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2014年4月 5日 (土)

蟹江敬三サン、さようなら

 誰かが亡くなると、ウィキペディアを見てその人の出演作などをチェックするのが常なんですが、この人の場合ウィキも結構完全ではないことを実感します。 なんか、こんなもんじゃないだろう、というか。
 で、自分のブログをチェックしてみたんですが、「官僚たちの夏」 の第1回に出ていますね。 ウィキに載ってない。
 それどころか、この人は絶えず、どこかのドラマで目にしていたような感覚がある。 ポルノ男優もやってたし初期のころは悪役を多数こなしていた人だったせいか、なんかこう、ドラマに出てくると、どこかでギラギラしていて、物語に取り入ってやろうという貪欲さみたいなものを感じていました。 だからこの人が出ていると、なんとなくその存在が、気になる。

 その、「出ているとなんとなく気になる」、という端役の見本みたいな役者さんが、近年一気に存在感を増してきたように思えたのは、「ガイアの夜明け」 のナレーションやったときからなのかな。 「この人のナレーション結構いけるじゃん」、と思った覚えがあります。 まあ 「ガイアの夜明け」 はそんなに見ていたほうではなかったので、その存在感を決定づけたのは、個人的には 「龍馬伝」(2010年)ということになる。

 「龍馬伝」 では龍馬とダブル主役級だった、岩崎弥太郎。 その父親をこの人が演じていたんですが、弥太郎役の香川照之サンのあまりにも、あまりにもな演技(なんだソレ)に対抗しようとしたせいか、ここでのこの人は、私が見たなかではいちばんエキセントリックだった。
 なにしろ初回からどんだけ埃をかぶっていたんだというくらいの汚さで(笑)、息子と一緒に鳥かご売りをしていたんだけどそんな汚ねェ鳥かご誰が買うんだというくらい汚くて(笑)、しかも飲んだくれで博打打ちで、弥太郎のなけなしのヘソクリをあざとく見つけてぜーんぶ遣っちゃうし(弥太郎のだったかな、オフクロサンのだったかな)。
 弥太郎はついにブチ切れて(既に出だしからキレてたけど…笑)オヤジ殿を追い詰めると、オヤジはたまらず、「プゥ~~~っ」 と…(笑)。 そのときの、なんとも言えない弥太郎の絶望感。 すごいなァ…と思いました、つくづく。 ここまで掃き溜めに徹するか、みたいな。

 でもいちおうフォローしとくと(笑)弥太郎に対して愛情が人一倍あったんですけどね。 そっちの演技もかなりエキセントリックが入ってた。

 その弥太郎の父親役のインパクトが醒めやらぬなか、去年(2013年)の 「あまちゃん」 では夏ばっぱのダンナ、つまり天野アキのじっちゃん役で登場。 遺影が仏壇に飾られていたのでてっきりアキが(春子もだったかな)死んだものだとばかり思っていたら、いきなり帰ってきて(笑)。 「海の男だからいったん漁に出たら死んだものだと思っている」、と平然と語る夏ばっぱ(笑)。 最初の数日だけラブラブで、数日たつと盛大なケンカが始まる、という 「おもろい夫婦」 でした。 アキにもなんか含蓄のあることを言った気がするけれど、忘れた(笑)。

 とにかくこの近年の大河と朝ドラの印象的な役で、ますますこの人の脇役としての重要度が増してきたな、存在感がすごくなってきたな、と思っていたのに。

 蟹江敬三サン、楽しませていただきました。 お疲れさまでした。

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コメント

リウ様
こんばんは。

蟹江敬三さんと石橋蓮司さんは、なんか、必殺シリーズで、しょっちゅう殺されていたような気がします。
どちらかと言えば陰湿で知能犯的なワルを得意とする石橋さんに対し、蟹江さんの演じる悪党は徹頭徹尾凶暴で、危険な悪党。それが例えヤクザでも、悪徳同心でも岡っ引きでも、そのギラギラした暴力と欲望を纏わせた悪役っぷりが印象的でした。だから、「この人はなんちゅう役者さんなのだろう?」と思い、新聞の番組欄で名前を調べ、「蟹江」という名字の存在を初めて知ったという次第です。

以前、橋本治さんが、東映チャンバラ映画の黄金時代を支えた悪役は新劇出身者が多いと書かれていましたが、このお二人も、蜷川幸雄さんの元、一緒に劇団を旗揚げされたんですよね。ハリウッドの悪役も、英国の舞台出身の人が起用されたりしますし、表も裏も、人間の暗部や醜さも、全て観客の前で表現する演劇人というのは、とりわけ、悪役というポジションに適性があるんでしょうか。

でも、このお二人、奇しくも東京制作朝ドラのおじいちゃん役を続けてやっているし。
こういうキャリアを持った役者さんが演じる朝ドラのおじいちゃんは、それまで生きてきた時が刻み込まれたような深みを感じることができました。

でも、返す返すも残念です。69歳って、まだ全然若いですし。Wikiで調べたら、石橋さんより3つもお若いようなのに・・・もっと色々な「人生」を、私たちに見せていただきたかったのに。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

弥太郎の父ちゃんが、、、、。まだお若い(今の日本の寿命では)のに。いくらでも、ギラギラでも、ひょうひょうでも、個性的な役で主役を喰うw事が出来たのに。ガイアの夜明けのナレーションも素敵でしたが。鬼平犯科帳の密偵の役も好きでした。

でも、一番は弥太郎パパです。龍馬パパだった児玉さんも旅立っているので、パパ達二人がいなくなって、本当に淋しいです。

リウ様のお書きになってる、ダメパパぶりも、弥太郎がいなくなって悄然となって、倍賞さんに背中さすってもらってる(半分愛想つかされそうになりつつ、宥められてる)演技も。

あの汚い弥太郎ワールドでの、ダメっぷりと、貧困の中でもめげない?姿。龍馬パパの上品な溺愛っぷりとはまた違った、弥太郎パパの息子への、ちょっとねじ曲がった愛情でしたね。(笑)

訃報を聞くと、この頃なんだか、本当淋しいです。花散らしの雨が降ったせいかな。淋しいですね。地球の夜が明けなくなるじゃないですか。


Zai-Chen様
コメント下さり、ありがとうございます。

石橋蓮司サンを初めて私が意識したのは、人形劇の 「三国志」 の声優さんをやった時かな。 それ以来お気に入りの役者さんですが、今回 「花子とアン」 でのじっちゃん役、とても渋くてリアル。 もう、ため息出てます(笑)。

それに比べて蟹江サンは、まあ悪い役が多かったせいか、なんかこの人が出てくるとイヤ~な感じでしてね(笑)。 その、引っかかる感じがこの人を印象的な役者さんにした気もするのですが、なにしろ、この人はもっともっと、これから老境に入ってますますすごくなる役者さんだと感じていただけに、残念でなりません。 スキルス性のがんだったのかな。 あっという間、という感じですよね。

去年の 「紅白」、あまちゃんパートで出てたっけなー。

ちょっと覚えがないのですが、そこらへん気になってます。

ささ様
コメント下さり、ありがとうございます。

「龍馬伝」 は返す返すも、登場人物たちのインパクトがみんなすごかった気がいたしますが(笑)、今年の大河はなんか、「みんな戦国時代を生きてるの?」 みたいな緊張感のなさだという気がします。

ものごとを比べるとまあだいたいロクなことがないのですが。

桜もまあだいたい、満開になりかけると春の嵐やら花散らしの雨やら。 昨日なんか花見をしようとしてたのに花冷えで。 今年は桜の大敵ワンセットで全部キタ、つー感じ。

まあ目の前が多摩川だから、窓越しに多摩川の桜を見ながら一杯やりました。 ニュースでは三陸鉄道が開通したとのこと。 じっちゃんは船乗りだから三陸鉄道に乗って帰ってくることはないけれど、もう一度 「あまちゃん」 での蟹江サンを見たくなりました。

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    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
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    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
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    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

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    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

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    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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