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2013年5月 4日 (土)

「あまちゃん」 第3-5週 こんなにイージーで、ま、いいのか、クドカンだから(笑)

 このドラマのヒロイン天野アキ(能年玲奈チャン)は、母親春子(小泉今日子サン)の故郷である三陸に一緒にやって来てからというもの、おそらく自分をずっと殺してきた東京での暮らしから脱却しようとしている。

 言わばこのドラマ、ヒロインが 「自分はここで生まれ変わろう」、としている物語だ、と私は考えています。

 ところが今週、そのアキは生まれて初めての 「一目惚れ」 をした、という動機から、相手の男の子(仮面ライダーフォーゼ、じゃなかった、福士蒼汰クン)が通っている同じ高校の潜水土木科に編入しようとする、というかした、あっという間に(笑)。

 この無謀なるヒロインの行動、これがやはり 「自分が生まれ変わる」 ためのステップだとすれば、よほど東京での自分が、そして東京が、ダイッキライだったんだろう、と思われるのですが、果たして?
 それともこの破天荒な決断、「若いからなんだってできるさぁ~」(なして沖縄弁?…笑)という範疇の話なのか?
 私はアキの潜水土木科編入に少々面食らっています。
 でも、クドカン流のギャグタッチにごまかされるような形で、「まっい~か」 みたいに見ている自分もいる(笑)。

 そもそも、アキを突き動かしている動機というものは、「おら、海に潜りてぇ」 ということに集約されています。
 でもこの動機じたいが、深いところまで説明されていない部分がある。
 私は勝手に、「アキは海に潜る海女さんを 『カッケー』 とただ単に思った」「自分も海に潜ることで、これまでの人生とまったく違った世界を垣間見ることができた」「海に潜ることは、いわば今までの自分の自殺である。 そして新たな自分の再生である」 というように捉えています。
 そこにはアキの、変身願望というものが強く投影されている。

 けれども今回の潜水土木科編入は、これって自分の将来にまでかかわってくる判断だ、と思うんですよ。
 今週のドラマを見ている限り、先に書いたように、アキは自分の好きになった先輩と一緒にいたい理由で、ほぼこの判断をしている。
 もちろんそこには、「夏のあいだだけしか海女として潜れねえ」 という思いが横たわっているのですが、アータ潜水土木科って、海に潜ってウニ獲んじゃないのよ、土木作業すんのよ、つーか(笑)。

 これを、「若いことは何でもかんでもチャレンジできる特権がある」 とか考えちゃうと、「あ~まあ、そーね、なんでも試してみたら?」 とか言いたくなっちゃうんですが、これってつまり、大学進学の可能性を自分で潰していることになりはしないか、つーか。

 行きつくところ、「アキは大学進学をハナからしないつもりなんだ」「ここで海に潜って生きていきたいんだこの子は」 と思うのですが、

 まっいーかっ! クドカン作品だから!(笑)

 それでまあ、ちょっと下世話的な感じで論じるのもバカバカしい気はするのですが、いちおう書いとくと、やはりこういう破天荒の決断の裏には、ヒロインが抱えている闇、というものが、考えすぎかもしれないけれど見えたりするんですよ、このドラマ。

 強い変身願望、と書きましたけどね、アキって一面では、かなりシビアな性格も有している。

 たとえば、三陸にきてから初めて自分に言い寄ってきた小池徹平クン(役名・足立ヒロシ)のことを、アキは平気で 「ストーブさん」 というあだ名で呼びかけます。
 これは、ヒロシの父親である平泉成サンが自分の息子に侮蔑をこめてつけていたあだ名であります(いや、確かあだ名としてではなかったと思いますが)。

 そしてこのヒロシの求愛に対して、アキは比較的ストレートに嫌がっている。 確かにそのものずばりストレートに拒絶しているわけではないのですが。
 そのいっぽうで、「オレはこの高校の生徒全員と仲良くなる男だ」 と豪語する、いやそれは仮面ライダーだった(笑)、えーと(笑)、福士クン(役名・種市浩一)には、なんだか初対面でイージーに一目惚れしてしまっている。

 まあこれって考えてみると、今どきの女子高生が共通して持っている、シビアな異性評価判断の一環とも取れます。
 つーか、女子の直感ですよね。
 ヒロシは今のところ観光協会でひとかどの仕事を任されているけれども、どことなく根なし草っぽくて頼りがいがない。
 それに対して種市クンは、「将来は潜水土木作業員」、という目標でもってこの潜水土木科で潜っている。 未来に向かって目線が定まっている男なんですよ。
 アキは女子の直感で彼らに対する反応を使い分けている。

 そしてさらに考えられるのは、アキがヒロシの姿に、東京での自分を連想してしまうのではないか、という側面も、…まあ一応考えられる余地があるのではないか、と(自信なさげだな~…笑)。

 まあ、それだけアキの東京での人生は、なんか暗黒がかっている気がするんですよ。
 私のこの考察がもし考えすぎでなければ(笑)、ひょっとするとこの先、アキにはその暗黒面を思いっきり吐き出してしまう局面がやってくるのではないか、なんて気がしているのです。

 死んだはずだったおじいちゃん(蟹江敬三サン)が突然現れたり夏ばっぱ(宮本信子サン)が楽しかったり、キョンキョンの1980年代グラフィティが楽しかったり、まあそこらへんで笑わせてくれるだけならいいんですけどね。

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テレビ」カテゴリの記事

コメント

リウ様、おはようございます。
「あまちゃん」考察UP、拝読させて頂きました。

今週は「南部ダイバー」の歌に、全てが集約されて
いました。
いやー。青春ドラマの乗り、良いですね。

担当先生も面白い。けれど暗黒堕ちしたら怖そう。
芸達者な脇役陣に、もはや飽和状態です。

とは言え、ネタバレは避けますが今後の展開を
伝え聞くと、潜水土木部編入しながらも別方面
の進路展開だとか。
もう、ツッコミ処満載じゃん!!

こういう時に「フラツキの平成ヒロイン」よりも、
「健気で直向きな昭和ヒロイン」成分の朝ドラが、
欲しくなってしまいます。

「あぐり」繋がりで「宮城まり子物語(仮)」等
良いかもしれませんが、如何でしょうか?

あと最終回は 3.11に、時間軸を定めるとの事。

その場面の描写次第で「あまちゃん」の評価が
定まってきそうですが、どのキャラもフラグの
立ち捲りで不安が一杯ですね。

M NOM様
コメント下さり、ありがとうございます。

いや~やはり朝ドラの視聴には体力要りますね(笑)。
でも今回の朝ドラは、いろいろいざこざはあるけど、基本的に肩が凝らない。
それに、話スッ飛ばして途中から見ても、あまり気にならない気安さがすごくあると感じます。

それは全部、クドカン流の笑いというオブラートで、出来事が包まれてしまうからだ、と思います。

あの潜水土木科の先生、確か 「11人」 ではビッグダディでしたよね(笑)。
本物のビッグダディは何かと大変みたいですけど(ハハ…)。

でも、潜水土木科というのが私にとって 「お~い、軌道を外れはじめたぞー」(笑)と思われると同時に、「外れるんなら思いっきり外れてほしいな~」 とも思われてしまう今日この頃(笑)。

それでこそクドカン作品のような気もします。

しかし、「宮城まり子物語」 というのは、かなり放送コード的にハードル高そうな気がいたします(笑)。

リウ様
おはようございます。

ダークサイドに墜ちたアキちゃんですか・・怖すぎます(笑)
でも、クドカンならあり得るかも。
あの「タイガー&ドラゴン」でも、長瀬くん演じる虎児は、一家心中の生き残りというい過去を背負ってました。

ただまあ、朝ドラだし、クドカンさんは過去の朝ドラをリスペクトされてるようなので、そこまで重たいことにはしないような・・しないんじゃないかな・・ま、ちょっと覚悟はしておけ(古っ!)

T&Dでも最後は暖かいエンディングだったし、クドカンさんは、基本的に人間賛歌(いつの時代の形容詞だよ)の人だと思います。だから、一応、安心して観ていますよ。

アキちゃんが転科したのは、海中で動くスキルを身に付けるため?それを本能的に察したため?まあ、単に潜るのが好きなんでしょうね。なら、部活という設定でもよさそうなもんですが、職業として潜ることにこだわらせているのは、やはり、海女として働く夏ばっぱへの憧れをベースに置いているからでしょうか。

事前の番組情報で、この後の展開はネタバレしちゃってますし、私としては、「まだ」想定内です。だって、そうならないと、薬師丸さん出てこれないし(笑)。

リウさんこんにちは。
「あまちゃん」いいですねぇ。クドカンらしくて毎回楽しく見させてもらっています。世代はほんのちょっと下になるのですが、スケバン(笑)や当時のアイドルなども取り上げてて、もう毎日が楽しくてしょうがないです。
潜水土木科に編入するのは、今後震災のことを取り上げるのならば、この資格が後々活きて復興に役立たせるのではないかと推察してるのですが…
でも震災が出てきたら、楽しいだけに間違いなく号泣しちゃうだろうなと、今から心配しています

Zai-Chen様
コメント下さり、ありがとうございます。

なんか、ツッパリだった春子の遺伝子なのかもしれないけれど、第5週のアキは、それまでと違ってなんか本音をチョロチョロ見せ始めた気がしてました。
そのとっかかりが 「ストーブさん」 だったのですが。 フツー本人が気にしてそうなあだなじゃ呼ばないよなー、みたいな。

それがアキの暗黒面の入り口かもしれないな、と(笑)。

私はあんまりテレビの情報とか疎いほうなので、薬師丸ひろ子サンが今後出てくることくらいしか知らないのですが、知らないで見てると驚きがいろいろとあるものです。

でも、情報に詳しい人からしてみれば、かなりマヌケなことを書いている気恥かしさもあるものなんスよね(笑)。

アリデン様
コメント下さり、ありがとうございます。

私はアリデン様とは逆で、キョンキョンとか杉本哲太サンとかの世代とは、1年とか2年、年上の世代でして。 だからちょっと上から目線で見てるかな(笑)。

確かに潜水土木で復興に役立つ可能性が出てきますよね。 なるほどなぁ~。

資格というのは何かと就職に有利…、まあ南部もぐりはだいぶ特殊ですが(笑)。

震災を視野に入れているのなら明るい
一辺倒で終るはずはないでしょうね…。

しかし当初は単なる脇役に思えたヒロシ君は
週を重ねるごとに男の哀愁が漂ってきましたね。
父親と少し歩み寄れたと思ったら、
アキの気持ちは恋敵の方にいってしまう。
小池徹平クンは、こういう役が多い。主演だった
「ブラック会社に務めているんだが、俺はもう限界かもしれない」
を思い出しました。

巨炎様
コメント連投、ありがとうございます。

小池徹平クンは大柄な男優サンのなかでは、ひときわ小さいのが目立ってしまう感じですが、なんかそれで、ハンサムなのに(表現が古い…笑)きちんと女の子にもてないキャラになってしまうのかな。

朝ドラ的には、こういう 「2番目の男」 がヒロインとくっつく、というのがアリなような気がするんですが、宮藤サンは結構そこらへん 「ダメでも何とかヒロシには活路を見つけるけど、やっぱりダメなものはダメ」(笑)、という結論になっちゃうのかな~(笑)。

リウさま
こんばんは。

何か、アキちゃんのヒロシ君への態度が冷たすぎる!という指摘が一部であるようですが、いやいや、あの年頃の女の子ならあんなもん。恋愛って基本的に排他的で、枠外のもんにとっちゃ残酷なものですからねえ。

ヒロシくんのあのイタさは、「男はつらいよ」シリーズの満男(吉岡秀隆くん)に通じるところがあると思いながら観ているんですが、満男は、何だかんだ言いながら、結局泉ちゃん(ゴクミ)をゲット・・・しそうなところでシリーズが終わりました。ヒロシくん、どうなるんでしょうね。クドカンは、そこらへん、容赦ないような気もします。

そういえば、「タイガー&ドラゴン」の岡田君も、タトゥーを入れるまで惚れていた伊東美咲さんから、名前も憶えてもらえないという、さんざんな扱いでした。小池徹平くんといい、ああいう、コンパクトなイケメン見ると、なんか、イジりたくなるんでしょうか?クドカンさんは。

Zai-Chen様
コメント下さり、ありがとうございます。

まだ今週分は見ていませんが、最近の朝ドラのなかでは、いちばん続きそうな感触であります。

私もヒロシは(ヒロシです…のギャグには笑いましたが)散々アキに付きまとって相手にされなくて傷心して、という感じがしますね、クドカンドラマの傾向を自分なりに咀嚼して考えると。 「タイガー&ドラゴン」 は見てないので分からないのですが、「うぬぼれ刑事」 の長瀬智也君と中島美嘉サンの関係、「11人もいる!」 の光浦サンが家出した経緯とか見てると、この人純粋な恋愛をどこか醒めたような目で見ているような気がするんですよ。

ところで巷ではユイ役の橋本愛チャンの恋人騒ぎでかしましいですが、彼女、結構カルト的な人気があったんだな、というのがよく分かりました。 まだ若いのですから、体を大切にしてほしいのですが、メイサチャンといい、最近の小娘は(笑)奔放すぎてオッサンにはついてけません。

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     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

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    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
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    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
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    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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