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2012年9月23日 (日)

「平清盛」 第36回 「巨人の影」(9月16日放送)を見て

 平家の棟梁として父清盛(松山ケンイチクン)から一切を任されたはずの平重盛(窪田正孝クン)。
 しかしさまざまな軋轢の板挟みとなり、にっちもさっちもどうにもブルドック…じゃなかった、完全にお手上げの状態となってしまいます。

 そこに現れたのが、今回出演場面が極端に限定されていた清盛。

 清盛はまるで救世主のごとくその場を収め、不敵にニヤケながら(あっこの 「にやける」 という言葉、「ニヤニヤする」 っていうんじゃなくて 「なよなよしている」、という意味なんだそうですね。 最近ニュースで知りました。 私も間違って使ってた…と言いながらまた間違えて使ってます…笑)退場していきます。
 ここに至るまでの心理戦、まことに今回は見ていて面白かった。

 しかし正直なところ、今回の話はレビューするうえでかなりメンド臭い説明を強いられます。 まともに最後までたどり着けるかな…。

 もとい。

 今回の話でことに興味深かったのは、かつては清盛危篤の際に賀茂川の濁流も乗り越えて見舞いにやってきて、清盛とはラブラブだと思っていた後白河院(松田翔太クン)が、なにゆえにその清盛に敵愾心を燃やすようになっていったのか、という過程です。

 そのきっかけには比叡山延暦寺という、信仰心をめぐる嫉妬がある。

 かつての市川雷蔵の映画 「新・平家物語」 でも僧兵は非常なインパクトでその存在感をアピールしていました。 いわゆる 「山法師」。
 仏教の元来のありかたからいくと、まずその存在自体が、暴力的な行為を行なって政治に介入しようとするもので、仏教的精神と相反する。 「抵抗勢力」、と言えば聞こえはいいですけどね。

 要するにですよ、ろくに教理を学ぼうともしない連中がおのれたちの言い分を仏の真言だと信じ込んでそれを暴力的手段で押し通そうとし、ヘッドの明雲(腹筋善之介サン)はチンピラ達の暴力行為を容認しつつ、「俺たちの言うことを聞かなきゃこーなるんだ」 と恫喝してるよーなもんでしょう。

 これってなんか…。

 …中国共産党がやってることと一緒?(また不穏な冗談だな…)。

 ともかくですね。

 ろくでなしどもが食いっぱぐれがないから僧兵になって暴れてる、いちおー読経ぐらいはできます、みたいな?(笑)。

 要するに仏教のありかたから逸脱している、権力との癒着や介入、誤った権威化が行なわれているから、為政者たちによって政局の道具にされる原因を明雲みずから招いている。

 この明雲を演じる腹筋サン。
 名前がオチャラケてるみたいだけどかなり物語に食い込んできましたね(笑)。
 見てるとなんか、アニメ好きな私には水木一郎サン(アニキ)みたいに見えてくるんですけど、アニキ並みにギラギラしてます(笑)。

 で、今回のドラマを見ていると、後白河が清盛と対立する最大の原因が藤原成親(吉沢悠サン)の処遇を巡るいきさつだったようにも思えるのですが、その支流をたどると信仰心の問題に行きつく。
 もちろんもっと源流をたどると、もともと清盛と後白河は付かず離れずのライバル的関係だったことに起因はしているんですけど。

 もともと、二条天皇の葬儀をメチャメチャにしようとボーソー族よろしくつるんでやってきたくらいの仲の良さだった(?)後白河と明雲一家(笑)。
 それに亀裂が入るのが、清盛が明雲のもとで剃髪をし出家したことから始まって、今回の冒頭で行なわれた千僧供養。 これによって後白河の嫉妬心からくる疑心暗鬼が肥大していく。

 「なにを企んでおる…?」

 西光(加藤虎之介サン)が西行(阿部サダヲサン)の夢だった 「遣宋使」 の発想を口にしたことで、後白河はやっと納得します。

 「出家をし、叡山と手を組む。 京を離れ、海の近くに住む。
 大船の入れる泊(港)を作る。
 なるほど。 遣宋使も夢ではない。

 だが。

 都を留守にするは賭けじゃ。
 おのれ不在の六波羅を、いったいどう率いるつもりなのか…」

 確かに清盛ほどの影響力のある人物が京を離れる、というのは、平家の権力基盤が脆弱になっていく大きなきっかけとなりうる。

 この後白河の指摘。
 これが今回のドラマの展開のカギとなっていきます。

 後白河の言葉を受けて、平家の棟梁となった重盛の偵察に行く成親。
 コウモリ男の本領発揮、と言いますか、先妻の子で深キョン(時子)の息子ではないことなどから棟梁となったことを不安がる重盛をおだて、自分の妹を嫁に出したんだからとお追従を言いながら、「小物が…」 と裏で嘲ることも忘れない。

 話が分かりにくい向きにとっては、ここはひとつのポイントですね。
 成親は、自分の妹であるモー娘。の高橋愛チャン(経子)を、重盛に嫁がせている。
 だからこの後、成親が問題を起こしたときに、重盛は女房の兄である成親を本当はかばうべき立場なのに、清盛の命によってそれが出来なくなって板挟みになってくる。

 話は戻りますが。

 清盛が比叡山と密接な関係(なんかヤラシイな)になっていくのが、後白河としては面白くない。
 後白河は、山法師の不如意を克服するには、その信仰の頂点に立たなければならない、という判断をし、出家をして上皇から法皇になる決心をします。
 だけどこの手続きに、後白河は信仰心の嫉妬から、比叡山ではなく、比叡山と敵対する仏教勢力であった園城寺を選ぶのです。

 そすっとそれが延暦寺にとっては面白くない。 「王家」 の慣習で、みんな出家は延暦寺が取り仕切ってきたわけですから。

 明雲たちが苦虫をかみつぶしながら、「何ぞ貶める手段はないものか…」 と考えていたその矢先、先に述べた成親の問題が発生するのです。 タイミングいいなあ。 中国大使が亡くなったみたいな感じだ(また不穏な冗談)。

 その問題とは。
 成親が治める尾張国の役人が日吉(ひえい)の社に仕える神人(じんにん)と衝突し、死者を出したのです。

 よーするに聖職者を殺しちゃった、つーことでしょうか。

 明雲たちはこれ幸いと大量のゴロツキ、いや違った僧兵たちを引き連れて後白河と滋子(成海璃子チャン)の幼い息子である高倉天皇のところへ向かい、成親らの流罪を求めて強訴に踏み切る。 後白河が大した取り調べもしないで成親らを不問にしたからで、まだ年端もいかない高倉天皇を困らせることで、思いっきり後白河に対して嫌がらせをしとるわけです、この生臭坊主らは(笑)。

 成親を本来取り調べしなければならないのが、これがV6の森田クン(時忠)で。
 検非違使とか言ってたから、現在で言うところの警察でしょうかね。

 この時忠。

 これが滋子の兄、つーわけで、時子が姉。

 つまり重盛にとっては、同じ平家でも時子派で、ゆるやかな敵対勢力なわけですよ。

 ここらへんの関係がサッサッと脳裏に出てこないと、重盛が追い込まれていくからくりがとっさに呑み込めない(書いてても非常にメンド臭い)(番組HPのあらすじ読んでくれ、という気になってきた…笑)。

 重盛は重盛で、成親に泣きつかれて、山法師を追っ払うのは義弟の自分に任せてくれと約束したはいいものの、集めた兵をどんなことがあっても動かすな、という父清盛からの伝言が届いて狼狽します。 清盛の意向は、叡山と敵対してはならない、というものなのです。

 重盛にとっては、「はぁ?」 という感じであり。 じゃ自分の身内の成親は見殺しですかぁ~っ?

 清盛の基本的な考えは、「いくら成親が流罪になっても、救う手立てはいくらでもある」、ということ。

 この場合、清盛の楽観的考えが、重盛にみなまで伝わっていない、ということが、今回重盛が追い込まれていく主因であろうか、と私は考えます。
 清盛の失敗は、息子重盛が平家の棟梁として一抹の不安があると分かっていながら、こういう重大案件が発生した時に自らの意図がどこにあるのかを、重盛にきちんと伝えようとしていないことにある。 流罪を取り消すにはこういう方法があり、その流罪の期間はどれくらいになるのか。 成親には重盛はどうやって納得させればよいか。 自分の息子に不安があるならば、こうした重大局面では手とり足とり教えていかねばならない。

 それは確かに自分の息子を成長させるための清盛なりの親心だったかもしれないけれど、そのことで生じる息子と 「時子派」 との軋轢にまで、清盛は神経が行っていません。

 つまりこの事情は、清盛が都にいないから分からないのです。
 自分の危篤がきっかけで、平家に亀裂が入りつつあることを、清盛は把握していない。 このことは物語のうえで重要だ。 とりわけこのドラマでは 「さわやか清盛さん」 キャラだから、余計にそうしたドロドロに気付かない、という意図的な話の組み立てをしているとも思えます。

 うろたえる重盛を、宗盛(石黒英雄サン)が怪訝な顔で一瞥します。
 森田クンがまいた種(平家の棟梁となるべきは、時子の長男であるお前だ、ということ)が、むくむくと育ち始めていることを予感させる、危うい場面です。

 結局重盛は、義理の兄である成親を見棄てることになる。
 成親はこたびの件で、清盛に対する憎しみを増大させていくのです。
 重盛が成親に対して、「流罪になってもいくらでも救えます」 という清盛の意向をきちんと伝えていないことが、ここから分かります。 重盛が、清盛の真意を分からぬまま行動しているからです。 つまりこの後の遠因を、清盛自身が作ってしまっていることになる。

 この、「相手に伝えなければならないことが伝わっていないこと」 からくる、小さな防波堤の亀裂が徐々に大きくなりつつある描写は、見ていてやはりシビレますね。

 清盛は伝言のなかで、「平家の力なくしてはあなたはなにもできませんよ」 ということを後白河に思い知らせることが真意なのだ、と語っています。
 でも重盛には、その方法が分からない。
 重盛にしてみれば、「細かくレクチャーしてくれよ」 という気持ちと、「いったん平家の棟梁と決まったからにはオヤジにいちいち聞くのは沽券にかかわる」 という気持ちとが頭の中でぐるぐるしちゃってるわけですよ。

 結局なんだかんだあって(説明放棄…爆)(番組HPで細かい話は確認してください…笑)(だって事態がコロコロ変わるんだもん!って逆ギレかよ)、清盛の言うとおり平家の兵を六波羅に集めるだけ集めた重盛は、「どーしてわけも分からずこんなに兵を集めるの?」 という身内の平家、そして 「んなんじゃコリャあ~~っ!」 と現れた後白河(お父様のネタでスミマセン)と、「何事でおじゃるか?」 とやってきた藤原摂関家、「またまた私を裏切るつもりか、弟よ~、弟よ~」 という内藤やす子…じゃなかった、成親との二重三重四重の板挟みとなってしまう。

 重盛の進退きわまったとき。
 馬のいななきが轟きます。

 スローモーションで貫録たっぷりに現れる、赤い法衣の清盛。

 「父上…」

 情けないような、安堵したような声を出す重盛。

 「これはかたがた」。

 清盛は、その場を制するような威厳を保っています(と、日記には書いておこう…)(古いネタばかりでスミマセン)。

 「何事にござりますか?」

 とぼけたような清盛の言葉に、後白河が怒りを秘めつつ静かに訊き返します。

 「…そなたこそ、これは何事じゃ?」

 「ん? 『これ』 とは?」

 「とぼけるでない。 この兵はなんのために集めた?
 強訴を阻むためか?

 (大声で)それとも加担するためかっ!」

 清盛、眉ひとつ動かさずいわく。

 「これは異なことを仰せになる…。

 武家館(やかた)に兵が集まり教練いたすは、常日頃のことにござりまする」

 「…では、なにゆえ都に戻った…?」

 清盛笑みていわく。

 「比叡山に参るためにござりまする」

 「比叡山じゃと…?」

 「いったい何用あって?」 色をなして成親いわく。

 「なあに。 ただの山登りじゃ。
 毎日海ばかり眺めていておっても、飽きるゆえのう」

 清盛のとぼけた応答に、後白河は憤然とその場を立ち去って行きます。

 兵を大勢集めたことを、これは単なる示威行為であり、別に意味はないと清盛がそこまで重盛にレクチャーしていれば、かかる事態にまで発展はしていないはずです。
 清盛の胸の内には、「自分がいなければ非常時にメチャクチャになる」 という自らの存在感をアピールする狙いもあったのかもしれませんけど。

 清盛のとった一連の行動に、駆け引きとはこういうものだ、ということを思い知らされたのか、父親の存在感に威圧されたのか、重盛はいたたまれないような、厳しい表情を崩しません。

 正直申しまして。

 この場面、ワタシ的には清盛にあまり威厳というものは感じませんでした。

 ただ感じたのは、意味のある動きを意味のないものと突っぱねて相手を翻弄しようとする、清盛の手練さです。
 それをいかにも若々しい演技で松山クンは展開している。
 若々しく屈託がないからこそ、こうした手練ぶりに相手が反論できなくなってしまう、ということを表現しようとしているのかな、などと感じました。

 見ている側としては、清盛がもっと貫録を持っていかにもヒヒジジイみたいに演じてくれることを期待したい向きもあろうか、と思うのです。
 でも私が見る限り、演者は 「意図的に」 それをやっていない。
 いずれにしても清盛がちょこっと出てきただけで、もつれにもつれていた糸がするするとほどけていく快感、というものはあった気がします。

 清盛は、おのれの道はおのれで切り拓いてきた、という人生を送っています。
 いかなる試練にも、結局は自分で考え、自分で答えを探してきた。

 だから自分の息子にも、それができると思っている。 一抹の不安を残しながらも。

 でも父親と息子の生き方って、かなり変わらざるを得ない局面というものは常に存在している、と私は感じるのです。
 時代は変わり、状況も環境も刻々と変わっていくからです。

 ことに重盛の場合、自らが棟梁として率いるには、平家の勢力は強大になりすぎているきらいがある。 清盛は自分がそうやってきたから自分の息子にも、自ら考えさせ判断させようとしたのかもしれませんが、この場合は帝王学をみっちり叩き込むべきだったように思われる。

 結果的に清盛は、自分の存在をあらためて世に知らしめた、と言えるのですが、それはいっぽうで、重盛の力のなさを露呈させ、藤原摂関家にも 「平家のウィークポイント見つけたり」 とほくそ笑ませる結果を招いている。

 そして成親は成親で、平家に対する憎悪を募らせていく。

 今回後半、話がかなり錯綜したのは、後白河が自分の側近である成近を助けようと、V6の森田クン(時忠)の処遇をダシに使ったことが原因だと思われます。
 朝令暮改の連続(笑)。
 これをはたで見ていた藤原(九条)兼美(相島一之サン)は、「お気に入りの側近のために勝手を繰り返し、あげくこうして屈するとは。 まさしく、有りて無きが如し沙汰。 (後白河)法皇様の行なっておられるのは、もはやまつりごとに非ず。 天魔の所為なり」 と呆れ果てます。
 これも兼美の今後を占うセリフのひとつかな。 いちいち盛り込み過ぎなんだよこのドラマ(笑)。

 盛り込み過ぎだと言えば、源氏側の動きも作り手は怠っていません(笑)。 別に今回は話がややこしいから源氏を出さなくてもいいと思ったのですが(笑)。

 特筆すべきことがない頼朝・政子ラインですが、今回冒頭で 「天狗」 ぶりを披露したのが、大きくなった義経チャン(神木隆之介クン)。 お寺の和尚さんが滑ったところにあっという間に駆けつけ転倒を防ぐのですが、番組HPではその瞬間があらすじのところに写真で載っています。

 これ、結構笑えます(笑)。

 とりあえず貼っときますね(笑)。 → http://www9.nhk.or.jp/kiyomori/story/36.html

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コメント

 巨人、優勝おめでとうございます!(阪神ファンより)

 清盛が巨人って事なんですけど、巨人の影に怯えるのは、息子の重盛くん。迷惑、困惑と言うべきか。清盛も「清い」息子に、駆け引きできないのがわかっているのだから、もう少し、助けてやればいいのに!盛国を貸してやるとか!(だって、このドラマの盛国、なんでも解決できるもの!)重盛のブレーンにそれらしい人がいないのもまずいのじゃないかな。盛国、家貞タイプ!でないと、腹黒の時忠叔父さんにかき乱されてしまうのに。

 重盛が棟梁として右往左往してる。重盛には母方の後ろ盾がない。(亡くなっているし、もともと低い身分)成親ぐらいしかいないのに、今回の事でこじれてしまう。時子の子供達がだんだん力をつけてくるし、清いが取柄の重盛には、棟梁は辛い立場です。宗盛はもっと出来ない子だから、仕方ないのだろうけど、清盛も、子育てを時子さんに丸投げしたつけを少し払え!カリスマは後継者をうまく育てられない、一代はなんとかなっても、その後も考えて国作りはしないといけないという事なんでしょうね。(笑)

 驕れる者久しからず盛者必衰だから、日本人って、ある意味反日デモや竹島騒動にもどこか淡々でいられるのかも。毎日見てると、げんなりして、逆のプロパガンダを感じ取ってしまうあまのじゃくです。ニュースを見ていると、隣国のナショナリズムに感化されて、こっちも同じ熱で対抗しろと言われているような気がしてきます!愛国心で負けるな!みたいな!煽られると弱い体質ですから、今、クールダウンしてます。究極では、私は娘と息子が国より大事なエゴイストなので。(笑)日本は相手から言われたり、行動を見せ付けられてあたふたする前に自国の領土に対して、広報活動を世界に発信すべき!外交って政権が変わろうが継続して行くものなんだから。でないと国益はまもれないでしょ!「言わぬが花」は日本だけの美徳だと思うので、外国に伝える努力はすべきかなと思いました。私達にとっては私有地が国有地に変わっただけなのに、隣じゃ、大騒動なんですから!びっくり!日本企業は焼き討ちにあったり略奪されるし!現実に実効支配しているのは、ヤギと渡り鳥という島なんですけど、デモの人達、わかっているのかな?

 重盛が経子に迎えられる朝のシーン。一番好きです。モーニング娘だった愛ちゃんにふさわしい、美しい朝の経子さんです。正確にいうと、待っている経子さんの着物の裾の整え具合と朝の柔らかい光、重盛がようやくほっとできそうで、「成親を助けられなくてごめんね。」に対し、優しく労わる妻を綺麗に演出していたと思います。後は重盛、しんどいばっかり!「清い」って権力者には向かないのがよくわかりました(笑)早死にするよ、これじゃ!

 清盛がカリスマ過ぎると、重盛が大変、重盛がいなくなると、宗盛でもっと大変。電光石火の義経の高速移動!五条大橋の準備、着々!10月を待て!なんでしょうか。(笑)その頃には来年の大河が本格的に始動しそうですね。(笑)だって、やっと涼しくなってきましたもの。

 

 

 

 

 

 

投稿: ささ | 2012年9月23日 (日) 11時06分

リウ様。こんにちは。
いや~お気の毒でした。悩める二代目、重盛くん(笑)
島村ジョー(古いですね。でも新作公開されますが)ばりの”遮那王”隆之介くんも受けましたが、今回は、やはり、真正面からの、「二代目論」全開の巻ではなかったかと。

歴史上、成功した二代目で私が思いつくのは、西で言えば初代ローマ皇帝(実質的にはカエサルの後継)、アウグストゥスとか、東で言えば徳川二代将軍・秀忠とかでしょうか。両者に共通するのは、羊の皮を被った狼だったということ。年寄り連中に、この二代目、わしらの言いなりじゃん、とか、大したことないじゃん、と思わせといて、周到に計算を張り巡らせ、自らの権力基盤を固めたということでしょうか。

養父・カエサルが殺される原因となった帝政移行を一旦は白紙に戻し、権力を元老院に全てお返ししますと言いながら、でも、厄介な属州の面倒はこちらで見ますよ~、とか一つ一つは名誉職のような役職を兼任することで、いつの間にやら皇帝になってしまったアウグストゥス。
関ヶ原に遅刻したり、女房の尻に引かれたり、律儀で親孝行なんだけど、頼りないという評判の裏で、子飼いの側近を育て、家康がいなくなった途端、縁の深い有力大名は、親藩・譜代・外様関係なく改易しまくった秀忠。

今作の重盛にないのは、まさに、こうした狡猾さ、腹黒さですね。重盛の早世が、平家滅亡の原因の一つ、というのは今までもよく語られてましたが、そこに、二代目としての資質という視点を織り込んだのが、大変興味深かったです。本当に「清き」人なんでしょう。平家の棟梁として、「できる自分」を何とかアピールしたい。そして、息子たちの中では、実際一番できる人である。それだからこその空回りと挫折、屈辱。この先の運命を知っているだけに、胸に来るものがありました。

現代日本の政治家も考えてみれば、殆どが二代目、三代目なんですが、どうなんですかねぇ。テレビの生放送で「ナマポ」とか「サティアン」とか平気で言うようでは・・・「腹黒」でもなく(ていうか、中身がスカスカ)、かと言って「清く」もない・・・・まあ、これ以上は、余りなにも申しますまい。

投稿: Zai-Chen | 2012年9月24日 (月) 09時39分

ささ様 Zai-Chen様
ちょいと腰がアレでして…。 パソコンの前に座っていられません。 あとで返信いたします。

投稿: リウ | 2012年9月24日 (月) 10時54分

ささ様
あらためて返信いたします。 遅れまして大変申し訳ありません。

腰のほうは未だに完治とは程遠い状態ですが、とりあえずパソコンの前には座れるようになりました(笑)。

今回は、ちょっと行く病院を間違えました。
歩いて、2、3分のところに新しい病院が出来たので、ちょうどいいやと思ってかかったのがそもそもの間違いで。

整形外科が土曜日しかやってないんですよ!(笑) 日曜日から具合が悪くなったのでサイアク(爆)。

結局昔からのかかりつけの医者のところに行きまして、痛み止めの注射を打ってもらいました。 まあごまかしてるような感覚ですけど。

で。

ワタシ、昔は巨人ファンでしたが、今は別に~、です(笑)。 誰が内海なのかと聞かれても分からない(おいおい、エースだぞ)。

若いかたがたから 「松山ケンイチクンはよくやってる」 というご意見を立て続けにいただいたので、「巨人? とても巨人には見えませんけど…」 と突っ込みたいところをぐっとこらえて(どこが?)自分が若い時に中井信玄や真田尊氏を見ていた時の感覚を思い出しながら視聴いたしました。

だからかな、松山清盛は巨人に見えなかったけれども、飄々としてつかみどころがなく、周囲を戸惑わせてケムに巻くタイプかな?と考えてみました。 ゴッシーも重盛も、ただただ戸惑うのみ(笑)。

そこが老獪と、言えなくもない…。

しかし老獪なクセして、後継者を育てるという発想がない。

雑草のように自分の道は自分で切り拓いてきた男だからこそ、そうした発想がないのでしょうが。

それに、清盛の見ている未来というのは、日本の未来であって、けっして平家の未来ではない、という気もするんですよ。

領土問題に関しては、国連に論戦の舞台が移ったことで、私には 「正論や道理が通用しないものがある。 それは国際問題だ」 という思いが強くなっています。

野田総理や日本人一般が考える、「国際司法裁判所で白黒つけるのが本道」 という考えが、アメリカをはじめとして他の国々になかなか道理として受け止めてもらえない。

つまり、国際問題に関しては、「まず既成事実を作る」。 そして 「我が国が正しいとひたすら言い続ける」。

パレスチナ問題でもシリア問題でも、まともに冷静な道理を振りかざした解決などできていないじゃないですか。

その点で、漁業交渉的な方向に持っていこうとしている台湾の人々の抗議行動のほうが、はるかに理に適っている。 見境なく破壊活動をするのは、あれはデモとは言いません。 ホントは自分の国に腹を立ててんじゃないんですかね? だっていくら日本企業でも、働いてるのは中国人だし。

国際社会は感情論を振りかざしたほうの肩を持つというのが、今の常識なのでは?

やっと涼しく…。

そうですけど、寒すぎる(笑)。

春と秋がすごく短くなっているように思える今日この頃です(おかげで腰の調子も悪い…)。

投稿: リウ | 2012年9月26日 (水) 13時32分

Zai-Chen様
えー、大変申し訳ないのですが、返信いましばらくお待ちくださいませ。 こちらも、全力で返信いたしたいので…。

投稿: リウ | 2012年9月26日 (水) 13時49分

Zai-Chen様
病も多少は癒えたので、あらためて返信いたします。 大変ご心配をおかけいたしました。

秀忠に関しては、去年の某大河ドラマの影響もあって 「そんなにあいつすごいやつだったっけ?」 という気もいたしますが(爆)、あのドラマは歴史改竄の書ですから(爆×2)本気にするほうが間違っているわけでcoldsweats01

西洋史は専攻しなかったのでよく分かりませんが、なるほどそうなのですか。

重盛の潔癖な性格は、ことこのドラマを見ている限り、「極道」 みたいな性格を有している平家の組織には、かなりそぐわないものがあるように感じます。

道理や常識を重んじたいのに、自分ちはヤクザ一家(笑)。 「自分はここにいるべきではない」 という感覚が常に付きまとっているように感じます。

しかも明子の息子として孤立無援ですしね。

石原のせがれについては別口で返信させていただきましたが、親がすごすぎるときの息子のあり方って、とても難しいことだけは同情いたします。

投稿: リウ | 2012年10月 2日 (火) 09時33分

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