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2016年4月19日 (火)

「世界一難しい恋」 第1回 「エラソー男」 の生態観察

 大野智クンが一流ホテルのゴーマンなトップを演じるラブコメドラマ。 相手役の 「あさが来た」、ヒロインの波瑠サンの民放復帰第1作、という話題性も加味しています。
 「あさが来た」 でその波留サンの下で働いていた亀助さん(三宅弘城サン)が今度は波瑠サンの上司で出てるほか、「まれ」 で主人公の親友を演じていた清水富美加サンが波瑠サンの同僚とか、朝ドラつながりの布陣が目立つ気もします。

 まず、名実ともにトップクラスのライバルホテル経営者の北村一輝サンに激しい対抗意識を燃やしながら、気に入らない従業員をいとも簡単にクビにしまくる大野クンの 「ヤナヤツ」 ぶりが展開していきます。 この 「ヤナヤツ」 ぶりは前クールの 「家族ノカタチ」 での香取クンを思い起こさせる。 ジャニーズって最近、「ヤナヤツ」 を演じるのが流行っているのかな(笑)。

 しかし香取クンの 「ヤナヤツ」 ぶりって、設定的にもあまり笑えなかったクリスマスキャロルレベルだったのと対照的に、大野クンのほうはあくまで 「コメディ」 に寄り添っている。 ここらへんは阿部寛サンお得意の 「偏屈男の滑稽さ」 に似通ったものを感じます。

 ただ大野クンは言っちゃなんだが(言うけど)、阿部サンとは対照的にそんなに背が高い方ではない(気ぃ使って言ってんな…笑)。

 ところが大野クンはそれを逆手にとって(大野クンが逆手に取っているのか演出が逆手に取っているのか分からないが)、まるで性格のせせこましさと身長のせせこましさをリンクさせながら視聴者に、この男のコミカルを見せているような気がしてならない。
 見る側はあたかも、主人公の気持ちの小ささを生態観察でもするような気分で、ドラマに没入できるシステムになっているような気がするのです。

 それをどうして実感できるのか、というと、このゴーマン経営者のそばについているふたりの役者に、かなりできる役者が配されていることに原因があるのではないかと。
 そのふたりとは、秘書の小池栄子サンと運転手の杉本哲太サン。

 小池サンは非常によく出来た秘書で、ゴーマン大野クンにある程度ズケズケ本当のことを言っても許されるほど、彼の操縦術に長けている。
 だったら大野クンはこのよく出来た小池秘書と結婚すりゃいーじゃんか、という話になりそうなんだが、彼女は大野クンに恋をするというよりも、その滑稽な生態をときには運転手の杉本サンと一緒に観察して楽しんでいるような、そんな側面が感じられるんですよ。
 彼女は大野クンと結婚して、莫大な資産を手に入れようとかいう野心があまり見受けられない。 そこに今回の、大野クンの相手役である波瑠サンの入り込む隙がおおいに出来ることになる。

 しかし今回の波瑠サン。

 外国のホテルで修業をし数か国語に堪能、というアビリティを持っていながら、第1回目ではその全容がなかなか姿を現さない。 時折フランスだかの?恋人(ベルギー人とかいってたな)から酷い内容のメールが入っていて、こっそり泣いたりしている。 他方で行きつけの銭湯で牛乳を飲むのが日課になってたり、そんなあけすけなところもある。 とてもベールのかかった女性という感覚なんですよ。

 大野クンはそんな波瑠サンに、はた目から見れば非常に分かりやすく好意を寄せていくのですが(笑)、大野クンの手の内を視聴者側は生態観察してじゅうぶん把握しているのに、波瑠サンの気持ちがいつまでたっても掴めない苛立たしさが発生する。 「はぁ~、びっくりぽんや」 という単純明快な部分がないんですね。 いつまでたっても割り切れない未知数。

 しかしその波瑠サンが、牛乳がキライな大野クンの涙ぐましい努力に、空が晴れ渡ったような笑顔を返すんですね。

 この笑顔を見るためには、なんだってしちゃうぞ、というのが、男ってもんではないですか(笑)。 そのからくりがとても共感できる。

 もちろん基本的なスタンスはコメディだから、気楽にドラマを見ることが出来ます。
 なんか最後まで、ちゃんと見ること出来そうなドラマです(最近ちっとも最後まで見る気が続かんのだよな~)。

 ついでのようですが。

 いくら掃除がちゃんとされてるかのチェックとは言え、あそこまであっちこっち触りまくりでは、ホテルは大野クンの指の跡だらけになるのでは(ハハ)。

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コメント

またオジャマします。このドラマはコミカルで面白いけどそれ以上に波瑠がますますカワユイのがイイ!
朝ドラ出る前はなんてことなかったのに、
いい役に恵まれてみんなに愛されるとこうなるのか。
「こんな子いたら誰でも惚れるわ!」

だけど「重版出来」もそうだけど意地の悪いヤツを
ギャフンといわせるとこや、上司にいいたいこと
言って観てる人がスッキリするなんてとこは
単純だけど楽しいですね。

あ、もう一枚借りてきたんです。図書館で。
大橋純子、たそがれマイ、ラブ。
いつも鼻歌で歌ってたんですが
タイトルがわかんなくて歌詞を言って探して
もらいました。この係りの女性も
とても親切でした。ワタクシ知り合うことが
無かった真面目で控えめなヒト。
コーユーヒトは(図書館で働く若いヒト、ミンナ)
いい人とめぐり合ってほしい、と、
おやじは思うのであります。

投稿: ドラマ大すきおやじ50才 | 2016年4月19日 (火) 17時53分

ドラマ大すきおやじ50才 様
コメント連投、ありがとうございます。

私が朝ドラ以前の波瑠サンでいちばん印象に残っているのは、クドカンの 「ごめんね青春!」 で失踪しちゃう、主人公の憧れの人。 いまにも消え入りそうな儚さと、クドカン特有の男っぽさが同居する女性でした。

しかし朝ドラの半年間を通過したあとの今回の彼女。

んーなんか、おやじ様もご指摘のように、「一皮むけた」、という印象がしますね。 存在感が段違いに増しているんですよ。

大橋純子サンは 「たそがれ」 ともうひとつ、「シルエット・ロマンス」 だけの人、という残念な印象なのですが(あと「シンプル・ラヴ」 もあるか)、それがことごとく、段違いの名曲であるのがすごいですよね。 こういう大人の歌い手は、もっともっと世の中は評価しなければなりません。 こういう人が評価されないのは、日本がコドモ社会である証拠だと思うのです。

投稿: リウ | 2016年4月20日 (水) 11時08分

リウさんこんばんは。
ヤフーの感想欄に投稿してみました。
苦労の末やっとできました。
コメントするよりずっと大変。
リウさんの苦労は記事の長さから
恐ろしいレベルと推察します。
なにやらスランプだとか・・・
納得できないんでしょうけど
あまり思いつめないでネ。
書く難しさを知った初心者より。

投稿: ドラマ大すきおやじ50才 | 2016年5月20日 (金) 22時00分

ドラマ大すきおやじ50才 様
コメント下さり、ありがとうございます。 相変わらず週末バタバタが続いて返信が遅れました。 申し訳ございません。

まあ、スランプというよりも、4本も同時に書いちゃったものだから結局アッチャコッチャに目移りして何を書きたかったのかを忘れてしまった(笑)。 そして時間がたつにつれてメンド臭さが倍増した(笑)。 そのうちに次回が放送されてマヌケになってしまった(笑)。 そーゆう構造であります。 その次回分を見てから前の回のレビューに書き足そうとすると、これがまたメンド臭さが倍増するんですよ(笑)。

しかし私も失礼ながら、軽い気持ちで 「ヤフー感想欄に」 などと書いてしまったら、ホントーにやっておしまいになるとは(笑)。

それだけの向上心があると、将来有望ですよ! 票が入ったらもっとやる気が出るでしょうね!

投稿: リウ | 2016年5月23日 (月) 07時08分

リウさん、こんばんは。
そうでしたか、よく読んでみると感想欄に
2,3行書く位のかんじで、となってましたね。
まぬけに「まじか、先生がそう言うのなら・・・」
と、かきこんだんだぜ~~(すぎちゃん元気?)。
結果としてリウさんやここにコメントされる方々の
やさしい言葉しか知らない赤子のようなワタクシが
誹謗中傷のネットの世界を知り、つくずく
良くして頂いてたんだとただただありがたく
感じています。
これを期にコンプレックスであるコメントの中身を
先生であるリウさんをお手本に
ヤフー感想がんばっていきつつ
こちらにも寄らせてもらいま~す。

投稿: ドラマ大すきおやじ50才 | 2016年5月24日 (火) 01時00分

ドラマ大すきおやじ50才 様
コメント下さり、ありがとうございます。

え~、なんかネガティヴコメントでも貰ったんですか? まあ気にしないでいきましょう。

ネットを跋扈している魑魅魍魎の類は(ハハ)まずネットで発言している自分以外の人間を 「エラソーに…」 と思ってる(笑)。 そして自分がそれ以上にエラソーにしていることに気付かぬ 「自分見えない人間」 であることが多いです。

要するに 「コドモ」 なのです。

ネットでの発言は基本的に評論という性格を逸脱できませんから、エラソーに見えるのはもう、どうしようもございません。 「コドモ」 はそこに目くじらを立てる。 「オトナ」 はそういう考え方もあるんだな、と捉える。 一歩進んで、すべての人の考え方を尊重できるようになると、もうこれは 「ホトケサマ」 という境涯なのであります(笑)。

投稿: リウ | 2016年5月24日 (火) 07時18分

リウさんこんにちは。
先日のアドバイスとてもためになりました。
みんなの感想は幼稚な中傷と
うまいなと思うのがそれぞれあって
かたよっていてもおかしいし
楽しくみれるようになりました。
この前までは文句があるなら
見なけりゃいいだろとおもってたのに。
ラヴソング感想欄はシリアスな内容だけに
観ていて勉強になります。
メールアドレス作ったので書いておきます

投稿: ドラマ大すきおやじ50才 | 2016年5月26日 (木) 10時59分

ドラマ大すきおやじ50才 様
コメント下さり、ありがとうございます。 わざわざアドレスを張っていただいて、信用されている証拠だとうれしく思います。

なんかたいしたアドバイス…アドバイスと呼べるものでもございませんが、参考にしていただいて恐縮です。

ネットだと相手の顔が分からないじゃないですか。 相手の素性も分からないし。

エラソーにしてたのが、実は中学生だった、とかいうケースも、あると思うんですよ。 だから 「コドモ」 なのは当然で(笑)。

私も実は51才ではなくて73才かもしれない(笑)。 いや、73才だったらもっとヒマなはずだ(爆)。

投稿: リウ | 2016年5月27日 (金) 07時11分

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