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2016年7月11日 (月)

「ウルトラマンオーブ」 とウルトラマン誕生50年について思う

 NHKBSプレミアムではこのところ、ビートルズ来日とウルトラマン誕生から50年ということで3時間のスペシャル番組を土曜日に放送しまくっている。 ビートルズのほうは録画予約しといたのに 「放送時間が変更になったため録画できませんでした」 とかワケのわからない言い訳で(「お知らせメール」 とかいうのがあるのだ)録画機が勝手に仕事放棄したためレビューの書きようもない。 8月に再放送するらしいのでそちらは絶対に見逃さないようにしようと考えている。 再放送で新鮮味がないからレビューはもうしないだろうけど。

 そーゆー話題はどーでもいいのだが、よく考えてみると 「ビートルズ来日」 で、日本テレビ系列で放映された武道館公演と、TBS系列で 「ウルトラマン」 が放送開始したのがわずか数日のタイムラグであった、というのは両方フリークである私などにとってみるとかなり驚愕の事実だ。
 ただしそのとき私はまだ1歳4カ月足らず。 正直リアルタイムで見たわけではないが、その後の人生に大きく関わってくる2大イベントが、私がバブバブ言ってるときに立て続けに起こっていたのだ。 もしかすっと見てたかもしれないけど、私の両親は石原裕次郎と美空ひばりフリークなのだ(笑)。 当時視聴率が40パーセントだか50パーセントだかあったというビートルズの武道館公演の放送を見ていたとは考えにくい。

 そーゆー話題はこの項ではどーでもいいのだが、なにしろ 「ウルトラマン」 誕生50周年である。
 それに合わせたのだろうが、テレビ東京系列で土曜の朝から新しいウルトラマンのシリーズが始まった。
 その名も 「ウルトラマンオーブ」。

 私にとってウルトラマンシリーズを見るのは、「ウルトラマンマックス」 以来となる(このブログではよく話題にするけど、そこで満島ひかりを初めて見た)。 しかしなんだか最近もやってたらしいのだ、新しいシリーズが。
 いや、なんだかテレビ東京でウルトラマンの番組がなんかやってたことは認識していた。 しかし 「どーせ 『ウルトラファイト』 みたいなもんだろう」 と思って完全無視していたのだ。

 「ウルトラファイト」 というのはその昔、それまで放送されていた 「ウルトラマン」「ウルトラセブン」 あたりの 「決闘シーン」 だけをまとめたものとか、着ぐるみの再利用みたいな感じでウルトラマンたちと怪獣たちが海とか崖とかで戦う、といういわば 「やっつけ仕事」 みたいな短い番組だった。 たぶんそれと同じもんだろう、と思ってたらこれだ。

 だから去年やってたという新しいウルトラマンには言及しない。 NHKBSのウルトラマンスペシャルでちらっと紹介されたので愕然となっただけだ(笑)。 確認もとってないのでガセネタかもしれぬ(NHKがガセネタやるか?…笑)。 ネットで調べてホントだったらけったくそ悪いではないか(笑)。

 なんだかんだと前置きが長いが、本題の 「ウルトラマンオーブ」 である。

 第1回を見た正直な印象を申し上げると、「CGや特撮はすごかった、でも中身が…」。

 この新シリーズ、科特隊みたいなモンスターアタックチームがメインで出てこない。 話を聞く限りだと 「ビートル隊」 とかいうのがあるらしく、その隊員のひとりが 「アバヨ!」 の柳沢慎吾サンなのだが、…正直言ってチームにいられなくなって巷をうろついている印象(爆)。

 メインになるのは、若者3人のなんとかかんとか隊(ちっとも紹介記事になっとらん)。 これがまあ、語るに落ちるというか。 まあいいんだけど。 やってれば、という感じ。

 そこに怪獣が現れてシッチャカメッチャカになるんだけど、そこに現れたのが 「風来坊」、石黒英雄クン(っていう名前かな)(調べんかい)(調べる気にもならず…)。 あの、「仮面ライダー」 とか出てた人ですよ。 最近じゃ深キョンとディーン・フジオカサンのドラマに出てた。

 「風来坊」 というのは 「ウルトラセブン」 のモロボシ・ダン以来のこのシリーズの伝統ではあるのだが、まあ浮いてるとかいう話はいいとして、それが変身のときスピード写真のブースに入って(スーパーマンか)、まあ商魂ありまくりのカード装填アイテムを取り出し、やおら2枚のカードを取り出して、「ウルトラマンさんっ、お願いします!」(頼みます!だったっけな)「ティガさんっ、よろしくどーぞ!」 みたいな感じで2体のウルトラマンを呼び出し、それを合体させるんだなこれが。 フュージョン。 「ドラゴンボール」 みたいなヘンテコなアクションでなくてよかったけど。

 そうするとウルトラマンとウルトラマンティガが合わさったような巨人が登場する。

 ちょっと待てよ。

 そんなことやってたら、ウルトラマンの仲間は無限にいるんだから、無限に着ぐるみ作んなきゃいけないじゃん、という心配が頭をよぎる…(笑)。

 それにですよ。

 ティガというのはもともとウルトラ兄弟ではなかったのでは?

 これを話し出すとムチャクチャ長くなるのであるが、あえて簡単に言うと、もともとウルトラマンというのは行き当たりばったりで兄弟だの光の国(ウルトラマンの故郷)だの後付けで作ってきたためにそのうちワケが分かんなくなった、という経緯を持っているシリーズなのである(笑)。

 まあ、だからいっしょくたで50周年のお祭りでい~のか(笑)。

 そしてもうひとり現れるのが、なんかワルモノっぽいイケメン。 あ~なんか、こういうのは 「仮面ライダー」 で見飽きたぞ、という感じ。 も~い~よ、悪がどうとか光がどうとか(投げやりだ…爆)。

 しかしなあ、風来坊クンよ、「お願いします」 じゃないよ。 ウルトラマンの力を借りないで(しかも2体)もっと主体的にウルトラマンになってくれよ。 「さん」 づけもやめてくれ。

 とにかくもう、最初のお笑い3人組が出てきてからかなりマジメに見る気が削がれているので、情報が曖昧なのはご了承願いたい。

 問題なのは、「よくこんなのが歴史あるシリーズの50周年記念で企画通ったな」、ということだ。 まるで子供だましではないか。 「ウルトラマン」「ウルトラセブン」 は 「いくら子供向け番組でもけっして手は抜かない」、という 「思想」「哲学」 が作り手にあったよ。 少なくとも 「ウルトラマン」 シリーズに生き方を教わった部分が少なくない私などは、オーブの特性であるとか怪獣の属性(火とか風とか、エレメントみたいなもん)とか、シチメンド臭い設定なんかどうでもいいのだ。

 ただまあ、お祭りだと思って見れば腹も立たない。 それにCGと特撮は前述した通り、「50年もたつとこんなに進化するのか」 と驚嘆するレベルだ。
 いずれにしても、「ウルトラマン」 という特撮もののいちばんの醍醐味というのは、着ぐるみであろうが人間同士の体を張った戦いなのである。 言ってみれば 「プロレス」。 それは50年前も今も一緒だし、それがここまで進化したのを見るのはただただワクワクする(褒めてんのかけなしてんのか)。 あとはお笑い3人組の女がキャーキャーうるさくなければなおいい(バカにしてるぞ)。

 そして、NHKBSのウルトラマンスペシャル。

 この手の番組で興醒めするのは、「誰に向けて放送しているのか?」 という部分が分からないときだ。 これからウルトラマンの歴史を知ろうとする者にとっては入門編としていいのかもしれないが、ウルトラマンについて考察し続けてきた者にとってはとても消化不良が残る内容だった。

 この、「ウルトラマン」 というシリーズは、近頃 「コンテンツ」 などと呼ばれて研究されるサブカルチャーのなかでも、もっとも早い段階から花開いていたコンテンツなのだ。 かなり大昔にTBSの深夜に泉麻人サンなどが出演して 「マン」 と 「セブン」 の再放送がなされていたが、その時点でも 「セブン」 で永久に封印されている回のことが話題にのぼっていた記憶があるし、柳田理科雄サンの 「空想科学読本」 でも科学的なアプローチが早い段階からなされていた印象がある。

 そもそも、「ウルトラQ」 を 「ウルトラマンQ」 などと女子アナが言い間違える時点で、「まあ知らねえからしょーがないよ」 とは思うのだが、「マン」「セブン」「新マン」 に変身した役者である黒部進サン、森次晃嗣サン、団時朗サンが揃い踏みするのに感動された日にゃ、というか。 つまり、このシリーズの役者さんたちもスタッフたちも、未だにあっちこっちで思い出話をさせられているわけで(笑)、フォロワーにとってはカビの生えた話ばかりなのだ。

 しかも途中から出てきた爆笑問題が、これがまた知ったかぶりで(いや知ってるんだがね)「そのあと時代劇で悪役なんかやって」 などとしゃべくるのはかなりリスペクトに欠けた行為だ。 不愉快だった。 爆笑とは同年代なんだがね。 なんか田中に知識人ヅラされると腹立つんだよなァ(個人的な見解なので悪しからず)。

 「ウルトラマン」「セブン」 において脚本家の金城サンが、沖縄出身者の視点から物語を書いていた、ということはやはりかなり早い段階からNHKがもうとっくに特集しちゃってるし、問題なのはそこからどうして、ウルトラマンが今日のような 「思想のない」 ドラマになっちゃったのか、ということで(そんなことゆうても仕方ないが)。

 いいのかな。 私のようなオールドタイマーは黙っとけば。 あとは受け継がれた後世の世代が、複雑でワケの分かんない設定のなかで 「生きるんだ!」 みたいな思想のない励ましを子供番組のなかで続けていれば(やっぱりジジイがけなしてるぞ)。

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コメント

セブン派です。ウルトラマンはコスモス君までしかしりません。弟を連れてウルトラマンのショーを見に行きましたがはしゃぐ弟の横で高校生の私はしらけてました(笑)子供達と家族で帰省した時もウルトラマンショーをショッピングモールの駐車場で見ました。幼稚園児の息子はサインを貰いたがるくらいでしたがテレビのウルトラマンが大好きだった娘は幼稚園児だったけどしらけてました(笑)ウルトラマンは宇宙の平和を守るので忙しいのでしょう。時を超え宇宙の平和と正義の為闘い続けてくれるウルトラマン。男の子の永遠のヒーロー!リウ様も男の子なんですね。でもウルトラセブンが大好きです。平和主義のコスモスも好きです。

投稿: ささ | 2016年7月12日 (火) 10時27分

ささ様
コメント下さり、ありがとうございます。

「反応がないとやってて虚しい」 などと書いてしまったせいか、ほとんど孤軍奮闘状態でコメントを連投してくださり、なんか申し訳ないです。 ホントは読むだけにしておきたいのでしょうに。

「ウルトラマンコスモス」 は 「マックス」 の後番組でしたが、「風の谷のナウシカ」 みたいなことをやってて最初の数回しか見てませんでした(笑)。 どうもこういう方向の平和主義のウルトラマンは見たくないというか(笑)。

私たち現代のドラマ好き中年にとって、「ウルトラセブン」 というのは良質ドラマの原点なんだと思います。 もちろん私もこのシリーズのなかではダントツで1位です。 もちろん 「ウルトラマン」 にも奥の深い回はあるのだけれど、「ウルトラセブン」 の多様さ、シュールさには敵わない。 アブストラクトだし。 そりゃ、「セブン」 が放送されていた1968年というのは、ビートルズもジョンレノンとオノ・ヨーコがモロ前衛音楽をビートルズのアルバムに無理やりぶっ込んだり、コンクレートミュージック全盛の頃でしたもん。

私のウルトラマン好きというのは、たぶんに二子玉川園という遊園地のせいですね。 二子玉川は今セレブの都市と化していますが、その昔遊園地があったんですよ。 「キヌタ・ラボラトリー」 というクレジットを 「セブン」 のタイトルバックでご記憶ではないでしょうか? 世田谷のこの辺りは円谷プロとか円谷プロにゆかりの深い東宝スタジオとかがあったせいなのか、この二子玉川園という遊園地ではウルトラマンのショーをはじめとして着ぐるみの展示とかイベントが頻繁に開かれていて、私もかなり幼い段階からこれに夢中になっておりました。 付近を走る東急バスは未だに銀と赤の 「ウルトラマンカラー」(笑)。

ちなみに東宝映画の 「七人の侍」 のロケ地は、この世田谷区砧(きぬた)のあたりなんだなァ~。

投稿: リウ | 2016年7月13日 (水) 07時49分

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