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2013年3月30日 (土)

「泣くな、はらちゃん」 第9-10(最終)回 笑おう、たとえ心が痛くても(その5963)…完

(その5から続きます) 「はらちゃんは、帰ってしまうの?」 と訊く百合子さん。 笑顔で答えるはらちゃん。 「はいっ」。 「どうして?」

 「離れていても、私と越前さんは、両思いだからです。

 私は、幸せです。

 神様と両思いですから。

 こんな幸せな人は、どの世界にもいないと思います。 うんっ」

 「でも…意地悪なこと、あえて訊くよ?
 今は両思いかもしれない。
 でも、越前さんが、ほかの人を好きになってしまったら? はらちゃんよりももっと」

 「えっ…そんなことあるんでしょうか?」

 「あるとしたら?」

 「うーん…。

 それで越前さんが幸せでしたら、私も幸せです、ハイっ」

 「そう…。
 はらちゃん」

 「はいっ」

 「…その気持ちを、『愛』 っていうんだよ」

 「『愛』…ですか?」

 「そう。 この世界ではそれを、『愛』 って呼ぶの。

 その気持ちを、誰かに持てるってことは、とっても幸せなんだよ」

 「『愛』…フフッ」 屈託ない笑みで越前さんを見るはらちゃん。 越前さんも微笑み返しながら、涙がほおを伝わります。
 「もう会えない」 と思っているからこそ、越前さんは泣けてくるのだと思うし、はらちゃんの、その屈託のなさに切ない思いが高まっていくのでしょう。

 「百合子さんは、誰に 『愛』 ですか?」 はらちゃんは、また屈託のない質問をぶつけるのですが、百合子さんは答えをはぐらかし、「じゃあ、はらちゃん、頑張って」 と席を立ちます。

 このあとの展開を考えると、百合子さんが 「愛」 だったのは、マンガということになるのでしょうが、ここにはちょっと余計なことを考える余地があるような気がします(笑)。

 下世話なようですが、百合子さんが好きだったのは、自分のマンガの中に出てくる、「はらちゃん」 だったのではないか、ということです。
 矢東薫子時代から、この人には世帯臭がない。
 つまり独身のままという感じ。
 まあ、バツイチで子供もいて、みたいな可能性もありますが。
 でも、そうだとしても、百合子さんの理想というのは、常に 「はらちゃん」 だったのではないか。

 この人は、このドラマの当初から、はらちゃんを見ても、たいして違和感を感じていなかった。
 それは、以前にユキ姉と暮らした日々がそうさせたのだと考えるのが普通です。
 百合子さんの話によれば、ユキ姉に神様と慕われることがウザくなってきて、結局、未発表作品で彼らを全員殺してしまった、ということになっています。
 でも実は、百合子さんがマンガの世界から出てきてほしかったのは、はらちゃんだったのではないか。
 ユキ姉はマンガの世界ではらちゃんとおそらくかかわりが深いと思われますから、百合子さんはユキ姉に嫉妬している。 そんなユキ姉に付きまとわれるのが、実はとても嫌だったのではなかろうか、と。 そんな自分に嫌気がさして、いっそのこと、という感じで全員殺してしまったのでは、と。

 前にも書いた覚えがあるのですが、どうも私のイメージの中で、越前さんを演じる麻生久美子サンと、ユキ姉を演じる奥貫薫サンって、カテゴリー的にダブるんですよ。
 当初、ユキ姉というのは越前さんが自分のイメージでマンガの中に登場させているのでは、と思っていたのですが、その予想はやっぱり外れでして(笑)。
 ただ、物語の第1回にも見られるように、百合子さんはヤケに越前さんをフォローするようなところがあったか、と思えば、急に冷たいそぶりをしたりしていた。
 これは、百合子さんが越前さんに、ユキ姉と共通したものを感じ、以前の苦い思いと贖罪の気持ちを、同時に湧かせてしまっていた、という推測も、成り立つような気がするのです(深読みしすぎだっつーの)。 パートのリーダーだったからそうしていたともいえるし(笑)。

 でも、もし私の推測通りだったら、百合子さんが失踪したのも、ユキ姉の面影がある越前さんとはらちゃんが、世界を超えて両思いになっていることが耐えられなかったから、ということも言えてくるような気がするのです。

 下世話な憶測ですなぁ~。

 ともかく百合子さんの造形も、肝心なところすべてが曖昧なこのドラマの象徴のひとつであり、とても余計なことを考えさせる余地がある、ということです。

 「じゃあはらちゃん、頑張って。 元気で」。

 ファッキューのポーズでエールを送る百合子さん。 はらちゃんは、悪魔サンから矯正を受けたばかりのテーキリージーポーズで応えます。 「ん~~! ハイっ、百合子さんも、元気で。 頑張ってください!」
 「ハイっ! 頑張りますっ」 おどけて敬礼のポーズを取る百合子さん。 帰り際に、百合子さんは越前さんに、何か耳打ちします。

 これっていったい何だったのか。
 「あなたも頑張って」、と考えるのが普通でしょうけど。
 もしかしたら、「はらちゃん、私も好きよ」 だったのかもしれません(だから妄想)。

 ふたりと別れた帰り道、百合子さんは酔いを風に晒しながら、深く息をつきます。

 「はぁぁ…。 『愛』、か…」。

 百合子さんは思いついたように、懐に隠し持っていた、マンガを描くときの道具であるGペンを取り出します(あるんですよ、そういうペンが)(力の入れ具合で線の太さが変わるんですよ)。
 何かが吹っ切れたかのように、また歩き出す百合子さん。 まあ私の妄想通りに考えると、こらへん一連の百合子さんの心情は、かなり 「切ない」 ものがある、と言っていい気がします。

 そして越前さんの部屋。

 剥がしたテープのあとが残るマンガノートを、越前さんは持っています。
 はらちゃんは、オカーサンから預かったままの黄色い傘を持って、越前さんと向き合い立っています。

 「越前さん」

 「はい」

 「笑ってください」

 「えっ?…そんな、『笑ってください』 って言われても、笑えません」

 「そうなんですか?」

 「そうなんです」

 「越前さんが笑えば、世界は輝くのに。

 越前さんの住む、この素晴らしい世界が」

 「…この世界は、嫌なこと、いっぱいあるじゃないですか。
 そう思ったでしょ? はらちゃんも」

 「…きっと、どの世界にも、嫌なことはあるんです。
 私のいる、マンガの世界にも。 越前さんのいる、この世界にも。

 でも私は、…自分のいる世界が好きです。
 世界と両思いになりたいです。
 両思いは幸せです。

 越前さんも、世界と両思いになってください。

 …それが私の、いちばんの幸せです。

 『愛』 です」

 「…分かりました。

 …私も…。

 はらちゃんに 『愛』 です」。

 「越前さんが、この世界で、またどうしてもつらくなったら、そのときは、私はいつでもやって来ます。

 『愛』 ですから」

 「はいっ」

 「んんん~~ワンワンワン!」 うれしそうなはらちゃん。

 「新婚さん…楽しかったですね」。 はらちゃんは越前さんの後ろに回り、越前さんの持っているノートに手をかけます。 別れの時がやってきたのです。

 そして、ふたりでドアをしーめーてー、ふたりで名前けーしーてー、じゃなかった(こんなときにオチャラケる?フツー)ふたりで、ノートを開こうとします。

 越前さんはクスッと笑います。 「結婚式のケーキ入刀みたい」。
 「ん? 『ケーキ入刀』 とは?」
 こんなときでも基本的な性格設定を外さない岡田サン(笑)。
 「今度会ったときに(話します)」。

 ここ、見返してみて気付いたんですが、「私はいつでもまた来ます」 とか 「今度会ったときに」 とか、結構 『再会』 のフラグが立ってるな(笑)。

 でも、「結婚して初めての共同作業です!」 っていうケーキ入刀が、(この時点で)ふたりの最後の共同作業になってしまうなんて、なんて切ないんだ。

 はらちゃんは、最高のカッコイイ笑顔で、マンガの世界に戻っていきます。
 同時に、マンガの世界に描かれた、越前さんのシルエットは、消えていく。

 ここもまたその基準がはっきりしないのですが(笑)、たぶん 「戻らないと決めた」 人は、そのマンガの中からも消えてしまう、ということなのだろう、と思います。

 「おかえり」「おかえりなさい、はらちゃん」。
 マンガの世界の住人たちが、はらちゃんを迎えます。
 現実世界のある、上を見上げて叫ぶはらちゃん。

 「神様、…『愛』 ですっっ!」

 そしてはらちゃんのいなくなった日々。

 田中くんは副工場長になり、越前さんが工場長に昇格しています。
 ヒロシはマンガ家になるために奮闘中。 書きかけの作品のタイトルは、「はたらけ!ひろし」(笑)。 私の見立てでは道は限りなく遠い(笑)ですけど、まあヘタウマという手もございますし(笑)。
 いっぽう百合子さんは、矢東薫子として奇跡のカムバック。
 ただどうなのかな、おそらくはらちゃんの話は描いていない、と思います。
 もしそれをやっちゃったら、パラレルワールドのはらちゃんたちが出来ちゃう気がするので(「ドラえもん」 みたいだな…笑)。
 かまぼこ工場には、新入社員も入ったようなのですが、「これ誰?」 と思ってウィキで調べたら、はらちゃんのマンガを実際に描いていた、ビブオというマンガ家さんだった。 便利だな~、こういうときなんでもすぐに調べられちゃうんだから。

 そして悪魔さんのストリートライヴには、観客も集まり始めたようです。 「世界じゅうの敵に降参さ」 と同じメロディの 「でも恋をした、でも片思い」 という歌のモデルは誰なんですか、と訊くニブい権化の田中くんに、ブチ切れる悪魔さん。

 「オマエだよっっ!」

 「ええーーっ! す、すいませんでしたああ~~っ!」

 越前さんは自分のマンガの続きを描いています。
 でも、「自分が工場長なんて…」 と愚痴っぽくなりながら、「でも、全然うれしくないわけではないです」 と、はらちゃんに言わせています。
 このドラマ当初での、マンガ世界の住人たちの 「こんな暗い話ばかりはイヤだぁ~~っ」 という願いは、叶っているのです。

 笑いに包まれた、マンガの中の世界。 ノートの脇には、はらちゃんがくれた、ホワイトデーの大きなアメが(そ~か、それでこのあと雨つながりで…んなワケないか)。

 「はらちゃん。

 ちゃんと私は生きてます。 この世界で。

 大きくなんて変わらないけど、それでも、あなたと会うまでとは違います。
 まだ、世界と両思いじゃないと思うけど。

 でも、はらちゃん言ってましたよねいつか。
 『片思いは美しいんだ』 って。

 だから…。

 『世界に片思い』 です」。

 でも、一抹の寂しさからは、なかなか抜け出すことが出来ない越前さん。 「会いたいな…」。
 ノートをちょっと振ってみようとしますが、思いとどまります。
 そして口角上げて、笑顔を作って、また仕事へと戻る。
 「あなたが笑えば、世界は輝きます」。
 そんなはらちゃんの言葉を実行するかのように。

 つらいときでも、心が痛いときでも、笑っていよう。

 しかめっ面には、不幸が寄って来ます。

 いくら苦しくても、笑っていると、苦しみは弛緩してくる。

 天気雨。

 傘を持たない越前さんは、雨を避けようと走るのですが、転んでしまう。 投げ出されるマンガノート。

 転んで打ってしまった膝を痛そうにさすっていると、黄色い傘を持ったはらちゃんが現れるのです。

 「越前さん」

 「はらちゃん…!」

 「ハイ、両思いのはらちゃんです!」

 急速にあがっていく雨。

 エンディングです。

 そしてTOKIOの 「リリック」 が流れるエンディングロール。

 奮闘するはらちゃんに、マンガ世界の住人たちが応援するバージョンに変わっています。
 そして目から上が描かれなかった越前さんも、きちんと描かれている。
 粋な演出です。

 このラストは、私が感じたように 「これって振り出しに戻ったのと同じなのでは?」 ということかもしれない。
 でもこうして、呆れるくらい長~いレビューを書いてみて分かったのは、たぶん越前さんとはらちゃんの関係は、以前のようなものとは違うものに成熟する可能性を残しているのではないか、ということです。

 そしてやっぱり、ここには脚本の岡田サンの、はらちゃんたちへの愛情が、限りなく降り注いでいることを感じる。

 「どうせ」 なんていう自分はいないんだ。
 世界が自分に向かって攻撃してくると考えるのではなく、どんな世界でも、こちらから思いっきり、笑顔をいちばんの武器にして、好きになっていこう。 抱きしめていこう。

 きっと幸せは、そんなところにあるんじゃないのか、ということを、このドラマからあらためて、教わったような気がするのです。

 はぁぁ~。

 橋本のきまぐれで、長~い長~いレビューにつきあってくださった皆様、ご清聴(ご清読?)ありがとうございました。

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テレビ」カテゴリの記事

コメント

今晩は。
チョーお久しぶりです。(笑)
いつも楽しく、読ませてもらっています。

このドラマ、色々な要素が入っていて、最初の予想より、すごく楽しめました。
特に、この人のファン、という期待値が、なかったからかもしれませんが、回を追うごとに、皆、好きになりました。

漫画の中の人物という設定など、気楽に見られたのが、良かったのかも。
中居のドラマは、ファン的に、ワクワクドキドキの期待感、半端ないですから。(笑)

力いっぱいの読み応えのある、長文の文章へのコメントが、こんな風ですみません。

あ〜あ、終わっちゃったさみし〜!
昨日は特別ブル〜に陥ってダメコメントしちゃってごめんなさい。
リウ様の総括を勝手に自分に置き換えてまた少し励まされました。
「そうやんな、憂鬱や合わんわ。って思ってたらいつまでも良い方向にいかれへん、嘘でも楽しそうにしてたら本当に楽しくなるかもしれんな!」と。
麻生久美子さんのキュッと口角を上げた微笑み、ほんとに美しいですね。練習しよう。
八重の桜も楽しみにしています。

勇者様
お久しぶりです。 コメント下さり、ありがとうございます。

長瀬クンが出るドラマというのは、長瀬クン自身が出演を決めているんでしょうかね。
「タイガー&ドラゴン」 にしても、私は見なかったけどかなり評判がよかった。
なんだかんだ言っていいドラマを見分ける目があるような気がしてならないんですよ。

今回も、岡田惠和サンの脚本と聞いて、個人的には 「ん~どうなのかな?」 と思ったのですが、岡田サンのユルさが完全にいい方向で昇華していた気がするし。

「こんなふう」 って、気に病む必要は一切ないですから~っ(笑)。 たぶん私の愚痴もお読みになったのでしょうけどcoldsweats01、気楽にお考えくださいまし。 テーキリージーcatface

あくび様
コメント下さり、ありがとうございます。

終わっちゃいましたねーとうとう、この長いレビューも(笑)。
私もなんだか、「ずーっと書けたら楽しいのにな」 と思いながらこの一週間書いてました(笑)。
でもそれは、ドラマの内容が濃いから書けたのであって。
思うことが多すぎましたよ、この最終回は。

「八重」 のレビューは、いったいいつになるのかな…coldsweats01

リウ様

やっと「完」まで、こぎつけましたね。
お疲れさまでした〜。happy02

全部合わせると凄い量ですよね〜。
それだけ、リウさまのモチベーションが高かったということでしょうか。

私は、この番組は、ちょこちょこしか見てなかったので、良さが今ひとつ把握できてなかったのですが、リウ様のレビューで奥が深いドラマだったんだなあ〜って思いました。

春から新しい番組も始まりますが、何かcheckされてるものあるでしょうか?

rabi様
コメント下さり、ありがとうございます。

いや、ただダラダラと書いてしまっただけです(笑)。
正直最終回は、「言いたいこと詰め込み過ぎ」 という感じに見えました。 だからそれらひとつひとつに対して長々と考察が出来たのだと思います。

春ドラマ、忌憚ないところを書かせていただくと、「積極的に見たいドラマ全滅」(ホント忌憚ないな…笑)。 私が嫌いな刑事もの事件ものばかりですよね。

まあ 「あまちゃん」 はとりあえずチェックです。
「ガリレオ」 も、どうかな。 「雲の階段」? 「空飛ぶ広報室」? 「テイクファイブ」? 別に期待はしてませんけど一応…(笑)。

まあ、刑事ドラマ以外は全部チェックしてみますけど(乗り気じゃないな~…笑)。

リウ様
お返事、ありがとうございます。

私は長瀬クンのドラマ、「白線流し」が、最初です。
これは、地元がロケ地で、まだ少年ぽい役で、惹かれました。
「タイガー&ドラゴン」は、再放送で見ました。
少し馬鹿なヤクザ、面白かったです。
もうすっかり大人の男の魅力を、振りまいていました。

今回のピュアな、はらちゃん、雑誌などによりますと、最初は役作りが難しかったと。
前回、貴重な作品だったという「マイボス・マイヒーロー」の河野プロデューサーと
相性が良かったので、受けたみたいですね。

ジャニーズのタレント達、最初は同事務所のバーターなどで出て、認められると、次は、準主役と、上がっていくようです。
長瀬クンは、事務所の意向より、自分の出たいのを選べてると思います。

ちなみに中居の場合、
「ATARU」は、いくつかある出演依頼から、今までにやったことにない役だと、自分で選んでいます。
20代後半の頃は、事務所や脚本家押しで、やらされて、意外に好評、ファンのお宝になったことも。(笑)

中居ファン的には、もっと色々なドラマで、違った役を見てみたいのですが、何しろバラェティー番組主体ですので、スケジュールが無理。
彼がやりたくなる、魅力ある企画、脚本が、待ち遠しいです。

リウ様

お返事ありがとうございます。
リウ様のチェック+αで。

これは見たいと思うのは(「ガリレオ」は置いといて)特にないのですが。。。

「ラスト・シンデレラ」「間違われちゃった男」 NHK「ご縁ハンター」くらいでしょうか?
予想外に良い番組に巡り会えるといいですね〜。

勇者様
レス下さり、ありがとうございます。

なるほど~、ジャニーズのドラマ出演基準がなんとなく分かったような気がいたします。

私が長瀬クンを初めて見たのは、「ふぞろいの林檎たち」 でしたね。 あれは 「白線流し」 とどちらが先なのかしらん(たぶん白線?)。
その頃から、「この人は結構いいドラマに出る傾向がある」、と思っているのですが、私の趣味と合うドラマになかなかお出にならなくて(笑)。

SMAPのメンバーのドラマ、いちばん私と相性がいいのは、草彅クンかなァ。 彼のドラマはかなり見てます。
次はなんだかんだ言って木村クンかもしれない。
彼の 「キムタク」 としての生き方に興味があるんですよ(笑)。
一昔前は、香取クンが 「新選組!」 とか 「西遊記」 とかでよく拝見してたのですが。

SMAPのメンバーは、ドラマに出るとなると、必ず自らのイメージと闘うような側面がある気がします。

その必要性がいちばんないのが、草彅クンだと思う。 彼は、「フツーの男」、なんですよ、あくまで。 だから脚本家、演出家のどんな色にでも染まることが出来る。

そして自らのイメージをワンパターンにすることによってキャラを立たせているように見えるのが、木村クン。 「なにを演じてもキムタク」、というのは、すごく確信犯的にやってると思う。

その点で、いちばんドラマをやるうえでハンデがあるように思うのは、やはり中居クンです。

彼はバラエティのイメージが強すぎるから、なかなか見る側が、彼の 「真面目」 を評価するまでに至らないような気がするんですよ。

私も、中居クンが最も輝く(それが善でも悪でも)ドラマというものを、見てみたい気がします。 NHKの社会派ドラマなんか、面白そうだと思うんですが。

rabi様
レス下さり、ありがとうございます。

ああ~、一応チェックしときます(笑)。 NHKBSで 「小暮写真館」 とかいうのが昨日から始まったので、とりあえず予約録画だけはしときましたが。 見ないと分かりませんね。

「ガリレオ」 は前作見てなかったので、今週関東地方で集中再放送されるものを見てみようと思います。
でも東野圭吾サン、私あまり得意じゃないんだよな~。

リウ様、本当に本当に5963でした~
どこまで続くのドキドキレビュー(笑)、堪能させてもらいました♪
なのに、コメントがこんなに遅くなってゴメンナサイ。。
ちょっとバタバタしてました(^^;

リウ様のレビューを読みながら、思わず、えっ!と声を出してしまったのは、百合子さんがはらちゃんを好きだったというところ。
すごく意外でした(そこかい!と言わないでください…笑)
でも、ありえますよね。越前さんだってそうだったんだから。
越前さんとユキ姉がダブるというのも私の中では全くなくて。でも、そう考えると、百合子さんのスペシャルドラマが出来そうで、いいですね~(笑)
百合子さんだけじゃなく、田中さんや悪魔さん、はたらけ!ひろしのひろし(笑)、などなど、みんな…。

雪のシーンで、世界が真っ白=マンガの世界が余白だらけになるという比喩…というのは、なるほどなぁ~…と。。
私も、はらちゃんの「あれは何ですか?」の質問に田中さんが答えてた「灯台」、その場面で終わったのは、自分から世界を照らそうよ…って、そんな意味も含ませていたのかな~って、これは私の妄想ですが(笑)、このドラマでこんなに深くあれこれ考えさせられてしまうとは・・・はらちゃんを見始める前は想像もつきませんでした(笑)

はらちゃんはいつもいつも質問ばかりだったけど、はらちゃんからいろんな原点(みたいなもの?)をたくさん教えてもらった気がします。
岡田さんの中に言いたいことがいーっぱいあって、「泣くな、はらちゃん」の一人ひとりに目一杯あれやこれや言わせて(笑)、こんなにストレートに表現できて、岡田さん満足だったんじゃないかな、なんて思います(笑)

リウ様、長~~いレビューありがとうございました☆

ほとりん様
コメント下さり、ありがとうございます。

ホント、「どうしたのかな~」 と思ってたんですよ(笑)。 コメントがいただけてほっといたしました。

最終回、盛りだくさん過ぎたんですが(笑)、気になったことのひとつに、「百合子さんは別れ際、越前さんになにを耳打ちしたのだろう」、ということがありまして。

「もう一度見れば分かるだろう」、と思って見たら分かんなかった(笑)。

で、そこから、百合子さんが越前さんとはらちゃんの仲について、ユキ姉との過去ってこともあるけど、それ以上に別れさせたがっているような気がしていたので、そこから妄想が広がりまして(笑)。

あらためて振り返ってみて、「この世界だって、マンガの中かもしれない」 というのが、岡田サンのいちばん言いたかったことなのではなかろうか、という気がしています。

なにしろ、越前さんの下の名前も最後まで判明してない(笑)。
はらちゃんはマンガキャラの名前だから仕方ないとして、ヒロインの名前が分からないドラマ、というのは、ドラマ好きな私でもほぼ記憶がない。
ここらへんが、マンガマンガしてる印象の原因なのではないか、という感じがする。 マンガキャラが現実世界に飛び出した時点で、そもそもつまりこれは現実世界の話ではない、ということになりもんね。 壮大なパラドックスの中に、このドラマはある気がします。

曖昧なままで終わったことが多いから、続編SPの匂いがぷんぷんしますし(笑)。

このドラマの琴線というのは、やはり越前さんの 「泣き」、切なさが爆発するところだったのではないか、という気がします。
麻生久美子サンって、私それほどじゃなかったんですが(笑)、「帰ってきてよー!」 とか、もうあれで完全に胸キュンでした(笑)。

熱いレビューお疲れ様でした。
耳打ちの件ですが、岡田さんの番組(NHKラジオ)で薬師丸ひろ子さんが喋ってましたけど、あれは脚本には無く、薬師丸さんのアイデアだそうです。結局何を喋ったかは言わなかったけど(本当に何かつぶやいたらしい)、それを聞いた岡田さんはとても喜んでいて、深みが出て良かったと言ってましたよ。
この番組、最近は「はらちゃん」のメンバーがゲストに出ていたので、裏話がどんどん出てました(NHKなのに…)。リウさんもこの番組チェックしてみたら如何ですか?結構面白いですよ。
ちなみに僕はこのドラマは見ていないのですが、あまちゃんは見ているので、レビュー楽しみにしています。

アリデン様
コメント下さり、ありがとうございます。

いや、ラジオ人間の私がチェックしてないわけがないでしょう(笑)。
ただ、私が聞いたのはNHK第1の火曜の夜9時からのやつで(つまり昨晩、薬師丸ひろ子サンのゲストの回が放送されたのです)、仕事中だったためにアリデン様が引用された部分は聴くことがあたわず…。
お知らせくださり、誠に感謝いたします。

「今宵ロック・バーで」 は今回のように見ているドラマのことをやってくれると特に聴取意欲がわくのですが、普段は聞き流している感じですかね(笑)。

薬師丸サンは私より9カ月ばかり誕生日が早くて、でも同学年なんですよ。 ケロヨンの話とか、ユーミンの話とか、もうなんか、彼女とお話したらすごくウマが合いそうな感じでした。
「あまちゃん」 の後半にもお出になるらしいですね。 こりゃリタイア出来なくなったな~(笑)。

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  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
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  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

  • 桜田淳子 -

    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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