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2015年1月11日 (日)

「銭の戦争」 第1回 返せる奴だけが金を借りる資格がある

 えー、なんと申しましょうか。 超零細企業をやってる筆者には、かなり 「見たくない」 種類のドラマでした(笑)。 身につまされる、と申しましょうか(笑)。

 証券会社のエリート社員だった草彅剛クンが、親の会社の経営破綻でいきなり借金まみれになってしまう、という話で。
 この、小さな工場を営んでいる父親(志賀廣太郎サン)の会社。 大きな銀行からはもとより、サラ金から闇金にまで金を借りまくっている。 零細経営者の立場で申し上げますと、「どうしてそこまでになってしまったのか」 という原因がまず知りたいんですよね(笑)。 草彅クンが孤軍奮闘するのがドラマのメインなんですが、まずそっちに興味がある(笑)。

 いちおうドラマの中で説明はされていました。 「新製品の開発」 のための借金だったと。
 でもそれだけなのかな。
 まあ、違法な取り立てを行なう貸金業者の、「次々とアラを見つけては金を取り立てる」 ということがドラマの中核をなすのであれば、あまりその借金の原因について詮索するのは無駄なことなのですが。
 ただ、なにしろアッチャコッチャから借りまくり過ぎている。 まず会社がお金を借りる場合、最初はなんといっても銀行からの借金になるのですが、それを返せない上に運転資金を転がしながら自転車操業を続けていくうちに、雪ダルマ式に借金が膨らんでいった、というのなら納得できる。 しかしここまで無節操に借金しまくれるもんなのかな?という気がするんですよ。
 まず闇金なんかに関わった時点で銀行からは厳しいチェックが入るような気がする。 そうなると、会社にとっては、最もイメージダウンを食らうわけです。 つまり信用ゼロ。 銀行が黙っているはずがない気がするんですけど(知りませんよ、そこまでなったことがないから…笑)。

 そこまでの借金、となると、なんかほかにも原因がありそうな気がする。 例えば第1回ではいい人キャラだったけど、専務が遣い込んでいたとかね。 何かに騙されていたとかね。

 だいたいですね。 借金なんかする人は、返せる当てのある人しかしちゃイカンのですよ。 それをここまで無節操な借金というのはどうもね…。 父親の回想を見ていても、そこまでいい加減な人とは思えないんだが…。

 ただこのドラマの一種の救いは、草彅クン演じる 「元」 になってしまいましたが証券マンが、ドラマのなかでも出てきたけど、たった2日でかなり無茶なノルマを達成できてしまうほどの能力を有していること。 それに彼、アホみたいに記憶力いいし(笑)。 彼自身が巨大な資産価値ある人物だ、ということが、救いなんですよ。
 まあ、でなきゃドラマがドラマらしく動いていかないんですけど(笑)。 自己破産して終わり、ですもんね(そんなに簡単でもないのか?)。

 それにしても、原作が韓国のコミックだけあって、設定がいろいろと韓国チックであるのは、見ていて懐かしいです。
 なにしろ数年前までは、韓国ドラマ見まくってたからなァ。 あまりに見すぎて飽きちゃって、ここ数年全く見なくなったけど、なにしろ韓国ドラマというのは、日本のドラマより、かなりドラマチックで振り幅が大きいんですよ。 しかも国民性を反映してか、登場人物がよりファナティックである。 悪人はより悪人らしく、そうでない人はそれなりに…(ん?…笑)。 主人公がイケメン俳優だと、本命の女性と飛び入りの女性の二人が出てくるし(笑)。
 それらの設定をみな踏襲しているのが、懐かしいんですね、私にとっては。

 ただ、渡辺篤郎サン演じる闇金業者も、なんか韓国ドラマの悪人レベルからいうと、なんとなく悪に徹してない感じ。
 でもそこが渡辺サンの狙いどころなんだろうけど。 ゆるキャラっぽいクセして、ホワイト工業だったっけか、その借金に絡んでそうな重要書類を保管していたみたいだし。
 母親(木野花サン)の手術代を強奪していった連中が、正統な韓国ドラマの悪役ですよね(笑)。

 草彅クンのもうひとつの強み、というのが、落ちぶれるまで付き合っていた彼女(木村文乃サン)の祖母(ジュディ・オングサン)がなんとかファイナンスの社長だか会長だか、娘の手切れ金に1000万円ポンと出すくらいの資産家である、ということ。 草彅クンの男気からいって、この人の世話に一方的になる、ということは考えにくいけれども、ギヴアンドテイクのビジネスパートナーとしては成立しそうな気がする。 木村文乃サンとその祖母は、ドラマとしてかなり 「使い道がある」 気がしてます。

 それにしても草彅クンは、どうして父親の仕事を継がなかったのでしょう。 そこに至るまでのさまざまな引きずられた影であるとか、純朴な少年の心をどこか捨てている男を、彼は今回も、見事に演じていた気がします。

 ただ、借金の話とか、母親が倒れちゃうとか、父親が自殺しちゃうとか、新年早々(でもないか)かなり暗い話で、それでなくとも冒頭に書いた通りなので、見続ける勇気があるかどうかは未知数です。

 でもねー。 ちょろっと出てきた小林薫サンとか中居クンとか(えっ?いたのか?…笑)、予告で出てきた津川雅彦サンとか、気になるんだよなー。
 草彅クンの恋の行方はどーでもいいが…(大島優子チャンか…)。

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BOOKS

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下

    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

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     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ記事より抜粋)。 この上巻ではビートルズの祖先から遡ってリバプールで人気に火が付き始めたところまでが書いてあります。

  • ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白

    ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白
    まず驚かされるのが、表紙のポールの写真です。 よくこんなのが採用されたな、というくらい、刻まれた年輪が顕著に分かる 「年老いたポール」。 飾り気のないその写真に、「素のポール」 をあぶり出そう、という心意気が見える。 そして実際、著者のその目論見は、成功しているように思えます。 何より大きいのは、「NME」「Q」「MOJO」 など音楽メディアで長年記者を務めてきた著者がポールと同じリバプールの出身者である、ということ。 さらにポールと同じファースト・ネームであること。 だからポールはまるで自分の分身に話しかけるかのように、時折同郷人にしか分からない言葉で気さくに著者に話しかける。 この本を読む者は、まずその 「不思議なリラックス感」 に包まれるはずです。  本の構成は大きく二つに分かれます。 前半ではビートルズからウィングス、ソロに至るポールのたどってきた長い長い歴史、後半ではポールの人格に迫る試みがなされていく。 そのインタビューは、一気に行なわれたものではありません。 著者がNMEの記者だった1979年のものから、明示はされていないがおそらく2013年、「NEW」 の発売前後が最新のものではないか、と思われます。 実際読んだ感覚では 「キス・オン・ザ・ボトム」 あたりが最新のような気もする。 その30年以上にわたる膨大なポールへのインタビューを、項目によって構成し直しているようです。 ですから、今年(2016年)亡くなったジョージ・マーティンについてのポールの見解であるとか、最新の情報が提示されているわけではない。 ポールの情報というのはこの歳になってもなお日々更新型ですから、その点については物足りなさが確実にあります。 さらに、30年以上というとポールのものの考え方にも変化変遷があってしかるべきだと思うのですが、30年以上をリミックスにかけているからその変化というものがつかめてこないもどかしさがある。 表紙を飾ったポールの 「老い」 という問題にも、この本はきちんと答えてくれているわけではない。 さらに言えば、ジョン・レノンの死について多くが割かれているのとは対照的に、2001年に亡くなったジョージ・ハリソンの死についての記述はない。 正直なところ、このような本を読み漁ってきた身としては、衝撃に値するような情報が書かれているわけではありません。 しかし前述したような、リラックスしたムードのなかでポールと語らっているような疑似体験を共有できる強みが、この本にはある。 この本全体に貫かれているのが、この心地よさなのだ、と思うのです。 その心地よさが乱れるパートがあります。 自身の失敗作、どうでもいい作品について語るときのポールは多分に感情的になりがちであり、イライラした様子を隠しません。 特に 「シークレット・フレンド」 を語るポールのくだりはポールファンなら一読に値する部分でしょう。 しかしそのイライラも、ポールの人間性が垣間見える瞬間としてこの本にとっては必要なパートなのです。 3000円以上と、この本は決して安くはない部類の本です。 ただその値段に見合うパフォーマンスは兼ね備えています。 この本と付き合った1か月足らずの間、心地よい体験をすることができました(アマゾンの自身のカスタマーレビューより)。

  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

  • 山口 百恵 -

    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

  • 桜田淳子 -

    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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