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2014年10月 4日 (土)

2014年秋ドラマ、なにを見ましょうか(って、見るのかよ?)

 先の記事にも書いたのですが、このところあまり、ドラマを最後まできちんと見ないハシモトであります。 その私が 「今年の秋ドラマはこれを見る!」 というのは非常に権威がないのですが、とりあえず期待されちゃったので(笑)かなり遅きに失した感がございますが、書くことにいたします。

 まず、秋ドラマと言っといて最初からナンですが、NHKBSプレミアムのアニメ、「山賊の娘ローニャ」 は、宮崎吾朗監督の新作なので要チェック、といったところでしょうか。 まあ、世界名作劇場の流れを汲む作品のようなので、萌えとかとは無関係なのがそそります。
 ただキャラクターデザイン的には従来の日本アニメーション、宮崎アニメとは一線を画している模様。 そのキャラに没入できるかどうかは、今のところ未知数です。 数回見てダメだったらリタイアもあり得ます。
 宮崎吾朗監督といえば、宮崎駿監督の息子さんでありますが、その実力は巨大な親には到底及ばないまでも、アニメーションに対する考えかたが、とても私と似通っているようなところがあって、ちょっと気になる存在ではあるのです。
 それは世代がほぼ同じだから、触れてきたアニメがほぼ同じ、ということと無関係ではない気がする。 それに、親があれだけの人だから、とても客観的にアニメを見続けてきたんじゃないのかな、という気がする。
 ただ今のところきちんと見たのは 「コクリコ坂から」 だけなのですが(ハハ)、親が脚本を書いたとはいえ、親の持つエキセントリックさはかなり抑えられていて、かなりの高いところに位置する佳作、という気がした。
 その吾朗監督が 「自分が子供の頃に見たようなものを、今度は自分が子供たちに向けて作りたい」、というのです。 どんなものになるのか、期待させていただきます。
 初回は10月11日(土)午後7時から、初回は48分バージョンとか(再放送は翌週水曜の午後6時から)。

 ここからはかなり簡潔になると思いますが、秋ドラマを一瞥。

 医療ドラマ、事件モノを敬遠する傾向にある私でありますが、「MOZU」 のシーズン2(TBS木曜午後9時、10月18日スタート)はチェックしとかなきゃならないでしょうね。 って、まだシーズン1途中までしか見てないんですけど(笑)。 これも最後まで見てレビューするとかお約束しておいて、ずっとほっぽっといてる無責任な私です。

 あと、「あまちゃん」 以来のテレビドラマとなる、クドカン脚本の 「ごめんね青春!」(TBS日曜午後9時、10月12日スタート)。 男子校と女子高の合併、という、少子化に伴う現象もとらえているように思えるこのドラマですが、その昔男子校に通っていた私といたしましては、「男子校あるある」 で笑わせてもらいたい、よーな気がいたします。

 NHKBSプレミアムの 「昨日のカレー、明日のパン」(毎週日曜午後10時、10月5日スタート)。 木皿泉サン、ということで注目していますが、この人のドラマって、「キュート」 だけ見たのかな。 アンドロイドがアレで、第1回途中でパスしました(笑)。

 フジテレビ月9の 「信長協奏曲」 も、なんとなく気になるので一応チェック。 「信長のシェフ」 の二番煎じっぽい感じがするけど。 どうしてみんな、信長のところにタイムスリップしたがるんでしょうね(笑)。

 タイトルが気になるのでは(笑)「今日は会社休みます。」(日テレ)と、「すべてがFになる」(フジ)。 いや、タイトルがいいな、と思っただけ(笑)。 でも前者は 「八重の桜」 以来の綾瀬はるかチャンだし、後者は 「伝さま」 吉田鋼太郎サンが出るし(主役のふたりは置いといて)。 後者には早見あかりチャンも出てる。 なんか 「不遇の人」 というイメージだったんだけど、「マッサン」 にも出てるし、なんかブレークしつつあるのかも。

 と、どーでもいい話をしておりますが、「ディア・シスター」(フジ) は主演が石原さとみチャンと松下奈緒サンか。 どちらとも見たい女優さんだけど、石原さとみチャンの出るテレビドラマって、なんかすごくハズレ率が高い気がしてどうもね…(笑)。 「新参者SP」 で、バレリーナの役をやったのがいちばんよかった気がするんですよ。 演技力がかなりのものなのに、いいドラマの見分けのつかなさってなんなんでしょう(事務所の責任か?)。

 と、かなり失礼なことも書いておりますが、「侮れない」 というところではテレ東の深夜ドラマでしょうか(「玉川区役所 OF THE DEAD」「攻殻不動戦記ロボサン」)。 いつも見逃して悔しい思いをしてるんですよ。 いや、そもそも録画してても見てないドラマだらけだし(笑)。 なんか今回も、つまんなそ~なタイトルなんだけど(笑)、いちおう予約だけは取っときます。 玉川区役所はないけど、私が住んでる世田谷のここらへん 「玉川○○」 って多いんで、なんとなく親近感とか。

 あとはNHKの 「ぼんくら」 でしょうかね。 タイトルがいいな(笑)。 時代劇か。

 すごく注目されなさそうなのが(笑)、「素敵な選TAXI」(フジ)。 バカリズムが脚本で竹野内豊サンがタクシーの運転手で…。 なんかすごくつまんなそうで見てみたい(笑)。 「選タクシー」 って、音読してみれば分かるけど 「選択肢」 とひっかけてるのね。 そういう寒いのって、どーなのよ(笑)。 竹野内サン、反町サンもそうだけど、なんかどうも、いい役に巡り合わない気がします、ここ数年。

 すごく 「コレジャナイ感」 があるのは(笑)「地獄先生ぬ~べ~」(日テレ) かな~(笑)。 でも、「妖怪人間ベム」 もそうだったけど、「コレジャナイ」 で当てるのうまいからなー日テレって(笑)。

 まあ、世間的には 「相棒」 シリーズなんでしょうけどね。 自慢じゃないが1回も見たことないです。

 しっかしその前に、たまりにたまっている未視聴ドラマを、きちんと片づけなければ…。

 あっ、忘れてた、今日から始まる、小池徹平クンの 「ボーダーライン」 も、いちおう見てみます。

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テレビ」カテゴリの記事

コメント

待望のUP!happy01

リウ様、お忙しいのにありがとうございました。

まずアニメですか〜
最近、アニメやマンガ見なくなったから、疎いので全然知らなかったです。宮崎吾朗さんなんですね。checkいれときま〜す。

私的には、NHKの火10 「さよなら私」
11月からだけど土10 の「ダークスーツ」も
見てみたい気がします。

「素敵な選TAXI」久々に竹野内豊さんが出ますね。リウ様もおっしゃるように、なかなか良い番組に最近、出会ってない感がありますね。
バカリズムさんの脚本がどんなものなのか知らないので、ちょっと興味あります。

「ぬ〜べ〜先生」の実写化は、果たしてどうなるんでしょうね。恐い物見たさかな??
「妖怪人間ベロ」のように大化けするかなぁ。

テレ東は、こちらは視聴できないので残念ですね〜。

リウ様、今後も録画ため込みすぎずにスケジュールや体調と相談しつつ、視聴レビューぼちぼち よろしくです。m(_ _)m


今日は、一気に冷え込んできました。寒くなるといろいろ不具合な部分も出てきますから、お体お大事にね。。。


rabi様
コメント下さり、ありがとうございます。

中身がない記事でしたが、とりあえずrabi様のご期待に添うことが出来て(?)よかった、…です(どうも申し訳なさのほうが先に立ちますねbearing)。

ただ、こういう気楽な記事って、昔はよく書いていたような気もします。 まあ、いっかsmile

台風でもなんでも仕事が休みにならんので、冷え切った体を毛布にくるんで、今まで熟睡してました。 思えば8月の中頃から涼しくなって、「今年は秋になるのがヤケに早い」 と思っていたら、彼岸を過ぎたころからまた暑くなってきて(これじゃ言い伝えの逆だ)ヘタすりゃ熱帯夜、みたいな気温になったかと思ったら、今度は台風が冷たい空気を運んで来たのか、涼しくなって、そしたら東京の本日の予想最高気温は28度か9度とか?

半袖がいいのか長袖がいいのか、ワケ分かりません(くれぐれもrabi様も、体調管理にはお気を付け下さい)。

永作サンって、どうもあまり見たい女優さんじゃなくて…(なんでか分かりませんが)。 NHKのドラマ10って女性ターゲットで、最初の 「セカンド・バージン」 から、ずーっとセンセーショナル狙い、という感じですよね。 どうもそこが最近敬遠の原因かも。 「昼顔」 もドラマ10路線だな、と思ったのがリタイアの一因でした。

そうだ、テレ東の 「玉川区役所」、記事を書いといて番組予定表を見たら、もう前日始まってた(笑)。 早くも1分も見ないうちに、リタイアです(爆)。

リウ様、お邪魔します。

「昨日のカレー、明日のパン」見逃されたのであれば致し方ないのですが。。。「すいか」ファンの小生にとっては「すいか2」(?)と言っていいくらい、久々にあの傑作を思い起こさせる作品ですね。(今のところですが)
 
 話変わって、来週からの「深夜食堂3」楽しみですが、映画化が決まっている、というのが何とも…ですね。最近CSでシーズン1を再見し、いくつかの話で涙が止まらなくなったところなんですが。

 来週といえば「選TAXI」に柳生みゆさんが出演とのことで、それだけで録画予約しました(笑)。「カーネ」以来のようですね。

 とりとめのない事ばかりで失礼いたしました。。。

Fクルーラー様
コメント下さり、ありがとうございます。

「昨日のカレー、明日のパン」 は、第1回目は録画できたのですが、第2回目は 「ごめんね青春!」 など複数の録画が重なって、「まあいーや、第1回も再放送してたし」 とうっちゃってたら、なんと再放送があるのは第1回目だけらしいじゃないですか。 1話完結なら第3回は録画するのですが、大丈夫でしょうか?

「深夜食堂」 は、ファーストシーズン途中までは見てたのですが、いつの間にかパスしてました。 どうしてだったかなー。 重かったのかな。

とにかく、ここの記事に書いてあるドラマ、まだイッコも見てない、という体たらくでございます(始まってないのも順次始まるし、どうしたものか…)。

リウ様、お邪魔します。

 題名、「昨夜のカレー、」でしたね。私も間違えてしまいました。
 やっぱり二話以降再放送は無いようですね。一話だけ視聴されると後が見たくなりそうで。。。(その位伏線張りまくってます。)視聴率は分かりませんが、評判も良さそうですし、半年後くらいに総合で放送するのでは。(Y掲示板では今のところ5点満点です、27票ですが(笑))

 「深夜食堂」は重いというか、俳優さんが素晴らしいですね。達者な方たちばかりで結構豪華メンバー。30分にびっしり名演がちりばめられているというか。。シーズン2も再見しましたが、光石研さんの背中芝居にやられました。。。(レビューされた赤いウインナーの話です。)

 ご多忙のところ何ですが、「最高の離婚」は消されてしまいましたか?(笑)

 

Fクルーラー様
コメント下さり、ありがとうございます。 返信が遅れ、大変申し訳ありません。

へ、へへ…おっつぁんよ…(矢吹丈のマネ)まだ 「最高の離婚」…レビューする気で取ってあんだよ…(爆)。 ついでにSPもあるぜ…(笑)。

…するんですかね(笑)。
もうこのところ、物理的に見ている時間すらない(タハハ…)。

そう言えば、赤いウィンナーの話、なんかレビューしたような覚えが…(最近どうも、記憶力も低下してきた気がします)。

「カレーとパン」(省略しとる…)、「伏線張りまくり」 ということは、1話見逃したら、もう致命的なんでしょうね。 あーあ。 惜しいことをしたなあ。 なんか木皿泉サンとは、当方ご縁がないようです。

お邪魔します。

 「最高の離婚」、残してましたか、あのドラマのファンとしては朗報です。もう時間も経っているのでレビューするとなると改めて第一話から見直すのでしょうか(最終回だけ見るのもアリかとは思いますが)。新ドラマが全てツマラナイという時が来るまで困難かも知れませんね(笑)。長ぁーく首を伸ばしてお待ちしております(笑)。

 「昨夜のカレー、」基本は一話簡潔スタイルですので、第一話で十分木皿ワールドに浸れると思いますし、見る価値はあると思うのです。ただ、いろいろ謎を仕込んでいて、第二話から少しずつ謎を解き明かして行きますので、飛ばして第三話というのはどうかな、というつもりで伏線と書きました。好みはあると思いますが、とりあえず第一話だけでもご視聴いただいても良いと思います。

↑完結ですね。またまた失礼いたしました。
 内容は、簡潔なんてとんでもない(笑)。

Fクルーラー様
コメント下さり、ありがとうございます。

このところ拙ブログにご期待くださるかたには、大変申し訳ない状態が続いております。
期待されているうちが華なのですが。

昨日も 「マッサン」 を差し置いて、秋ドラマを4本立て続けに見て、4つの記事を書こうとしたけど2つ目の途中でギブアップ(「ごめんね青春!」 の記事が淡白なのは、そのせいです)。 2つ目が 「信長協奏曲」 ですが、途中難しいことを書き過ぎてそれをごっそり削除。 やーっと完成して今アップしましたが、それでも堅苦しいレビューになってしまいました。 もっと気楽に書けないものか。

「最高の離婚」 をその調子でやろうとしたら、すつご~く長いレビューになってしまいそうで怖い(笑)。

「カレーとパン」 は、とりあえず第3話の予約はしておきました(タハハ、見るのかな…)。

リウ様 ご無沙汰です。Fクルーラーです。

 お忙しいところ恐縮ですが、渡辺あやさんの「その街のこども」はもうご覧でしたか?来年1月12日に総合で再放送とのことで、もし未見であれば是非。渡辺さんのマジックが炸裂しています(笑)。主演は森山未来さんなんですが(笑)、このドラマはハマリ役ですね。

↑「炸裂」とは適切な表現でなかったですね。テーマは阪神大震災でしたから。申し訳ありません。でもその位インパクトがありました。

Fクルーラー様
コメント下さり、ありがとうございます。

「高倉健サンのこと」 の項で書いたのですが、小生ただいまブログ書きとしてのアイデンティティを失っております(笑)。 書きかけの記事がもう5本。 どうにも仕上げることが出来ません。
このような状態のときにさらに追い打ちをかけるように、菅原文太サンの訃報。

まあ、かような弱気など誰も期待しないのが、このブログの世界です。

多忙もあってイレギュラーなドラマの情報にまったく疎くて、Fクルーラー様のおっしゃったドラマも、「リーガルハイ」 のSPも見逃している始末であります。 「ダブルトーン」 なんて、先週までやってたのが本放送だと思っていたら、なんか8月に既にやってたみたいだし。 面白かったので感想を書こうとして番組HPを見たらこれです。 書く気がなくなりました(笑)。

リウ様

 文太さんも続いて。。。というのはショックもありますが、このお二人の作品がその後の映画作りをする方々の目標になって、今の邦画の隆盛(といって良いのでしょうか)が築かれたことを思うと、因縁を感じます。小生、「仁義なき」5部作は人間臭くて今でも大傑作と思っています(文太さんを含め善玉は全く出てきませんから)。健さんは、網走シリーズは時代劇と勝手に思ってますが、「ハンカチ」以降の作品が日本映画の見本のひとつなのでしょうね。
 こんな時に、とも思いましたが、まあ来年の話ですし、録画しておいて損は無いですよ、というつもりでカキコミしました(笑)。
 年末に向けて大変でしょうけど、お体にはお気をつけ下さい。

Fクルーラー様
コメント下さり、ありがとうございます。 返信が、少々遅れました。

菅原文太サンのことを、「高倉健サンのこと」 のコメント欄でちょっと書きました。 そこでも書いたのですが、「仁義」 も 「トラック」 も見てないのは致命的(笑)。 でも、朝日ソーラーじゃけぇ(意味なし…笑)。 その存在感は、私には重すぎました。

Fクルーラー様の情報は、ありがたく頂戴いたしました。 来年の地上波での放送を心待ちにいたします。 こういう情報は、大歓迎です。 なにしろテレビ情報誌も見ないし、まったく疎いんですよ。 これに懲りずに、ぜひぜひ情報をお寄せ下さいconfident

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BOOKS

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下

    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

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  • ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白

    ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白
    まず驚かされるのが、表紙のポールの写真です。 よくこんなのが採用されたな、というくらい、刻まれた年輪が顕著に分かる 「年老いたポール」。 飾り気のないその写真に、「素のポール」 をあぶり出そう、という心意気が見える。 そして実際、著者のその目論見は、成功しているように思えます。 何より大きいのは、「NME」「Q」「MOJO」 など音楽メディアで長年記者を務めてきた著者がポールと同じリバプールの出身者である、ということ。 さらにポールと同じファースト・ネームであること。 だからポールはまるで自分の分身に話しかけるかのように、時折同郷人にしか分からない言葉で気さくに著者に話しかける。 この本を読む者は、まずその 「不思議なリラックス感」 に包まれるはずです。  本の構成は大きく二つに分かれます。 前半ではビートルズからウィングス、ソロに至るポールのたどってきた長い長い歴史、後半ではポールの人格に迫る試みがなされていく。 そのインタビューは、一気に行なわれたものではありません。 著者がNMEの記者だった1979年のものから、明示はされていないがおそらく2013年、「NEW」 の発売前後が最新のものではないか、と思われます。 実際読んだ感覚では 「キス・オン・ザ・ボトム」 あたりが最新のような気もする。 その30年以上にわたる膨大なポールへのインタビューを、項目によって構成し直しているようです。 ですから、今年(2016年)亡くなったジョージ・マーティンについてのポールの見解であるとか、最新の情報が提示されているわけではない。 ポールの情報というのはこの歳になってもなお日々更新型ですから、その点については物足りなさが確実にあります。 さらに、30年以上というとポールのものの考え方にも変化変遷があってしかるべきだと思うのですが、30年以上をリミックスにかけているからその変化というものがつかめてこないもどかしさがある。 表紙を飾ったポールの 「老い」 という問題にも、この本はきちんと答えてくれているわけではない。 さらに言えば、ジョン・レノンの死について多くが割かれているのとは対照的に、2001年に亡くなったジョージ・ハリソンの死についての記述はない。 正直なところ、このような本を読み漁ってきた身としては、衝撃に値するような情報が書かれているわけではありません。 しかし前述したような、リラックスしたムードのなかでポールと語らっているような疑似体験を共有できる強みが、この本にはある。 この本全体に貫かれているのが、この心地よさなのだ、と思うのです。 その心地よさが乱れるパートがあります。 自身の失敗作、どうでもいい作品について語るときのポールは多分に感情的になりがちであり、イライラした様子を隠しません。 特に 「シークレット・フレンド」 を語るポールのくだりはポールファンなら一読に値する部分でしょう。 しかしそのイライラも、ポールの人間性が垣間見える瞬間としてこの本にとっては必要なパートなのです。 3000円以上と、この本は決して安くはない部類の本です。 ただその値段に見合うパフォーマンスは兼ね備えています。 この本と付き合った1か月足らずの間、心地よい体験をすることができました(アマゾンの自身のカスタマーレビューより)。

  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

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    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

  • 桜田淳子 -

    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

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    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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