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2013年12月23日 (月)

「安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~」 最終回 自虐の果てにある 「哀しみ」

 木村拓哉クンが未来から来たアンドロイドの役に挑んだ、今回のこのドラマ。

 もう第1回目から、「どうぞ失笑してください」「ツッコミ入れてください」 と言わんばかりのドラマの構造。 自虐を狙っているとしか思えませんでした。 制作スタッフは 「木村クンにこういう役をやらせたい」「今まで見たことのないビジュアルの限界に挑戦したい」 というモチベーションでやってたんでしょうけど。

 こういうドラマって、最初のうちはネタ仕込みのためにみんな見るけど、急速に飽きられるケースをたどることが多い。 案の定、「安堂ロイド」 の視聴率は2回目以降急降下を余儀なくされ、結果的に木村クンのドラマの中では記録的に低い部類になったのではないでしょうか。

 そこから 「木村拓哉の役者としての価値はもう終わりだ」 とか、そういうタブ 「ロイド」 紙みたいな下世話なことは、ここでは書きませんよ(笑)。 視聴率なんかアホの尺度ですからね。

 却ってこのドラマが対決しようとしていたのは、そんな下世話な、世間の人が陥りがちな、愚かな考え方だったのではないでしょうか。

 このドラマは世間の失笑を一手に買うようなアホな外装をしていながら、その中核に流れるテーマが非常にシリアスであることに大きな特徴がある。
 シュワちゃんのお面をかぶった狼だった、と思うのです。
 ただ惜しむらくは、失笑を買いすぎて、世間がこの作品に見向きもしなくなっちゃった(よーするに視聴率が悪化した)ということでしょうか。

 このドラマの背景に流れているSFの設定は非常に難解で、まともに取り合おうとするとかなり頭が混乱する。
 暴力的な描写を厭わなかったことで、敬遠する向きがまた増える。
 結果として、このドラマが発信する、重要なメッセージは、極めて限定的な人々にだけしか、届くことがなくなる。

 そのメッセージというのは、悲惨な未来を子供たちに残すな、というもの。
 それ自体は別に目新しいものではないのですが、昨今のネットの普及は、人間の持つ下卑た部分を急速に拡散させる作用がある、と私は感じています。 匿名で交わされていく世論のなかで、相手の悲しみに寄り添わない心が培養されていく。 このドラマの中で展開していた未来は、その可能性は低いとはいえ、このまま人が勝手なことをしていけばどうなるのか、という想像力に加えるべき世界だ、と思うのです。

 このメッセージは、いじめをしている子供たちに向かっているものだと思うし、自分がひとかどの力を持った人々が、その力を自分本位な方向に使おうとしている人々に向かったものである、とも言える。

 で。

 私が見たところ、このお話のいちばんの発端は、主人公である沫嶋黎士(木村クン)の妹である、沫嶋七瀬(大島優子チャン)の多重人格のなかのひとり、レイコがもたらしたものであると思うのですが、そのレイコが作り出したアンドロイド(確かプログラム、だったよーな気がしますが)、ラスト・クイーン(桐谷美玲チャン)。
 彼女は沫嶋黎士の風体をしたARX…エートなんだっけ、のアンドロイド(安堂ロイド)の妹分で、そのARなんとかの機体よりもかなり性能が優れているんですが、彼女は 「人間なんかロクでもないから滅んでもいーんだよ」 という、まあかなり昔からSFなんかでコピペされ続けているような思想の持ち主です。
 それに対して、人間の持つ善の部分を信じる安堂ロイドが対決していくわけですけど、それはどーでもいーとして(よくねーよ…笑)。

 私が注目したいのは、この桐谷美玲チャンが、同じドラマに出てくる桐谷健太クンの妹なのでは?ということ(ちゃうちゃう…笑)。 いや、蛇足ですけど、このふたり名字が一緒だし顔つきも吊り目気味で似てるし(笑)。 調べたら違ってたんですけどね(笑)。

 このザ・ラスト・クイーン。 憎々しさを出すための演出なんでしょうけど、なにしろ相手を見下しまくり。 その口のききかたの悪いことと言ったら。
 そいつがですよ、木村クンのことを 「ポンコツ」 だとかなんとか(もう忘れた…笑)、「お兄ちゃん」 とか猫なで声を出しながら、もうナメまくりなんですよ。 クソムカつくんだそれが(笑)。

 ただこれって、ちょっと考えたんですが、実は現在、もう成人を超えているような若者たちが、木村拓哉という人に抱いている感情のひとつを代弁している構造なのかもしれない、と。

 つまり、今の若い人たちというのは、木村クンがかつていかにモテモテで、人気がありまくって、彼氏にしたい男性ナンバーワンを独走し続けていたか、話には聞いてても、実感として分からない、と思うんですよ。
 彼らにとっては、どうしてこんな、なにを演じてもキムタクでしかないナマイキそ~な男が、これほどまでに騒がれるのか、いささか腑に落ちないのではないか。
 彼らにとってキムタクというのは、もはや 「ポンコツ」 の部類に入りつつあるのではないか。

 これはかなりシビアな個人的感想なので、ちょっと書くのが憚られたんですが。

 そんなクソナマイキな次世代機に対して、旧世代機のキムラタクヤは、立ち向かっていくわけですよ。

 この、自虐的でありすぎる物語設定のなかで、この展開というのは、なんかとても、悲壮感がついてまわる。

 しかも最終回、この2機のアンドロイドがともに空中で大爆発を起こしてしまうという、もっともクライマックスである、と思われるシーンで、いきなり流れてきたBGMが、小田和正サン。
 いや、いーんだけど(笑)。
 ソレ、ベタすぎるだろ、つーか(笑)。
 分かるけど。
 ここで泣けっていうのは。
 でもそれまで、竹内まりやサンの歌でさんざん 「これ、ドラマと合わね~な」 と思っていたのに(笑)、最終回でいきなり出すか、小田サンを(笑)。 あまりにも制作者諸君、発想が陳腐じゃないかね。 いや、笑わそうとしてるのか?

 自虐もここまで極めれば、それは哀しさとなって表現されうる。
 時代はもはや、木村拓哉を恋愛ドラマの主人公として取り扱うことの限界に来ていて、木村クンはアンドロイドになるしか、恋愛ドラマを成立させることが出来ない段階に突入している。 そんな哀しさ。

 でもいっぽうで、やはり私は木村クンのドラマには、制作スタッフのやる気というものが感じられて、その輝きはまだ可能性を残している、と思うんですよ。
 木村クンが主演だからこそ、どうでもいいものは作らない。 それは事務所の力関係とかそれまでの木村クンの人気があればこそとか、そんな動機であるにしてもね。 テレビ局が木村クンのドラマを作る際に滲み出すアドレナリンというものがある限り、木村クンのドラマがつまんなくなることはないだろう、そんなふうに思うのです。

 だって途中、話が堂々巡りだよなぁとか、大島優子に絶叫させんなとか(笑)いろいろ文句も言いたかったけど(笑)、基本的に楽しめましたもん、このドラマ。

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テレビ」カテゴリの記事

コメント

リウ様

upありがとうございます。m(_ _)m

しか〜〜〜し
>彼らにとってキムタクというのは、もはや 「ポンコツ」 の部類に入りつつあるのではないか。

ひぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!(゚ロ゚屮)屮
なんということを〜〜〜。
めちゃくちゃシビアです。

めをぱちくりしたビューポイントでございました。

キムタクファンを敵に回したでござるな。w(゚o゚)w

でも、確かに今の若者からすればそうなのかもしれん。。。と思ったり。

つっこみどころが多々ある作品でしたが、新しいものを作り出したいという意欲的な作品であったのは確かですよね。

2番煎じや原作ありきの作品ではないところが大いに評価できるところだと思います。

個人的には最終回の録画ミスで
>2機のアンドロイドがともに空中で大爆発を起こしてしまうという、もっともクライマックスである、と思われるシーンで、いきなり流れてきたBGMが、小田和正サン。

これが見られなかった、聞けなかったのがすこぶる残念でした。゚゚(´O`)°゚
小田さん大好きなのに。。
(クリスマスの約束、今年は拓郎がでるらしいですね)

女優陣は柴咲コウをはじめ大島優子ちゃんも本田翼も桐谷美玲も、なかなか はまってたと思います。エンケンさんもいい味出してましたしね。

机からサプリの本田翼が現れるという演出(もろ、ドラえもん)は、なんだかなぁと思ったりもしましたけど。。突っ込みどころ満載というのもドラマとしての味かもしれないですね。

話は違いますが、フィギュアの五輪男子代表選考が気になる今夜です。(高橋選手に是非行ってもらいたいですねhappy02

rabi様
コメント下さり、ありがとうございます。

や、よく読んでみてくださいこのレビューを(笑)。 私が木村クンをポンコツだと言っているわけではございませんから(笑)。 巧みに木村クンのファンの堪忍袋を外した表現をしてると思うんですけど(ハハ…)。

私が感じたのは、ヤフーの感想欄とかでこのドラマを見ているクセにブチブチ文句を言ってるヤツラと、ラスト・クイーンのセカンドサーティーンに対する見下しとには、何か共通項がある、ということでした。

つまり木村クン(本人がキムタクと呼ばれるのを嫌がっている、という話を聞いたことがあるので、私も極力、自発的な文脈で 「キムタク」 とは使いませんが)は、彼ら若い世代にとってはもう目の上のたんこぶになっているのではないか、と。

まあ、若い世代に限りませんけど、アンチ木村拓哉の層は。

でも私は個人的には、木村クンは嫌いではありません。 自分より何歳か年下ですけど。 木村クンがいたから、SMAPというアイドルがいたから、世の中がそれなりに面白かった時代がある、という認識をしておりますから。

それを言い出したら今のAKBなんかもそうなんですけどね。 でもAKBはSMAPに比べると、いかにも局地的だって思う。 私なんかは 「夜空ノムコウ」 とかに、「ああ、同じ時代をこうやって生きている若者たちがいるんだなぁ」 という感慨をもったこともあるし、やっぱりシンパシーはあるんですよ。

で、自分が木村クンが好きな側にいる人間だからこそ、ラスト・クイーンのクソナマイキな言葉にチョームカつくんですよ(女子高生みたいだな)。

rabi様のために最終回のネタバレは極力避けましたが(笑)、小田サンのことはどうしても書きたかった(笑)。

ここで小田サンの歌がトートツに出てくることが感動を阻害している、という事実にも、ちょっと着目したいですね。

つまり、小田サンの歌を出せば視聴者はカンドーするだろう、という構造が、崩れかかっているのではないか、と。 テレビマン達の浅はかな考え、という段階に突入しているのではないか、と。

いや、やっぱりそれは違うかな。

「それでも、生きていく」 での小田サンの歌には、限りなく感動したもの。 泣けましたもの。

やっぱりトートツすぎたんですよ。

なにしろ、主題歌とか挿入歌にはもそっと気を遣ってもらいたいですよ、あまりにタイアップとか、安易すぎて見ていて気分のいいもんじゃないから。

それと、今年の 「クリスマスの約束」 は、しっかり予約いたしました(去年は入院してたからなぁ…笑)。

>主題歌とか挿入歌にはもそっと気を遣ってもらいたいですよ、あまりにタイアップとか、安易すぎて見ていて気分のいいもんじゃないから。
そうですね〜。主題歌とか挿入歌もそうですが、今は映画の公開とかにあわせて、同じ日にあちこちの番組で番宣とかもあり、出演してる役者さんは全国飛び回ってる感があって気の毒ですね。

歌といえば、歌を入れるタイミングもそうなんですけど、最近バックミュージックの音が大きいのが凄く気になります。台詞を消すとまではいかないですが、聞き取りにくくなるくらいのボリュームで入ってるものがあって、「うるさいな」と思うことがしばしばあります。

今時の感覚なんでしょうかね?


>今年の 「クリスマスの約束」 は、しっかり予約いたしました(去年は入院してたからなぁ…笑)。
そうでしたよね。今年は入院せずに年越しできそうですよね?
それでも冬場は血圧が上がったり、寒さで節々が痛んだりしますから、用心してくださいね。

今日はクリスマスですが、北陸は晴れそう。
久々の晴れ間なのでお掃除しなくちゃですね。

ではでは。

rabi様
メリークリスマス…ってもう遅いっての(笑)。 コメント下さり、ありがとうございます。 仕事はまだ続きますが、ヤマは越しました。 疲れ切っております(笑)。 「クリスマスの約束」 もまだ見ておりません(ハハ…)。 今年中に見られるんでしょうか(笑)。

北越のほうは年末の寒波で大変ですね。 寒中お見舞い申し上げます。 雪かきなどでお体を痛めませんよう。

耳の極端に悪い私は、最近字幕付きでないと、どうにもドラマを見ていられません。 ですのでBGMがうるさいとか、あまり感じたことはなかったのですが、今年の夏に(なんかこの寒さだとあの暑い日々が遠い昔に思えますが…笑)宮崎駿監督の 「風立ちぬ」 を見に行って、あまりにもセリフが聞き取れなくて、かなりショックでした。

字幕付きでドラマを見ていても、「エ?こここんなふうにしゃべってるかな?」 と思うこともございます(あまりにセリフが長いと、字幕自体が意図的に省略してしまう時もあるんですけどね)。

それと、どうなのかなァ?テレビが悪いんじゃないか、と思う時もございますね。 ヘンなふうにサラウンド設定とかしていると、いきなり音量が上がったりする場合もあるんですよ。 ブラウン管で見ていたときはこういうことはなかったと思うんですが。

なんか聞こえ方がおかしいと思うのは、トシのせいなのか機械のせいなのか。 分からんところがもどかしいです。 まあ私は耳が悪いので簡単にトシのせいだと割り切っちゃうんですが。

退院1周年(笑)。 この年末、あまりに仕事が大変だったので、今年も入院していたかったな(爆)。

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