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2016年7月12日 (火)

永六輔のいた時代

 永六輔サンが亡くなった。

 ラジオ人間である私にとって、永サンは常に 「TBSラジオの人」 といった印象がある。 実際は放送作家から始まって作詞家、作家などひとつのメディアに収まるような人ではなかったのだが。

 物心ついたときからいつもラジオがTBSのチューニングのままつけっぱなしだった我が家には(現在も未だにそうなのだが)「遠くへ行きたい」 の尺八のメロディーが流れてくる 「誰かとどこかで」 が毎日かかっていたし、土曜日はマリンバのテーマ曲で始まる 「土曜ワイドラジオ東京 永六輔その新世界」 が常にかかっていた(ラジオ東京というのはTBSラジオの旧名)。

 数年前その、「誰かとどこかで」 の番組のなかで、永サンが突然号泣しだした、という回を、私はたまたま聞いていた。 「こんな、番組中で僕が泣くなんて初めてでしょう」 と永サンは相方の遠藤泰子アナに弁明していたのだが、思えばそれが永サンのパーキンソン病の兆候だったのかもしれぬ。

 永サンはそれから 「土曜ワイド」 のなかでもかなり鬱気味になり、あれほど早口で饒舌だったのがアシスタントの外山惠理とかはぶ三太郎に進行を任すようになった。 それが一時持ち直したのが、体調不良の原因がパーキンソン病であることが分かったときだった。 永サンは目の前の霧が晴れたかのように元気になった。

 しかしまた徐々に病気に負け気味になり、ここ数年は完全に何を言ってるのかよく分かんない感じになり(私は耳も遠いのでなおさらだった)、私も自然と 「土曜ワイド」 を聞かなくなった。 たまに聞くと外山とはぶがしゃべってる後ろで、なにか 「う~う~」 と聞こえる。 外山が永サンにしゃべる場を与えても、言語不明瞭で分からない。 「誰かとどこかで」 も同様で、遠藤アナが主体的にしゃべることが多くなった。

 ついに 「誰かとどこかで」 が終了し、「土曜ワイド」 も終了。 ただ 「土曜ワイド」 の流れで月曜日の夜、やはりTBSラジオで 「六輔七転八倒」 が始まったのが去年の秋だったか。 それもついこないだ 「番組に出演が叶わない」 という理由で終了し、それからたった2週間で死去が発表された。

 「七転八倒」 の後番組で全体的に 「土曜ワイド」 の形態を継承しているといっていい、はぶ三太郎がメインパーソナリティの番組、「いちにの三太郎」 は、永サン死去が発表されたまさに昨日が週イチの放送日で、当然のごとく永サンの追悼番組になった。

 私は仕事中にかいつまんで聞いたのだが、そこでとても不思議な感覚に襲われたことを告白しなければならない。

 外山とはぶ、さらに 「土曜ワイド」 時代からの準レギュラーであったピーコたち出演者が永サンの思い出をしゃべっている後ろに、いつものように永サンがいるような錯覚に陥ったのだ。

 もちろんそれはユーレイとかオカルト的なものではない。 外山とはぶが永サンから教授されたさまざまな経験値が、その場にあたかも永サンをバーチャルリアリティのように浮かび上がらせたように感じたのだ。

 外山惠理は私の知る限り、当初TBSの局アナとしてはかなり気持の定まってない性格だったのだが、おそらく彼女は永サンに仕事のなんたるかを強烈に叩き込まれたに違いない、と踏んでいる。 彼女はラジオに局アナとしての自分の居場所を見つけ、永サンの追悼が目的であるこの番組でも、取り乱すことなく明るくその場を取り仕切った。
 彼女は昨日の番組内で何度も永サンに話しかけていたが、それはその場に 「千の風」 となって漂う永サンに向けたものであった。
 ここ数年ずっとそのパターンだったから、という理由もあるのであるが、昨日の番組はすっかり 「永サンがまだそこにいる」 と思わせるにじゅうぶんな内容だったのだ。 そのことが却って、また私を悲しませる。 そして永サンの遺したものを、外山惠理のなかに感じる。

 番組では在りし日の、まだ早口で饒舌だった頃の永サンの音声が流れたのだが、その頭の回転の速さが、またひどく懐かしかった。
 そう、私は永サンのモノの考え方に、ちょっと憧れていたのだ。
 永サンはラジオを通じて、私にいろんな目を開かせてくれた気がする。

 永サンの訃報を追うように、ザ・ピーナッツの伊藤ユミサンが2か月近く前に亡くなっていたことが発表された。 去年あたりから、月の家円鏡サン(橘家圓蔵サン)とか加藤武サンとか、よく慣れ親しんだ人たちが次々死んでゆく。
 個人的なことであるが、私の親戚のおばさんもこの週末に亡くなった。 4月には私がお世話になったおばさんが亡くなっているし、このところ私は妙に息苦しさを覚えて仕方ない。

 それは両親との別れの時がだんだんと近づいている、という息苦しさにほかならない。 親が年老いていくのを見るのはつらいものだ。 近い将来か遠い将来か分からないが、「そして誰もいなくなった」、という時が来るのが私は怖い。

 永サンが作った歌が流行っていた時代。 ザ・ピーナッツの歌が流行っていた時代。 そして私の世代の歌たち。
 近頃じゃとてもまっすぐであるがこちらの心に届いてこない、饒舌な励ましの歌が氾濫している。

 でもそれはそれでいいのだろう。
 分かりあえる者たちの間で分かりあえれば。

 ただそんな日本の将来に、興味があるのかどうかと問われれば、私の答えはノーのような気がしている。

 こうして疎外感を抱きながら、私も死んでいくのだろう。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

訃報を知ってとても淋しいです。だんだん自分達の歩んだ道が遠くなります。永さんの早口のおしゃべりが懐かしいです。天国できっと美しい言葉紡いで下さってることでしょう。生まれたからには死は必然ですが、別れは悲しく淋しいです。九ちゃん八大さんと出会えている事を願っています。ご冥福をお祈りします。

昔々、20年くらい前に友達と北海道を旅していたとき、二人きりしかいなかったその場所に1台の車が。中から永六輔さんとお連れの方がおりてこられ、びっくりしたことがあります。思い切って声をかけたら、握手、写真、サインに応じてくださり、私たちの旅の失敗談なども楽しそうに聞いてくださったのです。(そのあと、もっと若いグループがやってきて、なんと永さんに「シャッター押してくれませんか?」とのたまい、永さん以外が大慌てしわたしが奪うようにカメラマンになったっけ) そのあとの旅のテーマソングは上を向いて歩こう でした。
今回の訃報を聞いて、トットちゃんのことを考えていました。黒柳さん、「最後の一撃のよう」とコメントしていましたね。自分はまだ回りに人がいますが、少しずす友達も会わなくなってきており、年上の親戚も減ってきており、リウさんの「そして誰もいなくなった」が実感され始めてきました。急にそう感じ始めたのです。これからますますそう感じていくのでしょうか…。

名前を書いておりませんでした。失礼しました。

ささ様
コメント下さり、ありがとうございます。 ケータイということは、右指での入力になるのでしょうか。 再度申し上げますが、ご無理はなさらないでくださいね。

私も相変わらずサクサク動かないPCに苦戦しながら入力しております。 文章を読んだだけでは伝わってこないのでここでぶっちゃけます(笑)。 変換するといちいち英語入力になっちゃうんですよ。 そのたびにプロパティを呼び出して…みたいなことやってます。

テレビを見ながら両親が 「いや~年取ったねこの人」、という言葉を、小さい頃や若い頃によく耳にしたものですが、それがいつしか私たちが感じるようになり、そして私たちのテレビの時代を担った、私たちの親の世代がいなくなっていく。 それは必然ではありますが、それが 「自分が生まれる時代を自分で選んだ」、ということなのじゃないか、という気がしています。 私たちはコント55号やドリフが面白い、と思える時代に生まれてきた。 いまの若い世代はダウンタウンやくりぃむしちゅーやナイナイが面白いと思える時代に生まれてきた(これ以上新しい世代のお笑いは私には完全に分かりません…笑)。

だから新しいお笑いタレントにちっとも笑えなくとも別にいいやという気がしますし、新しい歌なんか別に知らなくてもいいや、と思う。

でもそれはそれで、なんかさびしい気がするな。 「お前らそんなののどこがいいんだよ」、と言いたくなる。

これが 「年寄りの冷や水」 というのでしょうかね(笑)。

たか様
コメント下さり、ありがとうございます。

しばらくコメントしないと、「この情報を登録する」 で自分のHNを登録してても、消えちゃうみたいです。 私も度々この失敗をします。

それにしても、貴重な 「有名人遭遇体験」 をなさっておいでですね! 私なんか目の前で見たのって、二子玉川で美輪明宏サンと、ハトポッポと…(笑)。 あ、あとポール・マッカートニーだ(これは入り待ちだから当然と言えば当然)。

喪った人たちよりも、これから出会う人たちのほうを多くすれば、このような寂寞感に襲われることもないんでしょうが、実のところ 「わが人生に影響を与えた」、と呼べるような人たちというのは、どうしても先達ばかりになってしまうものです。 イチローなんかは私より年下でも偉大な人物、と思うのですが、でも何か影響を受けたか、というと何もない。

特に私のように、サブカルチャー(私にとってはいずれもメインストリームなのですが)に傾倒していると、影響を受けた人たちに対する尊敬の度が違うんですね、一般の方と比べて。 だから喪失感も余計に大きい。

こんなことより自分の生き方をもっとメインに考えていれば、これほど打ちひしがれることもないのでしょうけれど。

親戚にしても、昔のほうが子だくさんな親戚ばかりですごくそれ自体がパワフルなんですよ。 いまはどこもひとりっ子とかそんな感じで、「家族」 という集合体にバイタリティがない。 親戚を喪う喪失感も、そこから出発している気がしています。

リウ様

ご無沙汰してます。
今日はこちらの方は、すごい雨が降ったりやんだりの荒れた1日でした。

今年になって 永さん以外にも
蜷川幸雄さんや冨田勲さん、白川由美さんと私たちの年代では超有名人の方々が亡くなっていき、寂しい限りですね。
鳩山邦夫さんが、あまりにも早く亡くなられたのには驚きましたけど・・

若い頃には、こういったニュースにも「ああ、なくなったのね」くらいの反応しかしませんでしたが、やはり年齢がいくに従って、しみじみと感じ入るものがありますね。

さてさてリウ様の「ウルトラマン」のblogはすごいボリュームでしたね。書くのはさぞや大変だったのではないでしょうか?すごい時間が費やされたのではないかと推察致します。それだけ、思い入れが強かったのでしょうね。  絶対ビートルズには負けると思うけどけど・・

今クールのドラマは、まだこれからなのでどうなるかわかりませんけど、リウ様がチェックされてる番組はどんなものがあるのでしょう?

rabi様
お久しぶりです。 コメント下さり、ありがとうございます。

追悼記事というのは、数年前まではよく書いていたものですが、なんか常態化されてきていやんなってきた、と申しますか。 死ぬことばかり書いてると前向きになれない、と申しますか。

今年は特に海外ミュージシャンの訃報が多いのですが、みな私の親世代。 プリンスなんかは別ですけど。 親世代、というのが嫌なものです。 ポール・マッカートニーだってリンゴ・スターだって、もういい年ですし。

あーやだやだ。 考えたくもないです。

「ウルトラマン」 の記事は言いたいことぶちまけた感じなのですぐ書けました(笑)。 裏付けをとるためにいろいろネットできちんと調べながら書くのが普通なんですが、この記事はなにも見てない(笑)。

もうジジイだから別に記事の信用度とかい~か、という気はしてます(笑)。 ジジイの言うことだから勘弁してくれるだろう、という感じ?(笑)

別の返信で書いたのですが、ホントは昨日、「今年の夏ドラマは今のところ全滅」 という記事を書いたのですが見事にフリーズしてしまいまして。

全部5分以内でリタイアなので、記事もとても簡素なものだったのですがそれでもフリーズしてしまうと、もう最初からやる気がなくなって。

「家売るオンナ」 が最後の砦だと思っているのですが、記事を再度アップするのはこれを見てからかな~、いや、別にい~かな~。

リウ様

フリーズするとやっぱり悲惨ですよね。
もう一度なんてとっても思えませんもの。
がっくりですから・・・bearing

「ジジイ:というにはまだまだ早いですよ。notes

いまや人生80年ですから、80代の方から見れば、まだまだ半人前。
といいつつ、自分も能力の低下は甚だしく、後は野となれ山となれの域に到達しつつありますが・・・

「家売るオンナ」見そびれました。残念。
まあ、2回目からでもいいか〜。

木曜 松嶋菜々子さんの「営業部長・・・」
日曜 「そして、誰もいなくなった」
金曜 柄本佑「ヤッさん」
ぐらいでしょうか?
「ヤッさん」はテレ東だから、こちらでは見られないけど。

向井君の「神の舌・・」は堤さんだからか「TRICK」と同型のパターンのような気がしました。もういいかなって感じ。

今クールはいま一つな気がしてます。

rabi様
参りました。 窓開けて仕事行ってたらPCが雨かぶってまともに入力ができません。 しばらくお待ちください…。

rabi様
あらためて返信いたします。 なんとか復活いたしましたが、もう仕事なのでまたあらためて明日の朝にでも返信いたします。 お待たせして申し訳ありません。

ただとりあえず、「夏ドラマ全滅」 という事態にならなかったことだけはお知らせいたします(笑)。

PCなんとか復活したのですね。よかった〜happy01
壊れちゃうといろいろ大変。
私のmacも先日、朝、開こうとしたら電源がoffのまま。あれれ、逝っちゃったかなと焦りました。
でも、ダメ元で電源コードをつないだままにしてたら15時間くらいで電源ランプがいつのまにか点いて復活してました。完全放電しちゃったらしいです。

「そして、誰もいなくなった」見ましたよ〜。
いまどきの題材で恐い世の中になっていくんだなぁという思いで見てましたけど、第1回目から入り組んでるなあって感じでした。
でも次回も多分見ると思います。

リウ様の
>ただとりあえず、「夏ドラマ全滅」 という事態にならなかったことだけはお知らせいたします

気になるなあ。どのドラマがupされるのか楽しみに待ってますね〜。

rabi様
あらためて返信いたします。

PCって、勝手にいろいろインストールしていって勝手に重くなって勝手に使い勝手が悪くなる。 要らんもんは要らんのですが、なんとかならんのでしょうかね。 電源を入れてから使えるようになるまで時間がかかることかかること。

「そして誰もいなくなった」 はまだ未見ですが、題名通り 「期待ゼロ」 で録画予約しなくて(「仰げば」 と 「そして誰も」 のW録画で手いっぱいだったので)リアルタイムで見た 「HOPE」。 韓国ドラマの原作でジャニーズが主役で、とディスられポイントだらけのドラマでしたが、これがかなりいい出来でした。 とりわけ私のような、「世のなか分かってない」 ためにいろいろ失敗する不器用な人間にとってはいちいち思い当たる経験だらけのドラマでした。 こういうドラマは生きるのに器用な人間が見ても共感は得られますまい。

「家売るオンナ」 は脚本が大石静サンなので、切れ味が少々鈍い気がしますが、大石サンが遊川和彦風にドラマを作るとこうなる、という感じで面白い気がします。

「侠飯」ですが、生瀬サンと柄本クンの組み合わせがなかなか面白い、と感じましたが、第1回目に出てきたメシが、そんなにうまそうに感じなかった(笑)。 たぶんもう見ないかも?

あと始まってないので注目してるのはrabi様も挙げてらした松嶋サンのヤツですかね。 カミサマ、私に記事をアップする気力をお与えください(笑)。

リウさん、こんばんは。
二日続けて消えた、コメント。
今日こそは・・・。
ホープと家売る、面白い。
記事待ってまーす:「、・¥^-!

消えるのが怖いのでさっきの続きですー。
まあ、書きたいドラマならぜひ記事見たいけど
そこまででもないならきたるべき時まで
気力を温存しておいてくださいね。
リウさんのやる気を起こさせるナイスな
ドラマが出てくるのをわたしいつまでも
まつわ~まつわ~いつまでもま~つ~わっ!

今日は消えない。調子いいわ~。
キーボード変わって慣れないなら
早く手になじむように
いっぱい打たないといけませんな~、?、!!!。

ドラマ大すきおやじ50才 様
エラーにめげずコメント下さり、ありがとうございます。

「記事にまで至らないドラマ」 についてはコメント欄で言及している場合が多いので、そちらをチェックされると思わぬ拾い物をするかもしれません(笑)。 ただこの永サンの記事のコメント欄で言及していたりと、かなり神出鬼没なのが難です。

「家売るオンナ」 はこれまで面白いときは面白く、シリアスなときはシリアスに推移してきた日テレ水曜22時ドラマのなかでは、比較的不安定要素が多いように感じます。 題材だけは一級なのですが。

そのいちばんの原因は先のコメントでも指摘したように大石静サンが脚本をしている、という部分。

大石サンによる日テレ水22ドラマは確か以前に 「ギネ」 があったと思うのですが、これも題材が良かったわりに料理のしかたがまずかった覚えがあります。

「家売るオンナ」 で気になるのは、北川景子サンの 「GO!」 ですかね(笑)。 いかにもわざとらしくて(笑)。

おっと、どうしましょう、これ以上書くとレビューみたいになってしまうのですが…(笑)。

リウ様しばらくぶりにコメントします。

永六輔さんは、ラジオの楽しさを教えてくれました。外山アナは永さんの最後の弟子みたいな存在だったでしょうか。
しかし、永さんの後を逐うように大橋巨泉さんもあの世に行ってしまいましたね。黒柳さんが心配です。


子供心に、「巨泉って偉そうにしてるな〜」と思っていた自分ですが、でも巨泉さんの番組は好きだったです.。もうあんな司会者は出てこないだろうな。

昨年金スマで、クイズダービーの完全復刻版やっといてホント良かったなぁ…
確かその復刻版最後のクイズ問題がヒラリークリントンの話で、巨泉氏が「あのおばさんは一筋縄ではいかない。次の大統領はヒラリーかも知れない」 って予言してたのを思い出した。

まほろ様
コメント下さり、ありがとうございます。

巨泉サンのことについてはなにか書かねば、と思っておるのですが、いかにも永サンの訃報から日が浅すぎて。 なにか気の利いたことが頭に浮かんでこなくてこのところモヤモヤしています。

巨泉サンの強引さというのは、昔のテレビではとても標準的だったと思います。

つまりそれだけ、強引なキャラが多かったんですよ、昔のテレビは。

強引なればこそ多少の反発は受けこそすれ、テレビを引っ張っていく力に満ち溢れていた。

今はそんなことよう出来ないでしょう。

反発を怖がってちゃ何もできない、のではなく、反発がその人を潰してしまう時代だからです。 紳助サンがいい例だ。 暴力団との付き合いなんか、昔は芸能界の常識だったんですから。

かなり鉄面皮でいなければ、かなりの鈍感でなければ、かなりネットだのの評判から自分を隔絶しなければ勤まらんのですよ。

気の利いたことが書けなくて、などと書きながら、ここまで書いてしまいました(笑)。

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BOOKS

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下

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     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

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  • ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白

    ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白
    まず驚かされるのが、表紙のポールの写真です。 よくこんなのが採用されたな、というくらい、刻まれた年輪が顕著に分かる 「年老いたポール」。 飾り気のないその写真に、「素のポール」 をあぶり出そう、という心意気が見える。 そして実際、著者のその目論見は、成功しているように思えます。 何より大きいのは、「NME」「Q」「MOJO」 など音楽メディアで長年記者を務めてきた著者がポールと同じリバプールの出身者である、ということ。 さらにポールと同じファースト・ネームであること。 だからポールはまるで自分の分身に話しかけるかのように、時折同郷人にしか分からない言葉で気さくに著者に話しかける。 この本を読む者は、まずその 「不思議なリラックス感」 に包まれるはずです。  本の構成は大きく二つに分かれます。 前半ではビートルズからウィングス、ソロに至るポールのたどってきた長い長い歴史、後半ではポールの人格に迫る試みがなされていく。 そのインタビューは、一気に行なわれたものではありません。 著者がNMEの記者だった1979年のものから、明示はされていないがおそらく2013年、「NEW」 の発売前後が最新のものではないか、と思われます。 実際読んだ感覚では 「キス・オン・ザ・ボトム」 あたりが最新のような気もする。 その30年以上にわたる膨大なポールへのインタビューを、項目によって構成し直しているようです。 ですから、今年(2016年)亡くなったジョージ・マーティンについてのポールの見解であるとか、最新の情報が提示されているわけではない。 ポールの情報というのはこの歳になってもなお日々更新型ですから、その点については物足りなさが確実にあります。 さらに、30年以上というとポールのものの考え方にも変化変遷があってしかるべきだと思うのですが、30年以上をリミックスにかけているからその変化というものがつかめてこないもどかしさがある。 表紙を飾ったポールの 「老い」 という問題にも、この本はきちんと答えてくれているわけではない。 さらに言えば、ジョン・レノンの死について多くが割かれているのとは対照的に、2001年に亡くなったジョージ・ハリソンの死についての記述はない。 正直なところ、このような本を読み漁ってきた身としては、衝撃に値するような情報が書かれているわけではありません。 しかし前述したような、リラックスしたムードのなかでポールと語らっているような疑似体験を共有できる強みが、この本にはある。 この本全体に貫かれているのが、この心地よさなのだ、と思うのです。 その心地よさが乱れるパートがあります。 自身の失敗作、どうでもいい作品について語るときのポールは多分に感情的になりがちであり、イライラした様子を隠しません。 特に 「シークレット・フレンド」 を語るポールのくだりはポールファンなら一読に値する部分でしょう。 しかしそのイライラも、ポールの人間性が垣間見える瞬間としてこの本にとっては必要なパートなのです。 3000円以上と、この本は決して安くはない部類の本です。 ただその値段に見合うパフォーマンスは兼ね備えています。 この本と付き合った1か月足らずの間、心地よい体験をすることができました(アマゾンの自身のカスタマーレビューより)。

  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

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    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

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    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

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    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
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    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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