくなった原因は、多部チャンがローカルラジオをやろうが別にどうでもよくなった、ということが大きかった気がするのです。
今回はそれに対して、こんなドジでマヌケでおっとり系の堀北真希チャンが医者になったら、どれだけ人を殺すんだろう、みたいな興味、というか(ウケ狙いで書いてますが、もっと品よく、同じようなことを考えています)。

ホントにヒンシュクを買ってばかりのこのドラマレビュー、どこまで持続できるかは分かりませんが(ことによると今週はもう書かないかもしれませんが)、長~い目で見守ってくださいましconfident

投稿: リウ | 2012年5月17日 (木) 11時56分

飛び込みで失礼。

梅ちゃん先生への、ブログ主さんの思い入れはよく分かりました。

だが、
「こんな論ずるに当たらないようなドラマを構築しながらも」
「先を見据える」
ような精神の太さや落ち着きを、本当にここ脚本家は持っているのか?
ドラマの制作陣は持っているのか?

ブログ主さんの穿ちすぎではないかと思われますが。

ならば、もっと真っ当な伏線が浮かび上がってきてもよいかと思われますが?一つでも二つでも。
それがなきゃ、先を読み続ける、気が起きないのは道理ではないですかね。

まじめに見なければそこそこ、そういう意見もあちこちで聞かれますが、このドラマを作る為にたくさんの「もの」や「こと」が動いていることを考えると、「論ずるに値しないもの」を創ることにどんな意味があるのか問い返したいと思います。
その答に「(もちろん)特に意味はないでしょう」というようなことを言われるのであるならば、どんなことを書いても(批判も擁護も静観も)、結局意味がないってことになりますね。
創るって言うことに、意味がないんなら、こうした文章をブログ主さんが作り続けることにも意味がないですよ。まぁ、意味は要らないとおっしゃるならそれまでですがね。

お時間使うだけ、無駄だと思います。

投稿: pooh | 2012年5月18日 (金) 07時51分

pooh様
コメント下さり、ありがとうございます。

どうもケンカ腰でいらっしゃるようなので、いきなり反論させていただきますが、私はこのドラマに対して思い入れなどございません。 だからこのドラマを擁護する必然性だってない。 冒頭で私は、断言してますよね。

うがちすぎかと言われれば、そうかもしれないです。 たしかにヘンな探りを入れてますよ。 脚本家とか制作者の意図に。

ただ、あなたのおっしゃる 「論じるに値しないものを作る」 ことに意味がない、というのは、私は違うと思いますね。

ばかばかしいものを 「なんてアホなんだ」 と思って見る。
そういう楽しみかたも、世のなかにはあるんですよ。
それを理解したくない、とおっしゃるのなら、あなたとは議論になどなりません。

あなたは真面目なものを欲していらっしゃる真摯なかたのようにお見受けいたします。

どうして真面目なあなたが 「梅ちゃん先生」 のようなばかばかしいものを見てカリカリする必要があるんですか? もっと意味のあることに時間を費やしたほうがよろしいか、と思います。

私はこういう、突飛な設定ばかりをしてくるばかばかしいドラマをへらへら笑いながら、何かそこに隠れている真面目なものを探しているだけです。 まあそれも、どこまで続くか分からないですけど。

確かに無駄かもしれないですよね。 なんかこんなとこで神経使うのも嫌だから、やめたくなってきました(ハハ…)。

投稿: リウ | 2012年5月18日 (金) 09時04分

 梅ちゃんがお医者さんになったら、何人殺すか。黒い未来予想ですね。怖いわ。でも、挫折と成長を繰り返して素晴らしいお医者さんになるかも。というのは、「プロフェッショナル」の再放送で、心臓外科医の天野先生(天皇陛下の執刀医)の回を見たからです。最初は梅ちゃん以上の劣等生だったらしいです。大学受験も三浪するし、医師免許とって、大学病院に残ろうと思って試験受けたら不合格。結局自分の大学のい病院に残れなくて就職活動したり。医者の修行中、自分の父親を手術で亡くす挫折を味わったり。そこから、いっぱい努力と精進して、天下の名医だそうです。ですから、梅ちゃんも成長する可能性はあります。
と同時のこのドラマも成長する可能性はあります。日本人は古来より、完成されたものより、未完成なものが成長していく様を愛でるのが好きですから。可愛い真希ちゃんが、下町の医療を支える先生にどう成長するか、(何人犠牲をだすか?)楽しみかもしれません。「つばさ」は多部ちゃんが可愛かったけど、お話はすべり気味でつまらなかったです。

 世の中には「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」主義の方もおられます。私もそのきらいがないわけじゃありません。でも自分が強いられるのがとても嫌なので他人様に強いるのも嫌です。表現の自由と大上段に構える気はありませんが、くだらないも無駄も、意味が無いわけじゃないと思っています。(私が受け止める我慢がきかないだけで)
 リウ様がいろいろな視点から、ドラマについて、述べられているレビューを読ませていただくのを楽しみにしています。(「江」を見ていた、私に言われても何の意味もないでしょうけど。(笑))

投稿: ささ | 2012年5月18日 (金) 10時57分

ささ様
再コメント下さり、ありがとうございます。

私の考えていることを私より的確に指摘してくださることに感謝します。

そう、おそらく梅ちゃんは自分のせいで患者を死なす機会に恵まれている(ハハ…)ために、かなり深刻な葛藤を経て成長する機会に恵まれていますよね。

それがこのノーテンキドラマに、どこまで鉄槌を下されるのか。 へらへらと見ていた者の居ずまいをどこまで正してくれるのか。

興味がありますね、そこのところは。

ただ、このドラマをレビューすることによって、私も今回はかなり神経がまいってきました。

別に神経を擦り減らせるために、私はブログを書いているわけではないのです。

これまで良好なコメントのやり取りをしていたsamantha様とも袂を分かたれ(あえて名前を出すことお許しください)、ほかのコメントでも、どうも否定的な見解ばかりをいただきます。

私がこのブログ内で何度も書いていることが、まったく伝わっていないもどかしさというものを、今回とても感じています。 まあ私の文章力がないことが原因ですが。

だからこそこの記事の冒頭でも、あえて大袈裟に 「私はこのドラマを擁護してない」 と断言ました。 分かりやすく。

でもそれも分かってもらえてない模様。

そしていちばん感じるのは、どうしてみなさんコメディを真面目に見ようとするんだろう、ということです。

このドラマが戦後直後設定というのは、いまこういう梅子みたいな人って、確実にはじき飛ばされる社会のシステムになっちゃってるから、というのが大きい気がします。

もっとアバウトに考えられないか。
心に、ばかばかしいものを受け入れる余裕みたいなものを持てないか。

下り坂の日本がますます社会構造的にぎすぎすし始めているからこそ、「梅ちゃん先生」 を見て笑えるくらいの心の 「遊び」 が必要なのではないか。

作り手の意図がそんなに崇高であるかどうかは分かりませんが、このドラマに対するギスギスした反応を見ると、どうもそれって、私自信が仕事をしていて感じるギスギス感とかなり酷似しているように思えるのです。

投稿: リウ | 2012年5月18日 (金) 13時28分

 コメディはアカデミー作品賞を滅多に取れない法則をご存知ですか?洋の東西を問わず、コメディって、冷たい扱いをされているのです。時に心を潤してくれるのに。

 やっぱり社会派の方が真面目な方達には好まれるのです。問題提起のある作品の方が。

 でも朝のひと時、忙しない時に時計代わりに見るドラマにいつもいつも深刻なものを求めても。というのが「つばさ」とかのコンセプトだと思います。梅ちゃんのドラマにあそび心があるのを私も思います。最初は主題歌だと思ってました。すっごい脱力系ですから。あとやたら親切なナレーションもです。そこを「ふざけてる」と思うか、「お馬鹿じゃん」と笑えるか。難しいものです。
でもリウ様が神経くたびれるのをこのドラマも願ってはいないでしょう。
 
 コメディは難しいです。梅ちゃんのストーリーにもう少し包容力があったら。もっと上質のドラマになるのじゃないかとお馬鹿さんの私は思っています。おサボり中なのに勝手を言ってごめんなさい。笑うことへの後ろめたさのようなものが、震災の後どうしてもあるのは、真面目な方、一生懸命な方が多いという事でしょう。でも、SMAPの主題歌にそのうち癒されるようになってきますから。あれは、なかなか深い歌なんですよ。(笑)
  
 でもこれから、節電とか電気料金値上げとかいろいろ厳しいじゃないですか。寛容メーターは限界なので、梅ちゃんに優しくなれないかもしれませんね。ぎすぎすは味気ないですけどね。その世の中を笑い飛ばす根性を作り手に求めたいです。視聴率を追い風にして。

投稿: ささ | 2012年5月18日 (金) 20時22分

リウ様、ごめんなさい。私も言葉足らずだったかな。
リウ様のレビューを読んで、私も引いたりなんかしてないですからね~
ささ様と同様、惹かれることはあっても引くことはありません(ささ様におざぶを一枚♪)
だから、これからもずっと、思ったことを思ったように書き続けてほしいです。

でも、普通にドラマの感想を書いているだけで手厳しい意見が来るのはツライですよね。どんなコメントにも一つひとつ返事を書かなければならないのは、体力まで奪われるようなしんどさがあると思います。

ただ、リウ様がまだ視聴されていない今週分、今日の朝に見られたら、もしかすると、否定的な意見も「そーゆーことか」と納得される可能性もなきにしもあらず…。で、梅ちゃんたちの“これから”がリウ様にとって、どーでもよくなる可能性もなきにしもあらず…。な気がしないでもなく(^^;

ところで、去年のドラマ、梅子の父親役の高橋克実さんと松田翔太さんの二人が出ていた「ドン★キホーテ」は、突飛どころの話じゃないぶっ飛びまくってたドラマでしたけど(笑)、それこそ何も考えずにガハハと笑って毎回面白く見てました。
ムリヤリな設定でも(全てがムリヤリでしたけど)「すげーバスだな」の一言で全部許せた回もあり(笑)スカッと楽しく見てました。
同時期にやっていた「全開ガール」も、話の展開はミエミエでしたけれど、これも単純に面白かったし、主人公にブレがなかったから見てて気持ちよかった。
あの頃は、この2本のドラマがあったから「それでも、生きてゆく」を見ていられた気がします。このふたつのドラマに精神的に随分と助けられました。

梅ちゃんは・・・
なんだろ・・・
やっぱり、ずっと尾崎さんの真意を図りかねてる感じで見続けてますね~今は。
で、もし、これが尾崎さんでなく全然知らない人の脚本だったらどうだろう…と考えると、何だコレ、とフツーに思うに違いない…(笑)
なので、尾崎さん脚本というのを忘れて来週から見てみようと思うほとりんなのでした(マジメやなぁ…笑)

投稿: ほとりん | 2012年5月19日 (土) 01時55分

ささ様
再コメント下さり、ありがとうございます。

コメディ映画がアカデミー賞を獲れない、という話は以前に知識として知っていましたが、ささ様の書きっぷりだとなんか例外もあったようですね。 最近なのかな。 ホントに映画も、見なくなりました。 早く60にならないかな(料金安くなるそうなので…笑)。

SMAPの主題歌については、僭越ながら私もこのドラマレビューの以前のコメント返信で言及しました。
この歌こそ、のんびり梅ちゃんの行く末を暗示している曲じゃないかって思っています。 先週分まで見ていて梅ちゃんが泣いたのは、なんかどーでもいい理由で1回だけでしたから。

同じコメディでも、見ていて許せないコメディと許せるコメディがある、ということはとても興味深いです。

要するに、同じギャグでもそれを笑える人というのは、そのレベルにまで自分を下げることができる人だ、という気がいたします。

昔ドリフのギャグで、食べ物をやたら投げる、と言って怒る大人の人がいました。 おそらく戦後のひもじい時代がまだ生々しい記憶だったからです。

同時代、あまり一斗缶とかで殴り合うことについて目くじらを立てる大人は少なかった気がします。
また、志村けんサンがいわゆる 「知恵おくれ」 の子供を演じていたことに関しても、表面上クレームがついた、という話は聞いたことがありません(裏では人権団体とかの抗議があったのかもしれません)。

つまり、コメディというのは、自分の良識を試されている場だ、と私は考えるのです。

そしてその良識というのは、近年とみにハードルが高くなっている気がする。

それは人権意識というものが確立された、とても素晴らしい面を一面では持っていながら、「世知辛い世間」 というものも構築している。 ありていに言えば、「物言えば唇寒し」 です。

そして、「それは笑っちゃイカンだろ」 というものばかりで世の中があふれ始めている。

人をばかにすることで成立するお笑い、というものが、死滅した世の中というのは、住みいいんでしょうか、住みにくいんでしょうか。 答えは風の中です。

投稿: リウ | 2012年5月19日 (土) 08時14分

ほとりん様
再コメント下さり、ありがとうございます。

私もなんだかんだ言うわりに、かなり打たれ弱いので(しずちゃんをどうのこうの言えません)、何かとネガティヴなことを言われてしまうと結構落ち込みます。
でもほとりん様のコメントには、ガラスの心も傷ついておりません(ガラスの少年みたいだな…笑)。 ご心配には及びません。 却ってお気遣いいただき、申し訳ないです。

「ドン★キホーテ」 は、まず笑わせることが前提でしたから、こちらも最初からリミッターを外すことができましたけど、「梅ちゃん先生」 は朝ドラですもんね。 しかもあの 「カーネーション」 のあとだから余計に見劣りがする。 「カーネーション」 はギャグひとつ取っても光り輝いていました。

今回のコメディの質は、シチュエーションギャグですよね。 設定がそもそも 「あり得へん世界」。 ドリフの 「もしもこんな○○がいたら…」 みたいで、「ダメだコリャ」 のオチをいかりやサンが言ってくれると丸く収まりそうなものばかり。

ただやはり、私もほかのかたに 「うがちすぎだ」 とか指摘されましたが、「白い春」 を作った尾崎サンがこのままで済ませるのかな、と思えて仕方ないんですよ。 うがちまくってますね(笑)。

「白い春」 は、結局最後で驚天動地の結末が待っている。
この結末を見たとき、私は尾崎サンを、「なんて残酷なことをする人なんだろう」 とかなりショックを受けました。

しかしながら振り返ってみると、その残酷なラストに向けた布石が、何気なしに至るところで展開されていた。
その布石はことごとく、見る側を油断させるからくりになっていた、と記憶しています。

そして、これは私個人は、ちっともなぐさめになってなかったのですが(笑)、阿部サンが足を引きずっていたのをエンケンサンが引き継ぎ、阿部サンはみんなの心の中に住処を変えたんだよ、というメッセージがあふれていた。

でもはっきり言って、私はこの 「白い春」 というドラマに心の底から裏切られた気がしました。 いえいえ、これは悪い意味ではなく(どこがじゃ…笑)。 残酷なドラマだと思いました。

それが、そこはかとないコメディドラマだったからなおさらです。

その経験を踏まえて 「梅ちゃん先生」 のダメダメさ加減を見ていると、どうも騙されているような気がする(笑)。 「ほれほれ、見くびろよ」 と言われているような感覚。

「白い春」 的な残酷さで今後のドラマを展開するとすれば、高橋克実サンが病気に罹り、その手術を梅子がすることになる。 そして梅子は自分の父親を死なせてしまう。 高橋サンはそれでも死ぬ間際に 「梅子に執刀されたのだから本望だ」 と言ってこと切れる。

どうでしょう?(笑)
すんごい残酷だ(笑)。

ただ梅子には、これクラスの試練が待ち受けているような気がしてならないのです。

投稿: リウ | 2012年5月19日 (土) 08時39分

 私はウッディ アレンの「アニー ホール」がアカデミー作品賞を獲ったのしか知らないんです。一応、コメディです。知ったかぶりしてごめんなさいです。

 ドリフのギャグ、懐かしいですね。毎年、子供に見せたくない番組にされてましたね。でも子供は親と一緒に笑ってました。昭和は遠くになってしまいました。でも梅ちゃんは昭和の笑いよりはちょっとシニカルな気がします。(これは、ひねくれた私の感想)

 「カーネーション」にも笑いはあったけど、糸子さんのパワフルさをうまいこと中和するというか、息抜きみたいでした。梅ちゃんの場合、下手すると笑いがすべって痛くて胸につきささりますから(笑)これって、ブラック(笑)

 

 

 

投稿: ささ | 2012年5月19日 (土) 11時46分

ささ様
レス下さり、ありがとうございます。 「アニー・ホール」 がそうでしたか。

午前中の 「梅ちゃん先生」 今週1週間分1時間半を 「また寝ないで」(笑)見てしまい、それから久々にヤフーの感想欄(あそこはどうも鬼門だ…笑)を見たら、口をきわめて罵るコメントばかりで辟易し、いまの今まで寝ておりました。

そしていま読んだささ様の11時46分のコメントでも、どうもこの手の 「お笑い」 がしっくりいっていらっしゃらないご様子。
ますますレビューを書こうという勇気がなくなりました(ささ様を責めているわけではございません、ご了承くださいませ)。

でもなんか、書きたくて仕方ないです。

ドラマの内容がどうの、ということではなく、どうしてここまでみなさんの拒絶反応がものすごいのか。 ちょっと今から、トライしてみます。

投稿: リウ | 2012年5月19日 (土) 16時52分

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