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2013年1月 9日 (水)

「サキ」 第1回 「美しい隣人」 との関係…?

 2年前、あの東日本大震災の余震のため、最終回の放送がワヤになり、録画していたものが途中でブッツリと切れたまま、結局ラストがどうなったのか分からずじまいだった、ミステリーサスペンスドラマ、「美しい隣人」。

 その後再放送やったのかもしれないけど興味もなく…。
 つまり告白してしまえば、ちょっとラストに至るまで、そんなにのめり込んで見ていたわけではなかったドラマでした。

 で、その続編 「みたい」 なドラマが始まりまして。

 「みたい」 というのは、主演の仲間由紀恵サンが前作と同じ名前の 「サキ」 という女性を演じ、そのキャラも前作を踏襲している、けれども、前は名前が 「マイヤー沙希」 だったけど今回は 「網浜サキ」。 しかも前はやってなかった看護婦だし今回。 そしてこの 「サキ」 以外に前作と同じ人物が一切登場しない。

 だからこの話が続編なのか前の話より以前の話なのかが、ちょっと判然としない、というか。 前のドラマのラストを知らないから、余計に分からない。

 ただラストが 「期待はずれ」 気味だった、という情報は、コメントをくださった皆様からいただいていたので、別に前のドラマのラストを知らなくても、そんなに支障はないかな、という気はします。

 だもんで、「つまんなかったら見ない」 という腹づもりで今回は見出したのですが、見ていてよみがえりました、前作の、「なんだかムズムズしてくる感じ」 が(笑)。

 つまり、イライラしてくるんですよ、仲間由紀恵サンの演技に(笑)。 いえ、ヘタというんじゃありません。 「なに考えてんだこの女!」 というイライラです(笑)。

 それでも見るのを中断しなかったのは、これはオトコの心理で申しますが、前作よりも仲間サンの醸し出すフェロモンが、強烈になっている、ということが原因です。

 前作の仲間サンは、どちらかというと不気味さを前面に出して演技していた気がするのですが、今回の仲間サンは、セックスアピールを前面に出している気がする。
 これは今回の彼女のターゲットが、女性(檀れいサン)から男性に変わっていることからきている、と思われます。

 男性、と書きましたが、第1回を見る限りでは、彼女が陥れようとしている男というのが、今回特定できない。 いまのところ3人、もしくは4人候補者がいます。 これがみんな男です。
 そう、前作 「美しい隣人」 から、彼女の行動パターンというのは、「復讐」 が色濃く絡んでいるんですよ、絶えず。
 そして彼女は、人の心に巣食う闇の部分をそそのかしながら自分の持つ闇に引きずり込もう、という性癖がある。

 で、まず彼女が今回近づいたのは、彼女が赤ん坊の時捨てられたためにこれまで会うことのなかった、自分の実の弟である(とされる)三浦翔平クン。
 ドラマを見ているときは気付かなかったのだけれど(だって前作忘れてるもん)、この三浦翔平クンの役名が、「新田隼人」 といって。 この 「隼人」 というのは、前作で仲間由紀恵サン(マイヤー沙希)の溺死した息子の名前と一緒なのです。
 ここらへん前作とどうつながるのか、というのはちょっと気になります。
 その弟に、優しい姉のフリをして近づいといて、「弟なんかいなければよかったのに」 などと、自分のことなのか何なのか分からないような言葉を、サキはほかの場所で話しています。

 そしてサキが、その三浦翔平クンの紹介を待たずにさっさとストーカーの相談に行ってしまった先の弁護士が、萩原聖人サン。 これが彼女のターゲットの第2候補。 第1回を見る限り、彼女はお世話になっていながら、理不尽なミもフタもない心理分析で、萩原サンを切り刻んでいましたが。

 で、第3の候補者が、サキの勤める病院の理事長をしている、高嶋政伸サン。 看護師長に 「理事長は愛妻家ですもんね」 とか、エレー皮肉言われてましたけど(爆)。 いまのところサキとの接点がいちばん希薄なんですが、可能性がないほど怪しいと言いますし。 これからですね。

 そしてちょっと考えにくいのは、サキがワインを求めて入った店の店員。 これはないか(笑)。

 それで、いきなり第1回から、サキの毒牙にかかったと思われるのが、前述した、サキを追いかけていたストーカー(姜暢雄サン)。 サキは 「ストーカーされて困っている」 などと三浦翔平クンや萩原聖人サンに言っていたのに、ふたりきりで会ったら 「好き」 とかなんとかまるきり相思相愛モードで抱き合ったりして、どこでどうなったのか知らないけれども、その後彼は自殺してしまうんですよ。 これはサキの仕業なのか?

 これらの男どもに対して、サキはフェロモン出しまくりなんですよ(笑)。 これじゃ男としては 「見るのやめた」 というわけにはいかなくなりますね(はぁぁ…)。 今までこんなに色っぽくなかったぞ、仲間サン(笑)。
 正直なところ、「ごくせん」 とか 「テンペスト」 とか 「ゴーストママ」 なんかよりも、仲間サンはこういうミステリアスな役がいちばん合ってる、と私は思うのですが、ここに今までどうも足りないと思っていたセクシーさが加わったから、こりゃもうすごいことになる、と申しますか(笑)。

 まあ謎なんかどーでもいいんですが(爆)、とりあえず美人を見て癒されたいので次回も見てみます(動機が不純だぁ~~~っ)。

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コメント

ほおおお=、
仲間さんがフェロモン出しまくりって、
これは意外でした。

けっこう色気のない女優さんだと思っていたので。
これは見てみなくては!

リウ様

男性目線ですね〜。
おっしゃるように、ターゲットが男性ということで、仲間さん、ミステリアスな美しさ出してますね。

前作で仲間さんは、こういう役は自分の中にない部分で、難しいというようなことをおっしゃっていたような気がしますが、結構、楽しんでやってらっしゃるようにも見えます。

自分のマンションの部屋でのお食事の時に、口元がupで映されるが、なんともいえず。。。
この番組のカメラワークは、なんかインパクトありますね。ドキドキ感を増すように作られているように思います。

たくさんの男性を、どういうふうに網の目を張って落としていくのか楽しみです。

マーシー様
コメント下さり、ありがとうございます。

個人的にはそんなに注目株のドラマではありませんが、前を見ていたから付き合おうかな、というのも、あるかもしれません。

この女優さん、きれいになったな、と思うときは、たいてい現実生活で男と付き合い出してるんですが(あまりあてにならない予想…笑)。

rabi様
コメント下さり、ありがとうございます。

まあ毎回レビューというわけにもいきませんでしょうが、「美しい隣人」 のころは、私も結構真面目に毎回レビューをやっておりました(遠い目…)。

マイヤー沙希は、結構ニタニタ笑っていた気がするんですが、今回の網浜サキはその微笑がとても控えめで、憂いを含んでいるように見えるのです。 そこが色っぽく感じる。

ターゲットの行動を、窓から遠巻きに見ている…、そんな姿は健在なんですけど(笑)。

「ゴーストママ」 では、仲間サンのコメディ演技の中になんとなくあるわざとらしさを逆手に取っていた気がするのですが、今回も前回のマイヤー沙希の演技を、一歩俯瞰しているようなところが見られます。 仲間サン、彼女なりに円熟しつつあるのかな。

「サキ」みました。「隣人」といくつかかぶっていますね。ハヤト、白いチェアー、女の子がおいていった飛行機のおもちゃ、カーテン越しから眺める・・・。

本棚がたくさんある部屋は凄い。精神病理学やいろんな本で研究しまくってるんですね。勉強家だ~。

肉があと4キレ、冷蔵庫にありましたが、やっつけるたびに、ワインでステーキにして食べるんでしょうか。

口元アップのカットはいいですな~。

心の文 様
コメント連投、ありがとうございます。

そうか、あの4枚の肉は、みん~なターゲットだ、というふうにとらえられますね。 あまり考えないで見てました(ハハ…)。

あんだけいろいろ研究して犯行に及ぶのですからね(?)。 彼女、執着心がすごすぎる。

考えてみれば、「美しい隣人」 は、大震災で自粛続きだったテレビ界全体で、いちばん初めに再開したドラマだった、と記憶しています。 今回の続編を見て、あの時の閉塞的な気分がよみがえるようです。

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    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

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  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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