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2012年7月 7日 (土)

「ゴーストママ捜査線~僕とママの不思議な100日」 ん~、まあ…(笑)

 仲間由紀恵サンがユーレイになって、弱虫な自分の息子と力を合わせ、さまざまな事件を解決していく、というこのドラマ。

 いきなりで申し訳ないですけど、今後たぶんあまり真剣には見ないだろうし、レビューもしないだろうっては思うんですよ。

 ただちょっと、やはり書きたいことはいくつか出てきたので、とりあえず感想を書いてみようかな、と思います。

 まず感じたのは、このドラマ、あまりに屈折したところがなさすぎる、ということ。

 仲間サンは正直、かなりウザいくらいの明るさをふりまき、仲間サンの夫であるせくすぃ~部長、じゃなかった沢村一樹サンは、この人にはおそらく完全に人間的な裏がない、というくらいのまっすぐさ。 あまりにこのふたりが屈折してなさすぎていいひと過ぎて、ドラマとしての面白味に直結しないのではないか?という危惧を感じます。

 唯一、この沢村サンの連れ子である志田未来チャンが、仲間サンが死んでしまったときには涙を流すものの、ちょっと感覚的に冷たい。
 そして今回、ユーレイになってしまった仲間サンを、形見のメガネ越しに見ることができる男の子 「とんぼ」 クン。
 君野夢真クンというらしいですが、まずこの 「とんぼ」 という名前が、よく言われるところのドキュンネーム(最近じゃキラキラネームとか言うらしいですが、なんかこういうのは名称を統一してもらいたいものです…笑)。 要するに変わった名前でみんなからいじめられ、就職のときにも障壁になりそうな名前。

 この名前をめぐってのちょっとした、ママと息子の心のすれ違いが第1回の底辺を流れているわけですが、とんぼクンの、自分の名前についての反抗心も、実にまっすぐで、見ていてとてもひねりがないように思えてしまうんですよ。

 こんなまっすぐな家族のドラマって、面白くなるんだろうか?とまず考えてしまうのですが、それを埋め合わせするのが、このゴーストママが警察官である、という設定。
 第1回では自分が死んでしまった原因を作った放火魔(袴田吉彦サン、「もう一度君に、プロポーズ」 では完全人格者だったのに…笑)をつかまえるために、息子のとんぼクンと手に手を取って、って取れませんけど(笑)奮闘していく。

 ここで齟齬が生じるのが、とてもまっとうな家族なのに、結果的に仲間サンはとんぼクンを、事件に絡めて危険に晒してしまっている、という矛盾です。 まあ今回はあくまで、結果的に。

 ただ、このドラマの題名から言って、この親子は今後も、警察が取り扱うような危険な事件に、かかずらわっていくはずですよね。
 母親の仲間サンはユーレイだから危険はないけど、とんぼクンのほうが一方的に危ない。
 それっていいのかな~、みたいな気もしてくるのです。

 ただドラマの興味というのは、いっぽうでは、逆にそこに集中してくる。
 「どうやって息子を危険に晒さずに、危険な事件を解決していくか?」「どうやってゴーストが、とんぼクン以外の生きている人間と、コンタクトを取って連携していくのか?」 ということです。
 特にコンタクトが取れなくてもどかしい、と私が感じたのは、仲間サンの警察署での上司、生瀬勝久サンとのやり取りでしたね。 仲間サンと生瀬サンは、コンタクトが取れればドラマ的に結構面白い、と思うんですよ。

 そのカギを握っているのは、同じゴーストのイケメンクンかな、と感じます。
 彼はどうも、現実世界のものを手でもって動かせる、という能力を持っているらしい。
 彼は 「ゴースト~ニューヨークの幻」 での地下鉄ゴースト、みたいな役割になるのだ、と思います。 まあそれ以上のお話もくっつけるのでしょうが。

 そしてもうひとつの興味は、これも題名にある通り、「100日」 という期間を過ぎれば、仲間サンは天国に昇っていくのだろう、という 「分かりやすい」 予測からくる、「親子の本当の別れ」 を予感させるシーンの見せ方です。

 このドラマを見て私がレビューを今回書こうと思ったのも、実はこの1点に尽きます。

 仲間サンの家族が、ただただ、まっすぐな気持ちの家族であるがゆえに、この 「本当の別れへのプロローグ」 というのが、ドラマの切なさを倍加させている。

 とんぼクンは名前をバカにされたことから、仲間ママに 「ダイキライ」 と言ったまま、ママに死なれてしまった。
 第1回ラストで、とんぼクンはそれを、仲間ママに謝ります。
 そして仲間ママはとんぼクンに、自分が死んじゃってごめん、いろんなことをしてあげたかったのに、ととんぼクンに謝るのです。

 このシーンに心動かされるのは、ふだん素直な気持ちを打ち明けることがなかなかできない、親と子の思いを通わせる場面であると同時に、「たぶんこんなふうに心を通わせられるのも、あと100日を切っているんだ」 と思ってしまうからなんでしょう。

 まあ、冒頭に書いたとおり、そんなに真剣には見ないのだろうけれど、なんとなく見ちゃうドラマにはなりそうな感じがいたします。

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コメント

そうですね。息子を危険に晒していいのだろうか?という気はしましたcoldsweats01

100日を最終ゴールにしてお話はすすんでいく・・・なるほど、確かにshine

だんだん、息子以外の家族にもママが見えるようになっていく展開かと思うのですが、どうなんでしょう?

もう一人のユーレイがどう関わっていくのかがわかりませんが・・・

動物にはユーレイが見えるというのも小さなポイントかなぁ。

リウ様の感想と同感至極の初回でしたgood

投稿: rabi | 2012年7月 8日 (日) 08時19分

rabi様
コメント下さり、ありがとうございます。

少なくとも私んちの犬は、別に気配もないのに吠えたりしないのですが(笑)、番組HPの相関図では、重要な役割を占めているようですね~(ハハ…)。

このドラマ、「ごくせん」 をご覧になっていたかたは仲間サン、生瀬サン、沢村サンという組み合わせに思い入れもあるのでしょうが、私は見てないのでそこらへん、別に感慨もなく…(笑)。

やはりrabi様がおっしゃる通り、とんぼクン以外の人と仲間サンがコミュニケーションを取れれば、ドラマの幅は広がっていきますよね。

ただ見ていて、「どうもこの頃仲間サン、自分に合ってる役をやってないなぁ」 という気は、いたしました。

投稿: リウ | 2012年7月 8日 (日) 09時41分

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