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2012年7月 6日 (金)

「リーガル・ハイ」 最終回まで見て

 「見たまえ~彼らの満足そうなこの表情を~。

 ズワイガニ食べ放題ツアーの帰りのバスの中そのものじゃないかぁ~。

 黛クン(新垣結衣チャン)よく覚えておきたまえーこれがこの国の 『なれあい』 という文化の根深さだ人間は長い年月飼い慣らされるとかくもダニのような生き物になるのだよ~」

 「ナニぃ? 俺たちのことを言ってるのか?」

 「ほかに誰かいますかぁ~?自覚すらないとはホントに羨ましい、コケにされているのも気付かないまま墓に入れるなんて幸せな人生だぁ」

 「あんたちょっとひどいんじゃないか?!」

 「申し訳ありません最初に申し上げた通り皆さんのようなミジメな老人どもがダイッキライなもんでして」

 色めき立つ老人たち。
 彼らは、「南モンブラン市」 公害訴訟の原告として、このコーマンチキな言動を繰り返す古美門研介弁護士(堺雅人サン)に弁護を依頼しています。
 彼らが企業側の譲歩案に安易に妥協しようとしたとき、古美門は悪しざまに彼らを見下しはじめる。
 「俺たちはお前の倍は長く生きてるんだぞ!」「目上の人に対して礼儀を知らないのか?」
 老人たちは、騒ぎ出します。

 「倍も生きていらっしゃるのにご自分のことが分かっていらっしゃらないようなので、教えてさしあげているんです!いいですか?みなさんは国に見棄てられた民、『棄民』 なんです!国の発展のためには年金を貪るだけの老人なんて無価値ですから、チリトリで集めてはじっこに寄せて、ヨーカンを食わせて黙らせているんです、『大企業に寄生する心優しいダニ~』 それがみなさんだ!」

 「テメエだってダニに寄生してる、バイキンじゃねえか!」「あたしたちのなにが気に入らないの?!」

 古美門は、一転して静かに語り始めます。

 「かつてこの地は、一面に桑畑が広がっていたそうです…。
 どの家でも蚕を飼っていたからだ。
 それはそれは美しい絹を紡いだそうです。
 それを讃えて人々は、いつしかこの地を 『絹美』 と呼ぶようになりました。

 養蚕業が衰退してからは稲作に転じました。
 日本酒に適した素晴らしいコメを作ったそうですが、政府の農地改革によってそれも衰退した。
 そのあとはこれといった産業もなく過疎化の一途をたどりました。
 市町村合併を繰り返し、補助金でしのぎました。
 5年前に化学工場がやってきましたねー。
 反対運動をしてみたらおこずかいがもらえた、多くは農業すら放棄した。

 『ふれあいセンター』 などという中身のない立派なハコモノも建ててもらえた、使いもしない光ファイバーもひいてもらえた、ありがたいですねぇ~っ。

 『絹美』 という古臭い名前を捨てたら 『南モンブラン市』 というファッショナブルな名前になりました、(バカにしたように)なんてヤングでナウでトレンディなんでしょう!

 そして今、土を汚され、水を汚され、病に冒され、この土地にはもはや住めない可能性だってあるけれど、でも商品券もくれたし、『誠意』 も 『絆』 も感じられた、ありがたいことですホントーによかったよかった
 これで土地も水もよみがえるんでしょう、病気も治るんでしょう、工場は汚染物質を垂れ流し続けるけれどきっともう問題は起こらないんでしょう、『だって 『キズナ』 があるからぁ~~っ!』」

 「がああああああ~~~~~~~っ!!」

 興奮した老人のひとりが古美門につかみかかります。
 ぶんなぐられる古美門。

 「どうしてそんなことが言えんの!」「あんたは悪だ!」「あんたなんかに、俺たちの苦しみが分かってたまるか!」

 何食わぬ顔をして立ちあがる古美門。 ちっとも効いてませんボクチャン、という顔です。

 「俺たちだってあんたの言ったことくらいイヤというほど分かって、みんな、悔しくて悔しくて仕方ねんだ、だけど、必死で気持ちを押し殺して、仲良くしようとしてるんじゃねえか!」

 「なぜ?」

 「なぜ…?」

 「ゴミくず扱いされているのを分かっているのになぜ納得しようとしてるんです!」

 「俺たちはもう年寄りなんだし…」

 「年寄りだからなんなんですか」

 「具合が悪いのにみんな頑張って…!」

 「だからなんだってんだぁ~~~~っ!!」

 「ふれあいホール」 に響き渡る、古美門の怒声。

 「…だからいたわってほしいんですか?
 だから慰めてほしいんですか?
 だから優しくされたらすぐにうれしくなってしまうんですか?

 先人たちに申し訳ないとは、子々孫々に恥ずかしいとは思わないんですか?

 なにが 『南モンブラン』 だ、『絹美村』 は本物のモンブランよりはるかに美しいとどうして思わないんですかぁっ!

 誰もが責任を取らず、見たくないものを見ず、みんな仲良しで暮らしていけば楽でしょう、しかしもし!誇りある生き方を取り戻したいのなら!

 見たくない現実を見なければならない、

 深い傷を負う覚悟で前に進まなければならない、

 『闘う』 ということはそういうことだ、

 愚痴なら墓場で言えばいい!

 『金がすべてではない』?

 金なんですよ、あなたがたが相手に一矢報い、意気地を見せつける方法は!

 奪われたモノと、踏みにじられた尊厳に、ふさわしい対価を勝ち取ることだけなんだ!それ以外にないんだ!!」

 住民たちににじり寄る古美門。

 「錦野春夫さん。
 あなたは元郵便局長だ、幾度となく閉鎖されそうになった村の郵便局を最後まで守りぬいた!

 守口三郎さんは小学校の校長先生、村にいた子供たちはみんなあなたの教え子だ!

 奥さんの久子さんは、街のデパートの化粧品売り場で、月間記録の保持者!

 郷田譲二さんは実に100ヘクタールもの田畑を開墾したっ!

 蒲田さと子さんの御主人は、田んぼをやりながら日雇いの仕事をいくつもいくつも掛け持った!

 富田康弘さんは商店街の会長、毎年祭りを盛り上げて、あのクリスタルキングを呼んだこともあるっ!

 板倉初枝さんは女だてらにクレーン車を動かし、6人の子供を育て上げたぁっ!

 敗戦のどん底から!この国の最繁栄期を築き上げたあなたがたなら!その魂をきっとどこかに残してるーーーっ!!

 …
 …
 …

 …はずだと期待した私がオロカでした、いいですか、二度と老後のヒマつぶしに私を巻き込まないでいただきたい、心優しいダニどうしお互い傷をなめ合いながらオダヤカにスコヤカにどぉ~ぞクタバッテいってくださいそれではみなさん、サヨウナラァッッッ!」

 そこに、この訴訟を支えてきたリーダー、有馬たね(左時枝サン)の死の報せがもたらされます。
 「七人の侍」 を模したようなこの老人たちは(もちろんサントラテーマ曲つき…笑)自分たちのプライドを今一度揺り起こし、和解案の受け入れを思い切り蹴り倒すのです。

 「リーガル・ハイ」 のいちばんのクライマックス、と思える、第9回の、堺雅人サンのこの大演説。

 この、古美門の論理、実は自分の思い通りに事を運ぼうとした策略、という、ドラマ的に大きなギミックが隠されてはいたのですが、ここでの古美門のアジテーションの内容は、テレビ的にもメディア的にも、たいへん危険な内容を伴っています。

 地元の住民の健康に 「なんとな~く」 被害を及ぼしていると思われる、大手企業の化学工場。

 これが放射能を垂れ流している東京電力のことを暗に示していることは、想像に難くない。

 この企業が国から多大な恩恵を受け、メディアに対する強力なスポンサーであるがゆえに、正面切ってメディアも問題に出来ない(まあ、いったんそのタガが外れてしまうと、これ見よがしに批判に転じるのも、メディアの唾棄すべき性癖であります)。
 東京電力そのものではないですか。

 そして、「南モンブラン市」 という、「ヤングでナウでファッショナブル」 な地名のこの土地。
 「南アルプス市」 を、実にあからさまに牽制している。

 「南アルプス市」 のかたがたが、どのような思いを持ってこの場面をご覧になったのかを想像すると、少し論調を躊躇せざるを得ない気もいたしますが、個人的な意見としては、やはり土地の名前を安易に変えてしまう行政の傾向には、私は激しい憤りを感じる、と申し上げるほかはないです。

 その土地の名前には、その土地の神が宿っている。

 私にはそんな気がしてならない。

 そんな土地の名前を、読めないからと言ってひらがなにしたりする。
 これもかなり愚かだ。
 古美門も話していた通り、「読めないでしょう」 と言って、行政から国民はコケにされてるんですよ、要するに。
 地名が読めないことで煩雑になる事務を簡略化したいのがそもそもの目的なんでしょうが、間違われればそのつどご説明申し上げるのが役所の誇りある業務のひとつでしょうが。

 しかしそれ以上に、どうして外国の土地だか地方だかの名前を、わが日本の土地につけなければならないのか。

 私には分かりません。

 駅の名前を 「とうきょうスカイツリー駅」 にするのとは、レベルが違うんだ(これも情緒の欠如した話ですけどね)。

 こんな、実に危険なことを、このドラマは古美門研介の立て板に水のギャグタッチで、さらりとかわそうとしている。

 この物語の最終回、このドラマに於いていちばんの大問題となるべき、古美門と三木弁護士(生瀬勝久サン)との確執の原因が、実はハムスターだった、という壮大なオチ、日本海溝のような深~~いオチを持ってきたのも、話を深刻化させないための、作り手の狡猾な 「保険」 のような気さえしてくるのです。

 それにしてもこの古美門の演説には、それ以上に、とても強力な毒が潜んでいます。

 それは、「絆」 というもののウサン臭さを、白日のもとに暴き出している、という毒です。

 東日本大震災からこっち、去年を象徴するひと文字は、「絆」 だったとされる。

 でも現実を見てみれば、被災地は1年たってもまるで変わっていないし、政治は被災地のことなどそっちのけで増税に汲々としているし。 要するにこの国のいちばんエライ男は役人の言うことを真に受けて、増税しなけりゃ日本は破綻だとか考えているんでしょう。 外国に対して日本はやってます、と見せたいっつーのもある。
 国民がいくらデモを起こしても、「なんか音がするよね」 程度にしか考えていない馬耳東風男。

 また、それに楯突いて党を離反した別の男も、放射能が怖くて現地入りさえしなかった癖して 「国民の生活がどーてらこーてら」「被災地のみなさんがどーたらこーたら」 と言っても、鼻白むだけなんですよ。
 国民の9割が、この男はもう信用ならない、と考えている。
 なんか、裸の王様ですよね。
 そぞろ哀れを催します。

 政治家というのが、「特権ネコババひとり占め」 の象徴でしかないんですよ、いまの我が国は。
 だからこれから政治家になろうとしている連中も、「実は特権が欲しいだけなんだろ」、としか考えられない。
 表面では日本のことを、我が国のことを考えているようなふりしてりゃ、議員年金で後生楽。
 会議中も平気で寝てられるし、スマホもやり放題。
 議題にのぼっているのは、どーでもいいことばかり。
 被災地をどうするか、真剣な議論がどこでされているのか?

 そしてそれを陰で操っている役人たち。
 こいつらは、足りなきゃ税金でまかなえばいいとばかり考えている無能どもだ。
 会社の経営が立ち行かなくなれば、普通どこの企業でも経費を絞りに絞ることから始める。
 奴らにはその神経自体が欠如している。
 気楽なもんだ!

 また他方では、被災地の瓦礫を受け入れようとすれば、反対住民の突き上げが起こる。

 自分たちさえ良けりゃそれでいいってか。

 この国の政治は、参加したしないに関わらず、この国の国民が決めてきたことだ。
 多数決で決めましょう、というルールのもとで、我々全員が同意してきたことだ。
 それが嫌なら、選挙自体も否定しなければならない。

 そりゃ原子力に対して今まで我々は騙され続けてきた、というのはありますよ。

 でも、それが巨大な自然災害でそれまでの常識が覆されてしまった、ということなんだから、日本国民はすべて、この事態を甘んじて受けなければならないのだ、と私は考えます。

 そんな被災地復興について、突っ込んだ議論がなされていいはずなのに、国会では増税の話ばかり。
 「社会保障と税の一体改革」、なんて、とてもずれてる名前ですよね。
 もし増税するなら、「被災地復興のため」、とか標榜してくれれば、まだ納得もいきます。
 絆なんてものは、こんな 「心ない」 連中にしてみれば、実に都合のいい言葉なんだと思う。

 なにが絆だ!

 古美門の演説を聞いていると、そんな作り手の、激しいまでの憤りが伝わってくる。

 そして、そんな 「絆」 という甘い言葉にそそのかされて、「角を立たせない、丸く収める」 という 「良識」 でもって、自分たちの尊厳をどぶに捨てている汝日本国民ども。
 美しい日本の言葉で生み出されたその土地の名前を勝手に駆逐し、この国を下らない国にすることに血道をあげている。

 先祖に対して申し訳ないと思わないのか?
 これからこの国で生きていく子供たちに済まないと思わないのか?

 古美門のこの主張は、日本国民全員を悪しざまに侮辱している言葉なのです。

 これが危険でなくて、何が危険だというのか。

 そしてそのうえで、古美門は、日本人ひとりひとりに対して問いかける。

 今まで、こんなに頑張ってきたんでしょう?、と。
 地べたに這いつくばって、嫌なこと、死にたくなるようなことにも耐えしのび、今までこれだけ頑張ってきたんでしょう?、と。

 古美門は、その誇りを守るためには、それに見合う対価、つまりお金で償ってもらう以外にはない、とここで断言している。

 私は、このドラマのいちばんのキモは、ここにある、と考えています。

 つまり、古美門は、自分の誇りを守るために、 「お金」 以上のファクターを、発見できていないのです。

 そして彼は、「お金」 以上のファクターを、同時に渇仰している。
 「私を雇うには金が要りますよ~」 と大上段に依頼者に顕示しながら、「お金以上に、自分の誇りを守る方法を、確たる正義を、誰か私に教えてくれ!」 と、心の奥の奥のほうで、無意識のうちに叫んでいる。

 このドラマのスタンスは、実にこの部分に古美門がとどまることで、安易な答えを提示しない面白さをつなぎ止めている。
 そう私には思えるのです。

 だからこそ、ガッキー(新垣結衣チャン)が結局古美門のもとを去っても、彼の自信は1ミリたりともびくともしない。
 「私を納得させるだけの理屈を身につけて私に挑んで来い」、いや、「私に答えをどうか教えてほしい」、という気持ちから、彼の傲慢さは出発している。

 古美門研介が今までの彼の人生で学んできた最大の不幸は、「正義というものの危うさを身をもって知ってしまった」 というものなのではないか、と私は思います。

 もともと、「正義」 という概念は、その人の立場とか国とか陣営とか、周囲の環境とかによってかなり左右されるべき性格を有しています。

 こちらの側に立てば、こちらが正義になり、向こうが悪になる。

 弁護士という職業の持つかなり重要なジレンマが、ここから発生しています。
 このドラマは、初回から一貫して、そのジレンマに果敢に挑み続けていた。

 野球選手を口汚くののしる野次を飛ばし続けたおばさんが、球場入りを断られた案件で、おばさんの弁護に立った古美門は、あることないこと全部美談にすり替えて、勝利をもぎ取った。
 日照権の問題で、今回冒頭から問題にしている公害訴訟の立場とは逆に、企業側の弁護に立った古美門は、やはり住民側の 「ズワイガニ食べツアー」 気分を利用して、住民の切り崩しにかかった。

 これらの根底に流れていたのは、すべて 「お金」 です。

 自らの誇りをどうやって見い出したらいいのかが分からない人たちのために、古美門は札束をちらつかせる。
 正義の質も、それでいかようにも変質してしまうのです。

 つまり、古美門は 「正義」 に対して、根本的に懐疑しか抱いていない。

 そしてそれが、不幸の根源であることを、古美門はじゅうぶんすぎるほど、自覚している。

 「お互いの依存関係を断ち切らなければ治療も更生も図れません。
 深くて強い絆だから困難なんです!
 成功は欲望を呼び、欲望は破滅を呼ぶ。
 自らの存在が母を不幸にすることをメイさんは知っています!」

 これは第8回に売れっ子子役・安永メイ(吉田里琴チャン)が自分の母親(小沢真珠サン)に親権の放棄を訴えた家裁での裁判で、古美門が検事(元、だったかな?)の自分の父親(中村敦夫サン)に言い放った言葉です。

 ここで古美門が発した 「依存関係」 という言葉は、「裁判」「弁護」 というカテゴリーにも当てはまる部分がある。

 裁判を起こそう、という人たちは、要するに金がある。

 金がなきゃ裁判費用なんか、払えないですからね。

 そして弁護士はその裁判に加担し(人聞き悪い書きかただなあ…笑)、裁判に勝てば、その賠償額の何パーセントかは報酬としていただける。

 でも、これって場合によっては、まったく訴えそのものがお門違いな場合も、まま出てくるんですよ。

 たとえば 「国が節電節電といったから節電をして、精神的な苦痛を受けた。 国に損害賠償を起こす」 という裁判があったとしましょう。

 でもそれって、訴えてる人だけじゃなくて、日本国民全体が不利益を被っているわけじゃないですか。

 なんで訴えた人たちだけが損害賠償をもらう権利があるんですか?

 まあ話はヘンな方向に行ってますけど(笑)、要するに訴える人というのは、基本的に金がある。
 だからこそ、その金を無駄にしないように、死に物狂いで裁判に勝ちに行け、というポリシーですよね、古美門研介って。
 そのためには自分のプライドさえも道具にしてしまう。

 古美門が南モンブラン市の老人たちひとりひとりに 「あなたは郵便局を最後まで守りぬいた、あなたはクリスタルキングを村に呼んだ(笑)、あなたはトップセールスレディだった」 と、原告の老人たちのプライドに訴えかけたのも、そのことによるのです。 自分の人生を卑下してどうする、死に物狂いで勝たなくてどうする、と。

 古美門は、だから正義なんか、いかようにも操作できる、とタカをくくっている。
 と同時に、そのロジックを破壊してくれる者を探し求めている。

 ガッキー演じる黛真知子は、最終回、自分の考える正義を以下のように展開します。

 「正義とは何でしょうか?

 法とは何でしょうか?

 この世界に正義などない、勝ったものが正義だという人がいます。
 私も、そうかもしれないと思った時期もありました。
 でも今は、確信を持って言えます。

 われわれ人間には、正義を愛し、求める心がある、と。

 裁判は、勝ち負けのゲームでも、金儲けのギャンブルでもありません。
 また、傷つけあう場でもないはずです。
 きっとどこかにある正義と真実を見つけ、みんなが幸せになれる道を探す場なのではないでしょうか。

 正しい人が救われ、幸せになれる社会。

 そんなのは夢物語、現実は非情だ。
 確かにそうかもしれません。

 だけど、人は夢を見るから生きられるんです。
 理想を叶えようとするから、私たちはこのあきらめに満ちた現実を生きていけるんです。

 私は、理想が現実を覆せると信じています!

 ――必ず…」

 しかしこのガッキーのどまんなかの正論も、「神ではない我々が、法を持って冷静に判断することこそが、法治国家の存在意義なのだ」 という古美門の理屈に、太刀打ちできない。
 ガッキーは 「言い合い」 には勝てたかもしれない。 「情」 では勝てたかもしれない。
 でも、 「法」 に負けた。
 法治国家のあるべき姿に負けた。

 ガッキーの展開した最終弁論は、正義の持つ 「危うさ」 というものを突破しきれていません。

 ちょっと脱線します。

 電車の中でケンカが始まり、殴り合いとなり、殺人にまで発展してしまう。
 それを見て見ぬふりをしていた乗客たち。 数年前にそんな事件がありました。

 傍観者たちの心の中には、正義というものがいかに危ういものか、その悔しさが渦巻いていたのではないかと感じます。

 正義を行使しようとすれば、それに相応した、覚悟というものが、必要なのだと思うのです。

 そして自分の正義が、相手にとっても正義であるのかどうか。
 相手を屈服させるだけの、精神高揚の道具になってはいないか。

 古美門は、そして私たちは、その答えの向こう側を、常に待ち望み続けているのだ、と感じるのです。

(一部、怒りにまかせて不適切な表現があったことをお詫びします)

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コメント

リウ様

「リーガルハイ」のレビューUPありがとうございます。

堺さんの長台詞、「曲げられない女」の菅野美穂ちゃんの長台詞に匹敵するものでしたよね。

「犬神家の一族」パロディ版はちょっと力抜けてた回でしたね。期待してた分、ちょっとがっかりでしたが、最終回に向かっていく化学工場訴訟は秀逸の場面でしたね。

ガッキーの正論。確かにそうだけど、現実社会はそれだけでは生き抜けない。

>古美門は、だから正義なんか、いかようにも操作できる、とタカをくくっている。
 と同時に、そのロジックを破壊してくれる者を探し求めている。

そうですね。
誰かに答えを求めている古美門。自信満々でありながらさまよっている古美門を堺さんが楽しみながら演じていたように思います。

今クールでは一番の出来でしたね。

昨日、「トッカン」を見ました。
北村さん、真央ちゃん、なかなか良かったです。

今期は少しジャンルが分かれたでしょうか?
「踊る・・・」「相棒」等が当たったせいか、ドラマがなぜか警察ものに偏るようになって久しいですね・・・。
TV業界も、新しい試みをしないと視聴者は離れるばかりです・・・。

リウ様の今期のおすすめは何かありますか?

私はとりあえず「サマーレスキュー」「東野圭吾ミステリーシリーズ」「シャーロック」・・・。

ぼちぼち助走も終わったかな?
無理のない範囲でのレビューup期待してま〜す。happy01


投稿: rabi | 2012年7月 6日 (金) 17時22分

 古美門先生の台詞の再現、凄い!火を噴く台詞!これだけ社会風刺のきいた台詞は、なかなかないでしょう。皮肉がいっぱいつまっていて。嫌韓の方々にはフジテレビは散々ないわれようですが、こんな恐ろしい告発を笑いの中に隠してドラマで仕掛けてきますから!(笑)侮れないです。

 閑話休題に原発事故への怒りをぶちまけたので、この台詞を読み直して、クールダウンしています。

 私は横溝正史のパロディだった回、大好きです。演技を堪能できましたから。水戸黄門へのオマージュも見られたし。馬鹿馬鹿しさ、大好きです。

 最終回、もしかしたら、ガッキーに勝たせてあげるのかなと見せかけておいて、法治国家のなんたるか、裁判では立証責任を果たさなければならないと冷静に勝利をもぎ取る古美門先生、なのに、ハムスターのさおりちゃんの死を何年もトラウマにしている、古美門先生。正義や真実や情や法。どれもが危い、脆いものだとシニカルな笑いの中に教えてくれたような気がします。(笑)

 堺さん、生瀬さん、小池さん、演技をきちんと作りこんでて、堪能させてもらいました。ガッキーも可愛かったです。見てないようで、見てましたが子役ちゃんの回は見ていません。

 リウ様、レビューお疲れ様でした。

 

 

 

投稿: ささ | 2012年7月 6日 (金) 21時36分

>リウさま
「シャーロック」情報は、こちらでございますよ。
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/sherlock2/index.html

第一シーズンが、7月16~18日、午後9時から、
第二シーズンは22,29、8月5日、午後10時から。
これは本当に楽しみにしていてくださいね、
ご期待を裏切りません☆

で、「リーガル・ハイ」に話を戻します。
弁護士という職業が、依頼人の無実を絶対的に信じる、というところから始まるという前提が、すでに矛盾をはらんでいます。
初回も、ガッキーが懸命に無実を証明した被告人、実は・・・・?というオチで、
あの彼はその後、また話に絡んでくるかと思ったら、放置プレイ・笑
このあたりも制作側の大人さ加減を感じました。

コミカド先生のお父さんって、判事さんでしたっけ?検事だったかな、ちょっとうろ覚えですが、
彼があえて父親と同じ職業を選ばなかったこと、そこから「正義」というものを彼がどうとらえていたか、
考えさせられました。


投稿: マーシー | 2012年7月 6日 (金) 22時17分

rabi様
お久しぶりです。 お元気でしたか? コメント下さり、ありがとうございます。

助走は終わった感じでありますが、いかんせん多忙で、レビューアップがままなりません。 ただ、コメント欄でその分書いている部分もございますので、近況はそちらでご確認いただければ幸いです。

堺サンの長ゼリフ、あらためて書き起こして気付いたんですが、結構住民たちとの細かいやり取りが途中に入っている。 ただ単に一方的にまくしたてる長ゼリフと違って、結構役者どうしの連携が必要な難しいシーンだった、と感じます。 しかも堺サンは、古美門のあの独特なキャラもちゃんと発揮しなければならないし。 個人的には今年上半期のベストアクトでした(「カーネーション」 は別格で)。

今年の夏ドラマは、ほぼ全滅ですね、個人的な好みからすると(いきなり辛辣…)。

やはり尾野真千子サンが出てくる 「サマーレスキュー」 に期待するしかないのですが、向井理クンが主役だからなぁ…。
向井クン、「ゲゲゲ」 でブレイクしたはいいけれど、どうもその後のドラマがパッとしない印象があるんですよ。
この人はどうも、主役じゃ魅力が引き出せない役者なような気がする。
演技があっさりしていて、あまり主張しないから。
そこがスタイリッシュでよかったりするんですけど、主役はもっと主張しないと。

「ミステリーシリーズ」 も、私どうも、オムニバス形式のドラマって、あまり好きじゃなくて。

「トッカン」 は最初の10分で、リタイアしました。
税務署が題材のドラマとして、これまでと違うものを見せてくれる意気込みというものを感じなかったので。 税務署で文句をたれるオバサンとか、ああいうのが出ると、もうそれだけでダメです。 ああまた同じか、と思ってしまう。

というわけで、私がいちばん期待しているのは、「シャーロック」 再放送です!(ハハ…)。

追記 あ、「息もできない夏」 というのも、ちょっと期待してるかな…。
あ、あと、仲間由紀恵サンがユーレイになるヤツ(結構あるじゃないの…笑)。

投稿: リウ | 2012年7月 7日 (土) 08時47分

ささ様
コメント下さり、ありがとうございます。

ささ様のコメントへの返信みたいなことを、一部(大部分?…笑)この記事で書かせていただきました。 というか、レビューは途中まで書いておりましたので、ささ様への返信に全部書いてしまうよりこちらを先に仕上げてしまおう、という気になったのですが(笑)。

いきなりセリフの書き起こしから始めるレビューというのが自分的には珍しかったので、単なるセリフの羅列にならないように気をつけました。
それに、古美門のあの傲慢なしゃべりっぷりは、そのまま文字にしても、なかなか伝わらないんですよね。
憎々しさが伝わるように、ちょっとばかり苦労したつもりです(笑)。

このドラマ、堺サンの演技に魅力の大半があったことは確かですが、それに呼応した生瀬サンのエキセントリックな芝居、小池栄子サンの、事務所のゴタゴタをものともしない(笑)演技、里見浩太朗サンの円熟した演技があったればこそのドラマでした。

毎回のゲストも秀逸でしたけど、私が個人的に良かったな、と思うのは、情報屋のアンチャンをやった、ジュンノですね(KAT-TUNの田口淳之介クン)。
今まで見た役のなかで、いちばんハマってました。

そしてガッキーも、こういうドラマに出続ければ、私のようなドラマ好きに 「このコが出てれば面白いドラマだ」 と認知されるようになりますよ(エラソーだなぁ…笑)。

「犬神家」 の回は、まあ 「閑話休題」 のコメント返信にも書きましたが、堺雅人サンの、「古美門」 風エキセントリック金田一を見たいなーとつくづく思いましたconfident

投稿: リウ | 2012年7月 7日 (土) 09時02分

マーシー様
コメントおよび、「シャーロック」 情報をお教えくださり、ありがとうございます。

んにゃ~、第1シーズン、月-水の午後9時からですかぁ~catface
確か 「息もできない夏」 と放送時間がかぶる気がいたしますが、確か去年のマーシー様の話以来、ずっと待ち望んでいたので、「息もできない」 はブッ飛ばしてこっちを録画いたします(笑)。

それと、中村敦夫サンの役についてのご指摘、誠にありがとうございます。 私もかなり記憶があいまいで、ウィキで調べたけれども現役かどうかは分からなかったのですが、検事サンでした。 さっそく訂正させていただきました。

個人的に秀逸だと感じたのは、あの子役の回と、大和田伸也サンの日照権の回でした。 あの時も 「水戸黄門」 のテーマが出てきて大笑いいたしましたが。

それにしても堺雅人サンは、私が途中でリタイアした 「南極大陸」 での役とは打って変わって、水を得た魚のよ~でしたぁ~(古美門ふうに)smile

投稿: リウ | 2012年7月 7日 (土) 09時15分

 田口くん、楽しそうでしたね。彼はジャニーズの中では長身ですが、うまく、成長してくれるといいです。今回、声が気にならなかったし(いつも、声で損していると思っていたので)、役に恵まれるといいですね。古美門チームと生瀬さんのチーム、どちらも、皆、熱演してました。生瀬さんの執念の演技のおかげで、堺さんの作りこんだ古美門先生がさらに輝く!

 里見さんの、隠居に見えなかった水戸黄門と違って、堺さんやガッキーをうまく引き立てる演技、秀逸でした!

 小池さんは事務所がトラぶっているのですか?まあ、色気をうまく、笑いに利用して、したたかな女秘書を演じていたと思います。もう、女優として立派にやっていけるだろうなと思いました。(えらそーですいませんです。)

 堺さんも生瀬さんも演技のしがいのある場所で、生き生きと役を謳歌してましたね。(笑)

投稿: ささ | 2012年7月 7日 (土) 09時40分

りう様、さすがですっ!!
思わずうなりました。
夏のドラマもついていきます。
そんでもって、スルーでお願いします(笑)

投稿: そら | 2012年7月 7日 (土) 10時41分

リウ様

元気ですよ〜note
リウ様はお仕事が忙しそうですね。
これから暑い夏ですから、体調管理にはお気をつけて下さいね。
だんだん無理がきかない世代に突入中・・のはず。wobbly

「息もできない夏」checkしてなかったです。coldsweats01
武井咲ちゃんですね。
あまり私好みの女優さんじゃなかったのですけれど、「Wの悲劇」の2役の演じ分けで結構,頑張ってたので、私の中での評価?は上昇しました。up

山本耕史さんの「薄桜記」や「つるかめ助産院」もちょっと気になりますね。

仲間さんは好きなので、とりあえず見ると思います。

ではでは、リウ様のレビュー楽しみに待ってま〜す。happy01

投稿: rabi | 2012年7月 7日 (土) 13時12分

ささ様
レス下さり、ありがとうございます。

田口クンは、ラジオ番組を聞いていたせいで個人的に頑張ってほしいなーと考えているひとりでして。
演技も存在感も、正直申し上げてそんなでもない(失礼)とは思うのですが、いいヤツなんで(笑)。
こういうアンチャンの役って、彼に合ってるなーと感じました。

里見サンが結局、中村敦夫サンから送り込まれていたというのは、父親の気持ちを感じさせる設定でしたよね。 ささ様が見逃した子役の回では、古美門親子の確執と、古美門の人間性の中核があぶり出された回だったと思います。

小池サンの所属する事務所の社長さんが自殺をされてしまって、なかなか大変なようです。 イエローキャブも、昔は隆盛を誇っていましたが。
でも小池サンは、大河にチョイ役で出ていた頃からだいぶ成長なされて、存在感のある女優さんになってまいりましたね。

投稿: リウ | 2012年7月 7日 (土) 16時49分

そら様
コメント下さり、ありがとうございます。

なかなかスルー出来ないのですが(笑)、夏ドラマはあまりレビューしないかもしれません(予感的に…)。 こちらがレビューしたくなる良質のドラマがあるといいですね!

投稿: リウ | 2012年7月 7日 (土) 16時52分

rabi様
レス下さり、ありがとうございます。

天気によって体調が違う、というのは、最近感じますねー。
低気圧が近づいていると気分がすごく悪くなるとか(笑)。

私も武井咲チャンは、チップマンクスみたいな声どーにかならんか?みたいに感じてるんですが(爆)、でも常盤御前はあまりその声が気にならないですね。 事務所(オスカー)のゴリ押しで評判が悪いですけど、私は好きですよ。 過去も気にしません(笑)。

そういえばさきごろ舌を噛み切ってお亡くなりになった山本耕史サン(ハハ…)、時代劇復活ですか。 「陽炎の辻」 とか、山本サンの時代劇はこれまであまりちゃんと見たことがなかったので、ちょっと見てみようかな。

まあ、なんか夏ドラマ、あまりおもしろくなさそうな予感がぷんぷんしているので、見るといったドラマでも、レビューする気にはならないかもしれないですが、そのときはあしからず、ですcoldsweats01

投稿: リウ | 2012年7月 7日 (土) 17時07分

リウ様
古美門のあの長台詞、再録いただき誠にありがとうございます。

正直、「スポンサー」という枷がある民放ドラマには、毒や硬質なメッセージは期待してなかったのですが、それを、コメディの皮を被せて、視聴者にウマウマと届けてしまった「リーガル・ハイ」の関係者の皆様には、ホンマ、脱帽いたしました。

ところで、同時期、同じ古沢さん脚本の「外事警察」を観ていたせいか、「外事」の住本と松沢、「リーガル」の古美門と黛の関係が、シリアスとコメディという正反対の世界に住んでいるにも関わらず、相似形のように見えてしまう事があります。奇しくも、黛の名前が「マチコ」であることも含め。

目的のためなら手段を選ばない。ターゲットの過去を調べ上げ、殆ど脅迫に近いことをやってまでも、協力(証言)をさせる、ということもありますが、リウさんのレビューを読ませていただき、もう少し深いところでの共通するものがあるのでは、と思い出した次第です。それは、

「正義なんか、いかようにも操作できる、とタカをくくっている。
 と同時に、そのロジックを破壊してくれる者を探し求めている」

というところです。

古美門にとっての「金」と、住本にとっての「国益」ってもしかしたら同じ意味を持ってるのかもしれません。松沢陽菜や黛真知子が持っていた真っ直ぐな「正義」は、住本や古美門の毒に翻弄されますが、同時に、彼らのロジックを揺さぶる役割も担っていたと思います。まあ、住本の方は、下村愛子という存在も大きかったですが。

住本も古美門も、自分の依って立つものが揺さぶられたとき、それまでの仮面のような顔つきとは全く違う、ある種モロそうな、儚げな表情になりますよね。この切り替えの妙は、やはり渡部さんといい、堺さんといい、このお二人の演技力があってこそのものだと思います。

投稿: Zai-Chen | 2012年7月 8日 (日) 12時19分

芸達者な俳優さんたちの陰にいて、
あまり主張もせずにこっそり主張していた田口くん・笑

褒めていますよ。
彼もいい仕事していましたね~、

確か、「がんばっていきまっしょい」でしたっけ、女子ボート部のドラマにも出ていました。
王子さまキャラでしたけど、例のジャニーズの内くんが飲酒事件を起こしてしまったので、このドラマ、再放送もDVD化もされていない・・・はず。

もったいない、鈴木杏ちゃんとかも頑張っていたし、我が家では毎週、楽しんでいました。
とってもいい内容だったのに。

投稿: マーシー | 2012年7月 8日 (日) 17時03分

書くのを忘れましたので、連投で。

>向井くん
長女は「のだめ」の菊地君が好きでした。
あの適当なチャラオがかわいかったんですが、いまは正統派のいい子キャラですよね・苦笑

いまいちというのは、我が家でもよく話題に出ていて、長女も「主役には向かない、脇で軽い感じに演技しているのが向いているんじゃ」と言っていました。
リウさまと同じ理由ですね。

俳優さんも難しいですね、
主役はればいいというものじゃない。

投稿: マーシー | 2012年7月 8日 (日) 22時34分

Zai-Chen様
コメント下さり、ありがとうございます。

私も同時期に 「外事警察」 を見ていたので(ただしまだ録画したやつ全部見ておりません!…笑)、ガッキーの名前が 「マチコ」 であることには、少々引っかかっておりました(笑)。

Zai-Chen様のように、松沢陽菜との共通点というところまで思いは至らなかったのですが、確かにこの古美門と黛の関係は、住本と陽菜の関係を、思いっきりデフォルメしてコミカルにした感じではありますよね。

古美門は、どことなく 「自分が日本人の恥部の象徴となろう」 という意識で行動しているような部分があるように、感じます。

常識のウサン臭さにあえてフタをしない、「和」 をもって貴しとなす、という、聖徳太子の有り難~い教えを真っ向から否定する、そんなインモラルな考えが、実は今の日本には蔓延している。

自分さえ良けりゃいいんだ、という日本人の、象徴であろうとしている。

そしてそれのどこが悪いんだ!と開き直ることで、古美門はその唾棄すべき風潮に対して異を唱える者を、吸い寄せようとしている、と感じるのです。

住本の場合も、まだ全部見ておりませんが(笑)、自分が悪の象徴になることで、実は日本政府にもっと 「我が国を守る」 という意識を高めてもらいたい部分がある。

毒を以て毒を制する、というコンセプトは、確かに共通している部分がある、と感じます。

投稿: リウ | 2012年7月 9日 (月) 14時03分

マーシー様
コメント下さり、ありがとうございます。 返信が遅れまして、大変申し訳ありません。 理由は、あ、お読みになられました?(笑)

問題を起こした人がいるから再放送が出来ない、というドラマ、なんか近年、とても多くないですか?

テレビなんか最初からそんなに品のいいもんじゃないんだから(って、大昔の価値観ですけどね…笑)別にいいと思うんだな~。

特に飲酒とかタバコとか、できちゃったとか、別に構わんでしょう(内クンという人のケースは、まったく知らないのですが)(そもそも内クンを知らない…爆)。

どうしてそう、みんな潔癖ぶるのかな~。

そりゃ、「子連れ狼」(萬屋サンのバージョン)みたいなケースはまれですが。

「向井クン」 の件に関しては、ご長女様とウマが合いそうです(笑)。

「のだめ」 に出ていたのは、ずいぶん前にウィキで調べたときにもまったく意外でした。 「ゲゲゲ」 でブレイクした時に調べたんだったっけな~?

というわけで、まだ 「サマーレスキュー」 は見ておりません(笑)。

投稿: リウ | 2012年7月10日 (火) 08時04分

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受信: 2012年7月13日 (金) 08時33分

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