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2014年10月18日 (土)

「ごめんね青春!」 第1回 クドカンとNHK、民放との相性

 クドカン 「あまちゃん」 以後初のテレビドラマ、ということで期待しましたが、「あまちゃん」 のクオリティを求めると少しがっかりするかもしれないですね。 でも 「あまちゃん」 が出来過ぎだったのかも。

 ただ今まで私が見てきた、非常に浅いクドカンドラマの変遷から言うと、クドカンとNHKの相性って、意外といちばんよかったのではないか、という気はします。
 彼のドラマは登場人物が非常に口が悪いことが常で、それが却って現代では生きた言葉として効果的になるのですが、NHKって普段からニュートラルで正統派だから、この過激さが逆に生きたし、さらにはその過激さに一定のリミッターがかかって万人受けするレベルになった。

 これが民放だと、どうしても 「もっと過激に、もっと刺激的に」 という増幅的な演出になってしまって、却ってわざとらしさが増したり、スケベ心が透けて見えたりしてしまう。 どうしても前のめりな仕上がりになってしまう傾向があるような気がするんですよ。 今回はその弱点のほうが目立ってしまった気がします。

 主役を張るのは、錦戸亮クン。
 彼はとてもおっとりとした演技をするタイプで、あまりキャラが前面に出ない役をやることが多い気がするのですが、その穏やかな演技のなかで、目立たない人間の葛藤とか怒りとかを表現することに長けているように、私は思っています。
 宮藤サンはそこをきちっと把握して、彼にこの主役をさせているのではないでしょうか。 そこはさすがだと思います。
 そしてこの、なんてことはない穏やかな主人公に、取り返しのつかないことをしでかした過去を持たせている。 ドラマが全体的に前のめりなコメディに走っているのとは対照的に、その中核となる部分は、とても暗くて重々しい。 「あまちゃん」 が東日本大震災という重いテーマを内包していたのと、同様ですね。
 まあ、主役のインパクト、という点ではパンチに欠けるきらいはあるかもしれない。

 対照的なのは、満島ひかりチャン。
 彼女はときに、「演技しすぎる」 というとっつきにくさを見せることがあるように思うのですが、今回第1回を見た限りでは、その一生懸命さが、却ってアダになっている印象が強かった。 もっと演技に 「アソビ」 の部分が出来ると、こういうコメディも難なくこなせる逸材に成長していく、そんな気がします。 回を追うごとにどう成長していくのか、こちらも興味深いですね。

 全体的にはそんなに肩肘張らずに見られるドラマだと思います。
 それを考えると、「あまちゃん」 というのは、ギミックの洪水だった。 あれはクドカンサンの持てる力のすべてを出し切った、「コンテンツの王国」 だった気がするのです。

 今回特に面白かったのは、風間杜夫サンだなぁ、やっぱり。
 この人、つかこうへいサンの関係性が強いからかもしれないけれど、クドカンサンのエキセントリックさをきちんと受け止めて笑いに変えられる技術を持っている。

 まあ、今回ターゲットとなる世代が 「あまちゃん」 より10歳くらい下げた30~40くらいなせいか、「ひとりクローズ」 とか、ケータイとメールとかの進歩具合とか、「言われてもよー分からん」 ギャグの仕込みが多かったように思います。
 私も高校が男子校だったため、「男子校あるある」 に期待してたんですけど、「女子に飢えている」 とかちーともなくてね、うちの高校は(笑)。 だからそこは結構肩すかしだったな。

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コメント

リウ様
こんばんは。

クドカンの今回のドラマ、これはタイトルからも分かるように、かつて日テレ日曜夜8時にやっていた「飛び出せ!青春」や「われら青春」等の70年代学園ドラマのオマージュでもあると思います。始まるのが1時間遅いんですよ(笑)。

つまり、金八登場以前、10代の妊娠も校内暴力もイジメも登場しないひたすら脳天気な学園生活。こうしたドラマを観て育った私のような世代だと、人物配置とか空気感などが結構「あるある」なのですが、男子校「あるある」だとどうなのでしょう。私の高校は一応共学でしたが、3年のうち2年間は男子クラスという半男子校のような環境で、確かにそこまで「おんな、女、オンナ~!」とか言ってなかったような気がしますね。

男子学生のあの行動パターンは、むしろ中学生なら「あるある」なのでしょうけど。

私としてはむしろ、「結構普通のドラマっぽいじゃ~ん」という感じで観ております。いや、十分に面白いんですけど、「あまちゃん」ほどキャラの濃さを感じないというか、クドカンさんにしては珍しく、ストーリーラインから脱線するようなギャグや小ネタも控えめのような気がします。

で、その要因の一つにキャストがあるのではないかと。「あまちゃん」でも大挙出演していた、「大人計画」のメンバーを中心としたクドカン作品には常連の役者さん達が、現時点ではあまり出てこない。
やはり、(副駅長)荒川良々さんとか(いっそん)皆川猿時さんとか(フレディ・・じゃなくて花巻さん)伊勢志摩さんとか、ああいう、メーターが振り切れたような強烈な個性を持った面々がいないのが(今のところ)、ドラマの世界を随分普通のものに見せているような気がします。
ただ、風間さんは流石ですね。そうだった、もともとこういう世界の人だったんだということを、改めて思いだしました。

一躍国民的作家になったクドカンを持ってきて、ガチで数字を狙う姿勢の表れなのかどうかはわかりませんが、そのおかげで、今までの作品に充満していた、どこから何が飛び出るか分からないスリリングさには欠けているようで、そこが少し物足りないかな~。でも、おそらく、最後まで観るんですけどね(笑)。

Zai-Chen様
コメント下さり、ありがとうございます。

タイトルの 「ごめんね!」 はおそらく、錦戸クンの演じる主人公が、結果的に放火したかどうかは定かではないですが、それ自体とそのことで行方不明になってしまったふたりへの 「ごめんね」 でしょうね。 しかしなんて重たいんだ(笑)。

私たちの男子校は、普段女女と言ってないわりに、文化祭のときなんかになると俄然アピールしだす、という感覚でありました。 大学の付属校だったこともあると思うんですが、みんなそれでガツガツしてなかったんだろうなー。 大学行きゃ共学だから、ということで。

しかし改めて振り返ってみると、「男子校あるある」 なんて、うちの高校の場合、なかった気がする(笑)。 バンカラなせいか却って結束が強い感じで、オイタするのも一緒、という感じでした。 まあ、飲み会なんていうのは当然でした(こういうことは、今じゃおおっぴらには出来ませんね)。

「大人計画」 っていうのか、クドカンサンの劇団。 松尾スズキサンとか。 要するに 「手駒を全部使った」 という感じですね、「あまちゃん」 は。

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    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
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    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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