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2013年4月29日 (月)

「真夜中のパン屋さん」 第1回 今どきの高校生って、みんなこんななんですかね?

 NHKBSプレミアムドラマ、「真夜中のパン屋さん」。 連続8回。 始まりました。

 主演は滝沢秀明クン。 この人のドラマって、「義経」 以来だなあ。 「義経」 のころは、演技そのものにあまり注目していなかった気がします。 逆に言えば、演技の良し悪しをこちらに考えさせなかった、という点で、自然な演技ができる人なのかもしれない。
 彼の役は、真夜中だけ営業しているパン屋さん。
 海外赴任していたが妻の死をきっかけに?親友で師匠のパン職人、桐山照史クンと一緒に、立ち上げたらしい。
 どことなく茫洋とした性格のようであり、得体の知れない 「大きさ」 を有しているような役です。 つまり、あまり喜怒哀楽が表に出てこない、難しいと言えば難しそうな役。 滝沢クンはその役を、結構咀嚼して演じているように思える。

 そのパートナーであるパン職人、桐山照史クンは、「流れ星」 で死んでしまう、北乃きいチャンのカレですよ、カレ。
 印象的には、シャープでヤンキーがかったゴン中山みたいな感じ、つーか?(笑)
 自分の作るパンは世界一だ、と豪語しちゃうような自信家で、パン作りの覚えがムチャクチャ悪い滝沢クンをけなしまくりながらも、なんか嫌味がない。 その雰囲気作りが天然なのか演技なのか。 個人的には、今後ちょっと気になるような俳優さんになっていきそうな気がします。 って、あまりドラマでお見かけしないんですが。

 そんなふたりの関係は、滝沢クンがパン作りに関しては弟子、という立場で下なんですが、この店のオーナーが滝沢クンであるので、経営的には滝沢クンのほうが立場が上。 この位置関係が、面白い。
 滝沢クンみたいなお荷物的存在が経営してて果たしてこのパン屋は大丈夫なのか、そもそも真夜中だけの営業で採算が取れるのか、という疑心暗鬼を見る側に植え付けるのですが、滝沢クンはこと、店内の切り回し、要するに営業に関してはかなり商売上手なところも見え、やんちゃな桐山クンと好対照の、精神的な大きさで店を動かしている、という印象を受けるのです。

 その店に物語冒頭からいきなり現れ住みこむのが、滝沢クンの亡くなった妻の、腹違いの妹を名乗る、土屋太鳳(たお)チャン。 「鈴木先生」 でクラス一の美女を演じていた、彼女ですね。 まあこのドラマに対する私の興味は、まずそこから入ったんですが。
 「鈴木先生」 をご存知ないかたのために説明いたしますと、彼女はどことなく武井咲チャンと風貌が被るようなところがあります。 演技力はタオチャンのほうがあるかなァ? タオ、なんて、すごく変わった名前で女の子っぽくないですが。

 彼女は 「自分が家出してここに来たのではなく、両親のほうが家出しちゃったからここに来た」 みたいな感じで、ご厄介になるという後ろめたさと同時に、どこか心を閉ざしているような印象がある。
 この、真夜中のパン屋さん、という形態と滝沢・桐山コンビの関係と相まって、彼女の素性に対する興味も、このドラマの吸引力になっていると思います。

 彼女は滝沢クンが 「ランチに」「友達にも食べさせて」 と多めに持たせた売れ残りのパンを通学途中で捨ててしまうのですが、滝沢クンはその現場を目撃しながらも、ただ見守る。
 彼女がパンを捨てたその原因は、通っている高校でパンをクラスメートに配るなどという立場に、彼女がいなかったことによるのですが、彼女をいじめる女の子が、「カーネーション」 で優子、新山千春サンのヤンキー娘を演じていた、小島藤子チャン。 うおっ、なんかドラマ好きには魅力的なキャスティングが多いぞ。
 藤子チャンはトイレに逃げ込んだタオチャンに、頭からバケツの水をかぶせます。 ずぶ濡れのまま、学校を早退してしまうタオチャン。

 で、その小島藤子チャンがこの春ドラマで同時に出演している 「35歳の高校生」 でもそうなんですが、最近の高校生って、みんなこんな感じなんですかね?

 「35歳の高校生」 はかなり誇張を加えていると思われるのですが、その問題意識の中核には、「いじめを苦にして自殺してしまう君たちへのメッセージ」 という部分が、多分に見え隠れする。 「幽かな彼女」 でも同じような問題に直面していた気がするのですが(ゴメン、開始10分リタイアでしたけど)、なんかムカつくんですよ、こういうガキ共って。

 これって、高校無償化が招いてる弊害のひとつなんじゃないだろうか?なんて、オッサンは考えたりします。
 学校行くのはタダだから、親に行かせてもらってるわけじゃない。 親のありがたみを削ぐ政策のような気がするんですけどね。
 だけど私に言わせりゃ、義務教育でもないのに行く必要なんかどこにもないでしょ。
 友達を作りたいとか大学に行きたいとか、そんな目的があるのならば、マジメに友達を作ればいいし、マジメに勉強すればいい。
 空気を読んで自分を貶めなければ存在できない場所なんか、人生には必要ない。

 たとえば社会に出たって、自分を貶めなければ営業なんかできないかもしれない。
 でもそれは、自分が生きていくため、という立派な大義名分が存在しているんですよ。
 そもそも、営業のために媚を売ることを、「自分を貶めている」 なんて考え出すと、仕事に対する誇りなんか、生まれっこない。

 自分が自分であることは、いくら相手に媚を売ったって成立するんですよ、こと生活がかかってくれば。

 今どきの高校生がみんなこんなだとは、さすがに私も思いませんが、親に食わせてもらっている、親に何か買ってもらっている、それは当然のことではないのだ、という意識があれば、こんなスクールカーストとか下らないことに縛られる必要もなくなるでしょう。

 下らないんですよ、要するに。 ガキのクセして空気を読むとか。 空気読むのは大事だけれど、それは著しく他人のメーワクにならないという意識であるべきなんですよ。 意味を履き違えてる。

 まあそれはそれとして、「35歳の高校生」 なら米倉涼子サンがバシッと決めるところでしょうけど(バシッとでもないところが、あのドラマの興味深いところなんですが、これってここに書くことでもないかなァ?でもあのドラマ、見てるけどレビューになかなかつながりそうもないつーか…)、タオチャンはなかなかに骨のある女の子らしく、藤子チャンと取っ組み合いのケンカになってしまい、学校に呼び出された滝沢クンは、米倉サンとは比べ物にならないくらいの穏やかなオーラで、これを解決してしまう(笑)。

 「35歳の高校生」 を見ている私などにとっては、「簡単でいいなァ」 と思ってしまうのですが(笑)、あっちはケースがエスカレートしているだけで、本当の高校生は、これくらいの自浄能力がある、と信じたい。

 そしてこのいじめ問題を、茫洋とした精神的な広さで解決してしまう、滝沢クン。
 どんな人物で、どのような葛藤を、胸の内に抱えているのか。
 ちょっと興味がわいてきます。

 ドラマ好きつながりで話をしますと、脚本は 「てっぱん」 の寺田敏雄サン。 「てっぱん」 じゃ世間的にミソがついたような感じですが、でもこの人のドラマ作りの手法って、私は嫌いなほうではありません。 今回はベストセラー小説が原作のようですが。
 で、その寺田サンが同時展開しているのが、日テレの 「雲の階段」。 これは、タオチャンが出ていた 「鈴木先生」 の主役だった鈴木先生、長谷川博己サンが主役。 小島藤子チャンは、この回以降出るかどうかは怪しいですが、「35歳の高校生」 のほうに出演してますね、前述の通り。
 それと、このパン屋の常連に六角精児サン。 「TAKE FIVE」 ではブサイクなのにあくまでカッコいい役を演じていますが、ここではこの人本来の?(笑)オタクっぽい役どころです。

 滝沢クン、桐山クン、そしてタオチャンの3人の組み合わせは、テレビ的になかなか面白いのではないか、という気がしています。

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コメント

記事を拝読しました。女優の新山千春さんが、珍しく旅番組に出演しましたね。

●【落合紘史'様
コメント下さり、ありがとうございます。

このドラマに、新山千春サンが出てらっしゃるんですか? まあ、ちょっと録画がたまっている状態なので、分からないんですがcoldsweats01

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     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

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     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ記事より抜粋)。 この上巻ではビートルズの祖先から遡ってリバプールで人気に火が付き始めたところまでが書いてあります。

  • ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白

    ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白
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  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

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    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
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    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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