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2013年3月10日 (日)

「八重の桜」 第9回 会津の主観から見た政変

 八月十八日の政変を描いた今回。 オープニングタイトルが、微妙に変わっているような気がしたのは置いといて。
 ここ数年の幕末もの大河で描かれてきた内容とは、がらりと変わっていたように感じます。

 要するにこれは、会津の主観的な立場から見た政局動向。
 その会津の立場から考えると、政変のもっとも重要となるモチベーションというのは、孝明天皇(市川染五郎サン)からの厚い信頼と、孝明天皇が苦々しく思っていた偽勅問題だったのではないでしょうか。

 これまでの大河を通じた私の認識では、孝明天皇というのは、かなり強硬な攘夷派で、幕府に対して期日を設けて攘夷を強く迫っていた。 将軍家茂は公武合体で一緒になった和宮との関係もあって、その返事に苦慮している、という構図。
 今回その将軍家茂は、一切登場してきません。
 だから今回見ていて、長州藩が討幕を考えている、という理屈が、ひどく唐突に思える。
 のらりくらりとしている幕府に対する苛立ちが描かれないから、三条実美(篠井英介サン)らが天皇の名を騙って偽勅を発したり、久坂玄瑞とか真木とかがよからぬことを企んでるとか、とても理不尽なことをしている、という印象がついてまわる。

 こうなると、会津の正当性が急に台頭してくる気がするんですよ。
 それまでの大河では、会津は結構クーデターを起こした張本人っぽかった。
 描きかたが長州寄りだったり家茂寄りだったりしてたわけだったんで。

 ここ数回のこのドラマを見ていて、なんにしても強調されているな、と思うのは、会津の忠義心です。 悪く言えば盲目的、とも思えるこの精神動向を、このドラマは重層的に説明している。

 目上の者に対する礼儀、という点で強調されているのは、天皇ご真筆の書状が来たときに水戸黄門の印籠以上の恭順反応を示す会津武士たちの描写だけでなく、照姫(稲森いずみサン)がなぎなたの道場に来た時の八重(綾瀬はるかサン)らの反応にも見て取れる。
 いや、会津では、いついかなる場合においても、目上の者に対してはまず頭を下げる、というのが徹底されてるんですよ。 前回も、西郷頼母(西田敏行サン)の従者が、頼母がちょっと振り返ったくらいで頭を下げていた記憶がある。 今回も、照姫が手にしていた容保公の写真に写っていた陣羽織が孝明天皇からのものと知って、照姫お付きの女従が後ずさり、「畏れ多いことにございます!」。

 今回冒頭、秋月(北村有起哉サン)のもとにあらわれた、薩摩からの密使。
 この、どこの馬の骨とも分からない密使の言うことにゃ、「長州が倒幕を企んでるから排除しよう」。
 秋月や覚馬(西島秀俊サン)はこれを藩主容保公(綾野剛サン)に報告するのですが、これって果たして、一藩のトップにいきなり報告を上げるほどの信憑性を帯びているものなのかどうか。
 容保は秋月に、高崎と名乗るその薩摩の密使と共に、中川宮に勅旨の上奏を賜るよう命令するのですが、中川宮ととっさに聞いて 「そいつなら信用できる」 ということが分からないから、私としては、そんなトップダウンでやっていいものなのか、という感じに思えるんですよ。 そもそも容保公の前でその薩摩の密使の話の信憑性というのを談義するのはおかしかろう、と思えるし。

 しかし孝明天皇からの勅旨をもらえばもう一連の行動になんの差し障りもなく、会津はそれまで長州が務めていた御門の警護を八月十八日未明からコソコソと(笑)決行。
 長州はど~ゆ~ことか分からんので(笑)その日夕刻になるまで覚馬率いる会津の鉄砲隊とにらみ合い。 勅旨が出たとなればこういう無駄な対峙は不必要なことがすぐ分かるのですが、久坂玄瑞などは一戦交えようと、いっとき意気軒高になっていました。
 結局長州の軍勢は撤収。 三条はぶざまに会津と薩摩を呪いながら都落ち。

 これで仲が決定的に悪くなる長州と薩摩ですが、これを修復するのが坂本龍馬(福山雅治サン、ちゃう…笑)…いや、この大河ではその影すら見えてきません(つくづくほかの幕末大河を排除してる)。 出てくんのかな、龍馬?(笑)

 ああ、その前に蛤御門の変か。 今度は京もまる焼けになっちゃうんだったよなー。

 どうも幕末の政情って複雑で、何回大河を見ても忘れちゃう(ハハ…)。

 これで名を上げたのが壬生浪の近藤勇(香取慎吾クン…ちゃうちゃう)。 つーかこの大河では、のちに時尾(貫地谷しほりチャン)の夫になる斎藤一(降谷建志サン)ばかりが前面に立ってる。 この一件で彼らには、「新選組」 という隊名が容保公から授けられることになった。 今回の大河における彼らの扱いも、あくまで 「ほっとくと危険な感じの忠の志士たち」 という位置付けですね。 芹沢鴨(佐藤浩市サン…だからシツケーな…笑)の影すら見えない。 出てくんのかな、芹沢?

 そして孝明天皇からお歌をいただいて、会津藩の人々は感涙にむせびます。
 あくまで忠義のもののふたちなんですよね。

 いっぽう照姫の右筆候補として有力視されていた八重でしたが、結局決まったのは事務所の力で剛力彩芽チャン…じゃなくて(笑)貫地谷しほりサン演じる時尾。
 右筆右筆って、なんだろうと思ったのですが、なんか書記らしいですね。 じゃ文より武の八重では不適格か(笑)。 自分の娘に決まったもんだとばかり思ってた父親の権八(松重豊サン)、笑えました。 でもその父親の様子を見た八重の表情は冴えない。

 この、八重の落胆が大きかったことには注目します。
 容保公ひいては照姫さまのお役に立ちたい、という気持ちが強いことは言うまでもありませんが、もともと自分に縁談そのものが来るべか?などと自虐していた八重ですから、右筆になれば嫁に行く必要もなくなる、というメリットには大きな魅力を感じていたはずです。 男まさりの自分が、親に対して大きな負い目を感じていたことも、今回かなりはっきりした。
 そして幼い頃から抱き続けていた 「おなごのくせに」 というコンプレックスからも解放される、絶好の機会ととらえていたフシもある。
 八重は川崎尚之助(長谷川博己サン)に打ち明けます。

 「わだし、またお父っつぁまたちを、がっかりさせてしまった…。

 うぬぼれでいました。 わだしなら、照姫様のお役にたでると。

 んだげんじょ、よぐ考えてみだら、時尾サンみでえにつつましぐて気が利いで、優しいおなごでなげれば、お城では務まらねえ。

 わだしは、ふさわしぐながった…」

 しかし川崎尚之助は、お城に上がらずにほっとした、と言うのです。 八重は新式の鉄砲作りには、欠かせない人だ、と。 「私ひとりの力では、どうにもなりません。 …八重さんの代わりはいない。 これはあなたにしか出来ぬ仕事です」。

 これが新式の告白であるかどうかは置いといて(笑)、八重は 「自分の代わりがいない」 と言われたことに、いたく感激します。

 「代わりはいねえなんで、…そったこど言われっど、…わだし…(泣いてしまう八重)。

 わだし、うれしぐて…。

 …ありがてえなし…」

 川崎尚之助の言葉に、それまで八重が抱いていたさまざまな鬱積が、解放されていく瞬間。 八重さん、今回序盤で、不用意に鉄砲に触っていた時尾の弟らを叱責したように、物事には順序というものがありやす。 一歩一歩、登ってゆけば良いのです(少々ゴーインなまとめかた…笑)。

 

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コメント

過去の幕末大河を排除!いいではありませんか。独自の色で。何せ会津は他藩がやってるからには、動じないお国なんだから。(笑)それを、地でドラマも進んでるんでしょう。篤姫(薩摩、大奥)や龍馬伝(土佐、長州)の過去話に縛られないのです!龍馬が出てくるとしたら、寺田屋!不審人物、テロリストとして。ここでは、多分、薩摩がまたステルスなんでしょうね。八月の政変から、掌かえして長州と組むわけですから。でもそんなの、ばっさりやらないでおくかもしれません。。長州を悪役にするのはできても、龍馬を悪役にするのは。いいや。福山龍馬が悪巧みする薩長同盟、寺田屋だったら、見てもいいかな!(だから、ないから!)多分寺田屋もばっさり端折ってしまえばいいのじゃないでしょうか。(笑)一介の浪士の逮捕劇なんだから。薩長同盟をタイトルコール前に説明でいいかも。

薩摩の藩士と秋月が政変のお膳立てをしたのは史実!これで、秋月さんは、その後、良くも悪くも運命が変わるらしいけど、大学教授が晩年なら、いいんじゃないかしら。(笑)会津じゃなくて、熊本でも。秋月さんが、小泉八雲と、教鞭をとる姿を見たいです。同志社に客員教授にこないかしら!(笑)

会津の優れた人材は、明治では、かつて日新館で育てたように、これからの若い人を育てる立場になるんですかね。八重さん兄弟や秋月さんみたいに。(たまたまかもしれません)教育先進国だったし。新島襄と繋がれるものが出てきたかなと、今、思いつきました。

つまり、この大河、未来思考かも!(笑)適当にこじつけてみました。

尚之助さんの、「八重さんのかわりはいない」は、最高の口説き文句!今は天然、初な、八重さんだから、ただ、励ましの言葉として嬉しいだけだろうけど、そのうち愛の言葉に化けるでしょう。大蔵の「八重さんは会津そのもの」と同じくらい、女の子はきゅ〜んとなりそう!な言葉!尚之助さん控え目で、素敵だし。ハンサムにもてもてだから、ハンサムウーマンでも良くないかしら!(笑)

追伸、未来思考じゃなくて、未来志向でした。(笑)

ささ様
コメント下さり、ありがとうございます。

立場が変わると同じ時代でも、ここまで話が変わってしまうのか、というのはいつの時代も同じなのかな~。 してみると、民主党も彼らの立場に立って見れば、筋が通った行動ばかりしていたことになるかもしれない(なんか私、ヤケに民主党を揶揄したがりますね…笑)。

しかし会津の立場から見てしまうと、薩摩と長州を仲直りさせてしまった坂本龍馬は、印象悪いですな~(笑)。 「龍馬伝」 を見てたから、実は仲直りといってもそんなに手のひら返しで懇意になってたわけではない、というのは分かりますけど。

やはり薩摩も長州も、幕府に対して 「こいつらもうダメだ」 と感じていたからこそ結び付いたのであって。

そりゃ長年の鎖国でぬるま湯につかっていたら黒船でアタフタしまくり、というのは誰の目から見ても明らかなんですから。

そんな腰抜け幕府でも、腐っても鯛でついていくのが会津の料簡なわけで。

川崎尚之助の口説き文句(笑)は、自分的にも 「恋愛感情」 的にはピンときませんでした(笑)。

もともと川崎尚之助という人物、何をしたかがよく分かっていないらしくて、近年会津にきちんと雇われていたことが判明したくらいで。
だから演じる長谷川博己サンも、「つかみどころのない人物」 として演じていこう、と考えたらしいです。

じゃあピンときませんわな~(笑)。

民主党政権は壮大な子育ての失敗でしたね。政権を担う前に大人になってもらわないと。(笑)

高校の授業料の無償化はありがたかったです。安倍さんも所得制限付きにするらしいけど。後、原発事故のせいで起きた、原発ゼロ。関西電力の泣きに負けて、もう大飯原発が稼働してますけど、これから、稼働する所が増えるのかな。あの時が唯一の、原発依存から脱却できるチャンスだったと、振り返る事にならなきゃいいけど。福島原発のせいで、住めなくなった村や町の事、原発を推進する時、覚えているかしら。

尚之助さんはつかみどころがない。そうですね。異邦人でもあるし。結婚しても、確か会津戦争の時に離縁するんですよね。愛しているから別れるのか、戦だから、身を処するのか。

新島襄(斎藤一によく似た(笑))が出てくる前に、素敵な旦那さんと添う事になるわけで。でも、ブラコン気味の八重さんには、必然の選択だと思います。長谷川さん、とっても、ジェントルマンな尚之助さんだし。

本作の新選組は斎藤一だけ必要なんじゃないですか。会津様も祝福で、時尾ちゃんと結婚するらしいし。会津にとって、新選組は斎藤一だけでいいのじゃないでしょうか。ふるやくんは、まだ可愛い。ドラゴンの牙を隠している感じですかね。(笑)

リウ様、こんばんは。
震災関連番組に連なって感想を述べさせて頂きます。

アベノミクス、原発、復興支援政策。
全てが連携して先に進まないと感じさせますね。

米国に都合の良いグローバル化政策と寡占大資本
が、日本の政財界を汚染して国民を翻弄させ過ぎです。
多額の金の還流、より国民サイドに流す政策を示せれば、
人々の気力が戻るかもしれないのに。
大企業優先は、与党の党是なのでしょうかね。

西田 敏行氏、大河ドラマに震災関連番組に、出まくっていますね。
被災地の暗部、遠慮をせずに代弁し、吠えまくって欲しいです。

ささ様
レス下さり、ありがとうございます。

確か去年も、震災の日前後だけ特集番組が目白押しで、それ以降はまたフツーの編成、という感覚でした。 どなたかが阪神淡路の復興と比べて今回はあまりにも遅すぎる、と指摘されていましたが、おそらくそれは経済的な重要度が違うから、という気がしますね。 大阪神戸なんかはすぐにでも復興しなければ日本経済に与えるダメージが大きすぎるから、復興を速めた。 東北なんか、どーでもいい。

もちろん、その被害の程度があまりにも甚大すぎるという点や、放射能が絡んでいることは言うまでもありませんが。

特集番組なんかを見聞きしているとつくづく思うのは、原発というのはつくづくどーしょーもないな、ということです。 あんなややこしいものを安易に使うほど、人間は利口じゃない。 何か起きたときに責任を持とうという連中がやっていないんだもの。 少なくとも私らが寿命を迎えるころには、この世から消え去っていてほしいです(って、あと30年くらい? 長過ぎだ)。 それでもいくら全廃になっても、核廃棄物は、気の遠くなるような長い間、残っていくわけですけれど(つくづく人類ってアホだ)。

話はがらりと変わって、「新選組!」 でオダギリサンが演じていた斎藤一というのは、どちらかというと飄々としていて、それこそスナフキン(西行?…笑)みたいな感覚だった気がします。 ドラゴンアッシュの人みたいに殺気をみなぎらせてなかった。

つまりこのドラマでは、そんなナイフみたいに尖ってたギザギザハートの斎藤一(チェッカーズか?…笑)を、時尾がほぐしていくんでしょうね(そーなのか?…笑)。

「平清盛」も源氏サイドは他作品に丸投げしましたし、
様々な作品の様々な視点で一つの時代を見る事で
大河ドラマを観るのが、もっと面白くなりますよ
というスタンスなら、それはそれで良いかも。
「江」のように露骨な貶め描写でなければ許容範囲。

2007年テレ朝版「白虎隊」では薩摩はさり気無く
スルーで長州を露骨な悪役化がイマイチでした。
この作品での覚馬が今の権八(笑。

M NOM様
お久しぶりです。 コメント下さり、ありがとうございます。

安倍サンは参院選までに経済を、たとえ幻想だとしても景況感だけはよくしておこう、という腹づもりのようですね。 でもそっから先は分からない。

雇用を促進させる、というのはいろんな観点が必要で(たとえば労働者のやりがいであるとか)なかなか難しい側面もありますが、働けない人を増大させた揚句に、生活保護で養っているのですから、どうも政府の感覚というのはちぐはぐな気がします。

人間、後ろ盾があるとダメになっちゃうケースは多い、と思うんですよ。 親がいるから引きこもりが出来る。 生活保護があるから働く気がなくなる。 就職支援なんて、ナマケモノになっちゃった人のケツをいくら叩いても容易じゃないですよ。

参院選後の安倍サンの考えていることは分かりませんが、原発に関しては廃止の方向で将来に道筋をきちんとつけてもらいたいものです。 民主党の案を白紙撤回なんてしてる場合じゃないですよ。

巨炎様
コメント下さり、ありがとうございます。

はや~、松重サンが覚馬でしたか…。

私が見ていて面白い!と思えるのは、敵方、と目される側にもひとかどの義がある、というのが見える大河ドラマですね。 その点 「平清盛」 は完璧だった気がします。 もっとさかのぼれば、「毛利元就」 なんかがそうだったかな~。 尼子氏とかのお家事情もきちんと描かれていて、それだけに毛利氏との対峙では息をのんだものです。

物語りにおいて一方的な悪役化、というのは、構図を単純化させて勧善懲悪という爽快感を得るためにはいいけれど、実はそれって、「相手のことを考えない」 という思考形態をはぐくんでしまうものでもある危うさを伴っている、と思います。

まあ、今回は会津のまっすぐさを見てると、いかにも薩長が悪人然としてますけど(笑)。

この大河は、過去大河は無視だけど、出演者が出ていたドラマや人はリスペクト!綾瀬はるかさんのJINや、オダギリさんの斎藤一!わかりやすい性格、好きです。多分、天地人のプロデューサーさん?らしいから、高視聴率とって、脚本家が勘違いした篤姫と、制作者が好き勝手に情熱と我儘、コリに凝って作った龍馬伝には、ちょっと鬱屈した黒い感情があるのかなと、両作品に挟まれて、高視聴率だったけど、作品的に不遇だった天地人にちょっと思いをはせて邪推してみます。(笑)

昨日、新島襄がでてきました。さらば、日本!だそうで。密航して行きました。襄先生は自由人見たいですね。幼少の頃象山先生の塾に、お絵描き中に、豚を逃がしてしまったように。あのシーンでも、西郷、勝、象山先生、覚馬兄さん、それぞれに立場や縛るものがあるけど、子供の襄先生は自由!八重さんは、旦那さんもいろいろですね。

これは、すごーくうがった考えですが、福島の復興には、民主党だの、自民党だの、国だの県だの、東京電力だのとそれぞれに縛られてる奴に任せられない!ってのが、このドラマの主訴かも!と今年、八重の桜を制作する意味を考えました。

心を自由に、豊かにして、美しい福島に協力しよう。助け合おう!福島のお米とっても美味しいから!

神戸、正月、通りました!大都会でした。地震の残像は、外からはわかりませんでした。ただ、神戸は震災前から大金持ちでした。確か、体裁が悪いから自衛隊の助けを当初頼まなかった!という逸話があるくらい。兵庫県には町はあっても村はないらしい。村は格好悪いから。(笑)今回でも、仙台には復興のお金が集まっていますよね。地震の前から自前のお金、自力(地力)があるって、違うと思います。それと、東日本大震災は、広範囲の被害!神戸周辺だけの被害とは、復興のスピードが追いつかないのも仕方ないかもしれません。津波被害もなかったし。

でも、海辺に整備されたおしゃれな街、神戸は、18年前、大被害だったんですよ。それが、以前以上の姿になってるというのは、神戸の人達の力だと思います。国のおかげはあまりないんじゃないかしら。自助努力の部分が大きいはず。

原発事故の収束、廃炉にするのに、40年とかじゃないですか。私達が生きてるうちに、終わらないかもしれないんですよ!なのに、再稼働に踏み切って、孫、ひ孫の代に禍根を残すんじゃ、死にきれない!天国にいけない!仏教徒だったら、成仏できないかも!長生きして見届けましょう!

窮屈な国、日本。それは、幕末も今も変わっていない。今は今の窮屈さが。役所の管轄の違いとかを言い訳にされて、いつまでも復興に進めない。なんとも腹立たしいですね。

ささ様
コメント連投下さり、ありがとうございます。

ああ、そう言えば、お正月に車で(!)宮崎まで帰省されたんでしたよね。

私は神戸には行ったことがありませんが、去年の 「平清盛」 で福原がちょうど神戸あたりだったと知って、あらかじめいろいろイメージしてたんですが、ドラマを見てもちっとも遠景が出てこなくて、さっぱりイメージできませんでした(笑)。 さすが幻の都だ(笑)。

原子力、どんだけ手に負えないんだ、と思いますよ。 福島第一だって、作業が未だにそんな段階かよ、みたいなことをとても感じます。 ささ様は仏教徒ではあらしゃいませんから、この場合は天国に行けない?catface

いずれにしたって、後世の人々から見たら、「なんてアホなエネルギーに頼ったんだ」 とバカにされるばかりだと思います。 世界中で、使用済み核燃料が放置されている。 みんなから拒絶されて。 1万年、10万年単位ですからね。 人類なんて、絶滅してるかもしれないレベルのスパンですよ。

「八重の桜」 ですが、私はどちらかというと、いまのところ容保公にスポットを当てすぎ、という感じがしますね(ゴメン、まだ今週分見ておりませ~ん…笑)。

おそらく脚本の山本むつみサンは、時勢に八重の気持ちとかを最大限に絡ませようとしている。
でも、聞き書きしても分かるのですが、セリフの内容があまりに基本すぎて、心に残らないんですよ。 「こんな簡単なセリフだったか」 と、聞き書きをしていて思うことが多い。 「ゲゲゲ」 のときにはこんなことはなかったのですが、おそらくあれは、原作の持つ水木さんとこのライフスタンスが、かなりユニークで意表をついた斬新なものだったからなのではないか、といまさらながら考えています。

セリフを聞き書きして 「こんな簡単だった?」 などと思うときって、たいてい演者の演技力とか演出力、そしてBGMとかで補われている場合が多い。

簡単である、ということは、「分かりやすい」 という面も持っているけれども、話が深くなっていかない弊害がある。 前回(「ままならぬ思い」)で、いろんなパターンの 「ままならぬ思い」 を表現したけれども、こういうパターンでしか攻められない弱点を持っている、と思うのです。

結果、見終わって、あまり残るものがない。 スーッと見れちゃうけれども、それっきり。

このドラマを見ていて引っかかるのは、難解な語句とか状況とかが唐突に現れることでしょうか。
説明される状況が、咄嗟に飲み込めない時がある。 でもそれだけで、あとはだいぶ簡潔な話に終始している気がします。

おそらくこのままで行くと、悲劇の会津という性格は最大限に生きると感じます。
問題は、幕末以降の八重の話だ、と個人的には思っています。

スーッと見れるけど、それっきり!私もそう思います。けど、これって、かなりこの頃、私に刺さってるですよ。他人事!傍観!当事者の気持ちになれない。それって、震災から二年たって、被災地や、震災から避難している人達への私達の態度、スタンスと変わらないかも!原発直後は放射能汚染や、浄水場に放射能が混じってるで、大騒動したり、余震があったり、まだ、自分達に身近な感覚があったけど、今、被災地のニュースもだんだん少なくなって、復興も支援も他人事じゃないですか。淡々と日常に埋れて被災地のニュースを見ている自分と、八重さんを見ている自分がかさなるんですよ。そうして、淡々と八重さんを見終わった後、すごーく、自責の念にとらわれます。『冷たい人って言われそう』その事をおそれはしませんが、人間の痛みが汲み取れない自分を恥じるのです。八重の桜のドラマのセリフはドラマチックな内容でも、わりと平易です。浅漬けタイプ。さらさら入ってくるけど、心に残らない。でも、日本人って、苦しいとか、悲しいとか、愁嘆場ばかりやってられないから、日常は平易!去年のドラマは愁嘆場の連続でしたが!(苦笑)

心の優しさを試されてるな〜とこの頃思うようになったのです。今の被災地への視線と鏡のようにドラマを見て、思うわけです。だから、あっさり見ちゃった分、心苦しくて!(笑)慶喜さんじゃないけど、面倒事は、会津様(被災地)に押し付けちゃえ!になってないかい、今の自分!となるわけです。(笑)

だから、ゴーリキーちゃんが空気読めないお嬢ちゃんをやってるのも、意味あるのかもと終わった後、考えたりしてます。(笑)ないと思うけど。

こってり大河に馴れ親しんでる私としては、浅漬けの中にピリリとしたものがあるのかもと、そこを感じとれる、見逃さない自分でいられるか、試されてる!と、腹をくくっています。自分の心の冷たさと向かい合いながら。

ささ様
レス下さり、ありがとうございます。

私なんかは福島が故郷ですから、まだ傍観者という意識がないような気がします。
かえって今までの大河で薩長に対するイメージがよくなりすぎてたせいか(笑)、今回 「ここまで会津を持ち上げてしまっていいのかな~」 と心配してしまうくらいのものを感じてしまいまして。 身内にそんなに甘くない、のかもしれません。 「ならぬことはならぬ」 の血がどこかで混じってるのかな(笑)。

たぶん、そんなに張りつめて復興支援とか、考えなくていいのかもしれません。
怖いのは、福島のものは放射能がなんとなく危ない、と 「なんとなく」 の気分が定着してしまうこと。 放射線検知とかほかの県より厳しくやってるから、却って安全だ、ということは知ってもらいたいですよね。
で、「なんとなく」 怖いから、福島を避けてしまう。 こういう時にこそ、「復興支援」 という意識を思い出していただきたい気がするのです。

剛力彩芽チャンのでしゃばり感は、私も 「これってどういう意味なのか、作り手にこのおきゃん娘の処遇についてなにか意図があるのか(たとえば抜き差しならない悲劇に巻き込まれるとか)」 などと考えています(笑)。 ファニーフェイス、と言ったらオードリー・ヘプバーンに失礼でしょうけれど(笑)、こういう個性のある顔立ちの人も必要ですよね。 ただ実力をもっとつけてもらいたいですけど。

これから会津は鶴ヶ城落城にひた走るのですから、悲劇に浸るのもひとつの方法か、と思いますconfident

佐幕派は頑なだった人達って先入観が、あって。でも、そこが悲しくて。長州や、龍馬のように、時代を創るわけじゃない。インターナショナルをかつて歌ってた私は、革命家の方が好きだけど、頑なさという不器用さも惹かれます。私は、立場立場で、描き方って変わっていいと思ってます。龍馬伝だったら、体制派は抑圧的!新選組は時代遅れの狂犬集団!会津様もコッチコッチの守旧派ww!長州と龍馬に正義はあるで。(笑)でも、会津が舞台八重さんでは、もう長州と龍馬達が、困ったちゃん。不定の輩でよろしいんじゃないでしょうか。ミッチー見てたら、逃げの小五郎、狡賢そうだもん。うちの娘なんか、信長じゃん、強いじゃん!と言っておりました。ミッチーは信長らしいです。(笑)信長に似た桂さん!

会津アゲアゲかもしれませんが、池田屋の回ではそうでもない感じです。容保の頑張りに反して、孤立しそうです。頼母や、覚馬兄さん達の不安が当たってる。象山先生や慶喜の評価は、冷ややかだし。容保さん、病気理由に辞職するチャンスを慶喜に潰されながら、池田屋の後は、会津の戦と、責任押し付けられてるし。ライオンハートの息子が、風見鶏な慶喜を好演してます。おまけに、新選組のフライング!飼い犬に手を噛まれる苛立ち!剣呑どころか、殺人鬼集団を召抱えちゃった上に、同類として、恨みと畏怖の視線にさらされる事に。会津、大変!

復興支援について、私ごときが何ができるかってことで、せいぜい、東北産の農産物を買うくらいしか貢献できませんが、日々の暮らしの中で、忘れたくないなという気持ちです。日本人って、忘れるでしょう。みんな仮設住宅に入ったりできて良かったとか。原発事故だって、一応の収束で、一段落みたいな。どこが、一段落だよ!まだ40年も先じゃん。それまでに汚染水がどれだけ溜まるか!溶けた核燃料を取り出す技術は未来任せだし。廃炉が、40年ですむんでしょうか。科学技術の進歩を信じないわけじゃないけど、楽観できないですよね。でも、日常の生活の中でこうした事が、忘れられています。私も含めて。

八重の桜、スーッと見られるのが、長所だけど、欠点かも。朝ドラみたい。でもお手軽じゃない。明治になってからが、私も注目です。あの悲劇をくぐり抜けて、会津を出て、八重さんはどう生きてくのか!それまでは悲劇に浸りましょう。四月になったら、多分、私は、倒幕派に変わってると思います。龍馬伝を見るので!佐幕派と倒幕派を行ったり来たりしたいと思います。龍馬が生きられなかった明治を生きる、八重さん。頑張れ!生き延びている!それだけでも、尊い!

ささ様
再コメ下さり、ありがとうございます。

あ~~っ、今週分のストーリーは、しゃべらないでっ!…(笑)。 ここ数日、「おはよう日本」 しか見ていないのですから(笑)。

まあ、「ラジオ深夜便」 で、草笛光子サンに前もってしゃべられているのですが(笑)、あくまで仕事中なので、断片断片しか聞いておりません。
先週の、川崎尚之助の告白シーンでも、八重役を草笛サンがやり、川崎尚之助をNHKのアナウンサーがやっておりました(笑)。 確かストリーミングサービスで、「無料でheart01」 聞けるはずです。 もし興味がおありなら、「ラジオ深夜便」 のHPを訪問してみてくださいまし。

って、こういう場合はアドレスを貼り付けるのがマナーでしょうか?(笑) こちらで~す→ http://www.nhk.or.jp/shinyabin/yae.html

ただ前にも書きましたが、たいしたことはしゃべっておりません(笑)。 30分くらいあるので我慢比べになるかもしれませんのであしからず(笑)。 いや、かったるかったら途中でやめればいいし(笑)。

というわけで、ミッチーはやはり王子様のほうがいいなと思う今日この頃(笑)。 私も見ていて、「目が信長のまんまだ、目が…」 と感じております(笑)。

で、真面目な話になりますが。

私に言わせれば、瓦礫を受け入れないなんていうのは、やはり同じ日本人という自覚が足りないのではないか、というように見えてしまいます。 日本人全体の、連帯責任ですよ、これまで 「原発は安全」 という口車に乗せられていたことも含めて。 だから 「ここだけが受け入れる」 じゃなくて、日本全部の自治体が一律に引き受ける問題だ、と私は思うのです。 確かに不公平ですよ、うちらの自治体だけ、というのは。

いっぽうでは、この瓦礫というのは、その被災地に均等に撒いたらいいのではないか、という気もします。 地盤沈下もそれで解消するだろうけれど、これは将来への、大いなる戒めとなる気もするんですよ。
つまり、これは瓦礫という名の、自分たちがかつて生きた証しなのだ、と。
けっしてゴミじゃないんですよ。
その犠牲の上に住むというのは、心情的につらいものがあるかもしれないけれど、つまりそれくらいの覚悟がなければ、その土地へは住んではならない、ということになります。
かなり被災者のかたがたの心情を無視した議論ですけど。

でも、何もかも元通りに暮らせてしまえるかというと、そうではない。

被災者の側も、被災者でない側も、一歩進んで、考えなければならない局面に、我々は立ち会っているのだ、と思うのです。

そろそろ八重の桜、ご覧になったでしょうか?姉さんかぶりの新島襄、見ましたか?

八重さんの側には時尾ちゃんなので、新選組でも斎藤一が、全面に!旧斎藤とドラゴンアッシュ斎藤と、二人旦那同士が並んだら、頭の中、ごっちゃになりそうですね。ドラゴンアッシュ斎藤は今のところ、必要最低限のセリフなので、このまま、雰囲気重視で、お願いしたいもんです。

大島渚さんじゃないけど、1に歌うたい、2に素人、3.4がなくて、5に役者!手垢がついてなくて、インパクトがあるって事でしょうか。

ミッチー、信長っぽい桂さんでしょ。逃げの小五郎だけど、それって、逃げ足が早い、そのままって事でしたっけ?いつも、捕まらないって事だと思ってました。信長っぽいので、不遜な感じで、胃痛に悩んだりしそうにないです。(笑)

新選組は、今回は剣呑な奴等。斎藤だけ、重要なので。組は、厄介者で、いいのじゃないかしら。池田屋の後、新選組にご褒美とか、おくりそうにない雰囲気でした。私の秋月が、左遷されちゃった!左遷されても、出番はあるのかしら?桜の木の手入れをするとかで。(笑)

では、そのうち、池田屋の回、レビューしてください。前半、狂犬、新選組!後半、苦闘する尚之助。励ます八重さん。先週のお返し!でも、一番心に残ったのは、さらば、窮屈な私の国、日本。姉さんかぶりの新島襄、オダギリ ジョーでした!容保の桜はほどほどだったです。(笑)

ささ様
へっへっへ、まだです!(完全に開き直っとる…笑)。 コメント下さり、ありがとうございます。 今日もこれから会社の用事で見ることが叶いません。

というわけで、内容に切り込んでいるささ様の今回のコメント、読んだようで読んでないフリをして(爆)、明日には池田屋の回も片付けよう、と思っています。

つーか、最近 「とんび」 に対するアクセスも、なんか非常に多いんですよね。 こっちも今週放送分を、まだ見てない。

つーか、今週ホント、「おはよう日本」 しか、見てないんですけどっ!(爆)

体がふたつ欲しいと思う橋本です(笑)。

入院前は、こんなに疲れることなかったのになーと思うことが多くて。 やっぱり年でしょうかね。 人間こうして、老化が始まるのかな~。

ささ様も、腰のほうはいかがですか? ご自愛くださいませ。

ハハハ、やっぱり。ごめんなさい。意地悪して!

腰はですね。手術して、一年なんですけど、悪くなる前から、マイナス20%ってところでしょうか。手術したので、腰痛は慢性化(笑)それはいいけど、固定したために、固定した骨の上の椎間板に、余計に負荷がかかるようになったらしく、椎間板が、少々変形しているらしいです。

でも、手術後から残ってる、右足の痺れと、時々の左足の外則の痛みくらいの症状なので、まあいいかな。3月に固定の功罪と言われた時は少々へこみましたが、しゃあないと思ってます。パートタイマーくらいやろうかなとも思ってましたが、様子見です。実家の親が、入院するかもしれないので、手伝いに行くのに、安心して待機できるから、まあいいかな!

リウ様は、手術後すぐに、お仕事を始められたり、大丈夫ですか。それなのに、レビューもすぐ再開されたり、精力的ですね。お若いけど、一休みもしましょう!(レビューをねだっといて、なんですけど)

とんびは、日曜日が最終回スペシャルですよ!だいたい見ています。いいドラマです。子役無双は終わって、タケルくんのドラマになりましたけど、いいですよ。しみじみして。では、リウ様、お身体を労わりながら、頑張ってください。(笑)

ささ様
レス下さり、ありがとうございます。

あ~っ、もう最終回か!(笑) じゃこれも急いで見ないと…と言いながら、「タモリ倶楽部」 を見てしまい、ご当地だったのでこっちのほうを先に記事にしてしまいました。 悪しからず(ハハ…)。

しかも 「信長のシェフ」 も昨日最終回だったみたいだし…。 あ~、「八重の桜」 と、どっち先に見ようかな~っ!(眠いんですけど…笑)。

私も腰のほうは、切ったところが時々痛みます(たまに、ではないのが怖い)。

でも私の場合、体が基本ですから、これで動けなくなっちゃうと、だいぶしんどいものがあります。 生活存続できなくなっちゃう。 ですので、かなり気遣いながら仕事をしているのですが、それでも疲れる。

コルセット、最近じゃこれをしてないとすぐに猫背になってしまうので、手放せません。 今はいいけど、夏になったら暑くてかなわんでしょうねぇbearing

コルセットは、夏でも、思っていたほどは、辛くないです。多分。意外となれるものだから。(笑)人間の適応力って凄いから!それに、もしかすると、はずせてるかもしれませんよ。(笑)私の場合は、痛みがあって、はずすのに9ヶ月かかったけど、順調だったら、 もっと早くはずせるらしかったですから。ただ、はずしていいと言われても、はずすのに、ちょっと勇気がいります。コルセットにかなり依存してしまうので。(笑)今年の夏が猛暑でない事を祈ってます。

では、とんび?八重さん?信長?いろいろ、頑張ってください。新しい録画機、と一緒に。お身体は大切に!

ささ様
コメント下さり、ありがとうございます。

結局ささ様の圧力に負けて(笑)「八重」 にいたしましたよ(ハハ…)。 ただ、まだ書くかもしれません。 ヒマだし、気力残ってるし(その気力で寝てしまおうかな、体力回復のために…笑)。

いや~、私の場合、安静にしてるわけではないから、コルセットは手放せないでしょうね、容易には。 暑がりなんで、ちょっとやはり心配ですね。

では、「八重」 第10回のレビューでお待ち申しあげております(笑)。

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BOOKS

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下

    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 上

    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 上
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ記事より抜粋)。 この上巻ではビートルズの祖先から遡ってリバプールで人気に火が付き始めたところまでが書いてあります。

  • ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白

    ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白
    まず驚かされるのが、表紙のポールの写真です。 よくこんなのが採用されたな、というくらい、刻まれた年輪が顕著に分かる 「年老いたポール」。 飾り気のないその写真に、「素のポール」 をあぶり出そう、という心意気が見える。 そして実際、著者のその目論見は、成功しているように思えます。 何より大きいのは、「NME」「Q」「MOJO」 など音楽メディアで長年記者を務めてきた著者がポールと同じリバプールの出身者である、ということ。 さらにポールと同じファースト・ネームであること。 だからポールはまるで自分の分身に話しかけるかのように、時折同郷人にしか分からない言葉で気さくに著者に話しかける。 この本を読む者は、まずその 「不思議なリラックス感」 に包まれるはずです。  本の構成は大きく二つに分かれます。 前半ではビートルズからウィングス、ソロに至るポールのたどってきた長い長い歴史、後半ではポールの人格に迫る試みがなされていく。 そのインタビューは、一気に行なわれたものではありません。 著者がNMEの記者だった1979年のものから、明示はされていないがおそらく2013年、「NEW」 の発売前後が最新のものではないか、と思われます。 実際読んだ感覚では 「キス・オン・ザ・ボトム」 あたりが最新のような気もする。 その30年以上にわたる膨大なポールへのインタビューを、項目によって構成し直しているようです。 ですから、今年(2016年)亡くなったジョージ・マーティンについてのポールの見解であるとか、最新の情報が提示されているわけではない。 ポールの情報というのはこの歳になってもなお日々更新型ですから、その点については物足りなさが確実にあります。 さらに、30年以上というとポールのものの考え方にも変化変遷があってしかるべきだと思うのですが、30年以上をリミックスにかけているからその変化というものがつかめてこないもどかしさがある。 表紙を飾ったポールの 「老い」 という問題にも、この本はきちんと答えてくれているわけではない。 さらに言えば、ジョン・レノンの死について多くが割かれているのとは対照的に、2001年に亡くなったジョージ・ハリソンの死についての記述はない。 正直なところ、このような本を読み漁ってきた身としては、衝撃に値するような情報が書かれているわけではありません。 しかし前述したような、リラックスしたムードのなかでポールと語らっているような疑似体験を共有できる強みが、この本にはある。 この本全体に貫かれているのが、この心地よさなのだ、と思うのです。 その心地よさが乱れるパートがあります。 自身の失敗作、どうでもいい作品について語るときのポールは多分に感情的になりがちであり、イライラした様子を隠しません。 特に 「シークレット・フレンド」 を語るポールのくだりはポールファンなら一読に値する部分でしょう。 しかしそのイライラも、ポールの人間性が垣間見える瞬間としてこの本にとっては必要なパートなのです。 3000円以上と、この本は決して安くはない部類の本です。 ただその値段に見合うパフォーマンスは兼ね備えています。 この本と付き合った1か月足らずの間、心地よい体験をすることができました(アマゾンの自身のカスタマーレビューより)。

  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

  • 山口 百恵 -

    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

  • 桜田淳子 -

    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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