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2019年4月27日 (土)

2018年ビートルズ関連、怒濤の出費ラッシュ(その2)

 この項目、(その1)において 「年をまたいで言及する」 と書いておきながら、生来の怠け癖が祟って4ヶ月も経ってしまった(実は1月5日に半分くらい書いていたのだが)。 発売元のユニバーサル・ミュージックからは(その1)に対して文句も来ないし(つまり私のイチャモンに反論がないのだろう)、別に誰の需要もないと思うが、書かないのも癪なのでとりあえず書くことにする。

 と、その前にポール・マッカートニーについて新たなイチャモンの火種が出来たため、そちらから触れることにしよう。


ポール・マッカートニーの新譜 「エジプト・ステーション」 のさまざまなバージョンを乱発、の件


 去年(2018年)9月、5年ぶりに発売されたポールの新作 「エジプト・ステーション」。 発売当初から 「後出しでコンプリート盤が出るのではないか」、という憶測はファンの間で確かに広がっていた。 そしてそれが今回も、残念なことに現実のものとなったのである。
 遡ると1980年代の 「フラワーズ・イン・ザ・ダート」 から始まったこの販売手法。 ポールの新作を待ちきれないファンたちは最初のバージョンをこぞって買うわけだが、そのあとに 「コンプリート盤」 と称して最初のラインナップ+初回版に洩れた楽曲という特別盤が発売される。 熱心なファンは全部聴きたいから、結局同じアルバムを2度買わされる羽目になるのだ。

 「フラワーズ・イン・ザ・ダート」 に関しては近年アーカイヴ・コレクションでリマスターしたものが発売されたので、最も同情すべきファンの購買形態を考えたとき、まずあの時代はアナログ盤が主流でCDが出始めの頃だったから①アナログ盤を買い、アナログ盤にはないボーナストラックが付いていた②オリジナルラインナップのCDを買い、さらにその何ヶ月か後に出た③コンプリート盤を買い、ことによるとそのあとに出た廉価盤の④ポール・マッカートニー・コレクション盤を買い、⑤アーカイヴ・コレクション盤を買い、ことによるとその⑥リマスターアナログ盤を買う、といった具合に、オリジナルラインナップのみについて考えたとき、同じ音源を6回買わされていることになる。

 まあ、上記のケースではいくらなんでも①と④と⑥はどうかな、とも思うが、熱心すぎるファンは全部買ってしまうのだ。

 しかし、そんな熱心すぎるファンでなくとも、近年のアコギな売り方に 「どうしても買わざるを得ない」 方向にまんまと誘導される傾向が強まっているようだ。
 しかも、普通の金銭感覚では出せるはずもない法外な値段のバージョンを、どう考えてもセレブか転売業者用に向かって売り出している。
 この3月に出た 「エジプト・ステーション・トラベラーズ・エディション」 がそうだ。 旅行鞄の形をしたケースにジグゾーパズルだのなんだのかんだの大してほしい気にもならない付録を満載させ、59,400円でユニバーサル・ストア限定発売(つまり値引きなし)。
 誰が買うんだこんなの。
 そう、セレブと転売業者だけに決まっている。
 つまり、ファンのことなど全く向いていないクソな売り方だ。

 それの当てが外れたのか大当たりして味をしめたのか、完全限定盤だったそれを5月また販売開始。 つーことは、売り切れたんだろうな初回のヤツが。 美味しい商売だよクソッタレが。
 「こんなオマケや大仰なケースなど要らん、音源だけ売れ」、という購買層も多数存在していることが分かったのだろう、この5月にはもうひとつ、「エジプト・ステーション・エクスプローラーズ・エディション」 なる2枚組が出ることになった。 実質的な新曲は2曲のみだ。 あとは初回盤のボートラに入ってたヤツとかライブバージョンとか。 ディスク1については2度買いの対象である(笑)。 永遠にプレイヤーにセットされることはなかろう(はぁ…笑)。
 アホのポールファンである私は、「ジャケットが違うから。 初回盤では昼間だったのが夕方になってる」、という理由で予約してしまった(笑)。 (笑)…ってる場合じゃないぞ。

 これについてもうちょっとマシな買い方が出来るとすれば、というか、ユニバーサル・ミュージックがファンのことをもし1ミリでも考えているのであれば、「エクスプローラーズ・エディション」 はアナログ盤で発売し、それに無料のデジタルダウンロードチケットをオマケでつける、という形態を考えるべきだ。 蛇腹のジャケットは表面が夕方、裏面が昼間、という形にして両方楽しめるような。 歌詞カードなんか別付けでいいんだから。
 そんな良心的なことなど、たぶんこれっぽっちも考えとりゃせんだろう。 そしたらほかのが売れなくなってしまうから。 よーするに全部売りたいんだろう手を変え品を変えて。 ポールもジーサンでもう後先長くないから生きているうちに売れるだけ売っちまおう、という算段なのに決まっている。
 クソ以外の何物でもない。 以上!


ポール・マッカートニー・アーカイヴ・コレクション 「ワイルド・ライフ」「レッド・ローズ・スピードウェイ」 について


 前回こき下ろしたポール・マッカートニー・アーカイヴ・コレクション日本盤は、その中身においても 「値段の割に」 いくつかの手抜きが散見される。

 まず、本編以外のボーナス・トラックの歌詞・日本語訳詞が不備である、という点。
 この不備はレコード会社が 「アーチストの意向で掲載できません」、という決まり文句で許される、と考えているのかもしれないが、それは売る側の怠慢、と言うべきだ。 だいたい 「アーチストの意向」 だろうが何だろうがお構いなく、不正確な聞き取りまでして歌詞カードをつけてきたのが、日本における従来の売り方ではなかったのか。

 さらに見られるもうひとつの手抜きは、スーパー・デラックス・エディションについてくる映像ディスクに、日本語字幕がついていない、という点だ。
 そもそもこのポール・マッカートニー・アーカイヴ・コレクション、映像ディスク原盤においても、「ビートルズ1+」 や 「サージェント・ペパー・スーパー・デラックス」 で施されたような、リストアや、4K画質みたいな大幅な画質の向上が行なわれているわけではないのだ。 それだけでも私にはポール側の手抜きと思えるのだが、販売数がビートルズの場合と比べて見込めないとはいえ、2万円以上の価格設定をしておいて、日本語字幕もないとは、どういう了見なのか。 不親切そうな海外盤でも、日本語字幕がつく場合があるというのに。

 特に今回 「ウィングス・ワイルド・ライフ」 のボーナス・ディスクには、ほぼファミリー・レコーディングと呼んでいいいくつかの断片がある。 これってトラック数稼ぎとしか言いようがなく、正直ポールのファンのなかでも、とりわけコアな人々にしか訴えかけないものであろう。 別にそんなのは、ダウンロードのオマケにつけりゃいいだけの話だ。

 それは 「ワイルド・ライフ」 のボーナスであっても良さそうなちゃんとしたトラックを、今回 「レッド・ローズ・スピードウェイ」 に移植したことが大きい(ここらへんの話はコアなファンでないと理解しがたいので注意)。
 それは 「レッド・ローズ・スピードウェイ」 で当初ポールが意図したダブル・アルバムの体裁を、プレイリストによって組立可能にできるようにする、という、たぶん今回で唯一の(笑)粋な計らいだ。
 だから今回のリイシューで最も価値が高いのは、「レッド・ローズ・スピードウェイ」 のCD2枚組バージョンである、デラックス・エディション(過去に2回以上買った人にとっては海外、特に英国盤)なのだ。 これを取り込んで順番を変えれば、「レッド・ローズ・スピードウェイ」 の本来のスペックを堪能できることになる。

 実際私はこれをMP3に取り込んで聴いてみたのだが、これまで私がこのアルバムに抱いていた 「物足りなさ」 は、かなり解消した。 じっさいアナログ盤で聴いたと想定してこのラインナップだと、曲数に関してはやっぱり物足りなくはあるのだが、一気に聴くとずっしりと重い。 さらに、A面B面C面D面の各4面にわたる展開に、「ホワイト・アルバム」 にも共通した、一定の主張が感じられるのも、いい。

 映像ディスクの内容も、ポールファンにとっては実は貴重なソースが少なくない。 先にも少し触れたが、ポールはうなるほどカネを持っているのだから、MPL(ポールの会社)はこれら貴重な映像作品をきちんとリストアして4K8K画質にして、ひとまとめにして 「ポール・マッカートニー・アンソロジー・パート2」 として、別途販売すべきなのではないか。

 このふたつのアーカイヴ・コレクションは、2018年後半に入って次々と出費を強いられてきたビートルズ・ファンにとってとどめの一撃となったわけだが(笑)、そこから遡ること1ヶ月、ポールの来日公演とほぼ同時にリリースされた 「ホワイト・アルバム50周年記念バージョン」。
 これが次の俎上だ。 しかしもうずいぶん長い記事になってしまったので、それは(その3)であらためて言及する。

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ビートルズ」カテゴリの記事

コメント

リウさん、こんばんは。そしてお久しぶりです。

僕も『エジプト・ステーション』の夕方バージョン購入しましたよ(*^-^*)。
僕自身もあほなファンなんですけど、リウさんよりもたちが悪いですよ~。
実は一枚目から楽しまさせてもらっているんですよ。しかもそこから抜け出せないから、2枚目をまだ聴いていません。

『エジプト・ステーション』は、ボーナストラックをはずすと素晴らしいトータル性を感じませんか。車窓から同じ風景(曲)をみているのに、昼から夕方になっただけで違う世界に誘われたようでうっとりしちゃっています。なんか夕方のほうが好きな風景だなぁ~と。どうせなら、夜空バージョンでも出てくれないかしらと思う自分もいます。デモだけを収録した朝焼けバージョンやライヴバージョンの夜空バージョンなどいかがでしょう。暴走しちゃっていますね(>_<)

さて、『フラワーズ・イン・ザ・ダート』は、たしかにひどい販売方法でしたね。ちょっとわからないんですが、リウさんの書かれている③の商品は、来日記念の2枚組のスペシャルパッケージのものでしょうか。だとしたら、あなどるなかれですよ。なんと、「P.S.ラヴ・ミー・ドゥ」という個人的にどうしようもない曲と思っているんですけど、このアルバムでしか聴けない曲が含まれていますよね。「セイム・タイム・ネクスト・イヤー」もここだけの曲だったかなぁ(当時のシングルなら聴けるけど) 

熱心なファンにとって『フラワーズ・イン・ザ・ダート』の乱発は、なんだかんだ言ってもその時の未発表曲をきけたらか、多少の幸福感はあったのだろうと思います。足元を見られているなと感じるのは、ポールが音楽以外で付加価値をつけている時ではないかと。『エジプト・ステーション』の鞄もそうなんですけど、『追憶の彼方に~メモリー・オール・モスト・フル』のスーパ・ジュエルケースのやつなんてどうでしょう。楽曲の内容とジャケットは、オリジナルと同じなのに(CDを外した時に見える写真は一部違いますけど)ジャケットの端っこを折っているという代物には怒りもわきましたよ。「スーパー」ってついているから特別なものなんだろうなと思い購入したら、ジャケットが・・・。  

久しぶりなのに、まとまりのない長文ですみません。アーカイブの記事は同意したいことでいっぱいです~。

のぶや様
コメント下さり、ありがとうございます。 長い2週間でしたね(笑)。 マッカ様のサイトがコメント廃止になってしまったので語り合える場が無くなり、少々ウズウズしておりました。

以前「エジプト・ステーション」の新しいのがリリースされる、とのぶや様から情報を頂いてましたが、あれって「トラベラーズ・エディション」の再発、ではなく、「エクスプローラーズ・エディション」のことだったんですか? だとすれば、どこからそんな情報をつかんだんですか? ファンクラブ会報とか? あの時点でネットでは「エクスプローラーズ・エディション」の情報は、ありませんでした。

「フラワーズ・イン・ザ・ダート」、そうです、その来日記念のヤツです。 買おうとしたときにはもうすでに廃盤、いまはプレミア付いた中古品しか売ってないので、このスペシャルパッケージ、手許にはございません。

ただ「PSラヴ・ミー・ドゥ」はラジオで(「ビートルズ10」)幾度か聴いたことがあります。 確かにどーしよーもない曲です(笑)。 CDのボートラだった「太陽はどこへ?」も、かなりポールのボートラとしてはどーでもいいレベルの曲ですが、なんか変な中毒性がありましてですね(笑)。 仕事しながら「上!ソレ!下!ソレ!ソラで!ハバイェーっ!」と無意識にかけ声をかけたりするときがあります(爆)。

「エジプト・ステーション」のボートラのないバージョンは、確かにトータル・アルバムとして計算されている感じですね。 「ハント・ユー・ダウン/ネイキッド/Cリンク」は、まるで列車が駅に向かってゆっくりと停まっていくような感覚がするメドレー。 これまでのポールが作ってきた、どんなメドレーのパターンとも違う。 ただ新しい記事でも書きましたが、なんとなくコンピュータで計算されたような正確さで、あまりリンクするときの高揚感がない、というか。

「夜空バージョン」はなんか、ジャケットだけならアナログ盤で出てるみたいですね。 ジャケットに関して細かく見比べているわけではないのですが、「エクスプローラーズ・エディション」の夕方バージョンは、ポールが昼バージョンをトレースして、新たに描いたっぽい感じがします。 太陽の位置が違うくらいなのかな。

ポールの描く油絵というのは、基本的に「おつゆ描き」というヤツかな、という気がします。 ほかに「エレクトリック・アーギュメンツ」のジャケとかくらいしか見たことないので断言は出来ないのですが、この「おつゆ描き」、油絵を描く人から見れば「なにこれ?シロートだな」、という感想しか出てこないシロモノ。 要するに油絵具を溶くペインティングオイルを多めに使用して、ふつうは下描きの際にしか使わない技法です。 「エジプト・ステーション」のジャケはそれでもかなり絵の具の割合が高まっているけれど、それでも輪郭線の部分の塗り残しは多いし、「ポール、あなたは金持ちなんだからもっと贅沢に絵の具を使いなさい」と言いたくなるような絵なのです(笑)。

ただし気をつけなければいけないのは、ポールはジョン以上にいろんな絵描きの絵に触れている印象がある。 ポールのマグリット好きは有名ですが、そのほかに私たちが名前も聞いたこともない絵描きの絵を真似ている可能性は捨てきれないのです。 だからポールの絵を「シロートじゃん」、と簡単に切り捨てることは出来ない。

「メモリーズ・オーモスト・フル」、確かになんか別バージョンがありましたよね。 買ったんですか。 凄いコレクターだなー。

いや、大なり小なり、ポールの音源を求める人というのは、「現物」になによりも価値を求めるんですよね。 クラウドなんとかとかよく分かんないけど、データだけ持ってても、それってまるで、空気みたいな感覚がして。 「ホープ・フォー・ザ・フューチャー」なんて、iTunesから取り込んで、いわばCD持ってない状態だけど、なんとも味気なくて。 少なくともアルバムサイズのジャケットがほしい。 ポールの写真じゃないけど。

久々にビートルズ関係で雑談できて、こちらも長文になってしまいました。

こんばんは、リウさん。

マッカ様のサイトが、コメントを廃止して残念に思っています。以前のコメントも見れなくなっているのでしょうか。ポールファンのつながりの空間が消えてしまったと思うと寂しく感じますね。

『エジプト・ステーション』のジャケットの輪郭線の塗り残しに言及されるなんて、すごくびっくりしました。着眼点がすごすぎますよ、リウさん。
芸術の勉強をしていない自分としては、今回のジャケットの色使い美しいなぁ~初期のやつと並べてかざったら芸術的だなぁと思うぐらいです。もちろん並べておいてうっとりさせていただいています(*^-^*)。
そういえば、夜バージョンってちらっと見たようなぁ…。でもアナログかぁ…。

ラストの「ハント・ユー・ダウン/ネイキッド/C・リンク」は、「C・リンク」にあたる部分でしょうか。ボーカルのないところが、僕に旅の終わりを想像させます。
正直言いますと、昼バージョンを聴いていたとき、アルバムのコンセプトを薄っぺらいなぁとしか思わなかったんですよねぇ。
だけど、夕方バージョンを手にし、二つのジャケットを並べ、ボーナストラックを聴かなくなると、アルバムの印象がガラッと変わったような気がしました。
『ニュー』も追加盤がでましたけど、こんな印象をもてなかったなぁ。ただの追加曲があるという感じしかしなかったです。

「太陽はどこへ?」は、確かに中毒性がありますね(笑) それにしても、日本語にしてしまうと以前書いたおバカソングと紙一重になるような気がしますね。

以前書き残した、『エジプト・ステーション』の情報は、もちろん夕方のほうです。ですけれど、特別早かった情報でもございません。情報は皆さんと同じく、ネットの情報だったと思います。


のぶや様
コメント下さり、ありがとうございます。

マッカ様のサイト、私のPCでは以前のコメントも見られないですね。 まあ、物好きで投稿してた、というのもあるけれど、自分の書いたコメントがもう読めない、というのはちょっと残念ですね。 私への感謝の言葉も読みましたが、うーん、自分的には「なんか、締め出されちゃったな…」、みたいな感じです。

絵については、前に書いたかもしれませんが、高校時代に美術部で油絵を描いていたもんで。 その目で見ると、ポールの油絵は「絵の具をケチってる」感覚(爆)。 美術の先生がこれを見たら、「輪郭線もちゃんと塗りつぶしなさい」、と言うはずです(笑)。 輪郭線が見えたままなんてのは、もってのほかで。

「絵の具の薄さ」を特に感じるのは、コートを着た大きな男と、シカの上の雲でしょうか。 バックの空や黄色の部分がそれに比べて厚塗り気味なので、特に気になる。 普通はバックより、手前にあるものに絵の具を重ねて厚塗りするでしょう。

興味深いのは、夕方バージョンが比較的拙速に作られている印象がすることです。 昼間バージョンは筆遣いに複雑さが見て取れますが、夕方バージョンは大量の絵の具で一気に塗ったっぽい。
そりゃ、ほとんど同じ構図の絵ですからね。 ただ、デジタル処理をしたようには、見えません。

「NEW」のジャケも3パターンくらいありましたよね。 確か韓国盤が全面赤いライティングで。 あ、ジャパンエディションとコレクターズエディションがあるから4パターンか。 「NEW」はプロデューサーが何人もいるんで、あまりトータル性は目指してなかったんでしょうね。

のぶや様から「エジプト・ステーション」の新しいバージョンの話を聞いて立ち寄ったのがユニバのサイトだけだったのがいけなかったのかな(笑)。 散々ユニバを貶しておいて、何かあったら頼ってる(笑)。

リウさん、こんばんは。

『エジプト・ステーション』のジャケット1枚でここまで観察できるんだぁと感動しております。
大男の服のちぐはぐな色のうすさは、一種の表現方法なのかなぁとぐらいでしか感じていませんでしたよ。掲示板がなければこういうことも知ることのないままだったんでしょうね。マッカ様のところも、掲示板をやめるに至った理由が解消した時に、復活してくれたらなぁと思います。

さて、アーカイヴ・コレクションの「アーティストの意向により・・・」は、正直うんざりですよね。
アーカイヴの初期の作品においては、ボーナストラックの英語歌詞を載せていなかったから、「アーティストの意向・・・」という、ポールが歌詞を載せていないんだから訳してほしくないんだろうという拡大解釈もある程度納得していました。

だけど、中期の頃になると日本語解説にわざわざ英語歌詞(聞き取りでしょうか)を載せてまで翻訳していてくれたですよね。たとえその聞き取りが以前のと全く違っていようが、歌の中に新しい風を吹き込んでくれたように感じてうれしく思っておりました。

それが、最新作の『ウイングス・ワイルド・ライフ』『レッド・ローズ・スピード・ウェイ』の歌詞の翻訳に至っては、ポール・マッカートニー・コレクションの時の翻訳の使いまわしではありませんか。(もしかしたらそれ以前からかも)
大阪じゃ、ソースの二度付けは禁止なのに・・・。バージョンダウンしてどうするんですか。それなのに、値段はすごい上がっているからすごい損をした気分になりましたよ…。

作品の良さを再確認、そして完全版であるはずのアーカイヴを日本側が足を引っ張ってどうするのといいたくもなります。特に、『ウイングス・ワイルド・ライフ』は、作品の良さをアピールするチャンスだったはずなのになぁ…。

なんか愚痴ばかりになってしまいました。すみません。
ちなみに、これまでのアーカイヴの翻訳で一番の印象に残ったのは、「ケチャップ」でしょうか(*^-^*)

のぶや様
コメント下さり、ありがとうございます。

私がポールの絵に対して指摘しているのは、基礎的な立場から、ですから。 絵を描く上で、「こうでなくてはならない」、という決まりなんかは本来ないものでしょう。 その絵を評価するのは見ている側であって、評価されたときになって初めてその絵の価値が生まれるのだ、と私は考えています。

その点では写実的な絵というのはたいていの人が見てすぐ上手いか下手かが分かるわけで、その点では簡単です。 ポールの絵は写実をハナから拒絶しているわけで、ピカソやマグリットを出発点として、前衛にまで到達しているものもある。 だから評価をするのがとても難しい。 誰か一人がいい、と思えばいい、のですよそういう絵は。 そして評価する人が増えれば、その絵の価値は上がる。
そんなときに絵の基礎がどうだとか、あまり関係ないんですね。

ポールの音楽に対しても同じ事が言えるわけで、アルバムに収録する曲というのはポールにとって「写実的な絵」に似たスタンスだと思える。 「誰もが曲の出来不出来をすぐに分かる」、という基準によってアルバムのラインナップになる、と思うんですよ。
ボートラとか、ボツ曲に関しては「写実的な絵、の範疇ではない」イメージの曲が多い、と感じます。 もちろん、「アルバムの統一感」からはみ出した、というのがふるい分けの第1ポイントでしょうけど。 「ちょっと大衆受けしそうもない」、という判断をポールがするかどうかも大きいですね。

最近のポール・マッカートニー・アーカイヴ・コレクションは、もうすっかりスーパーデラックスを買う気力がなく(笑)輸入盤の2枚組デラックス止まりにしているので、「ワイルド・ライフ」「レッド・ローズ・スピードウェイ」の翻訳がそのようなことになっているのは知りませんでしたが、最近出版された「ビートルズが伝えたかったこと~歌詞の背景と誤訳の深層」を書店でチラ読みした限りだと、なんか致命的な誤訳がまだまだありそうな予感がします(「愛こそはすべて」の誤訳についての記述はショッキングでした)。

さらに、「聞き取りの間違い」、というのも結構あるみたいで。 「歌詞がよく分かんない」、というのは日本のとりわけレコード文化にとってはあっちゃならんことで、歌詞カードなんかつけるのが常識、というのがあるでしょう。 前に「ビートルズ10」で「フリー・アズ・ア・バード」の「二番目に大切なこと」、という部分がおかしい、という話をしていてこれがまた納得の内容だったんだけど詳細忘れた(笑)。 実際おかしいですよね、「それが二番目に大事」、なんて歌詞。 最初歌詞カードを見たときから変だなー、と思っていた(笑)。

未だに70年代の山本安見さんとかの訳詞を載せたりしているのを見ると、「いつのだよソレ」とツッコミたくなりますが(笑)、現役の奥田祐士さんとかの訳でもおかしいところがあるんじゃないかとか、んー。
もうちょっと、何人かの翻訳家が議論して正確なところを訳してもらったほうがいいような気もいたします。

こんばんは、リウさん。

最近の日本語対訳の多くは、「ザ・ビートルズ・クラブ翻訳室」というところで訳されているようですね。もしかしたら、リウさんのおっしゃる複数人でより正確に訳されているのかなぁと想像させます。ただ、個人的な読解力の問題なんでしょうけど、最近の対訳は、作詞の内容伝わりにくいなぁ~と思っています。歌詞が行ごとに完結していて、物語が紡がれていないような気もします。
いつから、そう感じるようになったんでしょ。山本安見さんの対訳は、一つの曲で一つの物語を読んでいるように感じていたんですが…。

『ウイングス・ワイルド・ライフ』のボーナス・ディスクは、枚数稼ぎといわれても仕方ないかもしれませんね。特にお高い方はです。ラフ・ミックスというディスクにはすごい期待していたんですけど。よくよく考えたら、オリジナルが、ラフなのにそれ以上にラフなものを聞かせてどうするんでしょう。もしポールに時間があったら、現在のポールが作り直す『ウイングス・ワイルド・ライフ』というものを用意していたら、ウイングスのファンの間でもかなり盛り上がったかなぁと想像しています。

ところで、リウさんは、今回のアーカイヴ、2枚組にされたんですね。もしかしたら、2枚組のほうでも読めたかもしれませんけど、今作では、なんと、デニー・シーウェルとデニー・レインが、過去の話を楽しく答えているんですよ。(もしかしたら、彼らはかなり過去を美化しているのかもしれないけど) それが読めるだけで、読み物としたら面白いなぁと感じました。二人のデニーは、まだポールと交流があったんですね。

のぶや様
コメント下さり、ありがとうございます。

「翻訳室」という名前で個々の責任を回避してるとか(笑)。 山本安見さんの訳詞は好きでしたねー。 ライナーノーツに写真が載っていることがあって、美人そうなのでちょっとファンでした(笑)。 ピンボケだったのでホントに美人かどうかは分かりませんが(笑)。 でももうお年を召していらっしゃるはずです。

ビートルズの翻訳で一番最初に目にしたのは、落流鳥さんというかたでした。 赤盤青盤の歌詞担当。 「アイアム・ザ・ウォルラス」の「♪アイム・クライング」を「泣けてくるぜこの運命」とか(笑)意訳の凄い人で(笑)。 アルバム「バンド・オン・ザ・ラン」の訳詞もしてたので、1973年あたりに活躍していたのではないか、と。 私が詩を始めたきっかけのひとつがビートルズだったので、当然のように落流鳥さんの作風には影響を受けました(笑)。

ところがこの人、あまり正体が分からない。 「落ちる鳥」とか、そもそもペンネームっぽいし。 ネットで調べたら、なんかラジオ局の人だったとか? ご存じなければ、一度読んでみて下さい。 あまりの意訳に、笑ってしまいます(ハハ)。 そのくせフィーリングを、よくつかんでいらっしゃるんですよ。

「ワイルド・ライフ」のラフ・ミックスって、どういう中身ですか? 1度2度聞いてそれっきり、みたいな? 私はディスク2のホーム・レコーディング、2回くらいしか聞いてないですね。 「アイルランドに平和を」のインストを久しぶりに聴きたくて買ったようなもんです。

「アーカイヴス」はもう、「ウィングス・オーヴァー・アメリカ」を最後にスーパーデラックスは敬遠してます。 高すぎますよ。

個人的には「ラム」のスーパーデラックスが価格も内容も最高だったと思います。 これ、最近のシリーズ並みのオマケ付きでDVDも合わせて5枚組で、12000円だったんですよ? 今の基準からいうと信じられない低価格です。 この価格設定なら私も全部即決購入しますよ。

「オーヴァー・アメリカ」は15000円くらいだったかな? でもそのときにはもう、「ちょっと中身が…」みたいな。 スタジアムの全景写真集なんて要らん、というか。 あとイラスト集とか。 それと3枚組が2枚組になってしまったので、これまで聞き込んでいたアナログ盤のフェードイン・フェードアウトとは違ってかなりの違和感が。 アナログ盤のレーベル部分(穴の周り部分)のイラストも、本当は6枚あるのに全部復刻されておらずそれも不満。 思えばあそこから、アーカイヴスの迷走が始まった気がします。

ふたりのデニーの読み物…。 それでもスーパー・デラックス購買まで結びつかないなぁ…(笑)。

こんにちは、リウさん。

落流鳥さんの意訳の話が出るなんてびっくりしました。昨日は、落流鳥さんの意訳に触れていいのか迷っていました。(*^-^*)
あの人の対訳は、ひどすぎますよ(笑)
『レッド・ローズ・スピード・ウエイ』は、今回のアーカイヴも落流鳥さんの対訳なんです。どんだけ、対訳の改善を望んでいたか、希望が高かった分だけ落胆もすごかったですよ。
これは意訳が過ぎるだろ?フィーリングをつかみすぎ、もしくは翻訳者の想像する背景を歌詞に載せすぎだろうと思ったのが、「リトル・ラム・ドラゴン・フライ」でした。
「la la la ・・・」の訳が、「お願いだからこんな僕を考えておくれ」と。
「ラ」はどんなに訳しても「ラ」ですよ(*^。^*) 余白を訳しすぎだろうとついつい突っ込みそうです。

この曲は、当時、ジョンに向けて歌われた歌だという説もありましたけど、翻訳者自身がジョンに向けてのように誘導してしまっている感もみられるんじゃないかなぁと思っています。
さて、ポールの本来望んでいたダブルアルバムでは、ラストになる「リトル・ラム・ドラゴン・フライ」。あの余韻を感じさせる終わり方すごくありませんか?
それに比べて『ウイングス・ワイルド・ライフ』のオリジナルが、「マンボ・リンク」での終わり方(*^-^*) 「ディア・フレンド」で終わっていれば、感動の嵐で終わったかもしれないのに見事に、カッコつけすぎた自分自身をちゃかしているように感じました。

『ウイングス・ワイルド・ライフ』のラフミックスって正直言いますと、ほとんど内容を覚えていません。いっぱい聞いたはずなんですけどね。「ラヴ・イズ・ストレンジ」は、歌っていなかったということだけ記憶に残っています(*^-^*)

アーカイヴって、回を重ねるごとに多くのものが豪華になっていますね。『レッド・ローズ・スピード・ウェイ』は、本来の訳以上のものを訳してくれましたし。過去の対訳を大事に使いまわしてくれていますし。(←まだいうか)
そういえば、7月に過去の4作品が、リマスター化されて発売されますね。これらの4作品は、アーカイヴの発売もないのかなぁ~とちょっとだけ安堵しました。

二人のデニーのコメントは、本当に必見ですよ(*^-^*)
裏切り者感のある二人が、どの面を下げて過去を良く言うのか?読みたくありませんか~

のぶや様
コメント下さり、ありがとうございます。

いやはや、とんだ地雷でした(笑)。

落流鳥さんの訳詞が今回のアーカイヴで「まだ!!」使われているのを知って、驚くやら呆れるやらワロタやら(…)。
ユニバさん、これはさすがに手抜き過ぎですぞ。

この人の訳詞は、「1970年代前半の」「日本における」「ビートルズ解釈のアーカイヴ」だと捉えなければならない性格のものだと思います。
落流鳥さんの作風って、「アングラ」とか「ナンセンス」とかの文化的キーワードで括れるタイプのものではないか、と私は考えています。 だから、日本におけるあの時代の空気を追体験するには、絶好のモチーフ。 私があの人の訳詞に意味を見出すのは、そこんところです。

それでも、歌詞の意味に少しでも肉薄しようとする最近のフォロワーにとっては、甚だ不完全で「おちゃらけた」訳でしかないのです。

少なくともビートルズ研究が進んだ2018年、という時代にはそぐわない訳詞だと思うし、それを採用するユニバの神経たるや。 あまりのやっつけ仕事に買ってないこちらまで胸糞が悪くなります。

でもあのノーテンキな訳詞(笑)。 全共闘とか革マルとかギャートルズとか佐々木マキとか谷岡ヤスジとか帰ってきたヨッパライとか、そこらへんのカルチャーを念頭に置かれて落流鳥さんの訳詞を読んで下されば、少しはのぶや様の腹の虫も収まるのではないか、と期待します。

「ダブル・アルバム」での曲順では「リトル・ラム・ドラゴンフライ」の前が「トラジディ」。 なんか、よく似た曲のように思えませんか? その「トラジディ」のモヤモヤとした霧が晴れるような、「ドラゴンフライ」のイントロ。
アルバム構成的にはSide Cのメドレーでクライマックスに達してしまって、Side Dというのはちょっとオマケっぽい雰囲気なのですが、それが却って内省的な彩りを添えている。 だから「トラジディ」から「ドラゴンフライ」のつながりが、より感動的になるんですよね。 オリジナルの、メドレーで終わるのもアリだけれど、こっちの方が私は好きですね。

「マジメとフマジメの両立」、「極端なオンとオフ」というのは、ビートルズを語る上での重要なポイントですよね。 「レット・イット・ビー」のあとに「マギー・メイ」が来るようなもんです。 ポールのソロ初期って、そういったビートルズ後期の「ホワイト・アルバム」「レット・イット・ビー」に共通した姿勢を感じることが多いです。

ポールのライヴ・アルバムは「オーヴァー・アメリカ」と「公式海賊版」しか持っていないので、今回のリイシューはどうしようかな~、という感じですが(笑)。

…さすがにふたりのデニーのコメントだけで3万近くというのは…(爆)。

リウさん、こんばんは。

「トラジディ」からの曲の流れでなぜ違和感なく気持ちよく終われるのか、リウさんの考察分かりやすいですねぇ。もともと、「リトル・ラム・ドラゴンフライ」がアルバムの中で特に好きでした。配置がかわるだけで、「リトル・ラム・ドラゴンフライ」がこんなに雄大な広がりのある曲に感じるなんて思いもしませんでしたよ。

メドレーでの終わり方は、アルバム全体を小曲の寄せ集めぽく感じさせて、あんまり好きじゃなかったんですよねぇ。特に僕の初めに購入した、ポール・マッカートニー・コレクションは、デニーのリードボーカルの「アイ・ライ・アラウンド」で終わらせていましたので、世間で言われる、このアルバムの地味さをより強調させているなぁとずっと思っていました。

さて、今回の再発リマスターアルバムのうちの1枚、『アメーバーズ・ギグ』だけは、購入の価値あるんじゃないかなぁと考えています。だって、今回のは完全版ですよ。
リウさんが、以前の記事もしくは感想で書かれていた、『ヒア・トゥデイ』で声が詰まっちゃう例のアルバムですよ。今回、完全版ということなので、あの時のあの場所にいた人にしか聴けなかった曲が、家にいながら聴けるということなので、今からワクワクしています。ちなみに、リウさんが、タイトル変更前の『アメーバーズ・シークレット』の販売の仕方を知っていたら立腹されて、おもしろい記事にするんだろうなぁ~(^_^)。

のぶや様
コメント下さり、ありがとうございます。

「レッド・ローズ・スピードウェイ」は、私もかなり後になって買ったアルバムです。 全貌はFMで把握していたのですが、イメージ的には「マイ・ラヴ」しかない感覚。 しかも1曲目「ビッグ・バーン・ベッド」は「ラム(リプライズ)」のちょっとした断片がメインの曲。 まるで「ホワイト・アルバム」の「キャン・ユー・テイク・ミー・バック」(「クライ・ベイビー・クライ」の後の曲)がメインのサビになったような、「なんともいたたまれない感じ」。 そんな「チャッチィさ」がつきまとって、なかなか購入に至らないアルバムでした。

「ループ」というインスト曲もかなり微妙なのですが、全体的に感じていたのは「なんかもっさりとしているアルバム」だ、ということです。 キレッキレのロックナンバーがない。
それは「ダブル・アルバム」の曲順で聞いてもあまり変わることがありませんが、1発目に「ナイト・アウト」、そして「ベスト・フレンド」が入ることによって、かなり緩和されます。

「アイ・ライ・アラウンド」は「牧場・農場」的ソングの中の1曲、という感じで、なるほど地味目な印象ですね。 「牧場・農場」ソングというのは1970年代のポール、ウィングスのひとつのジャンルとなっている感じがします。 「♪オール・オーヴァー・ザ・プレイス」が1回目、2回目とだんだん盛り上がっていって、3回目で2オクターブ高く歌われて爆発するところが、一緒に歌っているとかなり気持ちのいい曲なんですよ。 デニー・レインが歌うポールの歌っていいのが多くて、「君のいないノート」なんかも大好きだなあ。

「アメーバズ・シークレット」ですかぁ。 ろくでもない販売方法って、どんなのですか?

リウさん、こんばんは。

「アイ・ライ・アラウンド」、そんなにいい曲だったかなぁと聴いてみると・・・。リウさんのおっしゃるポイントも気持ちいし、ポールがリードボーカルを取るところも気持ちいいですねぇ。いやぁ~、それにしてもリウさんは、どんなマイナーな曲でも、気持ちよくなるポイントというのを、見つけられているんですねぇ。

「牧場、農場」ソング。面白いジャンル分けですね。僕の中では、「アイ・ライ・アラウンド」のイントロで、飛び込み台?から飛び込んでいるのが、バラエティ番組に出てきそうな映像と重なって、おバカソングのイメージになっていたんですよねぇ。

デニーが歌うポールの歌は、いいですよねぇ(*^-^*)
ポールは、リンゴへの提供曲からも感じるんですけど、その人に合った曲を見事に作り上げていますね。「君のいないノート」の余韻から「僕のベイビー」への静かな橋渡しも好きです。

さて、『アメーバズ・シークレット』はですね、そもそもアナログでの限定販売だったんです。
それがグラミーショーで収録曲がノミネートされたので、2年後ぐらいに急遽CDでも販売。ただし輸入盤のみの発表、それが時期をずらして国内盤への発売に至ります。

ただし、ライヴが開催されたとき、ポールは21曲を演奏しているんです。それが、音源になったのは、たった4曲だけという始末。しかも『メモリー・オールモスト・フル』のプロモーション活動だったのにニューアルバムからは、「オンリー・ママ・ノウズ」「ザット・ワズ・ミー」の2曲だけを収録。ファンはやきもきさせられたんですね。

それからしばらく後、MPLが、なんと、タイトルを変えて12曲入りの『ライヴ・イン・ロサンジェルス』としてイギリスの新聞につけて無料配布したんですね。もちろん無料の物なので段ボール紙のようなペラペラなジャケットでした(*^-^*)。ちなみに、無料配布だったんですけど、日本の小売店の手にかかるときっちりお金は取られます。

そして、完全版としての発売に至ります。

というのが『アメーバズ・シークレット』の販売のおおまかな経緯なんですね。記事で書かれている『フラワーズ・イン・ザ・ダート』のファンの悲劇と比べれば、まだましな方なんですけど、買わなくてもいいものを買ってしまったのは、ファンの性なんだけど情けなくもあります。

すごく長文になりましたのでこのあたりで。

のぶや様
コメント下さり、ありがとうございます。

なんつーか、ポールの売り方っていろいろありすぎて全容がつかめないことが多いのですが、「アメーバズ・シークレット」は4曲しかないもんだと思ってました。 21曲、今回は全曲網羅されるようで、しかもアナログ盤のみサウンド・チェックの「カミング・アップ」が入ってるとか。 アナログ盤買うしかない感じが(笑)。

うなるほどお金持ってれば買うんですが(笑)。 ジャイルズには期待してないけど、「アビイ・ロード」が控えていますしね。 50周年に合わせれば、7月にリリースされるはずなんですが(「ホワイト」も合わせてましたよね)。

で、「アメーバ」のほうですが、しかも許せないのは、新聞のオマケで無料、とかいうヤツ(笑)。 こーゆーことへーきでやるんだよなー時々。 全曲入ってなくともコレクターズアイテムじゃないですか。 ついていけません。

話はずれますが、こういう、散逸しまくりの「迷子の曲」(笑)たちをひとまとめにするのが、「アーカイヴ・コレクション」の本来の役割ではないでしょうか。 それが7インチシングルのバージョンを入れなかったり、「ヘイ・ディドル」がどんだけ好きなのか(爆)いろんなアーカイヴスに入れてたり(ハハ…)。 関係者のパスカードとかチケットのレプリカとか要らんわ正直。

「アイ・ライ・アラウンド」の冒頭の飛び込みシーン、私は「ワイルド・ライフ」のジャケット写真にイメージを重ねてましたね。 「ワイルド・ライフ」のジャケは美しい。 特にリンダのスカートの割れ目が気になってしかたない(ハハ)。 アナログで持っておくべきだったぁ~ッ(爆)。

「アイ・ライ・アラウンド」は最初のアコギからエレキ、そして叩きつけるようなピアノ、このイントロが素晴らしい、と思います。 そして最初穏やかで途中盛り上がり、終わりはだんだんと脱力して、最後はリンダと誰か?の「♪ライアラ~~~ン」というふざけたようなコーラスで終わる。 バックじゃ鳥か笛みたいのがピロピロピロ~と(笑)。 デニー・レインのヴォーカルにしちゃったから地味目な印象になっちゃったけど、最初から最後までポールが歌ってたらどうだったかな~。

「リトル・ラム・ドラゴンフライ」も、どうして最初デニーのヴォーカルなのか。 このふたつの曲に共通の疑問ですね。 ポールが最初から最後まで歌っとりゃいいのに。 その当時のポールの、デニー・レインに対する信頼度なのかな、と感じます。

リウさん、こんばんは。

いきなりですけど、えぇーーーー。『アメーバ・ギグ』(今回はタイトルが変わるようです)アナログ盤だけボーナスついているんですか??。なんて時代遅れな・・・。(←時代遅れはお前だぁ!というツッコミは置いといて) 
ちょっぴり、この差にはがっかりですけど、完全版が出るだけで満足です。「カミング・アップ」は、大体こんなんだろうなぁ~と想像つきますんで。
この時のライヴは、「追憶の彼方に~メモリー・オール・モスト・フル」の番宣の一環でしたから、「ノド・ユア・ヘッド」「ハウス・オブ・ワックス」など、この時期でしか聴くことのできない曲をやっているので魅力的なんですよね。リウさんも、聴きながら一緒に首を振りたくありません?

無料配布といえば、『追憶の彼方に~メモリー・オール・モスト・フル』もオリジナルの発売の約1年後に新聞につけたとニュースになっていましたね。このアルバムって無料で配られるほど、よくなかったかなぁと疑問に思ったこともありました。発売前に、全曲ネット上に流出してしまったことも影響していたのかなぁと色々考えてしまいます。あとヘザーとのこととか。

さて、「アビイ・ロード」の記念盤は出るんですかねぇ。『ホワイト・アルバム』の場合、『SGT』の終わった直後に、ジャイルズが口を滑らしていましたよね。仮にジャイルズが、関わっていたら、とっくに情報漏れているんじゃないかなぁと思っております。もしかしたら発売されないと思っている僕は、間違えたふりをして『ポール・イズ・ライヴ」で我慢しておこうかなぁ~。

『ウイングス・ワイルド・ライフ』のジャケって本当に美しいですよねぇ~。美しいと言えば、『バンド・オン・ザ・ラン』の裏ジャケの指名手配写真のリンダも、ものすごく美人じゃありませんか?もちろんポールもカッコいいですけど。


のぶや様
コメント下さり、ありがとうございます。

自分がリンダのファンだった、というのはマッカ様のサイトで滔々と語ったのですが(笑)今はもうそれも読み返せないのであらためてここで表明いたします。

「旦那(ポール)がいるってのに、俺はリンダが好きだったあぁーーーっ(爆)」。

もちろん「バンド・オン・ザ・ラン」の裏ジャケもいいですが、「ワイルド・ライフ」のレコードレーベル部分の「水から上がった」リンダも最高(笑)。 「マッカートニー」の内ジャケもいいですね。 「マッカートニー」の内ジャケはヘザーも最高なんですが(笑)、今ではこういう写真はアウトになってしまうのでしょうか。 ポールが鼻くそほじくってるので余計にふたりがよく見える(笑)。

その横恋慕のせいでしょうか、デニー・レインがあくまでウィングスに残り続けたのは、実はリンダを好きだったからではないか、というとんでもない憶測をしております(爆)。 いや、なんか、デニー・レインとリンダが仲よさそーな写真を見たことあるんですよ。 「オーヴァー・アメリカ」の写真だったかな? 「バンド・オン・ザ・ラン」のポラ写真だったかな?

「アビイ・ロード」に関しては、もう「ホワイト」であんだけビートルズの傑作を陵辱してくれたのだからジャイルズに出番など与えたくないんですが、とりあえず聴く機械もないのにサラウンドに期待しているのです(笑)。

前にも書いたかもしれませんが、「ホワイト」でのジャイルズの失敗は、8トラックという素材に手をつけてしまったこと。 もうすでに音が分離できてるから、そこからどう音の配置を変えても音自体は変わらないわけですよ。 リミックスの意味自体がない。
「アビイ・ロード」は全編が8トラックなので余計にリミックスする必要がない。 その必要があるとすれば、楽器そのものの音にもっと迫力をつけることではないか、と感じます。

というのも、「アビイ・ロード」の音というのは、ビートルズで初めての、トランジスタを通した音だから。 個々の楽器が妙に「お行儀がいい」でしょう、「アビイ・ロード」って。 それはこれまでは「音がいい」、という捉えられ方をされてきたけれど、私はなんかこの、「整然としすぎた感じ」がどうも引っかかってたんですよ。
このトランジスタの音を、もっと真空管的な迫力ある音に直してくれれば、「アビイ・ロード」は21世紀に見合った、劇的なアルバムに変貌すると私は考えています。

「追憶の彼方に」は、ポールがまともな声を出していた最後のアルバム、という位置づけも、最近私はしています。 ここから「エレクトリック・アーギュメンツ」での劣化の仕方はちょっと急激です。 ガクン、と来ちゃうものなんでしょうかね。
私も54になって、毎日クルマの中で練習しているせいか(ちなみにビートルズではありません)音域は広くなった感じですが、どうも声がシャープに決まらない。 くぐもったようなハスキーなような声に変わってしまいました。

「ノド・ユア・ヘッド」! はい、縦に振ってしまいました(あ、まだポチはしてないけど気持ちがだんだんと…笑)。

こんばんは、リウさん。

歌うときも通常に話しているところでさえ、衰えを感じてしまうポールの声です。不思議なことに、ファンを長く続けていると、声の衰えさえも愛しくなりませんか?同じ時代を生きているんだという実感とともに、「ポール・マッカートニー」という物語を読んでいるかのような喜びを見出してしまっています。

『エレクトリック・アギューメンツ』での急激な声の変わりようは、変化したというよりも、老化を隠さなくなったという印象をもちましたね。それよりも、『ヤァ!ブロード・ストリート』のビートルズのセルフカヴァー時の声の弱さに少し戸惑いを覚えましたよ。40歳を超えると声質代わるだなぁと。そして、「スパイズ・ライク・アス」や「アングリー」のは、曲の内容どうのこうのよりも、シャウトの細さにばかり気がいってしまいましたね。ポールの声の衰えの予兆は、ウイングス現役時のファンであるリウさんなら、多くことを感じ取っていたんではないでしょうか。

ちなみに、『バック・イン・ザ・U.S.S.R』は、ものすごくポールの声汚いですよ(*^-^*)
『パイプス・オブ・ピース』時の丸く優しい感じの歌声とは正反対です。ただそれもファンなら楽しんじゃうんですけど。ちなみに、ジョージの『ダーク・ホース』の喉を傷めた時の声、ジョージのアルバムの中でも、喉の痛みが個性を放っていていて聴いていて楽しいですねぇ。

リウさん、音域が広くなるって、うらやましいです・・・。練習で何とかなりますかねぇ。自分、高音がほぼ歌えなくなっちゃいました(*^-^*) 何とか高音を取り戻して、ビートルズのポールのパートか、ウイングス時代のリンダのコーラスを一緒に歌いなぁ~。

のぶや様
コメント下さり、ありがとうございます。

「リアルタイムで接する」、「あとから接する」、というふたつの接し方。 これは「その人の発する芸術」に受け手がどう感じるか、という重大な問題を孕んでいます。

例えばルノアールは前期と後期とでは大きく作風が違う(厳密には中期、というのもありますが)。 後期はルノアールがリウマチを患ってしまったこともあって、その筆致がかなりアバウトに変わってくるのですが、それと同時に色使いもかなり赤っぽくなってくる。

どちらかといえばルノアールのファンというのは、前期の若々しく生き生きとした絵のほうに魅力を感じるようです。 しかし同じ芸術家とか評論家などは、後期の円熟味のほうを評価したりする。 具象が抽象になりかけているのが大きな要因です。

全く分野が違うように思えますが、ポールの場合もリアルタイムで接してきた私たちなどよりも、後世のファンのほうがホールライフでポールのヴォーカルを評価することが出来る点で、包括的な評価を下せるのだろうと感じます。

坂崎幸之助さんなどはビートルズをアイドルの時代から追っかけていたせいで、「ラバー・ソウル」あたりからもう違和感を抱いていたらしい。 「これは僕の好きなビートルズじゃない」、って。 おそらくその観点から行けば、ポールのヴォーカルの真骨頂は「ロング・トール・サリー」であるとか「アイム・ダウン」ということになるのでしょう。 私たちのような、ビートルズ解散後にホールで聴いたポールのヴォーカルとして最も評価できるのは「ヘルター・スケルター」とか「オー!ダーリン」あたりになるはずです。

しかし後世のフォロワーからすれば、もしかすると「フー・ケアズ」や「シーザー・ロック」などがポールのヴォーカルの円熟期を指し示す指標になるかもしれない。

回りくどいことを申しましたが、やっぱり私などにとってみるとポールの声の衰え、というのは哀しいものがあります。 それはやはり長年のポールのファンだからでありましょう。

私が最も初期にポールの声の衰えを感じたのは「バック・トゥ・ジ・エッグ」の「オールド・サイアム・サー」とか「ウィンター・ローズ」でした。 1978年で、当時私は中学2年(笑)。 「何じゃこのしわがれ声は」、ってなもんです。 でもその当時私はまだ「ワイルド・ライフ」を買ってなくて、「ビップ・ボップ」をまだ聴いてなかった!(笑)

ただ近年の声の劣化というのはもう老人性のものによるのであって、それでもリンゴの声なんかと比べてしまうんですな、いけないことだと知りながら。 リンゴは声を酷使してきてなかったし、ハイトーンの歌もない。 だからポールより2つ年上なのにまだまだ(昔より)声が出てる。 いろいろあって休業期間が長かったのも一因なのかな。

「バック・イン・ザ・USSR」は聴いたことないんですよ(ウッ!…爆)。 ジョージの「ダーク・ホース」は本人、狙ってますから(笑)。

それでもやはり、「エジプト・ステーション」の記事でも書いたとおり、ポールが自分の声の劣化を逆手に取っているその前向きな姿勢には、学ばされるものが多大にあります。 何しろ私もこれから老境ですから。

音域が広がっているのは、山口百恵の歌を歌っているからです(爆)。 オリジナルテイクのカラオケというものがございまして(笑)。 今じゃ「セイ・セイ・セイ」のマイケルのパートまで歌えます(笑)。
しかしのぶや様もやっぱり「一緒に歌う」派ですか! やっぱ一緒に歌ってこそ、良さが分かりますよね!
そして弾き語ってこそ、かれらの音楽の凄みが実感できるのです!

リウさん、こんばんは。

リンゴの歌声って、あまり変わらないですよねぇ~。この前、コンサートを観に行って思ったのが、リンゴ体鍛える努力を惜しんでいないんだなぁと。すごくスマートなんですよねぇ。ポールも服を着ているとスマートに見えるんですが、水着の写真をみますとおなかのあたりにお肉が(*^-^*) まぁ、あの年まで頑張っている人なのでおなかにまでアイドル性を求めてはいけませんけど。

リウさん、『バック・イン・ザ・U.S.S.R』聴いていないんですか?!
もったいないです。『ヤァ!ブロード・ストリート』から続く、負の連鎖を断ち切ろうともがいているであろう時期のポールを味わえる貴重なアルバムじゃないですかぁ。
確かに、ポールの声汚いし、『ウイングス・ワイルド・ライフ』並みに荒々しく、『ラン・デヴィル・ラン』と比べたくなるほどの質の貧弱さを感じるし、バンドのメンバーの顔が見えてこないだといろいろ思いますけど、買って損はしない(?)アルバムですよ(笑)

『バック・トゥ・ジ・エッグ』のしゃがれた声、ロックアルバムとしての味を深めていていいですよねぇ。「冬のバラ~ラヴ・アウェイク」の時のしゃがれ声は、冬の厳しさを感じさせるいいアクセントになっていて、そのあとの春の訪れ時の声のすっきり感により、雪解けしたような感じに受け止めれませんか。ポールは、声の使い方で季節感を表現できるすごい人だなぁと初めて聴いたとき思いました。
そういえば、『ウイングス・ワイルド・ライフ』の「マンボ」や「ビップ・ボップ」でもあの声の使い方をしていましたね。ビートルズ時代は、あのようなテクニック(とでもいうのでしょうか)を使っていなかったから、ポールの声の使い分け用に、当時のファンの間でも、驚きがあったんじゃないでしょうか。

リウさん、マイケルのパートを歌えるなんてすごすぎます。すでに、山口百恵さんが出せる音域をこえていませんか(「秋桜」「いい日旅立ち」を歌う声の低さをイメージしています)

のぶや様
コメント下さり、ありがとうございます。

リンゴのライヴに行ってきたのですか! すごいなー。 私は前にもお話ししたかもしれませんが、ビートルズのなかでリンゴに最も関心がなく(笑)。 いくらスティーヴ・ルカサーとかオールスターバンドの凄さを説かれても、「イヤ~、ハハハ、…別に」みたいな(笑)。
しかしドーム公演ではない小規模会場だからこそ観客との距離が近い!特に地方公演では観客イジリが凄かった!との声を聞くたびに、「リンゴだってビートルズのひとりだったんだから行くべきだったかなぁ」なんて、ちょっと後悔しています。

ポールは近年、ステラのバックアップがあるのか、ファッションがイケてますよね。 ヘザーと結婚していた頃にはそれがなかったのか、「ドライヴィン・ジャパン」の頃にはたいしたことないファッションだった気がします。 「ノーモア地雷」のシャツとか(笑)。

私も「バック・イン・ザ・USSR」の頃はいちばんポールに注目していない時期…というかいちばん仕事が忙しかった時期でして。 このアルバムの芳しい評価も聞きませんでしたし。
今回はいっちょ、のぶや様に乗せられて、購入してみることにしましょうか!(とはいってものぶや様も、あんまりいい評価はしていらっしゃらないようですが…爆)。

のぶや様はポールの声の劣化とか、苦闘の時期とかもすべて抱擁して好きなんですね。 いや~ファンの鏡です。

ポールの七色の声のはじめは「レディ・マドンナ」でしたね。 青盤で最初に聞いたときは「誰の声だ?」と思いました。 次が「ユー・ノウ・マイ・ネーム」かな~。 ポールは結構いろんな声で遊びたがり、表現を変えたがる人のようですね。

声がハスキーになってしまったのと、高音が出せるようになったのには因果関係がある気がします。 もんた&ブラザーズのもんたさんのような感じかな。 あの人も声をいったん潰して、ハイトーンを出せるようになったと聞き及んでいます。

こんばんは、リウさん。

リンゴのライヴ行かれなかったんですねぇ~。あんなに刷り込みしていたのに(笑)
小さな会場だからなのか、オールスターバンドの醸し出すイメージでしょうか、すごくアットホームで楽しかったなぁ~。初日が、前から5列目でしたから、リンゴと目があいまくりなんですよ。これが錯覚じゃなくて本当に何度もあったんですよ。信じられます?伝説のリンゴ・スターとですよ。

地雷撲滅の服、意外と人気ありませんでしたか?僕の周りでは、(まったく知らない人でしたけど)「ポールの顔が入っている服は、普段着れないけど、これ(地雷の服)ならきれるよなぁ」という大きな独り言を二人ほどから聞きました。もちろん僕は、初めてのコンサート体験だったので初心者らしく、ポールの顔入りTシャツを買いましたけど。今になって思うんですけど、地雷の文字を見てポールの顔より、ヘザーの顔を先に浮かべる人の方が多いのじゃないかと。

『バック・イン・ザ・U.S.S.R』のお買い上げありがとうございます(笑) 
ジョンとの思い出の曲も収録されているので、そのあたりに思いを馳せるのも楽しい聴き方になると思いますよ。僕は、このアルバムを聴くと、「ポールって原曲に忠実だなぁ、だとすると、ビートルズの頃のカヴァー曲が、まるでビートルズオリジナル曲だと思わせる雰囲気を作り出していたのは、ジョージとジョンのどっちだったんだろう・・・」とふと思うんですよねぇ。

リウさんと同じです(*^_^*)  
『青盤』で初めて聴いたとき、「レディ・マドンナ」をリンゴが歌っていると思い込んでいました。「バック・イン・ザ・U.S.S.R」もポールだと理解できてなかったなぁ~。「リンゴ、歌うまいなぁ~」って(笑) 
実はいまだに、「ユー・ノウ・マイ・ネーム」ジョンとポールどちらがどちらなのか分からなくなる時あります。一番悩ませる原因は、ジョンの曲なのにポールまでふざけているということなのではと考えています。

のぶや様
コメント下さり、ありがとうございます。

マママ前から5列目? 目が合った? ひぇーっ。 別にどうでもいい気もするけど羨ましいっ(爆)。
伝説のリンゴスッタ、ですからね(知ってます?このCM)。 このコマーシャルが放送された時は、自分の名前をダジャレにするか、とゆー感じでしたが(笑)。

「ノーモア地雷」のTシャツはアレでしたが(笑)、上に羽織ってるジャケットとか、なんかスタイリスト付いてんの?みたいな(笑)。 あの頃に比べると近年のオサレぶりは凄いですよポール。
アザラシと一緒に写真を撮ったりとか、悪妻ヘザーとの平和活動・環境活動って今にして思うと、何だったのか、という気はしますね。 そういう問題意識のある人だったのかもしれないけれど、離婚訴訟の顛末を見ているとみんなフェイクだったんだろう、と思わざるを得ないですね。 すぐに離婚だとか、カメラの前で平気で言う女に、ポールも逆パワハラで反撃してましたけど、結局は莫大な慰謝料と「オマエには感謝!感謝!感謝!」という言葉で送り出すんですから、んまー太っ腹! だから腹が太ってるのか、というのはつまんないギャグですが。

「バック・イン・ザ・USSR」のアルバムは、「ポールがオールディーズをやるとカントリーっぽくなる」とかいう批評を読んだのが大きかったかな。 「確かにそうだよなー」みたいな(笑)。 ですから「ラン・デヴィル・ラン」の脱皮の仕方は凄かった。 リンダの恩讐も加味されてますからね。

カヴァー曲の昇華はジョンによるところが大きい気はしますね。 「ガールズグループのカヴァー」、という特殊なことをやっていたにもかかわらず、「プリーズ・ミスター・ポストマン」なんかはもうロックンロールですもんね。 原曲はとてもロリポップ気味なのに、ジョンのヴォーカルがすべてを過激度マックスに変えちゃってる。
「カンザス・シティ~ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ」のポールの歌い方も、「それまで見せてこなかったポール」という感じなのですが、「♪ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ」のバッキングでそれをなぞるジョンとジョージの割れ気味のコーラスがまた絶品。 「バッキングコーラスが凄い」、というのはビートルズの場合、特にカヴァー曲に顕著で、「マネー」の「♪ザッツ・ワラワン」というバッキングもものすごいパワーだと感じます。 シビれるわー。

「声がシャープなのがジョン、もっとシャープでのんびりした感じがリンゴ」、という判断基準がありましたね、ビートルズを聴き始めた頃は。 その基準からいうと「レディ・マドンナ」のヴォーカルもリンゴっぽい、ということになるのでしょう(笑)。 私なんかはマドンナの「マテリアル・ガール」のバックの、低い声のコーラスが「リンゴっぽい」と思ってましたし、アラベスク(知ってるかな~)の男声コーラスにもリンゴっぽい人がいるみたいに思っていた時期がありました。

「ユー・ノウ・マイ・ネーム」は簡単でしょう(笑)。 最初のコーラスで低いほうがジョン、高いシャウト気味なのがポールで、「パ~~」とはだけてから「グッドイヴニング&ウェルカムスライガーズ、オフウィゴー、ヒィウィゴー」と叫び続けているのがジョン、同時に低音でビブラートバリバリで歌っているのがポール。
特にジョンの喚き声には時々マジで笑ってしまう。 ジョンの喚き声は私の推測ですが、下積み時代のハンブルクでのMCが応用されているような気がしてなりません。 なんかドイツ語っぽいんですよ。 「ギヴ・ピース・ア・チャンス」でも「ワン・トゥー、スリー、フォー」の代わりにドイツ語で「アイン・ツヴァイ…」とやってますからね。 「カリガリ博士」とか「嘆きの天使」とかのドイツ映画のエッセンスも感じる。 金持ちとかエラソーなヤツとかがふんぞり返ってるような。 おそらく来年(2020年)展開されると思われる?「レット・イット・ビー」のスーパー・デラックスでも「ユー・ノウ・マイ・ネーム」のサラウンド完全版を期待しています。 無理かな…。

こんばんは、リウさん。

リンゴのCMならリアルタイムでみましたよ。当時、あのダジャレに「あっ、そう。」という感情しかわかなかったなぁ。 現代の日本社会なら、アルコール中毒に陥ったことのあるリンゴをお酒のCMに使うなんて、企業イメージからして許されないんでしょうね。あの頃は、いい感じに穏やかな社会でしたね。

ビートルズのカヴァー曲におけるバッキングヴォーカルは、本当に聴いていて楽しいですね~。カヴァー曲に限らず、ビートルズは、リードヴォーカルをさしおいて、バッキングヴォーカルに夢中になってしまう時ありませんか? 「恋のアドバイス」「ユー・キャント・ドゥ・ザット」なんかがいいですねぇ~。もちろん、ぐいぐい引っ張るジョンのリードがあってこそ引き立つバッキングなんですよね。

ジョンが主人公で、ポールがわき役という形の歌が、結構好きなんですよ。ソロになってからのジョンのアルバムは、わき役の不在を感じさせられて少々寂しく感じます。

いやいや「ユー・ノウ・マイ・ネーム」本当に難しいですよ(*^_^*)
タイトルを歌うころで、ミッキーマウスもどきが参加していませんか(笑)
おそらくジョンの声なんでしょうけど、いつの間にかポールとバトンタッチしているような錯覚を覚えているんですよねぇ。この歌、ジョンの作曲だからジョンがメインという認識で聴いてしまうから、すぐに混乱におちいっちゃいます。

 

のぶや様
コメント下さり、ありがとうございます。

あの当時、「リンゴがアル中だった」という認識そのものがなかったような気はします。 それと、当時はバブル絶頂あたりで企業にお金がうなるほどありましたからね。 海外のいろんな大スターが日本のコマーシャルに出てました。 最近太ったジャン・レノが(この人の名前を見かけて、ジョン・レノンと何度カンチガイしたことか)パチンコ屋のコマーシャルに出ていて、ちょっと浮世の哀しさを…(笑)。

バッキングコーラスでいちばんスリリングなのは、スゲー基本的ですけど「ヘルプ!」に敵うものはないでしょう(ハハ…それを出しちゃね)。 追っかけ追いつき追い越す。 どこでこんなの発想したのか、お手本があったのか。
ビートルズの3声コーラスの場合、いちばん把握しにくいのがジョージのパートでしょうね。 注意深く聴いていてもよく分からん。 ジョージは歌いにくかったんじゃないのかな。 逆に言えば、ジョージ、アンタはエライ!
「デイ・トリッパー」とか「イン・マイ・ライフ」とかの有名どころでも、ちょっとコーラスの全貌をつかんでいるわけではないです。 ジョンのパートを歌ってて難しいな、と感じるのは「ウェイト」。 「♪ウェイト、ティラカンバック…」のメロディがおぼつかないのです。 ポールのパートは目立つから「ウェイト」に限らずだいたい歌えますが。 アルフィーの坂崎さんが指摘していてなるほどそうだ、と思ったのは、「プリーズ・プリーズ・ミー」のサビの部分、「プリーズプリーズミーオーイェー、ライカープリーズユー」の部分、誰がどのパートを歌っているのかが渾然としていて分からない、ということ。

「ユー・ノウ・マイ・ネーム」のミッキーマウスもどき?(笑) 分かんないです(爆)。 基本的にこの曲は最初から最後までジョンとポールしか歌ってないと思うのですが、ミッキーマウスもどきって、もしかすると「アンソロジー」に入っているバージョンで、途中のスカの部分かな? そこではポールが裏声でジョンに合わせている感じがするのですが。

こんばんは、リウさん。

「恋のアドバイス」がでていながら、同じアルバムの「ヘルプ」のことすっかり忘れていました(*^-^*) 後年のジョンは、「ヘルプ」を再レコーディングしたいという希望があったといいます。もし再レコーディングができていたのなら、バッキングコーラスは、存在していたんでしょうかねぇ。もしジョンの希望がかなっていたら、ポールのカヴァーバージョンのようにスローなテンポになっていたのかなぁ~。

ジョージは、本当に難しいパートを任されていますよねぇ。よくポールの高音につられないなぁと感心しっぱなしですよ。
あと、時より、ジョージのコーラスは存在を消していませんか?(*^_^*)
『レット・イット・ビー・ネイキッド』の「ドント・レッミー・ダウン」。購入時、確かにジョージの声はいたはずなのに。いまは、ジョージいませんよ(笑)

あれ?ジョンが声を変えていたずらっぽく歌うときって、ミッキーマウスもどきになっていません?(笑) 『ライヴ・アット・BBC』でジョンが、司会者にミッキーマウスのものまねを要求しているんですけど、その時の司会者のものまねが、強く印象に残っています。どんな人でもミッキーの真似をすると、大体こんな声におちつくなという思いがありまして、その声とジョンのいたずらっぽい声が僕の中で重なっているんですよね。ちなみに、『レット・イット・ビー』のジョンのセリフの「天使が来たをやります」も僕の中では、ミッキーマウスもどきになっています(*^-^*) わかりづらくてすみません。

実は言いますと、初めは、ジャン・レノのことをジョン・レノンを好きすぎる物真似芸人だと思っていました。『レオン』で初めてジャン・レノを知ったのだけど、あのサングラスがジョンと似ていると思ったんですよねぇ。ただ、今見たら、リンゴに見えちゃいます。

のぶや様
コメント下さり、ありがとうございます。

「ヘルプ!」というのは、軽快なアイドルソングだからこそそれと裏腹な歌詞が生きるんだ、と私は考えています。 ジョンがリメイクを実際作るまでしてたら、おそらくコーラス一切なし、切実なヴォーカルでムチャクチャ重たくなっただろうと推測します(笑)。 そんな「ヘルプ!」はあまり聴きたくないかも(笑)。 ポールのカヴァーのほうは、聴いたことないです(のぶや様は全部揃えてる感じですね)。

分かんないですよね、時々ジョージのパート。 「ネイキッド」で、そんなことありました? 初回盤がジョージの声入りで、再発盤が入ってないってことですか? だとすると、オニのように聴いてますねのぶや様。

何かで読んだのですが、ミッキーマウスの声ってウォルト・ディズニーが、世のお父さんたちが真似しやすいように(自分の子供を喜ばせるために)、大人の男性がただ裏声を出したときの声にしたとか。 だからあんまり難しい裏声じゃないんですよね。 「ライヴ・アットBBC」って、パート2のほうですか? 私、買ってないんだな~(マッカ様に影響されて…笑)(買ってないの多いな~)。 パート1のほうもそんなに真面目に聴いてなかったし。 「天使がきたをやります」、分からいでか(爆)。

のぶや様の影響で、トラヴェリング・ウィルベリーズの3枚組買っちゃったし、「バック・イン・ザ・USSR」も買いそうだし。 今度は「BBC2」かな(笑)。

ジャン・レノはどちらかというとビリー・ジョエル系かなぁ。 同じユダヤ系なのかもしれない。

リウさん、こんばんは。

ポールによる「ヘルプ」のカヴァーは、「when I was younger so much~♪」から入る、スローなバージョンなんですよ。しかも「ストロベリー・フィールズ・フォー・エヴァー」や「平和を我等に」のメドレーです。部分的に歌っていますから、いきなり歌われても 「なにこれ?」って思う方もいらっしゃったんじゃないでしょうか。だけど、ポールがジョンの歌を歌っていることにですね、もうなんていうんでしょう、感動の嵐でした。ちなみに、このメドレーは、『ゲット・バック・ツアー』のリヴァプール公演限定で歌われたんですね。おそらく、ポールは、ジョンにビートルズの歌を伝承していくことを誓ったんじゃないかと、妄想しています。
で、もし、ジョンが「ヘルプ」をリメイクするのなら、ポールのヴァージョンに近くなるんだろうなぁと思っています。それは、コーラスなしどころか、はじめの「Help!」の叫びさえない「ヘルプ」。 なんかジョンのリメイクバージョンを想像できそう…。

『レット・イット・ビー・ネイキッド』のジョージのコーラス部分は、真ん中のパートを歌っているらしいですね。いなくなったと表現したのは、ジョージのパートだけが編集されたとかではなくて、僕の耳が衰えてきたということです(*^_^*) 

ミッキーマウスの声にそんなトリビアがあったなんて。勉強になります。でも、僕はミッキーの声出せないなぁ~。
ジョンが、司会者に物真似を要求するのは、パート1のほうです。あのジョンが、司会者に心を許している感じ、聴いているこちらまでほっこりしてしまうんですよね。

トラヴェリング・ウィルベリーズのBOXを購入されたんですね。バンザーイ!(^^)!
どこか『クラウド・ナイン』の延長のようであるんだけど、60年代の暖かさを感じさせる、素晴らしいアルバムだと思っているんですよ。ギターの音を聴いているだけで気持ちよくなっちゃいます。
ぜひ、感想や考察は、記事にしていただけたらと。すごく読んでみたいです。その前にお怒り(その3)ですね。

のぶや様
コメント下さり、ありがとうございます。

ああ、あの「オール・マイ・トライアルズ」のシングル盤ですね。 最初の部分を省略で「♪ウェンナイワズ」から、というのは、カーペンターズバージョンを思い出させます。 ここらへんのライヴバージョンも種類違いがたくさん出ていて、購入意欲が削がれます(笑)。 今は廃盤なのかな~。 「オール・マイ・トライアルズ」も「アンソロジー」でしか触れることが出来ないので、最近聴いてないぞ。 ポールのこんなの、多すぎます。

ジョンの「ヘルプ!」リメイクは「愛の不毛」みたいになるんじゃないでしょうかね~(笑)。

「BBC」は1のほうだけ持っているのですが、いや~、最近ちっとも聴きませんなぁ~(笑)。 これって2が発売されたときにリマスターして再発売してましたけど、モノラル音源をリマスターって、よく分からん…(爆)。

耳が衰えてきた、というのは私のほうが顕著かもしれません。 もともと難聴なのに最近はもっとひどい。 前に「CDの音はピアニシモとフォルテシモの差が激しい」、などと書いた覚えがあるのですが、これも耳が悪くなっているからなのかな、とか。
オマケに小さい音で聴いてたりすると、たまに「これ音程狂ってね?」と思うことがあります。 特に「タックスマン」を聴いていると、最初から鳴っているベースの音とジョージの音程が合ってないような気がする。 これ毎回なんですよ。 参るなぁ。 ひょっとするとジョージのヴォーカル、ちょっとフラットして(上ずって)ませんかね。 やっぱ自分の耳が悪いのか…。

トラヴェリング・ウィルベリーズに関しては、インポート盤なので歌詞が分からず、ちょっとなにかを論ずるには今のところ知識不足が祟ってます。 特にトム・ペティとジェフ・リンの声ってよく知らないんですよ(笑)。 いや、ヒット曲とか知ってるけど判別がつかない…(笑)。
しっかし(その3)、なかなか出来上がりませんね(怠け者、ということで…)。

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BOOKS

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下

    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 上

    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 上
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ記事より抜粋)。 この上巻ではビートルズの祖先から遡ってリバプールで人気に火が付き始めたところまでが書いてあります。

  • ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白

    ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白
    まず驚かされるのが、表紙のポールの写真です。 よくこんなのが採用されたな、というくらい、刻まれた年輪が顕著に分かる 「年老いたポール」。 飾り気のないその写真に、「素のポール」 をあぶり出そう、という心意気が見える。 そして実際、著者のその目論見は、成功しているように思えます。 何より大きいのは、「NME」「Q」「MOJO」 など音楽メディアで長年記者を務めてきた著者がポールと同じリバプールの出身者である、ということ。 さらにポールと同じファースト・ネームであること。 だからポールはまるで自分の分身に話しかけるかのように、時折同郷人にしか分からない言葉で気さくに著者に話しかける。 この本を読む者は、まずその 「不思議なリラックス感」 に包まれるはずです。  本の構成は大きく二つに分かれます。 前半ではビートルズからウィングス、ソロに至るポールのたどってきた長い長い歴史、後半ではポールの人格に迫る試みがなされていく。 そのインタビューは、一気に行なわれたものではありません。 著者がNMEの記者だった1979年のものから、明示はされていないがおそらく2013年、「NEW」 の発売前後が最新のものではないか、と思われます。 実際読んだ感覚では 「キス・オン・ザ・ボトム」 あたりが最新のような気もする。 その30年以上にわたる膨大なポールへのインタビューを、項目によって構成し直しているようです。 ですから、今年(2016年)亡くなったジョージ・マーティンについてのポールの見解であるとか、最新の情報が提示されているわけではない。 ポールの情報というのはこの歳になってもなお日々更新型ですから、その点については物足りなさが確実にあります。 さらに、30年以上というとポールのものの考え方にも変化変遷があってしかるべきだと思うのですが、30年以上をリミックスにかけているからその変化というものがつかめてこないもどかしさがある。 表紙を飾ったポールの 「老い」 という問題にも、この本はきちんと答えてくれているわけではない。 さらに言えば、ジョン・レノンの死について多くが割かれているのとは対照的に、2001年に亡くなったジョージ・ハリソンの死についての記述はない。 正直なところ、このような本を読み漁ってきた身としては、衝撃に値するような情報が書かれているわけではありません。 しかし前述したような、リラックスしたムードのなかでポールと語らっているような疑似体験を共有できる強みが、この本にはある。 この本全体に貫かれているのが、この心地よさなのだ、と思うのです。 その心地よさが乱れるパートがあります。 自身の失敗作、どうでもいい作品について語るときのポールは多分に感情的になりがちであり、イライラした様子を隠しません。 特に 「シークレット・フレンド」 を語るポールのくだりはポールファンなら一読に値する部分でしょう。 しかしそのイライラも、ポールの人間性が垣間見える瞬間としてこの本にとっては必要なパートなのです。 3000円以上と、この本は決して安くはない部類の本です。 ただその値段に見合うパフォーマンスは兼ね備えています。 この本と付き合った1か月足らずの間、心地よい体験をすることができました(アマゾンの自身のカスタマーレビューより)。

  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

  • 山口 百恵 -

    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

  • 桜田淳子 -

    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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