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2017年10月13日 (金)

「奥様は、取り扱い注意」 綾瀬はるかは、どこに向かっているのか

 NHK大河 「八重の桜」(2013年)で 「会津のジャンヌ・ダルク」 を演じて以来、綾瀬はるかのドラマには 「アクション」 がつきまとっている気がする。 ただ 「精霊の守り人」 の印象が強いだけの話であるが、個人的に彼女は 「きょうは会社休みます。」(2014年)のような、おっとりとした役が似合っているように思う。

 そんな彼女がヘンな角度から最近注目されたのは、ノーベル文学賞をもらったカズオ・イシグロ氏の原作によるドラマ、「わたしを離さないで」 の主役を去年(2016年)TBSで演じていたことが原因だった。 ほかのテレビ局がカズオ・イシグロ氏のことなんかほとんど覚えていなさそうな日本人の関係者にトンチンカンなインタビューをしていたのに対して、TBSだけが自局の先見性を誇らしくアピールしてたっけ。

 大河ドラマ出演以降、彼女は(事務所の意向かもしれないが)かなり出演する作品を選んでいるように思う(大河以前の彼女のドラマは 「白夜行」 も 「ホタルノヒカリ」 も 「セカチュー」 も見てない私が言うのもなんだが)。
 「わたしを離さないで」 も彼女の愛読書であった、と聞く。
 この作品は閉鎖された環境の中で人間がどのような行動を取るか、という、かなり分かりにくいテーマを秘めた問題作だった。
 ふつうこの手の、いわば現実離れした設定で視聴者に深い思索を求めてくる 「難解なドラマ」 というのは敬遠されがちだ。 よって視聴率もあまりパッとしなかった(いや、惨敗の域か)。

 私はこのドラマを最後まで見ていたのだが、主人公の綾瀬はるかに意地悪をし、同時に強く依存していた相手役の水川あさみのほうが、この 「不条理ドラマ」 のなかで生き生きと泳いでいたような印象がある。 かえって役柄上でもなにを考えているのか今イチ分かりにくかった主人公の綾瀬はるかを見ながら、彼女はこれから自分がどういう女優でありたいのかを手探りしているのかな、という余計なことを考えていた。
 彼女はアイドル然としていた20代の自分から脱皮して、もっと文学的な、高い精神性を目的としたドラマの女優になろうとしているのではないか。

 ところが同時に、綾瀬はるかは 「LIFE!人生に捧げるコント」 でドジョウすくいみたいなあられもない恰好をしながら、彼女の持ち味である 「ボケ」 全開のコントをしたりする。 これはおよそ文芸作品に出ようとするような女優の所業ではない。 いったい彼女のやりたいこととは何なのだ?!(笑)

 いや、先にも示したように、綾瀬はるかの進むべき道というのは、「きょうは会社休みます。」 のような、「おっとりしつつもかなり状況分析、自己分析に優れたモノローグによって展開し、視聴者の共感を得ていくドラマ」 なのではないか、と私は感じる。
 けれども彼女が考えるのは、「精霊の守り人」 のような 「アクションもできる幅の広いレンジの女優」 らしい。 その方向性が、今回の 「奥様は、取り扱い注意」 にも色濃く反映されている。 同時に 「内容を深いものにしたい」、という方向性もこのドラマからは強く感じる。 それが、このドラマのベクトルが二分化されているような印象につながっている。

 このドラマの設定は、秘密工作員であった主人公が 「普通の結婚生活を送りたい!」 と願ってIT企業の経営者である西島秀俊と結婚するが、普通の主婦という仮の姿を演じながら、ご近所で起こるDVとか恐喝などの被害を受けている女性たちを助ける、というもの。 綾瀬と西島と言えば 「八重の桜」 で兄妹どうしだったが、なんかやっぱりこのふたりが夫婦というのは…(笑)。 アブナイ匂いが…(笑)。

 それはそうと、ご近所問題解決ドラマということなら、水戸黄門的な、スカッと解決単純明快勧善懲悪ものを期待したいところだが、どうもこのドラマ、展開が少々まどろっこしい。 お仲間の主婦ふたり、広末涼子と本田翼が(特にヒロスエ)話に深遠さを与えようとするのだ、時々。 それが話のスピード感を相殺している。 この三人の掛け合いがもっと鋭いと、話に勢いが生まれる気がする。

 そしてこのドラマがワルモノ退治で今イチスカッと解決に至らないように見えるのは、それは 「昨今のネットによるバッシングのほうがよほど過激だから」、という点に原因がある気がしている。

 これは直近の例であるが(なおちかじゃないよ)、この6月に起きた東名高速で追い越し車線に車を強制的に停めさせて後続のトラック追突で夫婦ふたりを死に至らしめたバカッタレに対する、世間の厳しい目だ。

 この事件が犯人に対する憎悪を煽っているのは、その状況的なことは当然として、それを警察が 「過失運転なんとかかんとか」 という 「なんか軽そうな罪状」 でしか取り扱っていないことにあったりする。 またバカッタレの同乗者の女性に対する非も問題視されていないことにあったりする。

 こういう理不尽が罷り通ると、ネットではどうなるか。

 「死刑は当然」 と言い出すのはほんの序の口で、自らの義憤を吐き出そうと過激な意見を掲示板に書き込む人が続出するのだ。
 ひとりひとりの意見は、それは小さいものだ。
 だがそれが何万と集まると、それは巨大なうねりとなる。

 それについての是々非々はここでは論じないが、私などはこういうネットの過激すぎる鬱憤晴らしに少々慣れ過ぎてしまったのではないか、と感じるのだ。 だから綾瀬はるかがいくらスカッとワルモノ退治しても、「なんか物足りない」、などと思ってしまったりするのではないか(なんだ、これって自分の問題ではないか)。

 第2話では、昔AVに出ていた主婦が 「ばらされたくなければ1000万出せ」 と嫌がらせを受けるのだが、それに対して町内会が開かれ、大勢が 「人に言えない仕事を昔やってたアンタがこの町を出てけば」 という雰囲気になる。
 しかしネットによる 「義憤の連鎖」 が常態化している今日では、こうした身勝手な考え方というのは、却って排除されるのではないか。
 つまり、「町内会の論調おかしいでしょ、AV女優って、別に悪いことをやってたわけじゃないじゃん、職業差別でしょ」 というコンセンサスが容易に構築されるはずだ。 その点でこの展開は、あまりリアルではない。

 リアルではない設定のドラマの中で、何をリアルに見せていくか、というのは問題だ。 綾瀬はるかも作り手も、そんななかであえいでいるような気がしている。

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コメント

リウさんこんばんは。やはり「今日会社休みます」は
役に合ってて良かったですね。今回の「奥様~」は
気軽に見られる内容で楽しいと感じてます。
30才過ぎると写真集でも自然な表情で、
露出もほどほど、カメラマンも女性でなかなか
センスのある仕上がりでしたヨ。
(中古を買い求めま・し・たっ。お願い、責めないで・・・。)
今回の役もおとぼけ路線は卒業して
おもいやりからくるやさしさと、芯のある女性像を
持ちつつ、夫婦の夜の生活もお約束のように
入れてくる。女優として思いを巡らせつつ、、
間違った方には行っていないように思えます。

ドラマ大すきおやじ様
コメント下さり、ありがとうございます。

おやじ様も好きねぇ(カトチャン…笑)。 レンジが広いのねぇ…(笑)。 私もレンジは広いですが(男ってどーしてこうなんでしょう…笑)。

このドラマ、西島サンがなんか裏の顔を持ってそうな気もするんですが(笑)。 でないともったいない感じだし。

その西島サンとのはるかチャンの絡みは、第2回目でこなれてきたのか、結構クスッと笑える感じになってきた気がします。 やはり 「LIFE」 路線か?(笑)

ただまあ、もうちょっとはじけてほしい気も。

では、「アシガール」 ワン、入りまーす(やっぱり 「ひよっこ」 ロスなのか?…笑)。

超久々にコメントします。
このドラマ、同じNTVで2011年に放映された
「秘密諜報員エリカ」に基本プロットがそっくりです(笑)
あちらは深夜帯のドラマでしたので、良い意味でのB級感満載でちょっとお色気もありなかなか楽しめましたが、こちらはゴールデン枠なので、その辺がもう一つ弾けきれない部分があるのではないかと考察します。

fuku様
コメント下さり、ありがとうございます。

ホント、いつぶりでしょうか。

「エリカ」 は残念ながら見てなかったのですが、夜の生活のことを匂わせたり、綾瀬はるかサンの許容範囲内で収まっている感じはしますね(笑)。 まあ、カズオ・イシグロ原作の 「わたしを離さないで」 も、その特異体質のせいか性欲がかなり強い女性の役をやっていましたが、実際のベッドインはなかった。 じっさい綾瀬サンは結構グラマーなので、そこを強調させると、崩れてしまう一線があるように思います。 女性たちの悩みに深く入り込んでいるように見える今回の作りは、そこのせめぎ合いの中から生まれているような気もします。

最後に玉鉄(今やマッサンのイメージが強いが)
やはり「八重の桜」を意識していましたね。

「平清盛」直後に「潜入探偵トカゲ」という
後白河法皇役だった松田翔太と
白河院役だった伊東四朗が抜擢された作品が
放映されていた事を思い出します。
(松ケンは、この時期は干され気味だった)

両作品に共通しているのはチート設定の主役無双、
ストーリーは先が読めるor猿でも解る
早い話がキャスト人気主体でツマラン内容。

巨炎様
コメント下さり、ありがとうございます。

「潜入捜査トカゲ」 は見ておりませんが、この 「奥様は取り扱い注意」 に関しては、途中から西島サンの役割が重要になってきてまあまあ楽しめた気がします。 ただまあ、妙に尻切れトンボ的でしたね、ラストは。 続編があるような。

やはりこのドラマのメインの魅力というのは綾瀬はるかサンの痛快アクションだったですね。 最終回のワンカットの殺陣はかなりリハーサルしたんだろうな、と感じました。

でも途中から、「なんかおかしいぞ?」(笑)。 なんでひとりずつ戦わせてんだ向こうは? そしていちばん弱そ~なマッサンがラスボス(笑)。 そしてあっさり降参。 なんかまだあるよな~このドラマ(笑)。

>なんでひとりずつ戦わせてんだ向こうは?
こういう所が嫌い。
主演が周囲を引っ張っているのではなくて
周囲が主演に併せてあげているチヤホヤ感。
演技力も最近、CM出演が増えて復活してきた
広末涼子の方が上だったし
主役夫婦はイケメン俳優使ってママゴトでも
しているようにしか見えませんでした。

という訳(?)で来年は清盛と時子の
夫婦ドラマが始まるようです(笑。

巨炎様
コメント下さり、ありがとうございます。

私が考えたのは、ひとりずつ戦わせるとか、「なんか向こう(マッサン側)に意図があるのではないか」、ということです。 どうもはるかの戦闘能力を測っているような分析しているような。
そしてはるか側も、「気持ちいい~~ッ!」 とか叫びながら、相手の意図を探っているのでは、みたいな。

なぜなら、このドラマを作っている金子という人は、西島サンが出てたほかのドラマでも、「ナントカの裏の裏」 みたいな話を作るのが上手でしたから。 セレブな奥様を取り巻くいろんな話には詰めが甘いとかいう部分はあったけれど、このドラマは結構重層構造だ、と思ったんですよ。 評判が良ければ続編作ってその奥の手を見せますよ、みたいな。 今のとこ評判がさほど芳しくなさそうなので(ハハ)続編の連ドラは無理?(笑)2時間スペシャルで種明かし、みたいな(笑)。 逆に評判が良ければ、「続きは映画館で!」 ということになったでしょうね。

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    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
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    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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