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2013年1月 4日 (金)

「SHERLOCK2」 愛されたい、でもウザい

 コナン・ドイル原作の、有名なシャーロック・ホームズの物語を現代風にアレンジしてスピーディに見せる、このイギリスのドラマ。 正月3が日に、NHKBSで再放送されていました。

 第2シーズンもその流れをくんで面白さは失速していないのですが、はっきり言えばなんなのかちょっと見ただけでは分からない不親切さ、というものもある。 ホームズ本人がオタク、という設定であるように、全体がマニアックなシャーロッキアンを相手に進行しているような感覚。

 つまり、だいたいの話はなんとなく頭に入るのだけれど、いろんなところに原作の元ネタが潜んでいるし、頭を回転されて先読みを強要されるし、私みたいなおバカを相手にしていない感じ。
 それに、怒涛のようなキーワード攻撃に埋もれて、細かいつじつまを考えると、なんとなくごまかされているような、騙されているような感覚になってくるのです。
 そしてそれが、製作者側のトリックに、密接に結びついている側面がある。

 (ここから中途半端なネタバレ含みます…)物語は今回、宿敵モリアーティの企みに負けてホームズが自殺をしてしまう、けれども生きていた、という、第1シーズンに続いて、「ンなんじゃそりゃああ~~っ!」 とジーパン刑事なみに吠えたくなるようなラストを迎えます。
 これが、思い返すと、なんかよく分からんのですよ。

 まずホームズが自殺を決行する直前の、モリアーティとのやり取りが、ところどころ意味不明(「きみはオレだ」 とか…)。
 その意味不明のやり取りの結果、モリアーティは銃口をみずからの口に突っ込んでドーン。
 自殺しちまう。
 これ、互いに同じベクトルの人間だというのは分かるけど、なんでそれがモリアーティの自殺の動機に結び付くのかが分からない。

 そしてモリアーティが死んでしまうと、ホームズの友人たち(ワトソン、ハドソン夫人、レストレード警部)が殺されてしまう、という仕掛けがされていて、それを防ぐためには、ホームズが死んだところを狙撃主たちに見せなければならない。
 だからホームズは、わざわざ大っぴらに、病院の屋上から、飛び降りて自殺してしまう。
 その結果、ワトソンたちの命は助かった。

 しかしですねコレ。

 振り返ると、ホントにモリアーティが自殺してんのかどうかが、なんか疑わしい。
 そしてそれを見て狼狽するホームズ。 そこから連鎖的に自らも飛び降り自殺するまでの一連の動きが、なんとなくヘン。
 画面だけ見てると、モリアーティもホームズも、確実に死んどります(笑)。
 でもそれ、ホントにしちゃうと、ラストで生きて現れたホームズの説明がつかないし(笑)。
 しかも屋上で死んだモリアーティについて、あのあとドラマで最後まで言及されてないのも引っかかる。

 あ~もう、たぶん次のシーズンで 「実はこうでした」 という種明かしがされるんでしょうけど。
 このドラマの 「騙し」 のテクニック、というのは、こうした 「語り口を素早く饒舌にすることによってごまかす」 ことによって成立している。

 第2シーズン第1回の 「ベルグレービアの醜聞」 も、ホームズといい関係になるアイリーン・アドラーという女性が、最後に殺されたのかホームズに助けられたのか、ということも、なんかよく分からない。 アレはホームズの妄想なのか、現実にそうしたのか…。
 だいたいですよ、ホームズはこの第1回も第2回の 「バスカヴィルの犬(ハウンド)」 でも、膨大な探偵依頼の中から、どうしてその案件を選んでいるのでしょうか。 分からない。

 アイリーンの案件は、ホームズの兄マイクロフトからの依頼。
 英国王室が密接に関わり合っている機密情報を彼女から取り戻してくれ、という案件なのですが、そんなの007にでも(この007がまた推理に絡んでくる)任せておけばよろしいでしょうに。
 ホームズの興味のアンテナは、これが王室絡みだから、というのには反応していない、と思うんですよ。 膨大な依頼というのが、結局その案件に首を突っ込んだおかげで結びついていくんですが、その仕掛けがまた非現実的で(飛行機に死体を大勢乗せるとかね)。 そこまでホームズは予測していたんでしょうか。
 それともアイリーンが、その膨大な機密情報でもって、モリアーティを脅している、というのを、ホームズは察知したんでしょうか。 誰かおバカな私に教えてくださいまし。

 そして第2回の 「バスカヴィル」 でも、依頼者が巨大な犬(ハウンド)に襲われた、というのですが、ホームズはこの依頼者が、犬をドッグではなくハウンド、と表現しているところに大きな興味を示すのです。 またこれが、おバカな私には分からないんだなァ。 「ハウンド」 というのは、それこそケルベロスみたいな化け物のイメージがあるんでしょうか。

 依頼者の父はこのハウンドに、ずいぶん前に殺されているのですが(とりあえずそう説明しときます)、そんな前のことどうだっていいよーな気もするし(ここが 「凡人」 の考えることなんでしょうね)。

 かようにホームズが探偵依頼を引き受ける判断基準というものが、よく呑み込めてないんですよ、私。

 それから疑問点をいろいろ書いてしまいますが(笑)、第1回で、アイリーンは自分が死んだように見せかけるんですよ、一度。
 ホームズは彼女が全裸で彼の前に現れたときから、彼女のスリーサイズを即座にはじき出すほどの特殊能力を有しているのですが(笑)、彼女の偽装された検死体(顔はグチャグチャで判別不能)を見て、「これはアイリーンだ」 という判断を下してしまう。 どうしてかな。 わざとには見えないし。 騙されてますよね、ホームズは、アイリーンのトリックに。
 つまりアイリーンが、彼女と同じスリーサイズの女性を用意したとか?(笑) 彼女と同じところにほくろをつけたとか?(笑)

 第2回では、ホームズとワトソンがマイクロフトの 「最強」 IDカードを使って、そのハウンドを開発しているのではないかと思われる研究所(「バイオハザード」 連想しまくり…笑)に侵入するのですが、彼らの正体がばれそうになったときに、ある古株の研究者が、彼らを救う。
 結局彼が一連の事件の犯人だったのですが、どうして彼はホームズたちを助けたのか?
 そしてクライマックスシーンでも、彼は事件現場でパニック状態になっている依頼者や、ホームズたちの前に、現れるんですよ。 なんでわざわざのこのこ出てくるかなァ?(笑)

 つまり彼は自分のしでかしたことに罪悪感を抱いていた、ホームズたちにそれを暴いてもらいたかった、ということになるのかもしれませんが、それをこのドラマは、わざわざ説明しようとしない(してた?…笑)。

 第3回ではますますよく分からなくて(笑)、モリアーティが飛ぶ鳥を落とす勢いのホームズを陥れるために、まるで自分の力をひけらかすような犯罪をして、わざとつかまり、裁判でホームズが鑑定人になる。
 この話が分かんなくて(笑)。
 鑑定人っていったい何なんでしょう?(勉強しなさい…笑)。

 で、これでまた、モリアーティの恨みが募っていく、みたいな話の運びだったのですが、どうしてますます 「ホームズ、お前を破滅させてやる」 になるのかが分からない。 だいたいわざとそういう状況にしたのはモリアーティでしょう(笑)。

 だいたいこのモリアーティ、以前にビートルズ伝記映画でポール・マッカートニーの役をやっていただけのことはあって、ビートルズファンの私は彼を見るたびポールを思い出してしまって(爆)。 話に集中できない(言い訳しとるぞ)。

 いや、私が理解できない話というのは、かしこい人ならすべて説明がつくんだ、と思います。 このレビューは、私が自分で自分をおバカなのだ、と喧伝しているようなものなのです(ハハ…)。

 でも、そうしたことは、このドラマをつまんなくさせる要因には、けっしてなっていません。
 ホームズの頭の回転には痛快さを感じるし、ブログやメールやスマホのキーロックとかが頻繁に出てくる現代への翻案の仕方は楽しいし。

 そしていちばん見ていて面白いのは、ホームズが彼の友人たち(「ひとりを除いて」 友人なんかいない、とホームズはうそぶきますが)に対して抱いている感情です。

 彼は自分がオタクであるがゆえに、周囲の人間がウザくて仕方がない。 バカでのろまで 「吐き気がする」 ような打算にまみれていて。 その嫌悪感が今回、彼を追い詰めていくのですが。
 彼はでも、ワトソンやハドソン夫人、レストレード警部、そしてモリー?に対しては、彼独特の突き放し方をするくせに、いっぽうで嫌われることを避けたがる。 「ハドソンさんがここを去ったらイギリスは滅びる」 と言うとか。

 このドラマでは特に、ワトソンとの関係を、同性愛ぎりぎりの線で描いているのですが、この描写を見ていると、つくづく英国社会が同性愛者に対して微妙な感覚を未だに持っていることを感じます(違うかな)。 それと喫煙に対しても(海外ドラマでは時折見かけるかな)。

 でも私は、ホームズがこれらの 「友人」 に持っている感情は、人が普通持っている感情と同じだ、と思うんですよ。

 ウザい、でも愛されたい。
 人に好かれたい、でもウザいときもある。
 ひとりにさせといてくれ、でもひとりぽっちはつらい。

 このドラマでのホームズは、実に 「ツンデレ」 のプロトタイプだと感じるのですが(笑)、ドラマ全体からしてツンデレの精神構造をよく描写してると思いますね(笑)。

 「ホームズを愛した女」 アイリーン・バトラーも、ホームズ同様の 「ツンデレ」 的精神構造を有していると思う。 彼女はSMの女王様だったけれど(現代的なアレンジだなァ)、Sであると同時に、Mでもあった。 背反した気持ちを具有しているんですよ。 そこにふたりとも、惹かれあっている気がする。 自分の弱さを鎧で隠すために、自分を必要以上に強く見せようとする切なさに、惹かれあっているんですよ。

 そして第2回の依頼者、ヘンリーが陥っていた現実と妄想の混濁。

 このドラマを見ていると、何が現実で、なにが妄想なのかが分からなくなってくる瞬間がある。
 それは現実世界の危うさ、というものを、シリーズの全体的な雰囲気として表現したがっているようにも感じるのです。
 実際、ラストではホームズは、偽装自殺をしている。
 思い込んでいるものが真実ではない場合もある、ということを教えながら、この 「架空の人物」 であるシャーロック・ホームズは、現代に生きることを許されている気がするのです。

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コメント

リウ様、
「シャーロック」のレポ、ありがとうございます。
さすがですね!!

特に、>製作者側のトリック~
というのは、その通りだと思います。
「ホームズ」ものは、グラナダ版ジェレミー・ブレッドのドラマでもう完璧なまでに表現されているので、その後、真正面から取り上げているドラマ、映画はないんじゃないかな(私の知る限りなので、もしあったらごめんなさい)

アドラー嬢の回は非常に評価が高く、「ハウンド」は箸休めかとも言われていますが、
個人的には、アドラー嬢の扱いは不満が残ります。
彼女はたったひとり、ホームズの上手をいった女性なので・・・。

ラストがあいまいというのは、「どうにでも取れる」という、視聴者に余韻を楽しませる趣向とも思いますが、楽しむどころか、振り回されっぱなし・苦笑

ネットでは、「アドラー嬢は生きている」「いや、死んでいる」との論争が延々と続いていて、それが制作側の狙いなんでしょうね。

シャーロックとモリアテイーの関係ですが、
ここで考慮するべきなのがイギリスの学校事情で、
インテリ、上流階級の子弟は、みなハーロウ、ラグビーなどの全寮制のパブリックスクールに入ります。
政財界の主流を占めるのがこのパブリックスクール~オックスブリッジのOBたちで、彼らはみな、
同窓、同級生なのですね。

親子代々、兄弟全員が同じパブリックスクールから大学に進学する。
この二人は、そういうある種、閉鎖的な階級の出身です。

モリアーテイはシャーロックのことを知っているのに、シャーロックはモリアーテイのことを知らない。
シャーロックは他人に興味がない(現象に興味はあっても)。
ここがふたりの個性の大きな違いです。

シャーロック、モリアーテイの育った家庭のことには触れられていません。死体安置所で、兄とシャーロックが父親に触れるシーンがあったそうですが、カットされたのだとか。
どっちにしても、あまり人間的な環境ではなさそうです。

頭が良すぎて、見えすぎてしまう、だから生きるのがつらい。
まえに、「ステイン・アライヴ」の歌詞をお知らせしましたけど、
これがモリアーテイの心情を現しているんでしょうね。

>生きていたってしようがない

生活のために働く必要もなく、遊びにのめり込めるほどの愚かさもない。

悪をするのもゲームだし、善に向かうのもゲーム。
そういう意味で、この二人はコインの裏表なんでしょう。

生活におわれている庶民のほうが、幸せなのかもしれませんね・苦笑


マーシー様
コメント下さり、ありがとうございます。

いやいや、かなり 「分かんない」 という内容のレビューで、ほかのかたがたのブログに比べればまったく用をなさないレビューになってしまいまして。

それがこのドラマに対して、ちょっと批判的に捉えてるみたいに見られるといやだな、というのは感じておりました。

だからマーシー様からコメントをいただいて、実はホッとしています。

原作の内容を正面切ってやっていたのは、ジェレミー版が最強なのではないかな?と私も思います。 ホームズ関係のドラマのフォロワーであるマーシー様に心当たりがなければ、きっとないことでしょう。

アイリーン・アドラーの全裸の見せ方には参りました(笑)。 ホームズもあの回こともあろうにバッキンガム宮殿で負けずに全裸になってましたし(爆)。
今回ドラマのスタッフは、このふたりを勝ち負けの関係ではなくて、奇妙な恋愛の形を提示したかったのかな。
いいキャラだったので、再登場したら面白いかもしれません。

全寮制、ありますね、イギリスでは。

私がちょっと知ってるのはビートルズのメンバーが属していた労働者階級とか中流階級なので、上流階級のかたのことはよく知らないんですが、閉鎖的なんですね。

閉鎖的だと、近親間での結婚とかあるのかな? となると、モリアーティの精神的な異常さの説明もつくのかもしれない。 ホームズもある意味異常だけれども(笑)。

シーズン3は今年の年頭から動く、と聞いた記憶がありますが、日本に届くのは、してみると1年は待たなければならないのかな?

書くのを忘れていましたが、
はっきりとシーズン2の中では、シャーロックに対して、
>アスペルガー
である、と言っているらしいです。
ただこれは、吹き替えの時点でNGワード・苦笑だったみたいで。

この作品自体が、大きな洒落、って気がするんですよ。

本家は、上流階級の、表に出せない家庭の事情をホームズに処理してもらうというのがかなりありましたでしょう。
愛人に産ませた息子が、嫉妬のあまり正妻の息子を拉致してしまうとか、
うっかりと愛人に書いてしまった手紙を、結婚前に取り戻したいとか。
侯爵家の跡取りのバカ息子が、素性の知れない成り上がり女にたぶらかされて結婚するのを、阻止してほしいとか。


ホームズは上流階級のルールがわかっていて、しかも兄が政府関係の大物だから、絶対に口には出さない。
(ワトソンが書いちゃってますが・笑)
ってのが、頼むうえでの大前提になっていたのでは、というのは、全くの私の推測です。

中国磁器の話で、セバスチャンという俗物の同級生が出てきますね。
彼は、シャーロックやモリアーテイとは対極の存在だと思います。
これだけお気楽だったら、生きるのも楽しかろう・・・、
けれど、シャーロックやモリアーテイはそうはできない。

自分が周囲から浮いているのはわかっている、
でもどうしたらいいのかわからない。
そのつらさですよね。

まったくホームズの原作を知らなくても、このドラマだけで楽しめるのは、シャーロックのキャラのせいでしょう。
けれども、そのシャーロックの魅力であるキャラのせいで、3話ではどんでん返し的に追い詰められる。
ここは、ほんと、うまいな=と思いました。

海外のファンフィクションでは、
周囲をだまして死んだと思いこませたシャーロックが、あの検死官の女の子と、猫とのんびり暮らしているっていうのがあるそうです。
読んでみたいですね。

マーシー様
再コメント下さり、ありがとうございます。

アスペルガーとはいかないまでも、「オタクの童貞」 だとか散々な形容詞使われてた気がしますが…(笑)。 なにしろワトソンのブログで情報がだだ漏れですもんね(笑)。

ホームズの依頼引き受けの基準をご教授下さり、かたじけないです。
そういえばジェレミー版ではそんな案件がありましたが、カンバーバッチ版はホームズがエキセントリックで(笑)「なにを基準に選んでるんだ?」 みたいな。 すごく気分屋に見えるんですよ(笑)。

アイリーンが結局謎を解いてしまったバックファイヤー死亡事件でも、ホームズは現地に行こうとしないし。
ホームズの推理って、その場に漂ってる匂いとか、湿気とか、そんなものも参考にするのに、パソコン通信じゃそれができないだろう、とか、そんなことを考えながら見てました。 ワトソン便利に使いすぎ、みたいな(笑)。
でも、画像処理でその場にいるような(アイリーンも)見せ方は面白かったです。

ホームズが3話でイジケはじめ(笑)、そのイジケがエスカレートすることによって、自分の存在がだんだん希薄になっていって、まるで自分はこの世に存在してないような錯覚に陥っていく。

今まで解決した事件も全部自作自演、みんな嘘だったんだとワトソンにぶちまけるホームズは、それがホームズの 「思い込ませ」 だというからくりが、見ている側には分かっていながら、このドラマ自体が壮大なフェイクなのではないか、という錯覚を起こさせました。 見事ですよね。

そのあげくにホームズの自殺。 確か原作でも、ホームズが自分の死亡を偽装して、3年くらい行方をくらませた、みたいな話があったような気がするのですが…(記憶違いかな)。 サードシーズンは、結構時間が経過したところから話が始まるのかな、なんて思っています。

>このドラマ自体が壮大なフェイク
そうそう、
ほんとにそういう感じしましたね~。

突き放されているように思うというのは、リウさまだけじゃないです。
シーズン1で視聴者をつかんだので、シーズン2では、やりたいことをやりたいようにやっている、という意見が多いですね。

原作では、推理物のトリックを考えるのに疲れたコナン・ドイルが、面倒くさいとばかりに、ホームズとモリアーテイを一緒に殺しちゃうんですよ。
滝つぼの上で乱闘して、二人とも落下、死亡、
という展開。

ところが、ホームズファンの再開の声が大きく(たぶん、経済的な問題もあったと思いますが)、やむなく再開したということです。
ホームズは柔術を知っていて、受け身を取って助かり、モリアーテイだけが死んだという・・・。
これは本当は柔術ではなく、なんとかいう格闘技らしいですが、日本の読者になじみがないので、翻訳の時点でジュウジュツにしたということです。

ネットではもっぱら、どのようにしてシャーロックがジョンの目くらましをしたのか・・・、
喧々諤々です。
どこかにトリックがあるのでしょうけれど、凡人の私にはわっぱりわかりません・・・苦笑。

マーシー様
コメント連投下さり、ありがとうございます。

あ~なんか、おぼろげに、「ホームズは二度死ぬ」 みたいなことをやってる記憶があるんですよねー。 モリアーティと一緒だったか。 じゃ今回もその原作を滝壺から屋上に翻案してるんですね。 ということはモリアーティは、原作通りだともう出てこないのかな? 得難いキャラクターで惜しいですけど。

このドラマを見てると、ホームズより先に自分の推測が先に先にいっちゃうような感じにもなります。
ドラマで完全な説明をしないから、こちらで 「ここはこうなんだ」、という推測で見てしまう。

たとえば、今回セカンドシーズンの冒頭、モリアーティのケータイにかかってきた電話の相手って、なんかアイリーンだと思っちゃうけど、はっきり説明されてるわけではないですよね。 モリアーティを激怒させるほどの機密情報を持ってるのは、アイリーンしかいない、という、これは見ている側の推理であり、「思い込み」 なわけです。
でもそれを、見ている側はどこかで、「それってホントにそうなのかな?」 と思いながら見ている。

今回ラストも、ホームズとモリアーティが自殺したのは 「思い込ませ」 によるものだとこっちは勝手に考える。 実際ホームズは生きていたわけですが、じゃどうやって?

なんか見てると、ホームズが落ちてったのは確かだけれど、地面に叩きつけられたところは映ってない。 それに、「自分はこの人の知り合いで医者だ」 とかワトソンは言っていたはずなのですが、ホームズに群がる人たちはワトソンを無理やり排除する。 これもいかにも不自然。

まあそんなことはほかの人たちがケンケンガクガクやっているだろうから、今回このレビューにもあえて書かなかったのですが。

なにしろ真相は1年以上は待たねばならないでしょうね…

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BOOKS

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  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

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    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

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    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

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  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
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  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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