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2013年2月 2日 (土)

「最高の離婚」 第4回 憎しみも雪のように

 おことわり 初出時より若干手を加えました。

 「♪ア~イラ~ビュ~ア~イラビュ~、い~つまでも~いつまでも~」 と、「星影の小径」 を歌っていた尾野真千子サン。 少しの酒で酔い潰れた瑛太クンは、「ちあきなおみヤレ~っ」 と寝床で騒ぐ。
 確か第2回でのそんなシーンを見ていて、尾野サンは、実は瑛太クンのことを今までも、そしてまだ好きなのだ、と思っていたのですが、女はそう単純じゃない。 一度見限った恋を復活させるのは至難の業だ。 第4回を見ていて男の私としては、そういう感想を持ちました。

 長い長い怒りのシーンのあと、オノマチサンが最後に放った一言。

 「あなたが好きなのは、自分だけなのっっ!!」

 耳朶にその言葉が残ったのは、何も瑛太クンだけではありません。 私もこの言葉を反芻しながら、この言葉はでも、彼女が我慢に我慢を重ねたからこそ膨張し降り積もっていった、憎しみの言葉だ、と感じたのです。

 このドラマでの瑛太・尾野夫妻を見ていると、どちらも互いに、お互いを思いやっている部分があると感じます。 でもそれは相手に伝わることがなく、互いに 「自分はこんなに相手を思ってしているのに」 という苛つきに変わっていく。
 夫婦がうまくいかなくなるのは、こうした積み重ねによるものじゃないんでしょうかね。
 たとえば、「ありがとうという言葉は人生の潤滑油」 などと申しまして、夫婦の間でも 「ありがとう」 と事あるごとに言っていれば、関係がそんなに悪化することはない、といわれますけども、なかなかそう単純に出来ないのも、夫婦というものなんじゃないのかな。
 つまり生活を一緒にすることにおいて、どうしても自分と相手のリズムというものがシンクロしてしまい、もうひとりの自分がそこに生まれてしまう。 仕事をしているのも、もうひとりの自分のためにやっている、家事をするのも、もうひとりの自分のためにやっていると錯覚してしまうために、「自分にお礼を言う必要もないだろう」 という思考に陥ってしまう。

 知ったよーなことを申しておりますけどね(笑)。

 先週、降り始めた雪の中で、瑛太クンが真木よう子サンに対して、まだ綾野剛サンが真木サンとの婚姻届を出してない、という事実を話すことを、躊躇する場面から今回始まります。
 なぜ躊躇したのか、というと、やはり自分が首を突っ込むことで大なわとびの縄が引っ掛かってしまう、というジレンマを思ってのことなのでしょう。

 翌朝、朝帰りした綾野剛サンが、雪の降り積もった街を一望できるベンチに座り、見ず知らずのおじいさんと話をしています。
 これってよく、タイミングよく撮影できたな、と思う。 おそらく半月ほど前の、成人の日の大雪の時でしょう。 この降り積もった雪が、「伝わることなく人の心に降り積もっていく怒りや憎しみ」 の象徴になっているような気さえする。

 特段罪悪感を抱くことなくふわふわ生きている綾野サンにも、今回悪意を持った女の仕業によって、真木よう子サンの伝わることのない怒りが、結局降り注ぐことになります。
 憎しみは雪のように降り積もり、冷えた心によって凍結し、そして都会の雑多な粉塵のなかで、醜く黒く、変質していく。

 今回オノマチサンの怒り大爆発のシーンへとつながる要因には、まず瑛太クンの500円ハゲがことの発端になっています。
 これをあざとく見つけたオノマチサンは、「や~いや~い」 みたいに囃しながら、アロエを買ってくる気遣いを見せています。 でもまずもう最初の段階で、気持ちのすれ違いが生じている。
 いきなり 「や~いや~い」 ですから、プライドの高い瑛太クンはいたく傷つくわけですよ。 そしてこうした円形脱毛症というのは、ストレスによって起きることを知識として知ってますから、「誰のためにこんなストレスを感じているんだ」 という怒りにつながっている。 言わずもがな、オノマチサンのせいだと感じているわけですよね。 その当人から囃したてられるのですから、「なんだバカヤロー」 by猪木みたいになっちゃう(笑)。

 でもそれに対してアロエを買ってきたオノマチサンに、瑛太クンは面食らう。 「ありがとうと言えばいいの」 と、気持ちを伝えるいちばん簡単な方法を逆にオノマチサンから指摘され、うまくそれが言えなかったために、ロールキャベツを作ってその意を表そうとするのです。
 ここには、おそらく過去に、「ロールキャベツが好き」 というオノマチサンが喜んでいた、とかいう学習が瑛太クンの側にあったからそうしたのでしょうが、いっぽうで、オノマチサンは何を作らせてもマズイ、ダメだ、という見くびりがあるから、料理で感謝を伝えようとする、ちょっとエラソーな判断が潜んでいるわけです。

 けれども、なんか上機嫌で帰ってきたオノマチサンは、ボーイフレンド(平重盛…ちゃう)のために(弟妹のためか)作ってきたいろんな料理をタッパーに詰めたものを次々披露するのです。
 このボーイフレンド、オノマチサンがバツイチだということを知って、「結婚も離婚も、幸せになるためにすることじゃないですか」 という目からウロコ理論を展開するのですが(笑)、実際オノマチサンは、このボーイフレンドの新理論にちょっとなびいている気がする。

 そしてこのタッパー。
 オノマチサンにしてみれば、「残り物を詰めたんじゃない、ちゃんと仕分けしたのだ」 という頭がありますが、そこにはやはり、「元ダンナひとりだけのためにするほど私もヒマじゃない」 という意識が働いている。 元ダンナのためだけにするのならば、今居候状態の元我が家で作るはずですからね。
 あと、やはりボーイフレンドの弟妹たちに作っている、んでしょうね。 だからメニューもカレーとかグラタンとか、若年層が好きなのが中心だし。
 それに、元ダンナには自分の料理の腕をまったく見くびられているけれども、私だってこれだけのものが作れるんだ、みたいなデモンストレーションも見え隠れします。

 しかし瑛太クンにとっては、「自分以外のヤツに作るのにこんなにリキ入れるのか」 という苛立ちがそこから喚起されている。 そして同じ系統の料理ばかりなのもちょっと小ばかにしたくなる要因が入っている。 そして無駄になってしまった自分の作ったロールキャベツ、自分の思いやりが無碍にされたことへの怒りが加味されている。

 こういうのを擦れ違い、というのでしょうが、おそらく結婚してからというものずっと、ふたりはお互いの苛立ちを、グチグチと文句を言うレベルでは展開しただろうけれど、はっきりと吐き出すことがなかったんだ、と思うんですよ。

 相手のことを思う気持ちは、その苛立ちのなかで、醜く自分本位に変質していく。

 その結果、形式的にはもう離婚している(と思われる)ふたりは、行き場のない自分の思いを爆発させることになってしまった。 今回は特に、今まで愚痴を言う主体者ではなかったオノマチサンが。

 この前哨戦として、温泉旅行を計画していた真木よう子サンが、綾野サンのもうひとりの浮気相手が発覚したことによって、それを取りやめる、というちょっとした嵐があります。
 「具合悪いの?」「…いいでしょ。 …行きたくないって言ってるんだから…!」
 綾野サンは真木サンが何かに怒っていることを、おそらく自覚しているのですが、でもそんなことで心を煩わせてもしょうがないと思っている。 「分かった…」。

 「あ、お腹すいてな~い? お土産あるんだけど。 ヒヒ」
 上機嫌のオノマチサンが瑛太クンに訊きます。 仏頂面で座っている瑛太クン。

 そしてもらったテディベアを得意げに見せるオノマチサン。 この時点で瑛太クンは、相当カリカリしています。 でもその怒りを表面に出すことはしない。 静かにテディベアの蘊蓄などをしゃべる瑛太クン。 その 「こっちは頭いいんだぞ」 みたいな態度にちょっとイラっときたオノマチサンは、「なによ~。 そんなこと言わなくてもいいのにねー」 とテディベアと話をする。 命の通わないテディベアに不満を転嫁するようなやり口にも、瑛太クンはカリカリしていると思われます。

 「僕もロールキャベツ作ったんで」

 オノマチサンは誰のために作ったものか気になるの?と訊きますが、瑛太クンはそんなの気にならない、と強がりを言う。 気になってるのに。 自分が元女房のために気を動転させているというのが悟られたくないし、自分でもそんな自分が許せないと思っているからこその行動ですよね。

 「気にならないっていう話をあえてするってことは気になるってことでしょ?」
 「なんでそう難しくするかな話を」
 「私が誰かとご飯食べちゃダメなの?」
 「ダメだなんて言ってませんけど?」
 「『自由に恋愛していい』 ってふたりで決めたよね!」
 「決めましたよ?」
 「じゃいいじゃない」「いいよ」「食べようよ」「食べたくありません」
 「はぁ? あたしがよそでよく分からない男のために作った手料理の残りものだとそっちは勝手に思ってるだけなんだけど、別に気にならないと思ってるんだったら食べればいいんじゃないのと思うんだけど」「食べません、食べません! …オレは別にそっちがよく分からないしょーもない男のために作った食べ合わせの悪そーな手料理の残りもんだとはさらさら思ってないけど仮にそうだとしても別にこっちは気にならないけどただただ食べたくないなというじょーたいなんだけど」「食べたくないんだったら食欲ないんだって言えば済むことなのに 『しょーもない男』 だとか 『食べ合わせが悪い』 だとか、いちいちそちらの主観的な、否定的な意見をひとりで挟んでくるのは意味が分からないんだけど」「はいはい意味は分かりませんか。 オレはさっきからそっちがどこで何をしてようとカンケーないと言ってるのに、それなのにそっちの都合でいいように、拡大解釈して拾い上げの掘り下げのするってことは逆にある意味逆にそっちがこっちが意識してるとしかね!」
 「うるさいっ!」

 「うるさいってなに、うるさいっていうなっ!」
 「うるさいっっ!!」

 瑛太クンの機関銃を無理やり奪うオノマチサン(ちゃう…)。

 「なによっ! せっかく持って帰って来たのに!
 チルドがこぼれないように、一個一個ラップで巻いてきたのに!」
 「たまにやるとそういう恩着せがましいことを言うんだよ」
 「自分なんか当たり前みたいな顔するからね。
 どんなに頑張って料理作っても、『へーこんなもんか』 みたいな顔して食べるし、全然ほめないし!」
 「いちいちほめなきゃしないっておかしいでしょ?」

 「…外で食べたら、レジでお金払うでしょ?

 家で食べたら、『おいしかった』 っていうのがお金なの。
 言わなかったら食い逃げなの。
 あたしゃ家政婦じゃないんだから。
 仕事じゃないんだから。
 旦那さんに喜ぶと思うからやるんだから、やってたんだからっ!」

 「はぁぁ…。 食べればいいわけ?」 耳掃除をしながら、「うるせぇなぁ」 というように平静を装い、自分優位に話を進めようとする瑛太クン。
 オノマチサンは持っていたロールキャベツのタッパーを床に振り落とします。 中身が飛び散るロールキャベツ。

 「なにその言い方!

 なんでそんなこと言われなきゃいけないの?

 何なの?

 せっかく機嫌よく帰って来たのに!

 チョー楽しい気分で帰って来たのに!」

 「それはそっちの勝手だよ…」「勝手ですっ!
 …
 でもああこういう楽しい感じ、久しぶりだな、こういうのあったかいな、こういうのあの人にもわかったらいいのにな、こういうの、あの人にも分けてあげたかったなって、思ったの! 勝手にそう思っちゃったのっ!
 私はもっと…もっとって言うとあなたバカにするけど、…あたしはただ、…あたしはただ…別に普通の家族になりたかっただけで!」

 「普通の家族って何だよ…?」

 「いちばん最初に思い出す人だよ。
 いちばん最初に思い出す人たちが集まってるのが家族だよっ!!」

 偉そうなことを話していると気付いたかもしれないオノマチサンは、我に返ったように、ぶちまけられたロールキャベツの掃除をし始めます。

 「いちおうさ、分かんないけど。 分っかんないけどさ! この人のこと好きだなあって思って結婚したんだし。 あんまり言ったことなかったけどさ。 私あんまり人のこと好きにならないし。 だいたいあの頃(大震災のあと?)そういう感じずっとだったし。

 仲のいい派遣のコと、安くておいしいランチ見つけることとか、年イチで海外行くこととか、そんなことばっかり考えていたのに、
 だからハマサキさん! あなたのことだけど!
 ハマサキミツオサンと地震のとき知りあって、そういう感じのことになって、はじめ、最初のうちは、勘違いなのかなって、不安だから一緒にいるだけなのかなーって思ってたけど、あれー、あれあれーって、最近なんか、ハマサキミツオサンのことを思い出しちゃうなーって思って。 いちばん仲のいいコと飲んでる時も、なんかなにもないのに、落ち着かなくなったり、料理作ってうまく出来て、ひとりで食べるのもったいなくなったり、夜中にテレビ見て笑ったときとか、そんな全部セットでくっついてきちゃって、ハマサキミツオサンの顔思い出しちゃって。
 一緒だったもっとよかったなーって、で会ったら会ったで会わなかった時間がそういうの全部くっついてくるから、あーあたしテンション高くて気持ち悪い~って思って。

 間違いないわ。

 思い出すだけでハンパないわ。

 あたし好きになっちゃったんじゃん、好きになるってこういう感じだったんじゃんって。

 でも。

 恋とか愛とかは違うから。

 勘違いしちゃいけないよって。

 自分に言い聞かせて。

 恋とかなんて、人生のわき道だし。

 あんまり始めちゃいけないよって、言い聞かせて。
 だいたいもって、性格全然合わないの分かってたし。

 いちいち腹立つことあったし。
 ないないないないないわーって思ってたけど。
 だめ。

 この人面白い人だなーって。
 ただ真面目なんだなーって。
 ウソがない人なんだなーって。

 だいたいなんか、人生とセットで考えるようになっちゃって。

 いつかそのうち、夫婦っぽくなれるもんだと思ってた。

 フッ…まあ…なれなかったじゃん」

 元女房の打ち明け話に心がほだされたような格好の瑛太クン。 「オレはまだ…」 と殊勝な態度に変わっています。 が。 拭き掃除を終え、いったん怒りの火が消えかけたオノマチサンが本当に怒りだしたのは、ここからなのです。

 「子供が出来たら変わるのかなーと思って。
 …で、あなたに言ったら、…」

 後ろ向きのまま、オノマチサンは瑛太クンが大事にしていたミニ盆栽を、床に投げ落すのです。

 「『子供なんか要らない』 って…!」

 次々棚の盆栽を振り落とすオノマチサン。 瑛太クンはたまらず止めに入ろうとしますが、それは自分の所有物かわいさの行動だと、オノマチサンはお見通しのようです。
 オノマチサンの怒り、憎しみのコアには、「子供を作りたかった」 というのがある。 おばあちゃんへの思いも絡んでいるかな。 だけどこんな盆栽のほうが、子供なんかよりずっとこの人は大事なんだ、という怒りが、またここで火に油を注いでいくのです。

 「分かってた…。
 分かってたよ。

 あ、この人はひとりが好きなんだ。
 自分の自由を邪魔されたくないんだ。
 あっそう! だったらいつだろ? いつになったらこのひと家族作る気になるんだろう?
 いつになったらこの人、家族思いやれる人になるんだろう?って。

 結婚して2年足らず、やっぱりずっと思い浮かべてた。

 山手線で事故があったら、うちのひと大丈夫かなって、店のお客さんが、病気で入院したって聞いたら、人間ドック連れていかなきゃって!
 こたつがあったら一緒に入ること想像したし!
 小さな子供見たら、うちにも子供がいたらどんなだったかなって、想像したし、それは今でも変わんないんだよね!」

 オノマチサンは棚のものをあらかた床に放り出し、いつの間にか号泣しています。

 「なんか…なんか楽しいことあると、…ハマサキミツオサンのこと思い浮かべちゃうんだよね…!

 だから! だから最近、(解読不明」)」

 「分かった! 分かったよ…!」 瑛太クンは興奮するオノマチサンを優しく後ろから包み込もうとしますが、オノマチサンは抵抗します。 「なにがぁっ?!」

 「子供作ろ…。

 どうしても嫌だったわけじゃないんだよ。 タイミング的なこととかあったし。 …ついそういうこと言ったけど、今からでも遅くないし」

 「あたしたち離婚したんだよ」

 「もう一回結婚すればいいよ!
 ばあちゃんも喜ぶし、…。

 もう一回結婚し直して、なんだったら結婚式もしてさ。
 子供作って。
 で、家族になろうよ。
 あったかい家族を…」

 しかしその瑛太クンの提案を、オノマチサンは拒絶します。

 「バカじゃないのっ?

 なにそれ。

 どういうつもりで言ってんの?」

 「どうって…?」

 「ああ! あれかァ! 営業ときの感じ?

 『あったかいコーヒー入れましょう』 的な?

 『家族作りましょう』 って?」

 「なに言ってんだよ。 オレは」

 「『オレは』 なによ。 オレは何を考えてそういうこと言ってんの? 自分の都合でしょっ!」

 「違うよ…ユカ(オノマチサン)が言うから」

 「ユカが言うからっていうのも自分の都合なのっ!

 いい加減認めたら?

 あたしゃずうっと前から気付いてるよ?

 …あなたは…。

 あたしのことなんか好きじゃないの!

 あなたが好きなのは、

 …自分だけなのっ!!」

 上着を持って部屋を出ていくオノマチサン。 その上着には、瑛太クンが綾野サンを詰問したどさくさに紛れこんでしまった、綾野サンと真木よう子サンの婚姻届が。

 案の定オノマチサンは、こちらもケンカした真木よう子サンとばったり外で出会い、その、役所に提出されなかった婚姻届を、発見してしまうのです。

 その結末は置いといて、女性のかたがたには、いちいちごもっともなオノマチサンの長セリフでしたでしょうが、男の側から見れば、「じゃあ家の中で完全脱力モード、自堕落で過ごしてきたオノマチサンのほうはいいのか?」 という思いになりますね、結構。

 つまりオノマチサンにしても、自分の都合のいいように解釈してるところがないわけではない、自分中心で論理が回転している、という側面はある、と思うんですよ。

 別にアタシャ瑛太クンをかばってるわけでもないんですが。 私も 「こんなヤナ奴とオノマチサンはよく結婚したよ」 みたいに思っていたから、オノマチサンの怒涛のセリフのなかで、「どうしてもハマサキミツオサンのことが気になってしまう自分」 というのに、いまひとつ感情移入できなかった、つーか(笑)。

 それに、瑛太クンは、あわよくばもう一度やり直そうなんて言ってるが、私の乏しい経験から言うと、女性は一度別れた男には、とことん冷たいですよ(ハハ…)。 要するに、女性にとって男性というのは、自分を成長させるエサみたいなものだ、みたいに感じている部分も、まああるこたある、つーか(なんか奥歯に物が挟まって…笑)。

 まあ、甘っちょろいんですな、男ってもんは。
 だから瑛太クンが猫なで声で 「子供を作ろう」 なんて言うのも、その欺瞞がすごく見えるわけで(笑)。 オノマチサンがそれを 「いまさら何よ?」 って拒絶するのは、とても理解できる。

 それにしてもですよ。

 この怒涛のような長ゼリフを書く気になったのは、やはりオノマチサンの演技がすごかったからであり。

 正直やっとられませんよ、こんなの(正直だなァ…)。

 なんとか簡単にレビューさせてもらえませんかね、坂元サン!(笑)

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コメント

リウ様

やはりオノマチの長ゼリフおこしは大変でしたね。ほんとにほんとにお疲れさまでございました。happy02
「曲げられない女」の菅野美穂ちゃんの台詞と、どっちが大変だったかなあ?

瑛太くん演じる「はまさきみつお」。
こういう自分大好きな人は、そうそうモテルとは思えない。。。
普通の女子は、かなりひくと思いますね。
物好きな?私でさえ、そう思いますもん。coldsweats01

地震の時に、奥さんよりも自分の盆栽の心配しちゃうなんて、ありえないですよ。
だから、オノマチの台詞にも納得です。

ああいう完璧主義のミツオくんですから、何をしても彼にはかなわないですし、必ず文句を言われるのがわかっているから、お料理したりお洗濯したりする気も起きないのは道理でしょう。。。

まあ、もともとズボラな彼女ですから、それを隠れ蓑にしてる部分も相当あるとは思いますけどね。。。

次回は、誰が長ゼリフを喋るのか、瑛太君か綾野さんか。。。

リウ様のために、坂元さんも少しお休みくださるといいですね〜。

投稿: rabi | 2013年2月 3日 (日) 18時04分

rabi様
コメント連投下さり、ありがとうございます。

先ほどの話の続きですが(笑)、瑛太クンが子供なんか作らない、と言ったのは、自分かわいさからきてるわけですよ。 自分の趣味にお金も時間もかけていたい。
そんなヤツは、子供になんかお金をかけるのはもったいない、と思う。

そんなんどーしょーもない男でも、オノマチサンは 「この人って真面目なだけなんだ」「ウソがつけないんだ」 と感じ、その生真面目さが面白さを醸し出してる、と思ってしまった。

まずそこらへんに、オノマチサンの、結婚に際しての判断の誤りがある、と感じます(笑)。

そこに、「人生ってこんなもん?」 みたいな、「恋愛と結婚生活って別だし」 という判断で、ますます見誤った(笑)。

私もズボラ体質なので、「こんな男と一緒にいたら息がつまる」 と思う(笑)。 オノマチサンはでも、八千草サンと意気投合しちゃった。 ここが彼女の弱みだと思うのです。
でもおばあちゃんと結婚してるわけじゃないし(笑)。

おそらく今回のレビューは、オノマチサンの演技に泣けてしまった人には、ちょっと冷たく感じるレビューだと思います。 まあ書き手が男だと思って、ご了承ください、というほかはございません。

もうおそらく、今回のような聞き書きはいたしません(たぶん…)。 ただでさえ疲れてるってのに(笑)。

「曲げられない女」 のころは、まだ仕事が楽だったので、聞き書きもしんどくなかったです(笑)。

投稿: リウ | 2013年2月 4日 (月) 07時10分

リウさん。お疲れ様でした!
あの長台詞を書き起こすのは相当大変だったろうと思います。
文字で読み直してまた新たに感じ入ることができました。ありがとうございました!

この休み、初回から見直してみました。
ミツオの不器用な優しさが、あら不思議見えてきて、歯医者で愚痴るイヤミなヤツからちょいとそんなに嫌なヤツじゃないんじゃない?と

おばあちゃん子の典型で、甘えん坊何だけど優しいって
けど、その優しさは多分に独りよがりだったりもする。
ユカだって、本音で語ることがとっても苦手な人だと思うのです…
だからガサツという鎧を纏って、強気で隠してる。
ンデモ、本当は怖くて仕方ないって気持ちなんだと思うのです…
あの台詞に対して世の妻たちの多くは(私もふくめて)快哉を叫んだろうと思います。
掲示板みても妻からの投稿の意気盛んなこと!
本音でぶつかることは、まだ夫婦でいたい気持ちがアルほど難しい。
ユカがあそこまで言えたのは、壊れた後だったからじゃないでしょうか?

お互いに思っているのに、好意や思いやり(のつもり)が伝わらないもどかしさ。素直にありがとうと言えない関係。嫌みでしか返せない。
あ、私のことだ!
なんて

ユカが爆発して、その怒りにオロオロするしかないミツオの表情がとても切なかったです…

オノマチの演技が演技に見えなかったのは、瑛太の受けの演技が素晴らしかったからですね…

おばあちゃんにむいてもらった二つのミカン

あぁばあちゃんだ

とそこにホロリとした私って(笑)

rabi様と同様に、坂元さんの深みにつれてかれる脚本に、リウさんの体調を慮り勝手にヤキモキしています(笑)

投稿: みち | 2013年2月 4日 (月) 16時28分

橋本様
長~いセリフを書き起こしてくださって、本当にご苦労様でした。
私の感想的なものは殆ど、rabi様、みち様が述べてくださいましたので、カット致します。

尾野さん目当て、次が瑛太くん目当てでしたので、あまりドラマの内容にはこだわらず、、、見てるだけで80%満足、あと内容が良ければポイントアップ、というふうですので、本来なら見ることのないような若い方向きのドラマを見てる、ミーハーなおばさんでして、、、。
今回は大好きな尾野さんのこの長台詞に感心!!
あれは、瑛太くん同様、不器用な尾野さんの愛の告白でもありましたね~。
そして、平重盛様(同居人が清盛のファンで、重盛だといっておりました。)の
   「結婚も離婚も幸せを、、、、、、」
     と言うセリフは本当、目から鱗、でした。
どうしてこんな素敵な言葉を思いつくのかとまたまた感動!!
  結婚は3D  とか
  女は許し男は探す(相手の欠点を)  とか
ところどころにハッとするような言葉があり、それを発見するのも楽しいです
これからの展開も楽しみながらどんな素敵なセリフが生まれるのかも楽しみしつつ視聴したいと思っています。

あと、八千草おばあちゃんは、二人の離婚について知っていて、話させまいとしているようですね、、、。

重盛様のお宅にあったブタのスリッパを見て思わず苦笑(ミーハーおばさんも履いています。)

無理せず、と言いつつ、次のレビューも期待いたしております。

投稿: | 2013年2月 4日 (月) 21時23分

PS ドジなおばさんは、名前を書き忘れてしまいま   した、、。

投稿: おばさん | 2013年2月 4日 (月) 21時30分

みち様
コメント下さり、ありがとうございます。

私はどうしても男のせいか、瑛太クンには厳しい見方をしてしまいますね。 「自分しか可愛くないんだろう」 みたいにオノマチサンが言ってたのはかなり当たってると思う。

ただ瑛太クンの立場に立ってみれば、どうなのかなー、結婚前は、これほどだらしない女だとは思わなかったんじゃないか、と。

オノマチサンは確かに明るいし、人当たりがいいから友達がすぐに作れるみたいだし、しかもどういうわけか知らないけれども、自分に猫みたいになついてくる――。

オノマチサンの今回のセリフから想像するに、そんなイメージを瑛太クンは、結婚前のオノマチサンに持っていたのではないか、と思われてきます。

それに、もともと瑛太クンは、結婚といっても、ある程度自分が自分でいられる距離感を保てるだろう、という予測を持っていたような気もします。

そしたらああだから(笑)。
瑛太クンの愚痴回路は全開(笑)。

男の私の見立てとしては、オノマチサンの大爆発(及び打ち明け話)で、瑛太クンはおろおろした、というより、なんとかこの離婚をうやむやにしてもう一度結婚生活をやり直したい――これはおばあちゃんへの気遣いとか周囲への見栄のためですが――そういう 「男の打算」 が働いている気がします。 別れる、と言って積極的なのは、いつも女性のような気がします。 男はずるくて意気地がないから、よりを戻したい。

まあ男女のこと、結構下世話な話をしている、と自分でも感じますが…(笑)。

あまりドラマが深くなっちゃうと、録画を見るの後回しにしちゃう傾向が最近あるので(見ると疲れるから…笑)、次回を見るのが♪なんとなくこ~わ~い~(ハハ…)。

投稿: リウ | 2013年2月 5日 (火) 06時38分

おばさん 様
コメント下さり、ありがとうございます。

「不器用な愛の告白」 と同時に、「痛々しい決別宣言」 でもあった気がいたします。

私は 「憎しみの言葉」 などと要約したのですが、やはり女性の側から見ると、オノマチサンのこの心情吐露は、傷つかないように傷つかないように注意しながら、結局傷ついてしまって飛べなくなってしまう翼を抱えた鳥のように思える。
憎しみの言葉で振り切って部屋から出ていくのは、ここから飛び立とう、という悲壮な決意を秘めているようにも見えるのです。

平重盛(ちゃうちゃう)の言葉は、物事をあくまでポジティヴにいつも考えていないと出てこない言葉だと思います。

離婚、というと、「かなりのパワーを必要とする」 とか、「ドロドロ」 とかよく形容されますけど、それはいったん一緒に暮らしたことで、喜びよりも憎しみ、徒労などのほうをたくさん感じていて、その代償を 「まあ金で解決するのがスッキリ」 とか考えちゃうから、泥沼になっちゃうんでしょうね。

「過ごした時間を返して」 などと考えず、「いい勉強になった」 と考えれば、別に慰謝料などという発想は出てこない。

お金をもらうことが悪だ、というわけではなくて、あまり嫌なことに拘泥されると、今後の自分の人生にも影響を及ぼす、と言いたいのです。

重盛クンの言葉は、「最高の離婚とはなにか」 という、このドラマの本質をついているようにも思えてきます。

投稿: リウ | 2013年2月 5日 (火) 06時56分

手厳しいですね!
多分、女の感覚で言うとミツオに対して ナイナイナイ!って思いつつ好きになるのに理由なんていらないんですよ。
気になってしまうときは気になっちゃう。そして、好きになったらそれこそあばたもえくぼなんですよ。
我が軍、不利ですよ!
期待なんぞしちゃアカン!と思っても期待して…勝手に期待して裏切られたって思うんです。そ

投稿: みち | 2013年2月 5日 (火) 12時11分

スイマセン!うっかり途中で送信押してしまいました!(これだからスマホは…)

勝手に期待して裏切られた!って騒ぐのも女の特徴のように思います。が、それがつもりにつもって…もお決まりですよね…
リウさんがたびたびおっしゃることで、人は間違いを犯すものは至言だと思いますね…
その間違いの中から、何を感じ何を得るのか?多分、ミツオもユカも、そして上原夫妻も、コミカルな描写に紛れ込ませつつきっと私たちに示してくれるだろうと、そう期待しています(笑)

投稿: みち | 2013年2月 5日 (火) 12時25分

みち様
レス下さり、ありがとうございます。

いや~、みち様のように、初回からもう一度見直せば、ミツオクンも見直すことになるのかもしれません。 別れるときはオトコ(自分)のほうが女々しくて、女性のほうが毅然としている、というパターンばかりでしたからね、私の場合…。

女性だって、相手の男性の欠点よりも、自分が好きな感情のほうがまさってしまう場合だってあると思います。
DVの話になってしまいますが、暴力をふるう夫に、私なんかは 「どうしてこんなのにいつまでもついていってるのか」 と思うことがあります。
DVでなくとも、どうしようもないヒモみたいな男といつまでもつきあってるとか。 「いつかは真人間になってくれる」 と信じてのことなのでしょうか。 恋愛感情というのは、歯止めが効かないものなんですねぇ…(これは男とて同じです)。

投稿: リウ | 2013年2月 5日 (火) 15時41分

リウ様
おはようございます。
お体の具合、いかがですか?

この回の感想は、既に皆様方が書かれたとおりです。尾野真千子さんの長ゼリフ、とにかく、痛かったです。まるで、本物の夫婦喧嘩を覗いているみたいというか、かなり我が身に突き刺さるというか(笑)でも、それをひたすら受ける、受けざるを得ない、いたたまれさを醸し出していた瑛太さんのお芝居も、見事でした。

ところで、最後の尾野さんの演技を観て思ったのが、「あ、このコ、長セリフもいけるやん」(すごい失礼)
いや、ここまで長いセリフを話す尾野さん、というのを今まで見たことがなかったし、どちらかというと、セリフだけでなく微妙な表情の変化など、ノンバーバル(非言語的)な演技で見せる役者さんだよなと勝手に思っていたので、これは新鮮でした。
あの瑛太さんとの場面は、何か、非常に演劇的な緊張感に溢れていたものだったと思います。

そう言えば、尾野さんって、元々デビューのきっかけが河瀬直美監督に見出されたこともあって、活動の場は映像が中心、私が知る限り本格的な舞台経験ってないはずなんですよね。でも、ああいう芝居されると舞台に出てもらいたいと思います。観てみたいな~生オノマチ(笑)
リウさんが別のところで書かれていた大竹しのぶさんとのバトル(笑)、もし、舞台であれば私しゃ万難を排して観に行きますけどね。

投稿: Zai-Chen | 2013年2月 7日 (木) 09時12分

リウ様、お久しぶりです(^^)
身体をだましだまし、無理されてませんか~?
大事にしすぎるぐらいに自分の身体をいたわった方がいいお年頃だと思うので(笑)、ドラマ視聴もレビューもほどほどに・・・というのも、きっと、絶~対、無理でしょうが(笑)、ほんとにほんとに、お身体大切にしてくださいませ。

で、最高の離婚。今このドラマと「はらちゃん」をとても楽しみにしています。
この回リウ様は「憎しみも雪のように」と表現されてますが、
私は浜田省吾の歌じゃないですけど「悲しみは雪のように」…じゃないかな~と感じてました。
怒りでも憎しみでもなく、相手に向き合えば向き合うほど、またどんなに逃げても、すれ違う心が大きければ大きいほど、悲しみがどんどん積もっていく・・
結夏も灯里も、悲しくて哀しくて仕方ないんじゃないかなぁ・・・

ふとね、そんな風に思ったので、久しぶりだったんですけど、書き込ませてもらいました。
また今夜が楽しみです^^
はらちゃんも~(笑)

投稿: ほとりん | 2013年2月 7日 (木) 19時17分

Zai-Chen様
コメント下さり、ありがとうございます。

瑛太クンは 「それ生き」 で大竹しのぶサンの演技を目の当たりにし、今度はオノマチサンの演技を目の当たりに、ですね。 キャリア的にはオノマチサンのほうが浅いような気がするのですが、いや、彼女、中学生くらいのときからドラマ出てたし(この映像には、も、萌えましたぁ~っ
…爆)。

オノマチサンのこの怒涛の攻撃を受ける瑛太クンについてですが、私はなんか、とても形勢的に不利なんですが(笑)、「頭がいいヤツが陥っている戸惑い」 のほうを強く感じてしまいました。

オノマチサンは、演技が結構過激に出るタイプなので、舞台にはとても合うと思います。 大竹サンは 「奇跡の人」 なんてやってるので、大竹サンがサリバン先生で、オノマチサンがヘレン・ケラーだったら、…

ちょっと考えただけですごいな、コレ(笑)。

投稿: リウ | 2013年2月 8日 (金) 06時00分

ほとりん様
お久しぶりです。 コメント下さり、ありがとうございます。

まあこのォー(角栄サン?…笑)、「憎しみ」 についてですが。

ハマショーサンの歌からとったことは確かですが(笑)、この場合の 「憎しみ」 というのは、「愛情」 とかなり密接につながってまして。

ちょっとそれが伝わらなかったうらみというものもございますが、自分の文章力のいたらなさということですね。

オノマチサンは、山手線で事故とかいっても瑛太クンのことを心配するくらい、「星影の小径」 をさりげなく歌うくらい、瑛太クンのことを思っていたのですが、それがあまりに募ると、現実にいつまでたっても自分の思ったような人間にならない瑛太クンに、やはり憎しみが芽生えてくるものだ、と思うんですよ。

つまりこの憎しみは、愛情の末の憎しみだ、と思うのです。

ケンカをしてしまうのは、憎しみの発露であると思いますが、やはりあとに残るのは、悲しみ、虚しさ。
この回のメインは感情の大爆発だと思ったので、私は憎しみのほうを表題に据えました。

体のほう、体力はもう元通りだと思うのですが、どうも疲れやすすぎて、これは入院前からそうだっので、おそらくトシなんだと思います(笑)。

「はらちゃん」 についても書きたいのですが、あまり書くと返信が長くなるのでまた別の機会に…(レビューを書くまでに至らないのですけど…笑)。

投稿: リウ | 2013年2月 8日 (金) 06時15分

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