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2013年11月14日 (木)

食品偽装についての下らない私の意見

 久々にドラマ以外の下らないお話を。

 ホテルのレストランで、和牛とか芝エビでもないのにその表示をしていたとか、百貨店でおせちの材料に虚偽表示があったとか、ひとつ露見すると次々連鎖的に出てくる、という不思議現象がまた起こっていますが、個人的には興味がありません。 なぜなら利用しないから。 ホテルとか百貨店のおせちとか利用するほどお金持ちではございませんので。

 してみると、このニュースは、お金持ちが 「だまされた!」 と憤慨するためのニュースなのでしょうか。 ビンボー人にしてみりゃ 「いい気味だ」 ということになるが、このニュースで怒っている人っていうのを見たことがない。 栗がホントは韓国産だなんて言ったら 「韓国」 ということだけで怒ってる人というのは、ネットで見かけるけど。

 じっさいのところ、我が国はバブル崩壊後の不況(潜在的にはゆるーい好景気だった)があまりにも長過ぎたおかげで、「本物の味」 というものを知らない、もしくは忘れてしまった人たちだらけになってしまったのではないか…、という気もいたしますが、芝エビがバナメイエビだったとしても、分かんなきゃさほど大したことではない。 小ぶりのエビなんか、単品で出てくるならまだしも、大概は料理のなかの具材のひとつ。 濃厚な風味のエビチリなんかで出された日にゃ、どうやって素材の味を確かめられるのか、という気がする。

 要するに今回のことは、ホテルや百貨店が、この不景気でどうやって収益を伸ばそうかと考えた末に、メニューの表示の曖昧性に目をつけ、消費者の舌の鈍感さに目をつけた末の確信犯的な所業だと思うんですよ。 彼らの謝罪の仕方を見てごらんなさい。 「自分たちが悪いことをした」 という気持ちがこもっとらんでしょう(笑)。 AをBだと言いくるめてAB(エビ)にしましたくらいの感覚(なんだソレ)。 「これは自分たちのスキルであって、誇るべき偽装技術なのだ」、と。 だから、「あ~コレ問題なのか、じゃドサクサに紛れてウチも謝っておこう」、くらいの感覚で、次から次からボロボロ出てくるんじゃないですか。

 私が却ってすごいな、と思うのは、ただの肉に牛脂を注入して、和牛に見せかけてしまう、というその、彼らの技術のほうですな(笑)。 注入して、なんて聞くと、まるで注射器に牛脂を詰めて単純にチューッニューッしてるだけ、みたいに思えるけど、コレ、伝え聞くところによると、なんだか剣山みたいな道具を使うらしい。 これならまんべんなく、霜降り肉みたいに牛脂を注入できる、というわけです。

 この道具欲しい(笑)。 あと牛脂も(あのな…スーパーに無料で置いてあるがな)。

 コレ、通販で売り出したらどうだろう。 「この道具を使えば、どんな肉でも、霜降り肉に早変わり!」 って。 「本日は特別に、但馬牛の牛脂を1キロおつけいたします!」 みたいな(笑)。

 ただもしその道具があまりに高かったら、それこそビンボー人の手には届かないから、我慢してホテルで偽装和牛を食って、感心するしかないんでしょうな(ハハ…)。

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コメント

バナマメイエビ、おいしいですよ。(笑)格付けで、最低ランクだとしても。隠す必要ないと思うんですよね。

安い食材でも料理人の腕で、高級料理になれるはず!

最初は大阪のホテルの偽装で、大阪のおばちゃんを騙したら、大変だあ〜!があれよあれよと全国に飛び火!今なら告白しても安心!なのかしら。(笑)みんなやってるし。(笑)まあ、輸入品のエビや、子供用のステーキに加工肉を使ってるのって、暗黙の了解だったりしますけど。(笑)偽装する意味ないと思うんですが。ホテルなんかって、場所代だけで、お高い食事代を取ってるんだし。

結婚記念日にランチを(バブリーな頃はお泊りしてディナーを家族で楽しんだりしましたが。)しかも、最近はバイキングで食べるくらいしか、ホテルでごはんを食べないので、全く、関心がないです。怒りもないなあ。(笑)

バナマメイエビをお安い食材として、有難く使わせてもらってる身としては、芝エビにちっともありがたみがないで〜す!(笑)エビチリ!美味しいですよ。(笑)

投稿: ささ | 2013年11月15日 (金) 07時56分

リウ様
おはようございます。

私の記憶が確かならば、お料理のメニューに、何処何処産のなんちゃらかんちゃらという能書きがついて長ったらしくなったのは、「美味しんぼう」あたりがきっかけだったんじゃないかと思います。

元々、こういうメニューで料理が出せるのは、その日の仕入れの具合で中身を変えることのできる個人経営の店だけでしょう。
一日、何百、何千食と作らなけらばならないホテルや仕出しのおせちに、そんな産地限定を望むのが無理。「そんなもんだよね~」ですませばいい話だと思うんですがね。
ただ、これが「問題」になってしまうということ、そして、そもそも、そんな「偽装」が有効な商売の手段として成り立っているということの背景には、お手軽にグルメ語りしたい人々の、「裏切られた」という気持ちがあるのではないでしょうか。

美食を究め、「語る」って、本当はとんでもなく大変なことだと思いますよ。金も、暇も、時には自分の健康すら犠牲にしなけりゃとてもできるもんじゃない。ポール・ボキューズの料理を語れっていっても、私できませんもん。食べたことないから(笑)
でも、〇〇産のエビとかネギとか、言いやすいんですよ。素材自体は身近なもんですし、口もぐもぐさせて、「〇〇産はやっぱり違うね~」と言っとけば何か一端の食通に見えてしまう。その語り口を世に広めたのは、山岡志郎と海原雄山の功績だと思いますが、要は、そのお手軽さに乗っかって、お手軽に商売しようとした目論見がバレてしまった、というだけのことではないのでしょうか。

ただ、本当は、ホテルに限らず、高いお金を出して外でご飯を食べるという行為は、出された料理に対してだけではなく、その店の雰囲気や、サービスなど、全てひっくるめて、「来てよかった」と満足するためなんですけどね。そして、お店の側も、そんな自らのサービスに誇りを持っているからこそ、それ相応の値段を付けているはずなんですけどね。
お手軽なメニュー表示がバレたら、今度は、「偽装じゃありません。誤表示でした」と見え見えの言い訳をする。今回の問題で寂しいのは、その点です。この「誤表示」が、「じぇじぇじぇ」や「倍返し」を押しのけて流行語大賞になりそうな勢いであることも含めて(笑)。

投稿: Zai-Chen | 2013年11月15日 (金) 09時46分

ささ様
コメント下さり、ありがとうございます。 仕事から帰ってバタンキューで、起きたらこんな時間(なんか損した気がするな…笑)。 返信が遅れましてゴメンナサイ。

それと、こんなフマジメな記事に反応してくださって、重ねてお礼申し上げます(笑)。 そりゃホテルをそんな形でご利用になっているかたとっては、たまの贅沢にこういうことをされると、バカにしてんのか、という感じには多少なると思いますよ(ハハ…)。

まあ、食品偽装って数年前にも一回ございましたよね。 ちょっと内容は違うけれども。 雪印とかはそれでメグミルクになっちゃったし、今回またまた登場の不二家もあれでは相当叩かれた。
懲りませんよね(笑)。

これって出はじめのころの話ですが、スーパーでもサイコロステーキ、というのに私も引っかかったような過去がございます(笑)。 「安い」 と思って買った(笑)。 「ステーキ」 だというからちゃんとした肉なのかな、と思ったら、今でいうところの成形肉。 今はサイコロステーキというとそんなもんだと刷り込まれてるからいいけど、これってマクドナルドの100%牛肉パテ、と同じ感覚でしょう。 なんか食ってて虚しくなるから買わなくなった(笑)。 A5の肉だなんてエラソーに売ってるの買っても、「これのどこがA5ランクなんだよ」 と言いたくなるようなものも多いし。 結局産地で見てしまったりするんですよね。 でもそれはスーパーでの話だし。

顧客を騙してる罪の意識というものが極端に低い、ということがいちばんの問題のような気がいたしますけどね…。

投稿: リウ | 2013年11月16日 (土) 18時07分

Zai-Chen様
コメント下さり、ありがとうございます。

こんなフマジメな記事にも、ここまでの眼識を披露してくださることに、ただただ敬服いたします(これは真面目な話ですよ)。

食通っていうのは、なんかバブル時代には結構耳にしていた記憶がございます。 ものの味も分かんないような成金が、自分の舌ではなく、蘊蓄によって満足度を決めることの愚かしさを、やはり私も 「美味しんぼ」 なんかで学んだ気がする。

ただ、そのマンガの功績で、そこらへんの 「食に関する知ったかぶり」 というのはだいぶ駆逐されていたような気が、私なんかはしていたんですよ。

それが未だにこんなことをされているのかと思うと、これはひとえにデフレによって高いものを安く仕上げなければならないホテル・百貨店側の意識のなかから、自然発生して常態化していった、という過程が想像できる。

結局顧客はバカにされてんのと一緒ですよね(笑)。 これは、同じ小学館経由ですが(笑)石ノ森章太郎サンの 「ホテル」 を読んでいた自分が 「それってホテルが第一義にしなければならないホスピタリィの精神とはかけ離れているよね」、と感じる要因のひとつでもあります。

ホテルやいわゆる高級レストランなんかを利用すると、出されたメニューが、ともかくナニサマだというくらい威張りくさっている(笑)。 意味が分からん呪文みたいでね(笑)。 それによってこちら側は、「自分は高級なものを食べようとしている」 という自己暗示にかかってしまう(笑)。

「これのどこがホスピタリティなんだよ」(笑)。

そんな高級ではない店でも、バイトのなかでオツムが足りない人が、食材の上に寝っ転がってるかもしれないし(笑)。

正直なところ、外でメシを食う、ということには、多大なリスクが伴っているのがこの国の現状だ、と思わざるを得ません(ハハ…)。

投稿: リウ | 2013年11月16日 (土) 18時28分

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