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2013年1月25日 (金)

「八重の桜」 第3回 進取の気象、質実の風

 第3回までこのドラマを見てきて感じるのは、「分かりやすい」、ということです。
 だからことさらレビューを立てて解説なんかする必要性も、あまり感じない(笑)。
 「ご覧になった通りです、以上」 みたいな(笑)。

 これって去年の 「平清盛」 とは、ずいぶんと趣が違った作風だな、という気がします。

 「清盛」 は、どちらかというと玄人筋をうならせるような作りをしていた。
 それでも最初のころは、「これって少年ジャンプのような単純なロジック(友情・熱血みたいな)でまわってるな」 という気はしてたんですが。 途中から人物は判別できなくなるし古典は出まくりだしワケ分かんなくなりかけて(笑)。
 でも私もいちおう玄人筋の仲間だと自分では思い込んでいるので(爆)、後半はどんどん引き込まれました。

 情報によれば、第2回で登場し、第3回の時点で11歳だ、という八重、綾瀬はるかチャン。

 11歳だと思えば見えないこともない(ウソ)。

 だってトカチェフみたいなことしてるし(意味不明)木のぼりしまくってるし、カッタルイ習いごとが終わると 「はいちゃー」 とばかり飛び出していくし(まさに 「鉄砲玉」)。
 はるかチャン本人がその気で演じているのだから、ここは目をつぶりましょう(どうもご当地大河だから甘い)。

 ご当地大河であるがゆえの甘いことをあえて書き連ねると、このドラマはその方言の懐かしさによって、私の気持ちを弛緩させてしまいます。 私の生まれ故郷三春(田舎は芦沢)は、会津とはちょっと場所が離れているけれども、その訛りの心地よさによって、見ていてちょっと理由もなく泣けてくることがある。

 その心地よさとドラマ自体が持つ平易さが重なって、なんとなく引っかかりがなく最後まで見てしまう。 45分があっという間に終わる感覚です。

 それではレビューの体をなさないので、あくまで論理的に話を進めてまいりますが。

 今回の最大のポイントは、なんと言っても覚馬の肉体であります(どこが論理的じゃ…笑)。

 正直言って、ここまで鍛える必要あんのか、というくらい、西島秀俊サンはマッチョマンだった(笑)。 ランボーかと思った(笑)。
 銃という 「飛び道具」 を嘲られた覚馬は、嘲った相手と槍による果たし合いを道場で行なうことになるのですが、相手は脱がないのに自分は上半身裸になる。

 これって、すご~く見せたかったんだと思いますよ、ここまで鍛えているもんね(論理的じゃない…)。
 いや、その是非は別として、覚馬がここまで鍛えている、ということは、いいほうに解釈すれば、彼はそれだけ、会津の 「伝統を大事にする=古い考えに固執する」 という頑迷な気性に対抗しようとしていたんだ、と思うのです。 マッチョすぎるその肉体の裏には、因習に対する覚悟が潜んでいるのではないか、と。

 …いや、見せたかったんでしょうね(笑)。

 それよりも、この果たし合いに至るまでに省略されている部分に、ちょっと注目してみますと。

 「肩がぶつかった」「テメー生意気だ」 という、まるでチンピラどうしの小競り合いから銃の話になり、「(刀を)抜くか?」 みたいな状況に陥ったのに、次のシーンでは日新館の道場に正式に果たし合いの申し出にやってくる覚馬とその相手ふたり。
 つまり、「こんな道のまんなかで斬り合いなどしてはならぬ」 という意識が双方に働いたために 「正々堂々と」 という同意がなされたのは容易に想像できます。
 この展開には、会津藩の武士がわきまえていた質実さ、生真面目さがうかがえる。

 覚馬がなにゆえにここまで伝統を重んじる周囲から反感を持たれているのか、というと、藩に請うて蘭学所の設立をしたからで、その拙速さの底流には、折から会津に来ていた川崎尚之助から伝えられた、師佐久間象山の言葉が存在している。

 「なにかを始めようとすれば、なにもしない奴らが、必ず邪魔をする。

 蹴散らして! 前へ進め!」

 「♪たたかうきみの歌を~たたかわない奴らが笑うーだろー」 というわけですが、ここらへんのロジックって、結構使い古されている。 このドラマがスーッと見れてしまうのは、ここらへんに原因がある気がします。 ひねりをあまり効かせてない。 これでもか、というたたみかけもない(だからこそ明快で分かりやすいんですが)。
 しかもこれ、今回のメインテーマですからね。

 この、進取の気風を推し進めようとする佐久間象山の言葉は、質実剛健な会津の気性とは、実に相反しているように思えます。 しかし果たしてそうなのか。

 蘭学所の整備を進めようとする覚馬は結局、藩の守旧的な家臣によって出入り禁止(禁足)を命じられてしまう。 その舌鋒の主である萱野権兵衛は、のちにワルモノにされてしまうという悲運の持ち主ですが、彼を演じている柳沢慎吾サン、なんかいきなり 「オマエは禁足だ!アバヨ!」 と言いそうで(んなワケないか)。

 禁足を命じられた覚馬は、毎日昼行燈生活に突入(突入って…笑)。
 一日トレーニングを休めば、あの超マッチョな体はたちどころにして元に戻りましょう(笑)。
 それを見かねた八重は、実弾をぶっ放してデモンストレーションを強行(強行って…笑)。

 「わだしは続けやす!

 人に笑われでも、構わねえ。

 兄んつぁまがもうあぎらめるっつっても、わだしはあぎらめねえ。

 鉄砲を極めるまで、ひとりでも続けやす!」

 このことによって覚馬は再び、「蹴散らしても前へ」 進むことを決意するのですが、その物語的な簡便さは別として、たとえ伝統や旧習に反する新しい概念であっても、いったんそれをやろうと決意した以上、そこにも頑固さが宿る。 つまり 「進取」 と 「質実」 は相反しない、と思われるのです。

 会津人としての頑固さに裏打ちされた、新しい概念の開拓。
 おそらく兄の覚馬がこの旧弊的な会津で蘭学所を開設したことは、八重にとって将来への大きな布石となっている。

 なんとか論理的になりましたかね(笑)。

 とにかく、ドラマ自体が副題にあまりに忠実すぎて、却って論点がそこに集中しすぎるきらいはありますが、ちょっと別の角度から見ることができたらな、と思います。

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テレビ」カテゴリの記事

コメント

今回の一番の見どころは、やっぱり覚馬兄さんの上半身ヌードでしょう!鍛えあげられたお身体でした。(笑)

八重さん11才なんですか?(笑)大河ドラマの常です〜(笑)綾瀬はるかさんは可憐なので、見えなくもないでしょう?

見やすくて、とっても丁寧に作られているドラマです。このゆとりを、愛せる自分でいたいです。
とはいえ、サブタイトルどおりにお話が進行する当たり前過ぎる展開に、これが定石だよな。と思い返す自分がいます。王道大河に、まだ戸惑っているのです。

まあ、私が応援しなくても、リウ様が、故郷への想いも込めて応援されているので、何の心配もありません。マッチョの覚馬兄さんに安心して、浮かれていることにします。(笑)それと、違うドラマで、テトリスをベッドで語る会津藩主に心ときめいてしまいました。(笑)母性愛を刺激されました。(笑)

iPadをはじめて使ってみました。超大変!
八重の桜、このドラマ自体質実ですね。主役が綾瀬さんですから、質実、でも可憐、三春の桜のようなドラマなのでしょう。

ささ様
(あまり乗り気ではなさそ~な)コメント下さり、ありがとうございます(笑)。

私もこのドラマに関しては、なにを得意になって書けばいいか迷っています(笑)。 見たままなんですもん(笑)。

西島サンの体には唖然としました(爆)。 そんな顔してないのに(どんな顔してりゃい~のか?…爆)。

「江」 で7歳児の上野樹里チャンを見たからもう泣くのも平気よろしく哀愁です(意味不明)。

ちなみに私、「もう泣くのも平気」 を、「猛ナク」 というなんかモーレツなものがあって、「モヘイキ」 という自分の知らない単語があるのだとカンチガイし、「猛ナク」 の 「モヘイキ」 だと思い込んで歌ってました(大河について話すことないからこんなのでお茶を濁してます…笑)。

ひとつ気になることは、おそらく女性の視聴者を掴もうという魂胆なのでしょうが、照姫のことについてやり過ぎ、という気もします。 なんかドラマのなかで浮いてる。

ちなみに今回の私のレビューのサブタイトル、分かる人には分かります(ハハ…)。

気持ちの足りないコメントで、すいません。まだ、使い慣れてないもので。(笑)

「見たまんま」というのは、有難いけど、勘繰ったり、深読みしたりしなくてすむわけで。(笑)レビューされる方は大変ですね。

照姫様はお綺麗ですから。ちょっと、容保さんに気があるようなそぶりですけど、いやらしいことにはならないでしょう。容保さんが、皆さんに慕われるお人柄という描写だと思います。それだけ、容保さんの恩に報いたいという八重さんの動機を、裏付ける事が出来ますから。

あと、稲森いずみさんは悲劇の女性がとっても似合うのです。木村多江さんのように、幸薄いのが似合うのでは無くて、悲劇がお似合いなのです。そこを、NHKさんは最大限利用して、このドラマにはく付したいんじゃないかしらん。

私は、ドラマチックな華やかさがなくても、純朴な八重さんの健気さで充分に、物語を紡いでいけると思うし、会津の偉い人達より、八重さん達の悲劇の方が共感出来ます。(笑)

でも、まだ3回しか終ってません。(笑)探り探りで、よろしいじゃありませんか。探るほど隠し事もないとっても良心的なドラマですが。(笑)

八重さんの最初の旦那様が、とっても優しい、いい人なので、新島襄先生も、ハードルが上がりそうですね。まだ、お絵描きしているところですから、いいのかな?

きれいな桜を咲かせるドラマに、なってくれるといいですね。

覚馬と八重の兄妹が影響を与え合いながら
進んでいくストーリーになるようですが、
父の権八はストッパーや若者に対する壁として
中途半端ですね。

「政宗」「太平記」そして「平清盛」と序盤で
主人公が若輩でパワー不足の所を
ナイスなオヤジが引っ張ってくれた作品に
ハズレ感はなかったので、その辺りは不満。
特に八重はまだ世界の中心は山本家。
いずれ彼女は銃を置き会津を去る事になりますが
そこにどれだけ会津の精神が刻まれているか
この時期は結構、重要だと思うのですが…。

糸やんは6回/7週のペースで善ちゃんに
ボコられてましたが後半生に入って
父の残した精神や人生観が大きかった。

この辺りはまだ頼母の方が期待できる。
地元出身の西田さんは
「花神」の頃は知人に色々、言われましたが
「翔ぶが如く」の時には笑って許されたそうで。
西郷ドンは山県有朋よりビックだから?
主役だから?
薩摩も西南戦争で賊軍に転落したから?
この辺はよく分からないです。

八重さんも活躍したテレ朝「白虎隊」(2007年)
でも長州を悪者にして薩摩はスルーっぽかったし。

ささ様
コメント下さり、ありがとうございます。 少々返信が遅れました。

照姫さんって、そのうち容保公とただならぬ仲になるのかな?みたいな展開ですよね(笑)。 私もテトリスのほうに、心なびいてしまいました(笑)。 レビューとしては、テトリスのほうが数倍モチベーションがしっかりします。 でも容保公も、これから見せ場があるらしい。 期待です。

思えば綾野サンも、「Mother」 のころは端役でスゲー性格の悪い捨て役みたいな感じだったけれど、出世したものであります。

11歳と言えば、ブタの絵を描いていた少年くらいの年齢でしょうか。 最初のダンナがえーと、9歳年上で、ブタの絵が2歳年上(ブタの絵って…笑)。 八重だけが突出して成長してる(笑)。

レビューがしにくいので、ひょっとしてお休みする回もでてくるかもしれないですが、ドラマ自体は楽しんで見ております。 悪いドラマじゃないということは言いたいですね。

巨炎様
コメント下さり、ありがとうございます。

まあ、父親もそれぞれだ、と思います。
あまり親の人生が傑出してしまうと、子供たちはどこかで、親の人生を引きずりながら生きてしまうことになる。
八重の生き方を全体的に見ていると、かなり自由に翼を広げている気がします。 それは、父親がそんなに彼女の生き方を縛るような存在ではなかった、ということを表わしている気もするのです。

やはり八重の人生の羅針盤になっているのは、父権八もその教えを身につけていた、「ならぬことはならぬ」 の精神でしょうね。 その点では、父親の存在よりも、「什の教え」 の存在のほうが大きい、と言えるでしょう。

西田サンが福島弁で水を得た魚のようになっているのは、やはりうれしいものです。 この人が西郷、頼母ではなく隆盛さんをやったときには、キヨソネ画のイメージがまだ色濃く影響していた感じですが、今日ではあの有名な肖像画が、想像によるものだということが浸透してきたせいか、必ずしも巨漢で目がぎょろっとして、という俳優さんがキャスティングされなくなってきましたね。
今回も吉川晃司サンですもんね。

今日は、妖霊星です。素敵なタイトルでしょう?

清盛だったら、どっろどろのドラマかな。運命が変わる物語かも?

八重さんのお話はいかに?

西郷頼母さんは、覚馬兄さんより、年下らしいのですが、西田敏行さんなのも、大河ドラマならでは!今日も楽しみに見ます。

妖霊星、期待してください!

なかなか、深かったです。

八重さんの最初の旦那さん、侮れないわ〜

妖霊星、良かったですよ。

ささ様
コメント下さり、ありがとうございます、

頼母が覚馬より年下とは、勉強不足でした!
いや、近ごろのNHKは、あまりにも年齢のことを考慮しなさすぎ、という気がしてまいりました。 いちばんひどかったのは、7歳の樹里チャンでしたが

今回は深かったですか~。 レビューのしがいもありますね(笑)。
本日はクタクタなのでまた後日ということになりますが(なんかー、最近年のせいかこればっかりです)(2年くらい前までは、毎日のように何かしらアップさせてたんですよ、これでも)。

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    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

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  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
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    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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