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2013年10月 5日 (土)

「ごちそうさん」 第1週 プレストーリーを追って

 「あまちゃん」 に続く朝ドラ、「ごちそうさん」。 NHK大阪放送局製作。

 物語の第一声。

 「これは、ものを食らう物語でございます。 食べずには生きることのできぬ、人間たちの物語でございます」 のナレーション。
 「ものを食らう」 という言葉の響きから、なんだか古典の魑魅魍魎の匂いさえ漂う、風雅な出だしだと感じます。 はてさて。

 今回の題材は 「食べる」 ということで、ドラマにもいろんな食べ物が出てきますけど、NHKって、社内食堂以外にも、ドラマで出てくる料理がメチャクチャおいしい、という話は、俳優さんとかがよくしてますよねー(笑)。 つまりNHKの食事スタッフの、面目躍如みたいな?(笑)。

 脚本は、森下佳子サン。 あの傑作ドラマ、「JIN-仁-」 の脚本家さんです。
 「JIN」 は原作マンガのある作品でしたが、非常に緻密できちんとした独自の脚色を加え、原作とは似て非なる、とてもすぐれた作品に昇華させた印象があります。
 それとこの人の近作で心に残るのは、今年初めにTBSでドラマ化された、内野聖陽版の 「とんび」(重松清サン原作)。 もともとNHKの堤真一バージョンの傑作があったにもかかわらず、それに敢然と挑み、それを凌駕する作品に作り上げた(意見には個人差があります…笑)。
 今回は原作のない、オリジナルストーリーらしい。 さて、どのくらいの力量を見せてくれるのでしょうか。

 個人的な注目は、音楽の菅野よう子サンでしょうか。
 この人、アニメとかゲームの音楽で有名な人。 「信長の野望」 とかね。 「攻殻機動隊」 の音楽には、この手のトリッキーな音楽が苦手な私でも、ちょっとシビレたもんです。
 そんなこともあって今回、「ごちそうさん」 のバックに流れる音楽を、少々注意して聞いてたんですが、「この人きちんと楽しい時は楽しいし、怖がらせるときは怖がらせる音楽ができるんだな」、という印象。
 

 今週はヒロインの杏サンは本格的に登場せず、子役の豊嶋花チャンが少女時代の卯月め以子を演じたので、お話的にはプレストーリーといったところでした。
 そのお話、第1週を見た限りでは、基本的にかなり 「正統派の連続テレビ小説」 だった気がします。 父母やおばあちゃん(吉行和子サン、ナレーション兼)との関係性、いじめっ子の存在とか、め以子にとってその後の人生の指針となるべきエピソードとか、ちゃんと本編に入るための前置きの役割を果たしている。 プレストーリーとしての構成がしっかりしている印象です。

 たとえて言えば、「カーネーション」、の力の入ってないバージョン。
 いや、「カーネ」 と比較してはなりません、いかなるドラマも(笑)。 あれは 「神ドラマ」 ですから。 でも 「カーネ」 でヒロインの師匠役だった財前直見サンが、め以子チャンの母親だし、比較したくなってくるってなもんで(笑)。

 しかしながらこの生真面目な作りの朝ドラ、番組HPを読んでいると、どうも次週、杏サンにバトンタッチしてからは、ラブコメになるらしい。
 じぇじぇ、ラブコメ?(「あまちゃん」 抜け切ってないな…笑)(いまだに驚くとじぇじぇとか言ってるし…笑)。
 にしても、なんだか第1週をここまで正統派に作っといて、ホントはラブコメドラマとは、ずいぶんはぐらかされてるように感じます。

 物語の舞台は、大正時代。

 東京で洋食屋を営む父、原田泰造サンと財前サンのあいだの娘が、め以子チャンであり。

 物語のモデルというものは存在しないらしいのですが、開明軒という名前がなんとなく洋食屋老舗の 「たいめいけん」 に似てなくもない。 しかも第1週の終わりには、オムライスの創始者みたいになってたし。 でも関係は結局なさそうですね。

 そこの娘のめ以子(6歳)。
 とにかく食いしん坊。

 いや、食いしん坊と言えばかわいげがあるのですが、この子の場合はどちらかと言えば、食い意地が張りすぎている、もっと悪く言えば、意地汚い。
 それは、め以子を演じる豊嶋花チャンの演技が、少々過剰である、という部分を差し引いてもそう見えるんだから始末が悪い。
 め以子はお寺のお供え物のイチゴをかっぱらって食べ(おおすじ)、洋食屋の常連の社長にもらったいちごジャムを誰にも食べさせようとせず独り占めにし、あげくにそれを池に落として大騒ぎし、それをたしなめられても、自分は悪くない、と開き直る。

 とりあえず母親の財前サンもおばあちゃんの吉行サンもめ以子の教育的指導はするんですけど、なにしろ人としてのモラルを、最初っから踏み外すレベルですからね、このガキ(ガキとは飢えた鬼のことなので、まさしく表現としては合っている…笑)。
 父親の原田泰造サンはそんな食い意地の張っため以子を喜ばせようと、おいしい料理を作って食べさせたがるのだけれど、これって娘のことを思っているわけでなく、自己満足の一種なんですよ。 娘に 「おとうちゃんの料理は世界一だ」 と認められて、悦に入りたがっているだけ。

 このめ以子の態度が天真爛漫という括りで語られつつあるのが、どうも見ていてムカムカして(笑)。

 この子は、非常に業の深い子だ。
 もしかするとそこに、この物語の深みが存在しているのかもしれない。

 私は最初、そう考えたのですが、週の後半になると、どうもそんな高尚なことをこの物語はやろうとしてないことに気付きました。
 め以子はおばあちゃんが倒れたのを契機に、欲しいものをひとり占めにすることの罪に気付き、人のために何かやろう、という気持ちを、急速に養っていくのです。 まるで週前半の小悪魔的な振る舞いがウソのように。
 と同時に、自分の腕を自慢したいだけだった父親もその問題をあっさりとクリアし、店の経営問題も、オムライスの発明で解決し、広がりつつあった風呂敷は簡単に収束していった。

 ちょっとあっけなさを感じたと同時に、浮き上がってきたように思えたのが、このドラマが言わんとしているテーマです。
 それはおばあちゃんの吉行サンによってもたらされたのですが、「ごちそうさま」 という言葉は 「馳走」、つまり馳せ走らせる、食事のために頑張った人に対して感謝する意味なのだ、ということ。
 この最終テーゼに向かうために、この第1週前半のめ以子は、手のつけられない 「小鬼」 としての性格を与えられていたのかな、と。

 そしてこのおばあちゃんは、第1週の終わりで、物語早々、死んでしまいます。 ただナレーションは続けていく模様(「ゲゲゲの女房」 パターン…笑)。
 ここで私が注目したのは、このおばあちゃんがこの物語の上で、千の風になることもなく(笑)、「ぬか床」 のなかに命を宿した、という設定にした点です。
 ぬか床というのは、毎日、混ぜ続けないと、ダメになってしまう性格のものです。
 つまりちょっとでも手を抜いた途端、おばあちゃんは 「第2の死」 を迎えることになる。
 でも、…まあそこまで深読みする必要もないのかな、ラブコメになるらしいから(笑)。

 ぬか床は、ぜひ生かし続けてもらいたいものです。 「ぬか漬けのうまい店にハズレなし」…とは、井之頭五郎の名ゼリフ?(違うドラマだろソレ)。

 ただ、はぐらかされたけれども、このお話自体には、深読みを可能にしてくれる余地があるものだ、と期待したい。 「JIN」 の脚本家さんだし。

 「カーネ」 には及ぶべくもないけれども、第1週、せっかくここまで、正統派の朝ドラを見せてくれたのだから。

 それにしても、ドラマに出てくる人みんなイチゴをあんなに珍しがっていたけど、あの時代、野イチゴぐらいなかったんでしょうかね?(ハハ、ま、ちっちゃいし…)。

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コメント

次回予告&冒頭の焼け野原から「梅ちゃん先生」が思い浮かんだのですが、これ大阪NHKの倍返し…もとい意趣返しなんでは?

>「カーネーション」の力の入ってないバージョン。
木造校舎、そのまま流用(笑。でも普通のカメラですねー。あとイチゴが川に流れて喧嘩した男の子が拾ってくれてと亜流っぽい。ただ「純と愛」のおじいと違って第一週限定でお婆ちゃんのキャラ立てと主人公との関係性はキチンと描く。傑作の気概はないがテキトー感もない落ち着いた感じ。

で、根岸お母さんも正統派のキャラ立て。特に第2回で帳簿のやりくりをしている場面(=前作との差別化)、その後の自分の美学に酔う夫へのツッコミ。これは一見、「カーネ」へのそれに見えて実は「あまちゃん」(←分かる奴限定のネタ多し)へのそれなんじゃないかと。

「カーネ」⇒「梅ちゃん」の揺り戻しを今度は大阪NHKが狙っているんでは?「あまちゃん」が大ブームというのはメディア先行の部分が強く視聴率的には普通のヒット作の域を出ていない。これは若年、サラリーマン世代に支持が広がった反面、高齢者=朝ドラメイン視聴者層は逆に置き去りにされた内情がうかがえます。そもそも夏さんは途中から脇に回りアキや春子がキーキー自己主張していたわけで↓

「若いモンが騒いでるけど解るかい、お爺さん?」
「解んね。去年の子(ホリマキ)はお人形さんみたいでめんこかったなぁ…」

後、ヤフー感想欄などを見ても前作の反動で叩くためにみてしまう層もある程度、意識していると思うのです。視聴率という数字の結果だけで掌を返すマスコミへの牽制にはなりますし(笑。
また同じ揺り戻しでも、そこは大阪NHK。「梅ちゃん」は視聴者に媚びまくった主人公のキャラとかSMAPの主題歌とか、無理に笑いをとろうとする仰々しい演出とか癇に障る部分が多かったですが、その辺は皆無。ただ…

>ラブコメになるらしい
「JIN」も原作と違う切り口は評価できますが恋愛ドラマの側面が強くなりましたしね。この辺がどう転ぶか。

投稿: 巨炎 | 2013年10月 6日 (日) 11時03分

リウ様
こんばんは。

「JIN」や「とんび」のときも思ったのですが、森下佳子さんは、劇中の重要なポイントや泣かせ処を、大変上手に整理され、視聴者に分かりやすく提示される作家さんなのではないでしょうか。だからこそ、タイムスリップや現代からの倒叙法など、時系列が錯綜した、つまりストーリーラインが複雑な作品においては、その力を遺憾なく発揮されたのではないのか、と思います。

でも、それって、裏返せば、常にこちらの思った(望んだ)ものしか出てこない事にも繋がってしまいます。例えば、カーネーションにおける、ドラマという枠を突き抜けた、人間の業や心の深淵にまで立ち入るかのような力のある台詞とか、あまちゃんの、どこから不意打ちされるか分からない、新しい驚きに満ちた仕掛けなどは、まだ1週間しか経ってないですが、この先も余り望めないのかな、と思います。

けど、それが悪い事だとは思いません。むしろ、朝ドラの本流に戻ったということなのでしょう。実際、「カーネーション」や「あまちゃん」みたいな朝ドラが続いては、観る方も疲れてしまいますからね。

ただ、こういうオーソドックスな作りのドラマを、かつ非常に分かりやすく見せられると、例えば「あまちゃんワールド」では全然気にならなかった(あくまでワタシ的に、ですが)矛盾点や突っ込みどころが、どうしても見えてきてしまんですよね。

例えば、昨日の放送中は、「なんでめ以子をちゃんと家まで送り届けないんだ?帝大農学部!」と、わだかまり続けてましたし、「そもそも明治時代に、ファオグラが街場の店で手に入ったのか」というのも疑問です。いかんいかん、こんなことでは小姑視聴者になっちまうとは思うのですが、エピソードが一つ一つ、キチンと行儀よく展開されるもんだから、目についてしまうんですよね。

ともあれ、杏ちゃんが、去年の「野生児・北条政子」みたいな感じで大正の食いしん坊万歳娘を演じてくれたら、それはそれで面白いかな?あと、大阪で出てくるキャラクターは、それぞれ濃ゆそうなので、それも楽しみにはしております。

投稿: Zai-Chen | 2013年10月 6日 (日) 18時59分

巨炎様
コメント下さり、ありがとうございます。

朝ドラというのは、朝から晩まで四六時中やってる感じですけど(笑)、特に 「あまちゃん」 の場合は、NHK総合でやるやつよりも早い、BSプレミアムでやってるやつを見ていた人が、どうもかなり多いみたいです(ま、自分で確認したわけじゃございませんが…)。 だから視聴率も 「梅ちゃん」 以下だったんじゃないかな~、という気もします。

ま、その考察は置いといて、カメラがフツーのハイビジョンだということで、「別に力入れてないな~」、と私も感じました(笑)。

「梅ちゃん」 には苦い思い出があるからなぁ~(ハハ…)。 あまり振り返りたくないんですが、確か学校の合格発表のときに 「1」 と 「7」 を梅子が間違えて、というところで、今は録画機も普及して、いくらでも視聴し直せる環境にあるというのに、あからさまにこの文字を変えてたところで、かなり見る気が減退したのは憶えています。
一事が万事この調子だった 「梅ちゃん」 でしたが、「ごちそうさん」 にはあまりそうした匂いは感じられませんよね。 当てつけるほどの作品だったのかな~(笑)。 こないだの 「生さだ」 でさだサンも言ってましたけど、NHKは視聴率関係ないんだから、視聴率を気にしちゃダメだ、と。 私もそう思います。

話はだいぶそれますが、完全無比の 「カーネーション」、オハラ洋装店の奥に見える店屋の看板だけは、いかにもパソコンから持ってきたようなフォントで書いてあって、そこが気に入らなかった。 あと、夏木糸子編での、新聞紙の体裁も。 ヤケに現代のスポーツ紙っぽくて。
先だっての 「夫婦善哉」 で小道具として出てきた新聞も同じような感じで、いかにもパソコンからフォントをでかくしてそのまま印刷しました、というのが、なんか多すぎる、NHK大阪放送局。

そんな、ヘンな手抜き感覚がこのドラマに現れてこないことを、今のところは祈るばかりです。

投稿: リウ | 2013年10月 7日 (月) 10時45分

Zai-Chen様
コメント下さり、ありがとうございます。

私が 「JIN」(第1部) を見ていてほとほと感心していたのは、「人がひとつの行動に至る動機について、この脚本家さんはとても念入りに説明をたたみかける」、という点でした。
「JIN」 の完結編ではその長所が少しばかり薄れ、いかにして作品としてのつじつまを完璧に近づけるか、ということに神経を使っていたような印象があります。
そして 「JIN」 以降の作品では、それらの念入りさ自体が薄れてきている気がする。 もちろんすっかり無くなったというわけではありませんが。

脚本家さんは世にあまたおりますが、このブログを始めてからドラマをそれまで以上に集中して見るようになった結果、「脚本家さんにもピークの時期というものがある」、ということを、それまで以上に実感している気がします。
森下サンがピークの時期は、おそらく 「JIN」 の第1部のころ。 NHKの制作陣は 「JIN」 の実績を鑑みて今回の朝ドラ執筆を依頼したのでしょうが、当人に半年間のオリジナルストーリーを紡ぎ出すパワーというものが、果たして残っているのかどうか。 偉そうな物言いをいたしますが、これには注目したいと思います。

その点で私も、第1週を見る限りでは、多少不安な部分がありました。 Zai-Chen様のご指摘の場面の、前の場面ですが。
「人さらい」 の前フリをしておいて、「その子をつかまえろ!」 とまで言わせておいて、実はいい人だった、ということに対して、ドラマ上で説明がなされていない。 どうして 「その子をつかまえろ!」 みたいな怖い言葉を言ったのか。 オープニングテーマのあいだにすっかり打ち解けちゃってる(笑)。

つまりまあ、そんな程度のドラマなんだろうな、ということが、ここで分かってしまうんですよ。

チビめ以子の豹変にしてもそう。 なんであんなに自分のことしか考えなかった子が、ここまでおばあちゃんのことを心配するのか、「JIN」 だったらもっとくどくその変化の原因を説明するはずなんですけどね。 それがない。

まあ、ここらへんのことは、ドラマを評価していく基準にはなりえません。
どこに作り手の視点のウエイトが置かれているか。
見る側としては、そこを鑑賞すべきなのだ、と感じます。

投稿: リウ | 2013年10月 7日 (月) 11時39分

大阪NHKのリベンジ説にしたがって鑑賞継続中。

「おひさま」「梅ちゃん」なキャラ設定。
ただ第1週の同級生をさっさと転校させた所が大きな差。導入でめ似子はいずれ大阪に引っ越す事が示されているので、この西門と一緒になるんだなーと。「梅ちゃん」はどちらとでも引っつけられる行き当たりバッタリ脚本なのが見え見えでしたが当て馬を用意せずに普通に微笑ましい話を作るのは好感。

西門が建築関係なのは、やはり関東大震災を見越しているのでしょうね。これが主人公の引越しの直接の原因になるか否か、そのイベントがどの辺りで発生するかも現時点では不明。

投稿: 巨炎 | 2013年10月 9日 (水) 09時13分

巨炎様
コメント下さり、ありがとうございます。 またもや出張で、返信が遅れました。 ご容赦いただければ、幸いです。

第2週の 「杏サン編」 を途中まで見ましたが、ラブコメ路線、人を笑わそうとしていることはよく見える気がいたします。
いったんはぐらかして通天閣を結局同居させるというのも、かなり予想がつく展開。 そこらへんは、まあフツーに笑わそうとしているだけなんだろうな、と感じる。

ただ前の 「あまちゃん」 の笑わせかたが 「おらたち熱いよネ!」 レベルだったので、コメディの体温が低い、というか、なんかよそよそしさを感じないこともないです。

このまま視聴がフェードアウトしそうな予感…(ハハ…)。

投稿: リウ | 2013年10月12日 (土) 15時37分

>「あまちゃん」 が 「おらたち熱いよネ!」
>だったので、コメディの体温が低い。
やはりクールダウンの意図が製作側にあるのでしょう。

私事ですが先日、職場で外部の方(40代)が小規模のプレゼンをしたのですが途中で「あまちゃん」の画像を張り出して、解説動画の最中にアイドルソングをBGMに流し出したのです。おかげで本来のナレーションが聞えない…!本当に10人未満規模だったから良かったものの、いい大人のやる事ではありませんでした。
特殊なケースだったかもしれませんが、ちょっと危険に思えます。そもそも「オラたち熱いよネ!」という表現自体も特定集団の自己暗示的だし。

で、本日、銭湯にいったら(脈絡無いな)番台のオバチャン(50~60代)がTVで杏さんが出演しているのを観て「渡辺謙さんの娘さんだね。この娘が出ている朝ドラ面白いね」と呟いていました。世代によっては、これぐらいでいいのです。


投稿: 巨炎 | 2013年10月12日 (土) 17時19分

リウ様
おはようございます。

「ごちそうさん」今週の金~土あたりは少し持ち直した感がありました(エラソーですね)。
め以子ちゃんと若大吉(今度の役名覚えてない)のやり取りも、「あまちゃん」程の大爆笑にはなりませんが、ほのぼのクスリと笑わせる感じでしたし、め以子ちゃんのダメダメさに対し、理系男子的にズバリ切り込んでいくキャラクターには好感が持てます。

大方、この流れがこのドラマのフォーマットになるのかもしれませんね。週の前半では、め以子のダメダメをこれでもかというくらいデフォルメでして見せ、半ばで誰かに突っ込まれ、食べ物絡みのエピでちょっとだけ成長し「ごちそうさん」と。
やはり、森下さんの書かれる本は、非常に分かりやすいなと思いました。

ただですね、今は「ちりとてちん」のBS再放送とセットで観ているので、どうしても分が悪いです(あたりまえか)。
何しろ、ちりとて1週目の金~土ときたたら・・・濃いすぎます。しかも、この先、もっと濃ゆい回が待っているのですからね。

ただ、この濃ゆさは、朝ドラは軽~く観たいという方にとってはちょっともたれるのかもしれませんね。本放送時の低視聴率の理由も、何となく分かるような気がしました。

投稿: Zai-Chen | 2013年10月13日 (日) 09時14分

リウ様、こんにちは。
自分も、一旦休憩後「ごちそうさん」視聴しました。

良くも悪くも、朝ドラ・テンプレートの趣きですね。
「連続TV小説」と称するよりも「連続ライトコミック」の呼称に変更した方が適切かな?

然し乍ら、時代設定を反映する大道具小道具の類は、
流石にNHKと賞賛したくなりました。
特に、女学校教科書の旧漢字体。是々と相槌です。

あと気になる点としては……
・男優陣の髪型。後頭部、側頭部に刈上げが無く、
 髪の房が伸びている。バリカンした方が同時代人らしい?

・ヒロインの歩き方や言葉使い。「お父様お母様」
 「……ですわ」と、ツッコミが入る位に様式化すれば?

NHK朝のニュースで「小津安二郎製作のドラマ」が
放映され、その様式美に感じ入った次第で。同じ週に。

ヒロイン・め以子さんには「食」テーマを体現して頂く為、
舌の肥えた食通を唸らせる料理の達人主婦、スキルアップ
ストーリーを展開して貰い「美味しんぼ」「クッキングパパ」
ならぬ「賄いオカン」として、嫁姑の諍いは其方退けでの活躍に期待をしたいです。

男性視聴者的に倦んでしまう、ドラマ展開ですから、はい。
(「ゲゲゲ」「カーネーション」等の重厚ストーリーに
 毒されております)

投稿: M NOM | 2013年10月13日 (日) 16時11分

巨炎様
コメント下さり、ありがとうございます。 今度は外出で、返信が遅れました。 ほんで 「安堂ロイド」 のレビューを先にしちゃってるし。 このところ誠に誠意がなく申し訳ございません。

まあプレゼンに 「あまちゃん」 を使用するのも考えもんかな~と(笑)。 だって、そもそもテレビドラマ見てる人なんつーのは、せいぜい5人に1人ですからね。 「あまちゃん」 の場合視聴率の分散現象があっただろうけど、それでも3人に1人くらいの割合。

ただ特定の世代にしか反応がないのかと言えば、私の母ももう高齢ですけど、「あまちゃん」 は毎日ゲラゲラ笑いながら見てましたよ(笑)。

「ごちそうさん」 の第2週のレビュー、結局書くのはやめてこのコメント欄で言及してしまうことにします。

通天閣が結局下宿するという話もそうでしたが、科学の知識がスコッチエッグと結びついていく、という展開も、なん~か想像できた、というか。
どうも見ていてドキドキ感がない。 それって裏返せば、安心感ということになるのだろうけれど。 でもこれを半年見てられるのかな、となると、また別の話なんですよ、私としては。 自分の場合、フツーの朝ドラって、えてして視聴がもたない。

でもまだまだ始まったばかりですからね。 そんな自分がどうして見続けることができたのか?というレビューを、この先書いてみたいものです。

投稿: リウ | 2013年10月14日 (月) 07時30分

Zai-Chen様
コメント下さり、ありがとうございます。

実は私もZai-Chen様と同じで、「ちりとてちん」 の再視聴と同時進行で 「ごちそうさん」 を見ているせいか、かなり 「ごちそうさん」 の分が悪い、と感じています。 なにしろ米倉斉加年サンのおじいちゃんの亡くなるところと、チビB子チャンのかわらけ投げでは、もう号泣。 このところドラマを見て号泣、ということがついぞなかったために、自分は感動の仕方も忘れてしまったのではなかろうかと思っていたところにこれですからね。 やっぱりこれは、最近見てきたドラマの力が弱かったせいだ、と思い直しました。

また、落語のテープから流れてくる声が渡瀬恒彦サンだと分かっているがゆえに、またその感慨も余計についてまわっている。 こんな、1粒で2度おいしい、というドラマだとは気付きませんでした。

当時チビB子チャンが、NHKのいろんな番宣に出ていたことを、懐かしく思い出します。 この子、今どうしてるのかな~。

「ごちそうさん」 の通天閣ですが、こういうイヤミキャラに惹かれていくめ以子、という構図が、なんかありがちだよな~という感じで。
先のコメントにも書いたのですが、フツーの朝ドラって、どうしても見なくなっちゃうんですよ、1週1時間半の重みに耐えかねて。

まあひとつひとつのエピソードが密接に絡み合って目が離せない、というドラマより、こういうほうがいいんでしょうけどね。 朝ドラの場合。

って、Zai-Chen様への返信って、ほとんど同じ内容になってしまうのが難ですね(ハハ…)。

投稿: リウ | 2013年10月14日 (月) 09時50分

M NOM様
コメント下さり、ありがとうございます。

こだに長いあいだドラマを見続けておりますとですね、やはり明治大正、昭和という時代は、どんどんと遠ざかっていくというのを実感するばかりですね。

たとえば 「はね駒」 でも、斉藤由貴サンの着こなしとか、どことなくまだ時代の空気をつかんでいたようなところがあるけれども、今の時代ものは、演じている人たちが平成を生きている、という感覚から、離れられないんですよ、いくらセリフで工夫し、小道具大道具が仕事をしても。

「ごちそうさん」 では杏サンが巨大だということ(巨大って何だ、巨大って…笑)を逆手に取って話を進めていますが、やはり平成の時代からスタジオ入りしました、という空気が抜けてない。 巨大な女性が出てくるだけで、もうそこは大正時代を体現してないように思えてきてしまうんですよ。

これが見事に裏切られたのが 「カーネーション」 であり、最近の 「夫婦善哉」 だった気もしますが、「夫婦善哉」 でも森山未來クンが着物を急いで着るのに手間取ったり、どうしてもその時代に生活していないアラ、というものが見えてしまう。

「ごちそうさん」 で杏サンがぬか床に手を入れる際に、振袖を帯にしまってたりしてましたけど、こういうのがその時代の空気感を伝えてくれるようなところもある、と思います。
でも食事時にべちゃくちゃ話ししてたりなんだりすると、またそこで興醒めしてしまう。
なまじ昔を知っている、というのも困ったもんですが、昔というものが消え去っていく、ということも、同時に惜しいと思う今日この頃です。

投稿: リウ | 2013年10月14日 (月) 10時03分

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