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2015年1月21日 (水)

「流星ワゴン」 第1回 思いが通じることって、難しい

 時空を行き来できるワゴン車に乗って主人公が過去にさかのぼり、未来に起きた取り返しのつかないことを修正していくドラマ。 と聞くと、なんか前クールのドラマ 「素敵な選TAXI」(フジ)そのまんまじゃん、と思っちゃうのですが、調べてみたら重松清サンの原作はそれよりずっと前。 パクリは 「選TAXI」 のほうだった(笑)。 もしかするとフジテレビがこの作品のドラマ化をリークして油揚げをさらおうとした?

 油揚げとさらうといえば同じ重松原作ものの 「とんび」 ですが(うまく話がつながったぞ…笑)、今回のドラマはテーマが父と子の不器用な情愛という点で、タイムトラベルをミクスチャーした同じカテゴリの作品、といえる。
 父と子、と書きましたが、子のほうは西島秀俊サン、父のほうは香川照之サン。 って、同年代じゃん、ということになりますが、香川サンのほうは西島サンとは逆に、吉岡秀隆サンの運転するワゴン車で未来へ送り込まれたような形。 だから西島サンの父親なのに若いです。 ただその本チャンの本人のほうは、第1回の舞台では70を超えた老人であり、明日をも知れぬ病にかかっている(香川サンが特殊メイクで演じています)。 けれども香川サンの場合、同一人物がその時間軸にふたりいるのに、どちらかが消えてしまうことがないんですね。 それに比べて、西島サンのほうは過去(1年前)にさかのぼっているというのに、本人がふたりいるわけではない。 1年前の西島サンはどこかに消えちゃっている。 ここらへんの設定が少々混乱します。

 まあ、タイムトラベルものというのは矛盾がつきものですから、そこはあえて突っ込まないことにして。

 タイムトラベルものというと、「素敵な選TAXI」 でもそうでしたが、結構コンパクトにものごとが解決しちゃったりしますよね。 1話完結程度で。 そりゃそのなかでも紆余曲折がないとドラマとして面白くならないから、ある程度はいろいろありますけど。
 でも今回のタイムトラベルものは、どちらかというと 「JIN」 タイプのように思えます。 たとえ表面上でいったんは解決したかに見えても、物事がうまくいかない根本の根っこ、というものが存在していて、運命というものがアリ地獄のようにずるずると本来あるべき方向に引っ張られていく。 その根本をどうにかしないと、主人公の西島サンが心から安心できることにならない。

 だからなのか、このドラマ全体には 「過去にさかのぼったからってそう簡単にものごとうまくいくかよ」、みたいなシリアスな空気が充満しています。 なにしろ西島サンのテンションが、「MOZU」 に近くて(笑)。 そりゃ、自分がリストラされるのも女房に三下り半突きつけられるのも自分の息子が荒れちゃうのも自分のせいかもしれないけど、そんなに眉間にシワ寄せながら 「セカイノオワリ」 みたいな演技しなくても(笑)。 番組途中で 「ラ王」 のCMに出てきた西島サンが同じテンションだったけど(笑)。

 西島サンがシリアスになるにはそれなりの理由がついてまわっているんですが、その人格形成に多大なる影響を及ぼしたのが、父親の香川サン。
 この人かなりガサツで乱暴者、サラ金なんかを生業にしちゃったもんだから息子の西島サンは子供時代いじめに遭いまくり、ねじくれまくったあげくが先に書いたていたらくなんですな。

 だからこの、西島サンのタイムトラベルに父親の香川サンがくっついてまわる、というのは、父と子のわだかまりを解くために物語設定上必要なんですな。

 親子間の意思の疎通がうまく出来ない、というのは、これは私もそうなんですが、気楽に話し合える親子ならそんなことはないのかもしれないが、自分の経験上、自分の理屈を親に理解してもらうのは、これは至難の業でして。 本気でぶつかれば分かりあえる、なんて単純なものではないんですよ。 説教じみたことなんか砂が水を吸うようにきれいになくなっちゃうし、価値観が違うと自分の納得する幸福でも正義でも、親には通じない、子にも通じない。

 結局は言葉がいかに無力なのかを痛感することが多いのですが、それって親子に関係なく、ほかの人に対しても同様ですよね。 人と人なんか、理屈じゃ通じないことだらけだ。

 その点で、このドラマの第1回は、本気でぶつかることの虚しさをよく表現していたように思います。 そのうえで、百万の言葉よりも、父が子に託した思いだけが、子が父にしがみつこうとしていた思いだけが、その体温だけが、伝わっていく。 そのことをうまく描写していたように思います。

 香川サンは特殊メイクを使った老人役(70代)も含めて、西島サンの子役時代(なんかヘンな表現だな)の、父親の若き日(おそらく30前後)、そして時空を超えて西島サンと行動を共にする40代半ばの3世代にわたって同一人物を演じています。 ヤクザな父親の暴れっぷりは、やはり見事。 あまりにブッ飛んだキャラなので(笑)タイムスリップした当初、チンピラ相手に殴る蹴るの暴行を見たとき、「これってなんか夢の中の出来事みたいだ」 と、西島サンと一緒に錯覚してしまったほど。 ホントにやってたなら軽犯罪法に引っかかりまくりの立ちションしまくりだし(笑)。

 吉岡秀隆サンはまあ、いつまでたってもシロート臭さが抜けない不思議な役者さんなんですが(笑)、それが彼の味になっているのがすごいな。 初回はなんかただのガイド役みたいな感じだったけど、この人をこのままで終わらせるわけはないだろう、とにらんでいます。 役名が橋本、っていうのがどうも…(笑)。

 初回は2時間SPで、録画したヤツを見るのにちょっと勇気が要ったけど、なんか引き込まれてイッキに見ちゃったな。 つまり、面白いドラマである、ということなんでしょう。 これまで見てきたいろんなもののごちゃ混ぜみたいな感じだけれど。

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コメント

リウ様

レビュー続々upありがとうございました。o(*^▽^*)o

「素敵な選TAXI」私も竹之内さん見たさに、ちらちら見てました。
(でも竹之内さんが主演される意義は、あんまり見いだせなかったけど。。。、なんか出演するドラマ選び間違ってるような気が。。)
時空移動という点では、とても似てますよね。それに加えて、親子のすれ違いが絡んでくる感じでしょうか。

ちょっと情けない?息子を演じる西島さんと、やんちゃな親父を演じる香川さん。
面白い組み合わせになってますね。

橋本!役の吉岡さんが今後、どういう役割をしていくのか、興味津々。

初回2時間という拡大枠で、結構見応えありました。今後に期待できそうです。

昨夜は「残念な夫。」の方を見てみました。
「○○妻」より笑えて楽しく見られました。
軽いタッチでみやすい娯楽番組にしてありますが、子育ての大変さも楽しさも伝えていて好感が持てました。

月9の「デート」も面白かったです。
杏ちゃんは台詞大変だと思うけど。。。

リウ様もご覧になりましたか?

rabi様
コメント下さり、ありがとうございます。

「デート」、昨日見ました。 ワタシ的には 「アイアングランマ」 と並んで冬ドラマの中で一、二を争う面白さでした。 眠気に勝てずレビューできませんでしたが、すんのかな(笑)。 「高等遊民」 なんて久しぶりに聞いて懐かしかった(「それから」 だったっけな、「門」 だったっけな…笑)。 「ニート」「ヒッキー」 とは根本的にカテゴリが違うんでしょうね(書きたい虫がウズウズしだしたから、たぶんレビュー書くでしょう…笑)。

昨日は同時に 「残念な夫。」 の2回目も見たんですが、1回目よりもギスギスしてなくてよかった気がします。 1回目はつかみを得るために少々過激にやったのでは? 「命を預かる重圧」、だったっけな、結構説得力がありました。

「素敵な選TAXI」 は結局、2話目の途中でリタイアしまして(笑)。 rabi様と同じように、竹野内サンがやんなくてもいいドラマだ、と思ったのが大きかったかな。 毎回シチュエーションが変わるのもついてくのが面倒で(「おやじの背中」 も同様だったけど、そっちは5種類くらい見てます。渡瀬恒彦サンと勘九郎クンの回が特に泣けたな)。

香川サンに 「ハシモトォ~~っ!」 と怒鳴られるたびにビックリしそうな、ハシモトですcoldsweats01

リウ様

「高等遊民」もどき。。が、わが家にも1名。
なかなか優雅に暮らしていらっしゃいます。

最近は、親元で優雅に暮らしている低所得層の方々が増えてるみたいで、社会的な問題になりつつありますね。

さて長谷川さんは、次の寄生先として杏チャンを江選択したみたいですが、この先、寄生先は確保されるのかどうか。。

「おやじの背中」シリーズ わたしも何回か見ました。勘九郎さんの回、なかなか良かったですね。内野さんと神木隆之介くんの回も良かったかな。

さっき、アジア杯のサッカーが終わりました。
PK戦で敗れて残念。香川が本来の出来じゃなかったためか、90分で1点しかとれなかったからでしょうか? UAEのGKも良かったし。。

ではでは 「デート」のレビューお待ちしてていいのかな?


rabi様
コメント下さり、ありがとうございます。

「デート」 のレビューは昨日、半分くらい書いたのですが、仕事の時間がきて途中終了しました。 今日これから爆睡しなければ(笑)仕上げる予定です。 いつも夜勤にもかかわらず、休日になると夜も昼も構わず寝まくってしまうので(笑)確約できないのが残念ですcoldsweats01。。

アジアカップはまあ、実力が出ただけでしょうかね(笑)。 実力を出せないこと自体が、実力なのです(笑)。 サッカーには興味がほぼございませんので、別にい~です(ハハ)。

「おやじの背中」、内野サンの回はまだ見てなかった~。 渡瀬サンの回は、勘九郎サンがオヤジソックリな演技者になってきたな、と思いつつ、歌舞伎チックな大仰な芝居をちょっとクサイと思いつつ、亡くなった勘三郎オヤジへの思いを見る気がして、泣けたものです。

rabi様のお宅にも、「私の後輩」 がおいででしたか。

まあ、時が来れば嫌でも自立するでしょう。 そういう事態にまでならんとその気にならんのが困ったものなんですが。 私もそうでした。

長谷川サンは寄生することを躊躇していないのが、やはり高等遊民なんだな、と(笑)。

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    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

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    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
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    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
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    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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